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ホルモンバランスを整える方法!効果的なマッサージや食べ物

アロマサロン&スクール アロマキュート  井 玲子 先生

ホルモンバランスを整える方法!効果的なマッサージや食べ物

「キレイの先生」編集部です。

今回は、アロマサロン&スクール アロマキュート の井 玲子 先生に、「ホルモンバランス」をテーマに取材させていただきました。

こちらは、その後編の記事です。

前編では、ホルモンバランスが乱れる原因について、取り上げました*。

女性ホルモンのバランスが乱れると、心身の不調や、肌荒れの原因になります。

そして、この後編では、ホルモンバランスを整える方法をまとめます。

ホルモンバランスが整うと、健康や美容にも良いです。

女性ホルモンのバランスを整えるには、どんなことができるのでしょうか?

おすすめの食べ物はあるのでしょうか?

井 先生に教えていただきました。

目次

ホルモンバランスの乱れについて
・女性ホルモンについて
・ホルモンバランスについて
・ホルモンバランスが乱れる原因

ホルモンバランスを整える(オイルマッサージなど)

ホルモンバランスを整える(食べ物)

ホルモンバランスを整える(生活習慣など)

まとめ

本日のキレイの先生

アロマサロン&スクール アロマキュート

井 玲子 先生

「キレイの先生」編集部

ホルモンバランスの乱れについて

ホルモンバランスの乱れについて

井 先生のインタビューに入る前に、ホルモンバランスの乱れについて、簡単にご説明させていただきます。

こちらは、井 先生の前編の記事を簡単にまとめたものです。

女性ホルモンについて

ここでいう「ホルモンバランス」とは、女性ホルモンの分泌のバランスのことをいいます。

ホルモンは、身体の細胞の働きを調節する物質で、身体・お肌・心などに様々な影響を与えます。

その中で、女性ホルモンは、女性の身体に深く関係していて、「エストロゲン」と「プロゲステロン」があります。

■ 「エストロゲン」の作用

・自律神経*を安定させる
・血管を強くする
・骨量(こつりょう)を調整する
・新陳代謝を促す
・コラーゲンの産生を促す
・子宮内膜を厚くする
・お肌をツヤツヤにしたり弾力を生み出したりする
・髪の毛のツヤが出る
など

■ 「プロゲステロン」の作用

・子宮内の環境を整える
・基礎体温を上げる
・身体に水分をためこむ
・乳腺を発達させる
など

* 自律神経は、人の身体と心をコントロールしている神経です。「交感神経(緊張の神経・昼に優位になる)」と「副交感神経(リラックスの神経・夜に優位になる)」が交互に入れ替わって、バランスを取っています。

ホルモンバランスについて

ふたつの女性ホルモンは、月経周期によって、分泌が増えたり減ったりして、バランスが変化しています。

それによって、エストロゲンの分泌が優位な時期と、プロゲステロンの分泌な優位な時期があります。

女性ホルモンは、一生でティースプーン1杯分しか分泌されない物質で、絶妙な匙(さじ)加減で少しずつ分泌されていて、些細なことでもそのバランスが乱れてしまいます。

ホルモンバランスが乱れると、下のような症状が表れます。

■ 健康面
月経トラブル(PMS*1、月経過多、月経過少*2、生理痛)が出やすい。

■ 精神面
気持ちの変動が大きくなり、イライラしたり、鬱々(うつうつ)したりする。

■ 美容面
お肌が敏感になって肌荒れが出やすく、皮脂(ひし)*2が過剰に分泌しやすい。

*1 PMSは、「月経前症候群」のことをいいます。

*2 月経過多は生理の出血量が非常に多い状態、月経過少はその逆の状態のことをいいます。

*3 皮脂は、毛穴から分泌されている油分です。過剰に分泌されると、べたついたり、ニキビが出来やすくなったりします。

ホルモンバランスが乱れる原因

ホルモンバランスが乱れる原因としては、下のようなことが挙げられます。

・ストレス
・体の冷え
・自律神経の乱れ
・睡眠不足
・食生活の乱れ
・スマホやPCなどの光
・卵巣の病気
・加齢
・疲労
など

「身体に良くないこと」が、ホルモンバランスの乱れにつながるといえるでしょう。

では、ホルモンバランスを整えるにはどうしたら良いのか、井 先生のインタビューをご覧ください。

ホルモンバランスを整える(マッサージなど)

ホルモンバランスを整える(マッサージなど)

先生にはここまで、ホルモンバランスが乱れる原因について、お話しいただきました。

ここからは、ホルモンバランスを整える方法を教えていただきたいと思います。

ホルモンバランスが乱れて月経トラブルを抱えている人は、大抵、身体が冷えています。

それは、脳の視床下部(ししょうかぶ)が関係しています。

視床下部は、自律神経をコントロールし、ホルモンの分泌の指令を出している場所です。また、体温調節にも関係しています。

そして、自律神経は、血管の拡張や収縮などを調整していて、これらはすべてつながっています。

そのため、ホルモンバランスが乱れると、自律神経の乱れにつながり、血流も悪くなり、冷えも招いてしまいます。

女性にとって、身体を温めることは、とても大事です。

それは、ホルモンバランスを整えることにも、効果があります。

特に、お腹は色々な臓器があるため、血行が悪くなっていると、身体がまずそこを守ろうとして、血液を集中させます。

すると、他の場所に血液が分配されづらくなって、手先や足先に血液が流れにくくなり、足先や手先の冷えにつながります。

そのため、お腹を温めることで子宮も温まり、手先や足先にも血液が分配されるようになり、女性ホルモンを整えることにもつながります。

お腹を温めるのに、どんなことができますか?

例えば、毛穴のパンツや腹巻きなども良いです最近は、可愛いものも多く出回っています。

また、入浴も効果があります。

そして、「オイルトリートメント」もおすすめです。

「オイルマッサージ」のことですね。

はい。精油を使って、お腹を時計回りにマッサージします。

その後に、ホットタオルを乗せると、さらに効果が高まります。

編集部のコメント

ホットタオルは、フェイスタオルなどを温かいお湯に浸して絞ったり、電子レンジで温めたりして、簡単に作ることができます。

ホットタオルについては、「ホットタオルは作り方簡単で効果ばっちり!便利な使い方3つ」などでも取り上げています。

アロママッサージのオイルは、「キャリアオイル(植物油)」と「精油」をブレンドして作るのですよね。

はい。分量は、キャリアオイルに対して、精油が1~1.5%くらいが目安です。

ホルモンバランスを整えるのに、おすすめのキャリアオイルや精油はありますか?

月経トラブル、特にPMS対策においては、キャリアオイルでは、「月見草オイル」などはおすすめです。

セントジョーンズワートオイル」も良いですね。睡眠の質を上げてくれるといわれています。セントジョーンズワートオイルは、テクスチャーが重いため、ホホバオイルなどと合わせると良いと思います。

精油は、手に入りやすいところでは、「ゼラニウム」・「イランイラン」・「ベルガモット」などがおすすめです。

これらの精油は、ホルモンバランスを整えると同時に、自律神経を整える作用もあります。

編集部のコメント

精油は基本的に、お肌に直接塗布することは推奨されていません。

キャリアオイル・植物油に希釈して(濃度を薄めて)使います。

アロマサロンでも、お客様に合わせて、キャリアオイルと精油をブレンドして、マッサージオイルを作っているところが多いです。

精油は、先生に教えていただいたものもおすすめですが、ご自分の好きな香りでお選びいただいても大丈夫です。

アロママッサージオイルは、自分の好み・体調・肌質などに合わせて作れることも、魅力のひとつです。

アロママッサージオイルの作り方については、「キャリアオイルの使い方!マッサージオイルで顔のマッサージ」などでも取り上げています。

マッサージは、首やデコルテまで行ってほしいと思います。

自律神経が乱れていると、呼吸が浅くなりがちです。

首やデコルテ周りは、呼吸と関係している場所で、マッサージしてあげることで、リラックスすることができます。

編集部のコメント

ホルモンバランスを整えるのに、身体を温める方法をまとめます。

1. 毛糸のパンツ・腹巻き

2. 入浴

3. オイルマッサージ

[方法]
お腹を時計回りにマッサージする。

[アロママッサージオイルの材料]
a) キャリアオイル
「月見草オイル」・「セントジョーンズワートオイル」などがおすすめ。

b) 精油 ※1~5%の濃度
「ゼラニウム」・「イランイラン」・「ベルガモット」などがおすすめ。

ホルモンバランスを整える(食べ物)

ホルモンバランスを整える(食べ物)

先程のお話では、食生活の乱れも、ホルモンバランスが乱れる原因になるとのことでした。

ホルモンバランスを整えるのに、おすすめの食べ物はありますか?

まずは、「トリプトファン」です。

これは、アミノ酸の一種で、ストレスから心を守る作用があります。必須アミノ酸のひとつなのですが、自分の身体では作ることができません。

人の身体には、3大神経伝達物質と呼ばれるものがあります。「ノルアドレナリン」、「ドーパミン」、「セロトニン」です。

例えば、セロトニンが不足すると、心の安定が崩れてストレスを感じやすいです。

トリプトファンは、これらの物質を作っています。

トリプトファンは、どんな食べ物に多く含まれているのですか?

チーズ・ゴマ・魚などです。

他に、ホルモンバランスを整えるのに良い栄養素はありますか?

大豆に含まれる「イソフラボン」も良いです。

たしか、イソフラボンは、エストロゲンと似た作用があるのですよね。

はい、そうです。大豆製品の豆腐・豆乳・おからなどに、豊富に含まれています。

ただ、イソフラボンを過剰に摂取すると、ホルモンバランスが崩れ、エストロゲンの分泌が乱れてしまいます。

子宮内膜症や子宮筋腫、過多月経などの症状のある人は、食べ過ぎに気を付けた方が良いでしょう。

他には、「ビタミンE」も、ホルモンの分泌の指令を出す脳の視床下部(ししょうかぶ)に働きかけるため、おすすめです。

例えば、アーモンドなどは、ビタミンEが豊富です。

また、「ビタミンB6」は、女性ホルモンの分泌を促す作用があります。

カツオやマグロなどの魚介類に豊富です。

ここまで、いくつかの栄養素を挙げてきましたが、ホルモンを分泌するのには、多くの栄養素が必要になります。

そのため、バランスの良い食事をすることが基本です。

その上で、これらの栄養素を摂るようにすると良いでしょう。

編集部のコメント

ホルモンバランスを整えることに限らず何事にも、バランスの良い食事は、基本です。

その上で、ホルモンバランスを整えるのに、おすすめの栄養素をまとめます。

1. トリプトファン

[作用]
ストレスから心を守る

[多く含まれている食べ物]
チーズ、ゴマ、魚、など

2. イソフラボン

[作用]
エストロゲンと似た作用がある

[多く含まれている食べ物]
大豆製品(豆腐、豆乳、おから、など)

3. ビタミンE

[作用]
ホルモン分泌の指令を出す脳の視床下部にアプローチする

[多く含まれている食べ物]
アーモンド、など

4. ビタミンB6

[作用]
女性ホルモンの分泌を促す

[多く含まれている食べ物]
魚介類(カツオ、マグロ、など)

ホルモンバランスを整える(生活習慣など)

ホルモンバランスを整えるのに、日常生活では、どんなことを心がけると良いですか?

規則正しい生活です。

朝にきちんと朝日を浴びることで、ストレスを和らげるホルモンの「セロトニン」が分泌されます。

適度な運動も大切です。

特に、一定のリズムで行う運動は、リラックスにつながり自律神経を安定させ、ホルモンバランスを整えるのに良いです。

また、生理前は、骨盤を締め付けないようにしてほしいと思います。

骨盤は、ホルモンによって、一日の中で、閉じたり開いたりして、開閉のリズムがあります。

生理が始まる時期は、骨盤が開こうとするため、それを締め付けると、ホルモンの分泌にも影響があります。

また、アロマの芳香浴*もおすすめです。

* 芳香浴は、精油を空間に拡散させることをいいます。

まとめ

マッサージは、とてもリラックスすることができます。

アロママッサージオイルを使うと、その効果はさらに高まります。

身体を温めて血行を良くし、自律神経を整えることにもつながるため、ホルモンバランスを整える効果は高そうです。

食べ物では、「トリプトファン」という栄養素は初めて知って、勉強になりました。

ホルモンバランスの乱れは、美容的にもマイナスです。

月経トラブルが出たり、心身の不調が気になったりするときは、ホルモンバランスを整える方法をお試しになっても良いかもしれません。

井 先生の記事

こちらは、井 先生の後編の記事です。前編では、ホルモンバランスの乱れる原因について、取り上げています。

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