「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「目の下のシワ」です。
茨城県水戸市 アイラッシュサロン の 須藤 洋美 先生にインタビューさせていただきました。
目の下は皮膚が薄いため、シワなどのエイジングサインが出やすく、丁寧なお手入れを意識したい場所です。
目の下のシワには、アイメイクは別で行うことや、普段のスキンケアにアイクリームを取り入れることなどが大切といいます。
目の下のシワを改善する方法について、須藤先生に教えていただきました。
目次
目の下にシワができる原因とは
・目の下のシワはどんなシワ?
・目元はどうしてシワが出やすい?
・生活習慣で原因になること
目の下のシワを改善するには
・アイメイクは先に別で落とす
・スキンケアにアイクリームを取り入れる
目の下にシワができる原因とは
須藤先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「目の下のシワ」です。
先生のサロンのお客様にも、目の下のシワを気にされている方はいらっしゃいますか?
はい、たくさんいらっしゃいますよ。
目の下にシワがあると、見た目の印象も変わってしまうと思います。
そうですね、老けた印象になってしまいますよね。
(参考:美容セラピストに聞く老け顔について)
目の下のシワはどんなシワ?
シワには、浅いシワや深いシワなどがあります。
目の下のシワは、どんなシワなんでしょうか?
大きく分けると、「乾燥によるシワ」と「老化によるシワ」です。
乾燥によるシワは、乾燥の小じわのことですよね?
(参考:エステティシャンに聞く乾燥小じわについて)
はい、そうですね。
老化によるシワというのは、肌老化で、お肌にハリがなくなってきて、シワができるということですか?
(参考:エステティシャンに聞く肌老化について)
はい、そうです。
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目の下はどうしてシワが出やすい?
目の下は、どうしてシワが出来やすいんでしょうか?
目元は、油分がほとんどないからです。
それで、目の下は乾燥しやすいということですか?
はい、例えると砂漠状態ですので、目元にはシワが出来やすいです。
目の下にシワが出やすいのは
皮膚は、毛穴から「皮脂(ひし)」という油分が分泌されています。皮脂は、皮膚の表面で汗などの水分と混ざり合って天然の保護膜「皮脂膜(ひしまく)」を作ります。皮脂膜は、皮膚の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激から皮膚を保護したりする役割があります。
目元は、その皮脂の量が少なく、皮膚も薄いため、乾燥しやすいです。
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目の下のシワが出始める年齢は?
年が行くほど目の下にもシワが出やすくなると思いますが、何歳くらいから、目の下にシワが出てきますか?
25歳を機に、20代後半くらいから、目の下のシワが出てくる方もいらっしゃいます。
20代後半からですか!?
意外と早いんですね…。
それは、そのくらいの年齢から、老化によるシワが出てくるということですか?
いえ、20代後半ですと、それよりも、乾燥によるシワのほうが多いですね。
生活習慣で原因になること
日々の生活習慣で、目の下にシワが出来る原因はありますか?
お肌に合わない洗顔を行っていると、お顔が乾燥しやすいですので、それで、目元が乾燥する場合もあります。
それに、クレンジング・洗顔でのこすりすぎも良くありません。
肌摩擦は、お肌への負担になるといいますもんね…。
それから、アイメイクを専用のクレンジングで落としている方は、その洗浄力が高すぎると、それによって余計に乾燥を引き起こしてしまう可能性もあります。
目の下のシワを改善するには
先生のサロンでは、目の下のシワを改善するのに、どんな施術・ケアがおすすめですか?
サロンには、「目元集中エステ」というメニューがありますので、そちらがおすすめです。
アイメイクは先に別で落とす
目の下のシワを改善するのに、クレンジング・洗顔で心がけたいことはありますか?
目元だけに限らず、お顔全体にいえることですが、お肌に良いとされないクレンジング剤の使用を控えることです。
お肌に良くないのは、どんなクレンジングなんですか?
「ミネラルオイル」が入っているクレンジングは、あまりおすすめしません。
それは、どうしてですか?
ミネラルオイルは、毛穴を詰まらせてしまいやすいからです。
それに、ミネラルオイルは「鉱物油」のことですので、お肌に色素沈着してシミの原因にもなりやすいです。
それから、アイメイクを落とすときは、最初にコットンを水で濡らして、そこにクレンジングオイルなどをなじませて、優しく拭き取って落としていただくことをおすすめします。
マスカラを塗っている方でしたら、マスカラも優しく拭き取ります。
その後に、顔全体のメイクを落とすんですか?
はい、そうです。
つまり、最初にアイメイクを落としてから、その後に、顔全体のメイクを落とすんですね?
そうですね。
アイメイクの落とし方
1. コットンを水で濡らして、クレンジングオイルなどをなじませる
2. アイメイクを優しく拭き取って落とす(マスカラも同じように優しく拭き取る)
3. 顔全体のメイクを落とす
スキンケアにアイクリームを取り入れる
他に、目の下のシワを改善するのに、スキンケアでやれることはありますか?
洗顔した後は、化粧水でお肌に水分を与えます。
その上で、目元は油分がほとんどありませんので、アイクリームを使っていただきたいです。
それが、目の下のシワが改善していくことにもつながりますよ。
アイクリームは、目的によって色々な種類のものがあります。
乾燥を防ぐためのものもあれば、シワやたるみにいいものもあります。
その方のお悩みに合わせたアイクリームをお選びください。
例えば、若い方で目元にまだシワが出ていないようでしたら、保湿力の高いアイクリームでいいでしょうし、お年を召して目元のシワやたるみが気になっている方でしたら、それらにおすすめの成分の入ったエイジング効果の高いアイクリームを選ぶといいです。
アイクリームは、スキンケアでは、どんな順番で使うといいですか?
化粧水を付けて、アイクリームを付けて、最後に乳液・クリームで仕上げます。
アイクリームの順番
1. クレンジング・洗顔
2. 化粧水
3. アイクリーム
4. 乳液・クリーム
アイクリームには、クリーム状になっているものや、ジェル状になっているものもあります。
それを、目元に3~4ヶ所にポンポンと、まぶたにも同じように3~4ヶ所に優しくなじませて付けてあげます。
それを、朝晩のスキンケアで行うことがおすすめです。
アイクリームは、目の下のシワに即効性はあるんですか?
年齢が若い方でしたら、改善も早いと思いますよ。
ただ、お肌の生まれ変わりには、早くても27日かかりますので、最低でも一ヶ月は続けていきたいですね。
スキンケアで、アイクリームをお使いになっている方は少ないですが、早い内からスキンケアに取り入れることがおすすめです。
それによって、1年後、3年後、そして10年後、シワの出来にくい目元になっていきますよ。
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まとめ
目の下のシワには、アイメイクは顔全体のクレンジングとは別に丁寧に落とすことや、目元専用の化粧品でケアしてあげることが大切といえそうです。
目元は、皮膚が薄く油分も少ないですから、若い年齢からシワの出やすい場所です。
須藤先生のアドバイスを参考に、早い内からのケアを意識していきたいですね。