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顔痩せの方法!簡単にできるたるみ・むくみ対策4つ!エステ員に聞く

本日のキレイの先生

大竹 恵 先生

今回のテーマは、「顔痩せ」です。

東京都台東区浅草橋 肌再生&リフトアップ専門エステサロン PRINCESS SMILE の大竹 恵 先生にインタビューさせていただきました。

顔太りは、実際に顔が大きくなるだけではなく、たるみやむくみによっても起こるといいます。

そのため、顔痩せには、顔の筋肉を動かすことでたるみを改善したり、マッサージでむくみを解消したりすることも有効だそうです。

そんな顔痩せの方法について、大竹先生に教えていただきました。

目次

顔太りの原因
・顔太りはたるみやむくみからも起こる
・リンパの通る頬やフェイスラインが太りやすい
・筋肉のコリが顔太りの原因になる

顔痩せの方法
・顔のエクササイズで眼輪筋や口輪筋を動かす
・顔の骨のキワに付いた老廃物をマッサージで流す
・顔痩せにおすすめのサロンケアとは

まとめ

顔太りの原因

大竹先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「顔痩せの方法」です。

先生のサロンのお客様にも、顔太りを気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、いらっしゃいます。

お客様からは、「フェイスライン・目元・頬が以前よりも太った」、「お顔がぼやけたように感じる」といったお声をいただくことがあります。

顔太りはたるみやむくみからも起こる

顔太りは、何によるものなんですか?

特に大きいのが、たるみとむくみです

まず、たるみには、お肌のものと筋肉のものがあります。

お肌のハリは、真皮(しんぴ・皮膚は3層構造になっていてその真ん中の層)の弾力繊維が支えています。

それが、年齢とともに老化によって減少することで、お肌のハリも低下します

それから、筋肉のたるみもあります。

それは、年齢による老化もありますが、日常生活で同じお顔の筋肉ばかり動かしているようなことも原因になります。

そうすると、あまり動かせていない筋肉が衰えて下垂(かすい)していきます

そして、あまり動かせていない筋肉は、硬くもなりやすいです。

それによって、その周りの血液やリンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)の流れが滞ると、老廃物や余分な水分が細胞の周りにたまります

それが、むくみになって表れます。

それに、乳酸などの疲労物質がたまることでも、筋肉は硬くなりますので、そういったこともむくみの原因になります。

顔太りは、主にたるみとむくみから起こるとのことでしたが、どちらのケースのほうが多いんですか?

40代以降の方ですと、年齢による老化で、お肌の筋肉のたるみが表れていることが多いです。

それに対して、20~30代は、老化がないわけではありませんが、目にみえるほどではありませんので、むくみが出ている方のほうが多い印象です。

リンパの通る頬やフェイスラインが太りやすい

顔の中で、顔太りが起こりやすい場所はありますか?

特にリンパの通っている場所に、むくみは出やすいです。

例えば、頬骨の下もそうですね。

そのむくみで、頬が太ったようにみえてしまう場合もあるんですね…。

はい、それから、フェイスラインの下にも、リンパの大きなポイントがありますので、むくみが出やすいです。

後は、目元ですね。

顔はどこが太る?

(リンパが通っていてむくみが出やすい場所)
(特に、頬骨の下)
フェイスラインの下
目元
など

筋肉のコリが顔太りの原因になる

日々の生活習慣で、顔太りの原因になることはありますか?

ひとつは、先程もお話ししましたが、普段の生活で、同じようなお顔の筋肉しか使わないことです。

そうすると、あまり動かさない筋肉が硬くなりやすいとのことでしたね。

はい、それによって、そこの部分がボコッと外に出るような印象になり、例えばエラ張りもそのひとつです。

それに、筋肉を動かさないということは、代謝も上がりません

そういった点でも、むくみが起こりやすくなります。

それから、お顔のむくみは、お顔の筋肉だけが関係しているわけではありません。

肩や首の状態も影響してきます

肩や首の血管・リンパは、お顔にもつながっています。

ですので、肩や首の筋肉が硬くなると、お顔の循環も妨げられて、むくみも表れやすくなります。

実際、肩や首の筋肉をほぐしてあげると、お顔もすっきりしますし血色も良くなりますよ。

後は、顔太りは、目の使いすぎによる眼精疲労も影響してきますし、食生活も関係します

例えば、味の濃いものや糖質を摂りすぎると、身体が代謝をできずに水分をため込みやすいです。

それに、運動不足によっても、老廃物を排出しづらくなります

顔痩せの方法

顔痩せには、どんなことが大切ですか?

身体にもいえることですが、筋肉を鍛えること、そしてゆるめることのバランスが大切です

そのどちらかが偏(かたよ)ると、お顔の筋肉も硬くなって顔太りが起こりやすくなります。

顔のエクササイズで眼輪筋や口輪筋を動かす

顔太りにおすすめのセルフケアはありますか?

ひとつは、眼輪筋(がんりんきん・目の周りにある筋ドーナツ状の筋肉)や口輪筋(こうりんきん・口の周りあるドーナツ状の筋肉)を大きく動かすことです。

筋肉を動かすときは、いちどグーッと縮めて、その後にパッとゆるめるのがおすすめです。

眼輪筋のエクササイズでしたら、いちど目をギュッとつぶって、その後にパッと開きます

それを10回行うといいです。

顔痩せの方法

(眼輪筋のエクササイズ)
いちど目をギュッとつぶって、その後にパッと開く

口輪筋のエクササイズは、口をグーッとすぼめて、その後に口を「あーっ」と大きく開きます

それで、口輪筋も動かせますし、エラのほうの筋肉を動かすこともできます。

顔痩せの方法

(口輪筋のエクササイズ)
口をグーッとすぼめて、その後に「あーっ」と大きく開く

それらのエクササイズは、顔の筋肉を鍛えることができるんですか?

はい、そうですね。

特にデスクワークをされている方は、お顔の筋肉を動かすことが少なくなりがちですので、そういった方におすすめです。

人は、集中しているときはお顔の筋肉をあまり動かしませんし、パソコンに向かっているようなお仕事ですと、笑う機会も少ないと思います。

笑顔は、顔を引き上げるのにも大事といいますよね。

はい、ですので、そういった普段あまり使えていない筋肉を、いまお話したようなお顔のエクササイズなどで動かすことで、お顔のリフトアップにもつながりますよ。

顔の骨のキワに付いた老廃物をマッサージで流す

先程のお話では、顔太りは、むくみによるものもあるとのことでした。

顔のむくみを解消するのに、おすすめのケアはありますか?

お顔は、特に骨のキワに老廃物が付いて、むくみが出やすいです。

例えば、頬骨の下もそうですし、フェイスラインの下もそうです。

ですので、そういった場所を、お顔の中央から外側に向けて、押していってあげるのもおすすめです。

例えば、頬骨の下のところを、鼻のあたりから耳の下に向けて、指で押していってあげます

それから、フェイスラインの下も、老廃物がたまりやすい場所です。

そこを、顎先から耳の下まで、指で優しく押していってあげるのもいいですよ。

顎下は、老廃物がたまっている方ですと、押すと痛みがあると思います。

ただ、老廃物を流すマッサージを継続的に行うと、痛みも少なくなって、お顔も上がってきますよ。

顔痩せにおすすめのサロンケアとは

他に、顔痩せに、セルフケアでやれることはありますか?

お顔が太ってみえるようになると、お顔のケアだけを行う方が多いです。

ただ、お顔の筋肉はボディのほうにもつながっています。

ですので、実は、首・肩・デコルテ・背中をしっかりほぐしたほうが、顔痩せの結果が出やすかったりします

肩や首をほぐすことは、顔痩せにもいいんですか!?

はい、いいですよ。

それには、首や肩を温めて、血流を良くすることもおすすめです。

それによって、お顔の水分代謝を上げることができます。

肩や首を温めるには、どんなことができますか?

簡単なことですと、フェイスタオルを熱めのお湯に濡らしてホットタオルを作り、湯船につかるときに、それを首の後ろに置いてあげるのもいいですよ。

それは、すごく気持ち良さそうです(笑)。

はい(笑)。

ただ最近は、湯船につからない方も多いです。

そういった方は、身体を洗っている間、ホットタオルを首の後ろに置いてあげるのもいいですし、それも「面倒だな…」という方は、シャワーを背中にかけながら身体を洗うのもいいですよ。

シャワーを背中にかけながら身体を洗うのは、手間もかからなくていいですね(笑)。

はい、ケアに手間をかけるのが大変な方にはおすすめですよ(笑)。

ここまでの話をお聞きすると、肩こりや首こりをほぐすのも、顔痩せに有効そうです。

肩こりなどをほぐすのに、やれることはありますか?

それには、ストレッチもいいですよね。

例えば、首を色んな方向に動かしてあげたり回してあげたりするだけでも、首こりにはいいです。

それから、肩回しもいいですね。

ちなみに、そういったストレッチは、一生懸命に行うよりも、呼吸を整えながら行うのがおすすめです

ストレッチは、自律神経(人の身体と心をコントロールしている神経)を整えて筋肉をほぐすことが目的です。

ですので、深呼吸をしながら、ゆっくりとしたペースでストレッチを行うと、身体が温まりやすいですし、首や肩も軽くなったりしますよ。

顔痩せにおすすめのサロンケアとは

先生のサロンでは、顔痩せには、どんな施術・ケアが効果的ですか?

まずは、オールハンドのテクニックで、お顔のたるみやむくみの原因となっている肩・首・頭皮・背中の筋肉をほぐして、血流やリンパの流れを良くしていきます。

それによって、顔痩せ効果を高めます。

そこから、お顔の筋肉を細かいところまでほぐして、正しい筋肉の位置に戻していくことで、シャープなお顔へと改善していきます。

それは、即効性があるんですか?

そうですね、特にむくみから顔太りされている方も多いですので、そういった方は、いらない水分をマッサージで流すことで、施術後は元のきれいなフェイスラインに改善されてきますよ。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、顔痩せの方法をまとめます。

1. 眼輪筋や口輪筋のエクササイズ(目をギュッとつぶってパッと開く、口をギュッとすぼめて「あーっ」と大きく開く、など)
2. 顔の骨のキワに付いた老廃物を流す(頬骨の下を中央から外側に押していく、顎下から耳の下まで押していく、など)
3. 首や肩を温める(ホットタオルを首の後ろに置く、背中にシャワーをかけながら身体に洗う、など)
4. 首や肩のストレッチ(首を動かしたり回したりする、肩回し、など)

顔太りは、実際に顔が大きくなるだけではなく、たるみやむくみによっても起こるといいます。

そのため、顔痩せには、顔の筋肉を動かすことでたるみを改善したり、マッサージでむくみを解消したりすることも良いですし、首や肩のほうからほぐすのも有効です。

大竹先生に教えていただいた顔痩せの方法は、どれもすぐに始められるものばかりですので、普段のセルフケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?