今回のテーマは、「ブースターオイル」です。
小顔エステサロン りーふとーん の神グウ セツコ 先生にインタビューさせていただきました。
一般的に、美容オイルは化粧水の後に付けるイメージがあるかもしれませんが、洗顔後の最初にオイルを付けることもおすすめです。
そういったオイルの使い方を、「ブースターオイル」といいます。
それによって、その後のスキンケア化粧品の保湿感や浸透感が高まり、スキンケアの効果を底上げしてくれます。
そんなブースターオイルの効果について、神グウ先生に教えていただきました。
目次
ブースターオイルとは
・化粧品を浸透させるには肌をやわらかく整えることも大事
・肌のうるおいには水分だけではなく油分も必要
ブースターオイルの効果と使い方
・ブースターオイルがスキンケア効果を底上げする
・ブースターオイルは洗顔後の最初にオイルを付けるだけ
ブースターオイルにおすすめのオイルは?
・ブースターオイルにはアルガンオイルがおすすめ
・精油を加えたアロマブレンドの使用もおすすめ
・エイジングケアにはフランキンセンスの精油がおすすめ
ブースターオイルとは
「ブースターオイル」は、洗顔後、化粧水を付ける前にお肌にオイルを塗りこんでいただくことをいいます。
ブースターには「後押しする」という意味があり、ブースターオイルによって、その後のスキンケア化粧品の浸透を後押しすることができます。
化粧品を浸透させるには肌をやわらかく整えることも大事
そもそも、お肌が乾燥しすぎていると、スキンケア化粧品を付けてもなかなか浸透していきません。
例えば畑も、土壌が乾燥していて干からびている状態では、水をやっても浸透していきづらいはずです。
それに対して、ふっくらとした土壌には、水がどんどん浸透していきます。
畑は、土壌をふっくらとやわらかく耕すことが大切なように、お肌も、スキンケア化粧品の効果をしっかりと得るには、やわらかく整えてあげることが大切です。
その役割をするのが、「ブースターオイル」です。
肌を畑と例えると
・乾燥して干からびた土壌:水分が浸透していきづらい
・ふっくらとした土壌:水分が浸透しやすい
肌のうるおいには水分だけではなく油分も必要
ではどうして、お肌をやわらかく整えるのにオイルが適しているかというと、お肌には水分だけではなく油分も必要だからです。
皮膚は、毛穴から「皮脂(ひし)」という油分が分泌されています。
その皮脂は、肌表面で汗などの水分と混ざり合って天然の保護膜「皮脂膜(ひしまく)」を作ります。
皮脂膜には、皮膚の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激から皮膚を保護したりする役割があります。
皮脂膜の役割
・皮膚の水分の蒸発を防ぐ
・外部の刺激から皮膚を保護する
など
そのため、お肌には油分も必要で、うるおいのあるお肌は、水分と油分のバランスが取れている状態のことをいいます。
ただ最近は、スキンケアでべたつくのを敬遠して、さっぱりしたテクスチャーの化粧品も多いです。
また、お手入れにクリームをお使いになっていない方もいらっしゃいます。
実は、そうした油分不足によって、お肌が乾燥されているケースも多く見受けられます。
そういった点からも、特にお肌の乾燥が激しい方には、洗顔後の最初にオイルで油分を与えてあげるのも有効です。
当サロンでも、お肌に油分が足りていなくいことから乾燥を起こしているお客様には、ホームケア用のワンアイテムとして「ブースターオイル」を差し上げています。
ブースターオイルの効果と使い方
ブースターオイルがスキンケア効果を底上げする
洗顔後、化粧水を付ける前にお肌にオイルを塗り込んであげることで、お肌をやわらかくして、うるおいの土台を作ります。
それによって、その後に使用するスキンケア化粧品の浸透を高めてくれます。
乾燥肌の方でしたら、ブースターオイルで、特に化粧水の浸透感がまったく変わることをご実感いただけるはずです。
ブースターオイルは、そうして保湿力を高めるという点はもちろんですが、お肌がふっくらしてツヤも出ます。
実際、サロンのお客様でブースターオイルをお使いになっている方は、ご来店いただくたびに、お肌が変わっていくのがわかります。
それから、私はブースターオイルにキャリアオイル(植物オイル)の使用をおすすめしているのですが、それによって、お肌に良質な油分を与えることができます。
ブースターオイルは、スキンケアの効果の底上げしてくれるおすすめのケアですよ。
ブースターオイルの効果
・スキンケア化粧品(特に化粧水)の浸透を高めて保湿力を上げる
・肌がふっくらしてツヤが出る
・(キャリアオイルの使用で)良質な油分を肌に与えられる
など
ブースターオイルは洗顔後の最初にオイルを付けるだけ
ブースターオイルの使い方は、とても簡単です。
洗顔後の化粧水を付ける前に、オイルを3~5滴、お肌に塗り込みます。
そして、お肌にオイルがなじんだら、化粧水を付けます。
ブースターオイルの使い方
1. クレンジング・洗顔
2. ブースターオイル
3. 化粧水・美容液
4. 乳液・クリーム
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ブースターオイルにおすすめのオイルは?
ブースターオイルにはアルガンオイルがおすすめ
当サロンでは、ブースターオイルにキャリアオイルを使用しています。
キャリアオイルには、例えば「ローズヒップオイル」や「マカダミアナッツオイル」、「ホホバオイル」などがあります。
その中でも、ブースターオイルとしておすすめなのは、「アルガンオイル」です。
アルガンオイルは、粒子が細かいのが特徴です。
そのため、お肌への浸透が高くてべとつきも少なく、ブースターオイルに向いています。
それに加えて、抗酸化作用もあってエイジングケア効果も高いですし、「ビタミンE」や「カロテン」などの栄養を含んでいて肌荒れのケアにもなります。
アルガンオイルについて
・粒子が細かいため浸透力が高い
・抗酸化作用がありエイジングケアにも優れている
・ビタミンEやカロテンなどで肌荒れのケアにも
など
精油を加えたアロマブレンドの使用もおすすめ
ブースターオイルの効果としては、キャリアオイル単体でも十分です。
ただ、キャリアオイルに精油を加えてアロマブレンドオイルを手作りして、それをお使いになるのもおすすめです。
それによって、キャリアオイルに精油の効能を加えることができます。
サロンでも、お客様のお肌の状態に合わせてキャリアオイルに数種類の精油をブレンドして、それをブースターオイルとしてプレゼントしたりしています。
ちなみに、ご自分でアロマブレンドオイルを手作りする場合は、精油を数種類使わなくても、1種類のシンプルなレシピでしっかりと効能を得られますよ。
アロマブレンドオイルの作り方は、キャリアオイル20mLに対して、精油1滴が目安です。
ブレンドオイルの作り方
・キャリアオイル:20mL
・精油:1滴
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エイジングケアにはフランキンセンスの精油がおすすめ
もし、アルガンオイルに精油を加える場合は、美魔女の精油といわれる「フランキンセンス」がおすすめです。
フランキンセンスは、皮脂分泌のバランスを整える作用があるとされています。
また、シワやたるみを防ぐ収れん作用にも優れていて、鎮静作用・保湿作用・血行促進作用・酸化作用もあってエイジングケア効果の高い精油です。
アルガンオイルもエイジングケアに優れたオイルですので、そこにフランキンセンスを加えることで、さらにその効果を高めることができ、特に年齢肌を気にされている方にはおすすめです。
おすすめのレシピ
・アルガンオイル:20mL
・フランキンセンス(精油):1滴
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編集部の選ぶおすすめのブースター化粧品
「キレイの先生」編集部です。
ここまでが、神グウ先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。
ここからは、編集部の選んだおすすめのブースター化粧品をご紹介します。
キレイの先生 ブースターミルク
うるおいを抱えて乾燥知らずに!美容家も驚く洗顔後すぐのミルク
この『キレイの先生』に登場した美容のスペシャリストの先生方と開発した、洗顔後の最初のミルクです。
みずみずしいミルクが肌をふっくらとやわらかくして、うるおいを肌の奥までグングン引き込み、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がそのうるおいを抱き込んで乾燥知らずのウルウル透明肌に導きます。
●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円
開発協力者の声
みずみずしいミルクがうるおいを肌奥でギュッと抱えて乾燥知らずのフワフワ肌に!
まずは、ミルクのイメージを裏切るようなみずみずしさにびっくりしました。乾いたスポンジに水分が入っていくみたいにうるおいが肌の奥にギュッと引っ張られて、そのままでいても乾燥を感じません! 肌が水分をきちんと抱え込めるようになって、やわらかくフワフワの肌になって透明感も出て感謝しています(笑)。
* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。
コディナ アルガンオイル
世界で20数社しか認証されていないオーガニック認証「ナチュール・エ・プログレ」を取得したスキンケア化粧品ブランド「コディナ」のアルガンオイルで、同ブランドでリピート率No.1の人気アイテムです。
原料はもちろん環境保護など数々の厳しい検査項目をクリアし、独自の伝統的な製法で丁寧に圧縮搾油しました。
●内容量:50mL
●通常価格:税別2,800円
美容家の感想
保湿感にパンッとしたハリ感も!いちどのお手入れに3回使うほどお気に入り!
色々なアルガンオイルを使ってきましたが、すごく良かったです! サラサラしていながらふっくらした質感で、抽出方法へのこだわりが感じられます。保湿力はもちろん、肌にパンッとハリが出ました。夜のお手入れでは、クレンジング・ブースター・保湿クリームの3回に使って、さすがに気に入りすぎですね(笑)。
* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。
まとめ
ブースターオイルは、洗顔後の最初にオイルを付けることで、その後のスキンケア化粧品の保湿感・浸透感を高めて、スキンケアの効果を高めることができます。
それによって、お肌をやわらかく整えることができますし、ツヤも出ます。
神グウ先生のおっしゃったように、ブースターオイルにはキャリアオイルをお使いになるのが向いていて、特にアルガンオイルはおすすめです。
ブースターオイルは、特に乾燥肌の方にはおすすめのケアです。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:小顔エステサロン りーふとーん 神グウ セツコ 先生、「キレイの先生」編集部)
* 2016年11月18日に公開した『化粧水の前にオイルを付ける? ブースターオイルの効果とは』を再編集しました。