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オイル美容法とは?スキンケアでの美容オイルの使い方と順番

クレセント Aroma & Natural Style  村上 由紀子 先生

オイル美容法とは?スキンケアでの美容オイルの使い方と順番

「キレイの先生」編集部です。

エステサロンの先生方と話をしていて、オイル美容の人気が話題になることがあります。人気が大分、定着してきたのではないでしょうか?

スキンケアで美容オイルをお使いになっている方は、どんな順番でお使いになっていますか?

私は美容液の代わりに、化粧水の後に使うものだと思っていました。

「それだけじゃないんですよ」と笑顔で教えていただいたのが、クレセント Aroma & Natural Style の村上 由紀子 先生です。

最初に答えを言ってしまうと(村上 先生、すいません!)、美容オイルは化粧水の前につけるのもいいそうです。

それをお聞きしたとき、私はかなり驚きました。洗顔の後には、化粧水を最初につけるものと思っていたからです。

今回は「オイル美容」をテーマに、村上 先生に話をお聞きしました。

オイル美容はどんな効果があるのでしょうか? 美容オイルはどんな使い方ができるのでしょうか? そして、どうして化粧水の前に美容オイルをつけるといいのでしょうか?

目次

オイル美容とは

美容オイルの種類
・使いやすい美容オイル3種類
・美容効果の高い美容オイル3種類
・美容オイルの入手について

手作りオリジナル美容オイル
・作り方
・組み合わせ

スキンケアで美容オイルを使う順番
・夏場やオイリー肌にも美容オイル

その他の使い方

まとめ

オイル美容とは

オイル美容とは

オイル美容は、植物から抽出したオイルを使ったスキンケアのことをいいます。

お肌には油分も必要ですから、美容オイルはお肌の水分保持を助け、潤いにつながります。また、肌なじみも良いです。

それに加えて、植物オイルの栄養を摂れることも、オイル美容の魅力です。

それによって、下記のような美肌効果が期待できます。

・肌バランスを整える
・お肌の水分保持
・皮脂*1の分泌を抑える
・バリア機能を高める
・新陳代謝が上がり、免疫力を高める
・毛穴の汚れや余分な角質*2の除去
など

*1 編集部:皮脂は毛穴から分泌されている油分で、汗(水分)と混ざり合って天然クリーム(皮脂膜)を作り、お肌を保護しています。

*2 編集部:角質は、お肌の表面の古い肌細胞のことをいいます。

美容オイルの種類

オイル美容に使える植物性のオイルには、様々な種類があります。

今回はそんな美容オイルの中で、「ご家庭でお使いになりやすいオイル」と「美容効果の高いオイル」を、それぞれ3種類ずつ選んでみました。

使いやすい美容オイル3種類

使いやすい美容オイル3種類

まずは、「オイル美容が初めて」という方でも、使いやすい美容オイルをご紹介します。

選んだポイントは、下の3つです。

・入手しやすい

・価格がお手頃

・保存が効く*

(* 美容オイルは「オイル」のため、酸化します。こちらの「使いやすい美容オイル」は、酸化しづらい性質があるため、比較的保存が長く効きます)

今回、おおまかな価格帯も記載しておきますので、ご参考にしてみてください。

 ■ ホホバオイル (100ml 約2,500~5,000円)
ホホバオイルは、「美容オイルを1本買うならホホバオイルを」と言えるくらい、おすすめの美容オイルです。
これ1本で、マルチな使い方ができます。
すべての肌タイプ(乾燥肌やオイリー肌など)の方に、お使いいただけます。
ホホバオイルは、正確には「蝋(液体ワックス)」に分類され、酸化しにくい性質を持っています。
含まれている成分の分子構造が人のお肌と似ているため、お肌になじみやすく、すべりも良いです。また、殺菌力があり、お肌をやわらかくする作用もあります。
ヘアケアにお使いいただくと、髪のツヤにつながります。
今回選んだ「使いやすい美容オイル3種類」の中では、やや高価かもしれません。
ちなみにサロンでも、ホホバオイルを使用しています。

■ マカデミアナッツオイル (100ml 約2,000円)
マカデミアナッツオイルも、酸化しづらいオイルで、保存性が高いです。
マカデミアナッツオイルに含まれている「パルミトレイン酸」は、お肌にもある成分で、お肌をなめらかにする作用があります。
そのパルミトレイン酸は加齢とともに減少するため、マカデミアナッツオイルはエイジングケアにもおすすめです。
また、紫外線や老化肌の保護にもお使いいただけ、乾燥肌をやわらかくする効果も期待できます。
価格帯もお手頃です。

■ スイートアーモンドオイル (100mL 約2,000円)
スイートアーモンドオイルも、酸化しづらいオイルです(酸化のしづらさでは、ホホバ
イルとマカデミアナッツオイルの方が上です)。
「スイートアーモンド」とは言いますが、無臭でサラッとしています。
お肌への浸透が良く、お肌をやわらかくする作用があります。保湿力も高いです。
どの肌タイプでもお使いいただけます。

美容オイルならまずは「ホホバオイル」!

「キレイの先生」編集部です。村上 先生は「美容オイルを1本買うならホホバオイルを」とおっしゃっていましたが、下の記事でも同じようなことをご紹介しています。

美容効果の高い美容オイル3種類

美容効果の高い美容オイル3種類

上の3種類と比べると高価にはなりますが、美容効果の高い美容オイルをご紹介します。使ってみるとその良さをすぐに実感できる、素晴らしいオイルです。

これらは単品でお使いになるより、上のオイル(ホホバオイル・マカデミアナッツオイル・スイートアーモンドオイル)とブレンドするのがおすすめです。ブレンドするときは、上のオイルに対して、こちらを10%くらいが目安です。

■ ローズヒップオイル (100mL 約6,000円)
ローズヒップオイルは、美白やエイジングケアにおすすめで、シワを薄くしたり、老化肌・たるみ肌をケアしたりするのに向いています。
酸化しやすいため、冷蔵庫で保存し、早く使い切るようにしましょう。日光に当たっても酸化するので、夜のご使用がお薦めです。

■ イブニングプリムローズオイル (100mL 約6,000円)
イブニングプリムローズオイルは、「月見草オイル」のことをいいます。
エイジングケアに効果があり、乾燥肌にもおすすめです。
また、女性ホルモンを整える作用があり、PMSや更年期のケアにもお使いいただけます。
こちらも酸化が早いため、冷蔵庫で保存し、早めに使い切ることが必要です。

■ アルガンオイル (100mL 約5,000~10,000円)
アルガンオイルは、よく知られるようになったオイルだと思います。そのため最近では、様々なアルガンオイルが出回っていて、価格や品質に差があるようです。
アルガンオイルは、モロッコでは「若返りのオイル」といわれていて、お肌の再生を活性化させる作用があるとされています。抗酸化物質を多く含んでいるのも特徴です。
また、アルガンノキ(アルガンオイルが抽出される樹木)は砂漠で育つため、お肌の乾燥を防ぐ作用があります。
シミや老化肌におすすめのオイルです。
アルガンオイルもマルチな使い方ができて、ヘアケアにも大変おすすめです。
そのまま単品でお使いいただいても、とても美容効果の高いオイルです。

美容効果の高い美容オイル!

「キレイの先生」編集部です。下の記事でもご紹介していますが、ローズヒップオイルやアルガンオイルは美容効果がとても高く、エステサロンの先生方の間でも人気が高いです。

美容オイルの入手について

現在、オイル美容の人気が高まり、植物オイルは雑貨屋さんなどでも入手できるようになりました。

私のおすすめは、アロマの専門店でお選びいただくことです。

アロマの専門店は、管理がしっかりしているところが多いので、保存状態も信頼できます。また、スタッフの方も専門知識を持っていらっしゃるので、分からないことがあればご質問されると良いと思います。

手作りオリジナル美容オイル

手作りオリジナル美容オイル

これらの美容オイルは、アロマ(精油)をブレンドすることで、精油の効果がプラスされて、症状や悩みに合わせた「オリジナル美容オイル」を作ることができます。

精油は基本的に、お肌に直接つけるには刺激が強いものです。ただ、精油を美容オイルで希釈する(濃度を薄める)ことで、お肌につけて、精油の成分をお肌に入れられるようになります*。

また、手作りのオリジナル美容オイルは、ケミカルな成分を入れずに、安全なものを作れるのも魅力です。

市販されている美容オイルには、ケミカルな成分が含まれているものも見かけます。それらはお肌につけたとき、美容成分と一緒にお肌に入っていってしまいます。それが、お肌のバリア機能を低下させ、乾燥の原因になることもあるので注意が必要です。

* 編集部:ホホバオイルをはじめとした植物性の美容オイルは、「キャリアオイル」といわれています。それは精油を希釈することで、精油の成分をお肌に「運ぶ(キャリア)」ことができるためです。

作り方

オリジナル手作り美容オイルは、キャリアオイルに対して精油の濃度は、約0.5~1%です。

■ 10mLの手作り美容オイルを作るときの材料
・キャリアオイル 10mL
・精油 1~2滴

* 精油は1滴で、0.05mLです。そのため、10mLで濃度0.5%の美容オイルを作るときは、精油は1滴です。

初めてお作りになる方や、敏感肌の方は、まずは精油1滴から作ってみて、それで大丈夫なようでしたら2滴に増やすのが良いと思います。

手作りした美容オイルは、酸化しないように、遮光ビンに入れて保存します。

ビンは下の画像のように、ドロッパーがついているものや、スポイトタイプのものが、使うときに便利です。

手作り美容オイルを保存するときの容器

また、容器(や道具)は事前に消毒用エタノールや熱湯などで消毒し、清潔に保っておくことも大切です。

オイルは、時間が経つと酸化してしまいます。手作りの美容オイルも酸化臭がしたら(油臭さを感じたら)、使用をやめましょう。

作るときは少量にして、早めに使い切ることをおすすめします。

* 手作りの美容オイルは、販売したりプレゼントしたりすることはできません。ご自分で楽しむためのものです。

* お使いになる前に、パッチテストを行うと安心してお使いいただけます。

手作り美容オイルを作ってみよう!

「キレイの先生」編集部です。下の記事でも詳しくご紹介していますが、植物オイルを精油とブレンドすれば、自宅でアロマサロンのマッサージオイルを再現することげできます。

組み合わせ

オリジナル美容オイルは、キャリアオイルと精油の組み合わせは自由です。

今回は私の方でも、お肌の悩みに合わせた組み合わせをいくつか考えてみました。「何を選べば良いか分からない」という方は、ご参考にしてみてください。

■ 美白
[キャリアオイル]スイートアーモンドオイル(9mL)、ローズヒップオイル(1mL)
[精油]フランキンセンス(2滴)

* フランキンセンスは、美肌効果の高いアロマとして知られています。

■ 皮脂バランスの崩れ(皮脂の過剰分泌など)
[キャリアオイル]ホホバオイル(10mL)
[精油]ゼラニウム(1滴)、ローズ(1滴)

* ゼラニウムは、皮脂バランスを整える作用があるとされています。ローズは美肌効果が高く、安全で敏感肌にもお使いいただけます。ただ、高価なアロマです。

■ 乾燥肌
[キャリアオイル]マカデミアナッツオイル(10mL)
[精油]ローズ(1滴)、フランキンセンス(1滴)

■ 肌荒れ
[キャリアオイル]ホホバオイル(10mL)
[精油]カモミールローマン(1滴)、ラベンダー(1滴)

* ラベンダーは、一般的な定番のアロマですが、細胞成長作用があり美肌効果が高いです。どの肌タイプでもお使いいただけるのも特徴です。カモミールローマンは、炎症や肌荒れを抑える働きがあります。比較的、刺激が少ないアロマです。

■ ニキビ・吹き出物
[キャリアオイル]」ホホバオイル(10mL)
[精油]ティートリー(1滴)、ラベンダー(1滴)

* ティートリーは、殺菌作用・抗菌作用・炎症を抑える作用・傷を治す作用などがあり、刺激も少なめです。ニキビなどトラブルの出ている肌に、比較的安心です。

■ シミ・シワ
[キャリアオイル]スイートアーモンドオイル(10mL)
[精油]ネロリ(1滴)、ラベンダー(1滴)

* ネロリは細胞を活性化させ、皮膚再生や保湿作用が期待できます。ラベンダーも、細胞成長促進作用があります。

■ 肌ツヤ・ハリ
[キャリアオイル]スイートアーモンドオイル(9mL)、イブニングプリムローズオイル(1mL)
[精油]パルマローザ(1滴)、ラベンダー(1滴)

* パルマローザはイネ科の植物ですが、ローズやゼラニウムと同じ成分が含まれており、香りもローズに似ています。価格的にはローズよりずっとお手頃で、スキンケアにおすすめのアロマです。

■ ヘアケア
[キャリアオイル]ホホバオイル(10mL)
[精油]ローズマリー(1滴)、ティートリー(1滴)

* ローズマリーは頭皮の血行を良くして、育毛・白髪・フケなどにも良いとされるアロマです。

スキンケアで美容オイルを使う順番

スキンケアで美容オイルを使う順番

美容オイルをスキンケアで使うときは、化粧水をつける前の洗顔後がおすすめです。

それは、次に入る水分のブースターの役割になり、化粧水が入りやすくなるためです。

■ スキンケアで美容オイルを使うおすすめの順番
1) クレンジング・洗顔
2) 【美容オイル】
3) 化粧水
4) …

お肌の表面の角質層は、角質細胞の間を「細胞間脂質」が埋めています*。

[編集部]角質層の構造

角質層は、皮膚の表面にある層で、その構成はレンガの塀に例えられます。「角質細胞」がレンガのように積み上げられていて、その間を「細胞間脂質」がセメントのようにつないでいます。

細胞間脂質は「脂」というように油分のため、美容オイルのなじみが良く、お肌をやわらかくする作用があります。

そのため、スキンケアで最初に美容オイルをつけることで、その後の化粧水の浸透が良くなるのです。

美容オイルは洗顔後、まだお肌に水分が少し残っているときにつけると、なじみがさらに良いです。

もし、その順番で使い心地が気になる方は、美容オイルを化粧水の後につけていただいても大丈夫です。そのときも、お肌にまだ化粧水が残っているときに、美容オイルをつけるのがおすすめです。

その後に、また化粧水をつけてみると、お肌への浸透が良くなっていることをお感じいただけると思います。

スキンケアの最初に美容オイルを!

「キレイの先生」編集部です。下の記事でご紹介していますが、化粧水の前にオイルを付けて、その後のスキンケア商品の浸透を良くすることを「ブースターオイル」といいます。

夏場やオイリー肌にも美容オイル

夏場は、「オイルのべたつきが気になる」という方もいらっしゃると思います。

ただ夏場は、冷房などでお肌の中は乾燥しやすいため、お肌には水分をたくさん入れてあげたいです。

美容オイルは、お肌に水分を入りやすくして、潤いを保持するのにも役立ちます。

そのため夏場でも、美容オイルはおすすめです。

またオイリー肌も、お肌に脂分が不足していることで、身体の中で「もっとオイルを作らなきゃ」となり、オイリー肌になっていることもあります*。

オイルを適度に使うことにより、余計な脂を出さないということにつながります。

* 編集部:乾燥肌でお肌に脂分が不足していても、オイリー肌の原因になります。そのことは、「顔のテカリの原因は肌の乾燥でも?乾燥性脂性肌のスキンケア」でもご紹介しているので、合わせてご覧になってみてください。

その他の使い方

美容オイルの使い方

美容オイルはそれ単体でスキンケアにお使いなる以外にも、下のようなマルチな使い方ができます。

■ オイルパック
美容オイルを顔にたっぷりと塗って、上から蒸しタオルをかぶせます。お風呂で行うと、お風呂の蒸気でさらに効果的です。

■ クレンジングオイル
美容オイルは、クレンジングオイルにもお使いいただけます。ホホバオイルなどは、特におすすめです。オイルでメイクの汚れを浮かせたらティッシュオフし、ぬるま湯で洗い流します。

■ 化粧水や乳液に混ぜる
美容オイルをあらかじめ、化粧水や乳液などに少量混ぜて使います。

■ フェイスマッサージオイル
フェイスマッサージに美容オイルをお使いになるときは、少し多めに手に取るようにしましょう。

■ バスオイル
美容オイルが余ったときには、お風呂に垂らして、バスオイルにするのもおすすめです。入浴剤としてだけでなく、お風呂の表面にオイルが浮くので、それを身体に塗るとボディケアにもなります。

美容オイルでパック?

「キレイの先生」編集部です。下の記事でもご紹介していますが、美容オイルでパックを行うと、オイルの浸透を高めることができます。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

スキンケアで美容オイルを洗顔後すぐに使うのは、その後の化粧水の入りを良くする目的があったんですね。

美容オイルが化粧水のブースターになるというお話は、これまで考えたこともなかったので、「そういう使い方もできるんだ」と嬉しい発見でした。

「美容オイルを使ってみたいな…」という方は、スキンケアで洗顔後にお使いになってみてはいかがでしょうか? その後に化粧水をつけたとき、お肌への浸透の違いがお感じいただけると思います。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:クレセント Aroma & Natural Style 村上 由紀子 先生、「キレイの先生」編集部)

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