美容のスペシャリストが教えるキレイ

ホホバオイルの使い方12!肌質を選ばずモチ肌に!美髪にも!プロに聞く

本日のキレイの先生

川瀬 裕子 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「ホホバオイル」です。

アロマテラピーサロン&スクール アロマベーネ の川瀬 裕子 先生にインタビューさせていただきました。

ホホバオイルは、私も大好きなキャリアオイル(植物オイル)です。

保湿力が高いですし、美容面の効果・効能に優れていて、それでいて、とても使いやすいオイルです。

スキンケアにはもちろん、ヘアケアにボディケアまで、全身に使うことができます。

川瀬先生のサロンでは、フェイシャルやボディのトリートメント(マッサージ)に、ホホバオイルをお使いになっているそうです。

そんなホホバオイルの使い方を、先生に教えていただきました。

目次

ホホバオイルとは
・ホホバオイルの抽出方法は?
・精製と未精製は何が違う?

ホホバオイルの効果・効能
・どんな栄養が含まれている?
・保湿力があってどんな肌タイプにも使える
・テクスチャー的にも使いやすい

ホホバオイルの使い方
・化粧水後の保湿に使う
・クレンジングに使う
・洗顔後のディープクレンジングに
・美容液前のブースターオイルとして
・手作り化粧品の材料として
・髪の毛のヘアケアに使う
・ボディケアに使う

編集部の選ぶおすすめのホホバオイル

まとめ

うるおいが肌奥までギュッと引っ張られる感じがあって、肌がフワフワになって、毛穴もキュッと引き締まりました!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

ホホバオイルとは

川瀬先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「ホホバオイル」です。

まずは、ホホバオイルは、どんな植物から抽出されるんですか?

ホホバオイルは、ホホバ科の植物「ホホバ」の実にある種子から抽出される植物油です。

ホホバは、乾燥した半砂漠地帯に生える高さ2mほどの常緑低木で、砂漠地帯の過酷な環境で自生する強い生命力があり、乾燥した気候の中で効率良く水分を蓄える性質があります。

ホホバの主な産地は、どこですか?

アメリカ南西部のアリゾナ州や、カリフォルニア州からメキシコ北部が、ホホバの原産地です。

現在流通しているホホバオイルは、アメリカ・アルゼンチン・ペルーなどで栽培されているものが多いですよ。

ネイティブアメリカンは、ホホバオイルを「砂漠の宝物」と呼んで、傷の手当てやお肌・髪の手入れに用いたり、強い日差しからお肌を守ったり保湿するために役立てたりしていたそうです。

砂漠の宝物!!

ホホバオイルの魅力が分かる素敵な呼び名です(笑)。

はい(笑)。

ホホバオイルの抽出方法は?

ホホバオイルは、ホホバの実からどのように抽出されるんですか?

ホホバオイルに限らずキャリアオイルの多くは、実や種を押しつぶして油を搾り出して抽出するのですが、これを圧搾法(あっさくほう)といいます。

そして、抽出する際の温度によって、さらに「低温圧搾法」と「加熱圧搾法」に分けられます。

低温圧搾法は、「冷搾法(れいさくほう)」や「コールドプレス」とも呼ばれています。

低温圧搾法でいちばん搾りのオイルは、栄養素を豊富に含み高品質になりますが、抽出量が少ないため高価になります。

それに対して、加熱圧搾法のオイルは、熱で成分が変化したり、劣化が早くなったりする可能性がありますが、オイルの抽出量は多いため価格もお手頃のものが多いです。

他にも、溶剤を用いてオイルを抽出する方法もありますが、溶剤抽出されたオイルは、溶剤が残留する可能性がゼロではありません。

ですので、スキンケアに使うには適していません。

そうすると、オイルの品質という点では、低温圧搾法のホホバオイルがいいといえそうですね。

精製と未精製は何が違う?

オイルの品質でいうと、「精製」か「未精製」か、ということもあると思います。

はい、ホホバオイルが低温圧搾法で抽出されたままの未精製の状態では、燻製(くんせい)のような独特な匂いがあります。

それに、黄色い色をしているので、「ゴールデンホホバオイル」とも呼ばれます。

それに対して、精製されたホホバオイルは、無色透明で匂いもほとんどありません

精製と未精製の違い

■ 未精製(ゴールデンホホバオイル)
[色]黄色
[香り]燻製のような独特な香りが残っている

■ 精製
[色]透明
[香り]ほとんどない

ホホバオイルは、ゴールデンホホバオイルのほうが精製されていない分、栄養価も高いといいますよね。

そうですね、一般的にはそういわれていると思います。

ただ、精製といっても、品質は様々です。

例えば、低温圧搾法で抽出したゴールデンホホバオイルをフィルターでこしただけのものもあれば、ゴールデンホホバオイルを蒸留したものもあります。

ちなみに、私のサロンでは「インカオイル」というブランドのホホバオイルを使っているのですが、精製方法によって2種類のホホバオイルがあります。

ひとつは、ゴールデンホホバオイルをフィルターでこして色素を取り除いたもの、そして、もうひとつが170度の熱を加えて蒸留して脱臭もしたものです。

サロンでは、フィルターでこしたタイプのホホバオイルを使用していて、こすことで不純物は取り除かれていますが、栄養成分は残っています。

オイルの精製方法にも、色々あるんですね…。

それから、未精製のホホバオイルは、不純物が含まれている可能性もあるため、精製されたものと比べると、劣化がやや早いです。

それに、ホホバオイルは刺激を起こしやすいオイルではありませんが、未精製のものですと、敏感肌の方には刺激になる可能性もあります。

精製のホホバオイルは皮膚への刺激が少ないので、お肌の弱い方でもトラブルになる可能性は低いです。

ですので、精油の香りをいかしたいアロマテラピーの基材や、色をいかした化粧品の基材などには、精製のもののほうが適しています。

ちなみに、未精製のオイルのほうが栄養は豊富といわれますが、検証した結果、それは正しくないという意見も、一部にはあります。

向いているのはどっち?

未精製:ホホバオイルそのものの栄養を得たい方、など
精製:お肌の弱い方、アロマテラピーの基材、など

ホホバオイルの効果・効能

どんな栄養が含まれている?

ホホバオイルには、どんな栄養が含まれているんですか?

そもそも、ホホバオイルは、厳密には油脂(ゆし)ではなく、不飽和の高級アルコールが主成分の不飽和ロウエステルです。

常温では液体ですが、10~15℃以下になると、固まって白濁(はくだく)して固形状になります

ホホバオイルの主な成分は、「エイコセン酸」が70~80%、「エルシン酸」が10~15%、それに、「オレイン酸」なども含まれています。

「オレイン酸」は、人の皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)にも約40%含まれていますので、ホホバオイルはお肌へのなじみがとてもいいです。

それに、お肌をやわらかく保って保湿する作用もあります。

オレイン酸は年齢とともに減少していきますから、ホホバオイルでそれを補うことができますね。

それから、ホホバオイルには、「ビタミンA」・「ビタミンE」・「ミネラル」・「アミノ酸」なども含まれています。

ビタミンAは、お肌のハリと弾力を保つ働き、ビタミンEは、抗酸化に優れていて、外部の刺激からお肌を保護したりコラーゲン形成を促進したりする働きがありますので、ホホバオイルはエイジングケア効果も期待できます。

ホホバオイルの主成分

エイコセン酸:70~80%
エルシン酸:10~15%
オレイン酸
ビタミンA・ビタミンE・ミネラル・アミノ酸
など

保湿力があってどんな肌タイプにも使える

ホホバオイルは、どんな効果を期待できますか?

ホホバオイルは、保湿作用抗炎症作用があり、皮膚の酸性度を改善するような効果も期待できます。

それに、お肌への浸透性に優れていて、油膜(ゆまく)をあまり残さないため、乾燥肌から脂性肌(しせいはだ)、混合肌まで、あらゆる肌タイプにお使いいただけます

それから、ホホバオイルは、皮脂の多すぎる方でも少なすぎる方でも、ちょうどいい皮脂バランスを取ってくれるような作用もあります。

ですので、お肌のテカリやニキビが気になられている人にもお使いいただけます。

後は、ホホバオイルは、髪の毛のトリートメント作用などもあります。

テクスチャー的にも使いやすい

先生のサロンでも、フェイシャルとボディのトリートメント(マッサージ)に、ホホバオイルをお使いになっているとのことでした。

先生は、ホホバオイルのどんなところが気に入っていますか?

アロマサロンには、ホホバオイルもそうですが、マカダミアナッツオイルやスイートアーモンドオイルを使用しているところが多いと思います。

どのオイルも、お肌にいい作用がありますが、特にホホバオイルは、夏場でもあまりべとつかないので、一年を通じて使うことができます。

それに、ソフトタッチのトリートメントでしたら、すべりのいいスイートアーモンドオイルなども向いていますが、少し圧をかけるような手技では、ホホバオイルは適度に摩擦(まさつ)があってすべり過ぎませんので、使いやすいです。

それから、お客様の中には、ナッツ類のアレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。

そういった方には、マカダミアナッツオイルなどは使用できません。

それに対して、ホホバオイルにアレルギーがあるという方はほとんどいません

先生の話をお聞きしていると、ホホバオイルは、その効果・効能もそうですが、使いやすさも魅力といえそうですね。

そうですね、特にサロンでは、精製のホホバオイルを使っていますので、香りも癖がなくて、アロマトリートメントにも使いやすいオイルです。

ホホバオイルの使い方

化粧水後の保湿に使う

ホホバオイルは、セルフケアではどんな使い方ができますか?

まずは、お顔の保湿です。

化粧水でお肌をうるおした後、2~3滴のホホバオイルを水分の残った手によくなじませ、お顔全体に付けます

乾燥が気になるときは、オイルを2度付けしてもいいですよ。

ホホバオイルは浸透がいいので、お肌が化粧水で濡れた状態でホホバオイルを付けると、お肌の上で水分と油分が混ざって、天然のバリア(皮脂膜・ひしまく)と同じような感じになりますよ。

皮脂膜とは

皮脂は、皮膚の表面で汗などの水分と混ざり合って天然の保護膜「皮脂膜」を作ります。皮脂膜は、皮膚の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激から皮膚を保護したりする役割があります。

クレンジングに使う

ホホバオイルは、クレンジングに使うこともできます。

乾いたお肌にホホバオイルをなじませて、メイク汚れと一緒に、ぬるま湯で洗い流します。

それは、ホホバオイル単体で、クレンジングになるんですか?

はい、もちろんメイクの質にもよりますが、ホホバオイルをクレンジングとして使うこともできますよ。

洗顔後のディープクレンジングに

それから、メイクを落としたお肌にホホバオイルをよくなじませて、そのまま入浴すると、毛穴の奥の汚れが浮き出して、ディープクレンジングにもなります。

それは、お顔の保湿にもなりますね。

ディープクレンジングは、洗面器にお湯を張って、お顔に蒸気を当てるような方法でも行えますよ。

美容液前のブースターオイルとして

後は、美容液を使うとき、最初にブースターとしてホホバオイルをなじませてから、美容液を付けると、美容液の吸収が良くなりますよ。

「ブースターオイル」ですね。

はい、そうです。

手作り化粧品の材料として

他にも、ホホバオイルは、手作り化粧品の材料にもおすすめです。

例えば、ミツロウとホホバオイルで作ったクリームは、酸化しづらいですし、保存性にも優れています。

それを、リップクリームにするのもいいですし、冬場の乾燥する季節は、ナイトクリームとして使うと、翌朝のお肌をしっとりやわらかくしてくれます。

好みの精油を加えることで、香りも楽しめますし、目的別に化粧品を手作りすることもできます。

髪の毛のヘアケアに使う

頭皮ケアとしては、シャンプー前にホホバオイルを頭皮になじませてからマッサージを行い、そのまま湯船につかると、毛穴の汚れを浮かして、頭皮の保湿にもなりますしフケの予防にもなります。

それから、シャンプー後の濡れた髪に、パール大ほどのホホバオイルを指先で少しずつ付けて全体になじませれば、リンス代わりにもなりますし。

髪が濡れた状態ですと、ホホバオイルがべたつかず全体によく行き渡りますよ。

後は、洗面器にお湯を張って、その中にホホバオイルを1~2滴たらし、そのお湯を髪全体にかけるのもいいです。

そうすると、髪がしっとりとしてまとまりやすくなって、冷暖房による乾燥や紫外線のダメージから保護してくれます。

他には、アロマ基材のジェル材にホホバオイルを混ぜてヘアジェルにしたり、シアバターとホホバオイルでヘアクリームを手作りしたりすることもできます。

ヘアジェルの場合は、具合をみながらホホバオイルを少しずつ加えて、オイルの量を調整します。

ボディケアに使う

乾燥する季節には、ホホバオイルをお風呂上りに全身に塗布するのもおすすめです。

ホホバオイルにお好みの精油を加えると、香りを楽しむこともできますよね。

それから、ホホバオイルは浸透が良くてべたつかず、肌タイプを選ばないので、例えば、老人ホームなどの施設でのハンドトリートメントにも向いています。

後は、先程お話したミツロウとホホバオイルのクリームは、かかとの角質ケアにもお使いいただけますよ。

編集部の選ぶおすすめのホホバオイル

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、川瀬先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、編集部の選んだおすすめのホホバオイルをご紹介します。

ナチュラルオーケストラ オーガニックホホバオイル

ナチュラルオーケストラ オーガニックホホバオイルは、オイルの原料だけではなく製造工場・流通・ブランドなどすべての工程において、2つの国際有機認証機関(エコサート・コスモス)の厳しいオーガニック認定の審査に合格し、日本で唯一の100%オーガニック認定を受けています。

コールドプレス(低温圧搾)で圧搾しているため、ビタミンやミネラルが豊富で、精製されて栄養素が壊れた無色透明ではなく輝くような金色をしています。

ナチュラルオーケストラ オーガニックホホバオイルにはお試しサイズ(34mL)があって、初めての方でもまずは気軽にお試しできるのも嬉しいです。

編集部のここがオススメ!

日本で唯一、原料・製造工場・流通・ブランドのすべての工程において100%オーガニック認定!

エコサート・コスモスの2つの国際有機認証機関の厳しいオーガニック認定の審査に合格!

低温圧搾の輝く金色のオイルでビタミン・ミネラルが豊富!

商品内容

商品名:ナチュラルオーケストラ オーガニックホホバオイル
内容:55mL
通常価格:税別4,352円
お試しサイズ(34mL):税別2,778円

まとめ

今回のインタビューで挙がったホホバオイルの使い方をまとめてみます。

1. 化粧水後にホホバオイルをなじませて保湿する(水分と油分が混ざって皮脂膜のように肌を覆う)
2. クレンジングに使う
3. 洗顔後にホホバオイルをなじませて入浴し、ディープクレンジングをする(洗面器にお湯を張って、その蒸気を顔に当てることでも可)
4. 美容液を使う前にブースターオイルとして使う
5. 手作り化粧品の材料として使う
6. シャンプー前に頭皮になじませてマッサージを行い、湯船につかり、頭皮を保湿する
7. シャンプー後の濡れた髪になじませて、リンス代わりにする
8. 洗面器のお湯にホホバオイルを1~2滴たらして、髪の毛全体にかける
9. ヘアジェルやヘアクリームを作る
10. お風呂上りに全身に塗布する(ホホバオイルに精油を加えるのも良い)
11. 老人ホームなどでのハンドトリートメントに
12. ミツロウとホホバオイルの手作りクリームで、かかとの角質ケアを行う

ホホバオイルは、保湿力が高いですし、美容面の効果・効能に優れていて、それでいて、とても使いやすいです。

オイル美容に、本当におすすめのオイルですよ。

* 2018年2月7日に公開した『ホホバオイルの使い方!肌に!髪に!セラピストも絶賛「砂漠の宝物」』を再編集しました。