美容のスペシャリストが教えるキレイ

肌老化は加齢以外の原因が8割?肌老化の予防法7つをエステ員に聞く

「キレイの先生」編集部です。

本日のテーマは、「肌老化」についてです。

東京都三軒茶屋 フランス式オールハンドエステサロン プリンセスブドワール の坂田 広己 先生にインタビューさせていただきました。

お肌は、身体と同じように、年齢とともにコンディションが衰えていきます。

お肌が老化すると、どんな症状が出やすくなるのでしょうか?

そして、お肌の老化を遅らせるには、どんなことができるのでしょうか?

坂田先生に教えてもらいました。

目次

肌老化とは
・「酸化」と「糖化」
・肌老化によって表れる症状
・肌老化が始まる年齢は?
・生活習慣で原因になること

肌老化を予防するには
・クレンジング・洗顔のポイント
・化粧水やクリームなどのポイント
・生活習慣で心がけられること

まとめ

うるおいが肌奥までギュッと引っ張られる感じがあって、肌がフワフワになって、毛穴もキュッと引き締まりました!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

本日のキレイの先生

フランス式オールハンドエステサロン プリンセスブドワール

坂田 広己 先生

「キレイの先生」編集部

肌老化とは

坂田先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「肌老化」です。

肌老化とは、どんなことをいうのでしょうか?

年を取るにつれて、お肌が本来持っている機能が衰えることをいいます。

それによって、ターンオーバーの遅れにつながり、エストロゲン(女性ホルモンのひとつ)・水分・皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)・セラミド・コラーゲン・エラスチン・ヒアルロンなどが減少します。

ターンオーバーとは

皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が剥がれ落ち、日々新しく生まれ変わっています。そのサイクルを、「ターンオーバー」といいます。

(参考:美容セラピストに聞く「ターンオーバー」とは

「酸化」と「糖化」

お肌本来の機能が衰えるというのは、お肌の中でどんなことが起こっているんでしょうか?

お肌の老化の主な要因は、光老化・酸化・乾燥・菲薄化(ひはくか)・糖化・女性ホルモンの減少といわれています。

その中でも、大きな要因といわれているのが、「酸化」と「糖化」です。

そのどちらも耳にすることがありますが、「酸化」・「糖化」とは何なのですか?

「酸化」は、体内で発生した活性酸素の増加によって、細胞が錆(さ)びてしまうことをいいます。

人間の身体の中に入ってきた酸素の内、2%は活性化して活性酸素になるといわれています。

活性酸素は、身体にとって必要な働きをするものもありますが、増えすぎると正常な細胞まで傷つけてしまう場合もあります。

それが酸化で、肌老化を引き起こす原因でもあります。

「糖化」は、身体の中のタンパク質と糖が結び付いて、糖化生成物(とうかせいせいぶつ)…これは「AGEs」とも呼ばれていて、その褐色(かっしょく)の物質に変化することをいいます。

酸化は、細胞が「錆びる」といいますが、糖化は、「焦げる」のと同じような状態です。

例えると、パンが焦げるのと同じような原理です。

体内で糖化生成物がいちど出来てしまうと、分解されずに、体内に蓄積され続けます。

糖化生成物が出来てしまった場合、若いときでしたらターンオーバーで排出されますが、年をとるにつれて新陳代謝が鈍くなることで排出されづらくなり、それによってお肌は硬くなってハリが奪われる他、くすみが出てゆっくりと肌老化が進行します。

肌老化によって表れる症状

肌老化で、どんな症状が出やすくなりますか?

お肌のバリア機能が低下してくるので、皮膚の表面に水分が漏出(ろうしゅつ)して乾燥しやすくなります

お肌の弾力やハリに必要なコラーゲン・エラスチンが変質することで、シワたるみの原因になります。

(参考:エステティシャンに聞くお肌のたるみについて

それに、お肌がたるむと、毛穴も開いてしまいますね。

(参考:美容セラピストに聞く毛穴のたるみについて

また、活性酸素が肌の表面のメラノサイトを攻撃することでメラニンが増加してシミそばかすが出来てしまいますし、ターンオーバーが遅れることでお肌のくすみにもつながります。

(参考:美容セラピストに聞くお肌のくすみについて

肌老化が始まる年齢は?

肌老化は、何歳くらいから始まるんですか?

一般的には、25がお肌の曲がり角といわれています。

25歳から!?

肌老化が始まるのは、意外に早いんですね…。

はい、特に、中学・高校の部活でよく紫外線を浴びていた方は、10代の頃から紫外線ケアを怠っていると、その影響を受けやすく、肌老化の進行が進む傾向にあります。

それから、30になると、第2の肌老化が始まるといわれています。

これは、女性ホルモンのバランスの崩れによるところが大きくて、コラーゲン・エラスチン・水分・皮脂などの減少で、お肌のたるみや乾燥といった症状が現れてきます。

30代の肌老化は、突然現れるものではなく、若い頃に怠っていた紫外線のケアや食生活・生活習慣の乱れなどの積み重ねが原因になります。

生活習慣で原因になること

いま、先生のお話にも出ましたが、肌老化は、年齢によるものと、生活習慣によるものがあると思います。

そうですね、エイジングのプロセスは、年齢にともなう自然老化が全体の20%紫外線・汚染・ライフスタイル・ストレスなどによる環境老化が80%といわれています。

エイジングのプロセス

自然老化:約20%
環境老化:約80%

そうすると、肌老化は、環境老化によるところがとても大きいんですね…。

それは、具体的には、どんなことが原因になるんでしょうか?

例えば、紫外線を浴びる、喫煙、激しい運動、ストレスをためる、お酒の飲み過ぎ、バランスの悪い食事、といったことです。

スキンケアという点では、紫外線対策を怠っている、メイクを落とさずに寝てしまう、保湿不足、といったことが挙げられます。

こういったことで、肌老化の大きな原因といわれている酸化を促進させてしまいます。

肌老化を予防するには

先生のサロンでは、お肌の老化には、どんな施術・ケアが効果的ですか?

「ユースインテンシブ」という若返りを目指すコースがおすすめです。

それは、どんなコースなんですか?

サロンでは、「ソティス」という化粧品を使用しているのですが、こちらのコースの独自の有効成分「サフラン」・「ソフォラ」・「ペプチド」が自然老化と環境老化の要因に働きかけて、あらゆる年代のお肌にアプローチして、若々しい素肌に導きます。

クレンジング・洗顔のポイント

肌老化を予防するのに、クレンジング・洗顔で心がけられることはありますか?

クレンジングは、皮脂を取りすぎてしまいやすいオイルタイプやジェルタイプなどよりも、例えばクリームタイプなどがおすすめです。

それをたっぷり取って、メイクや汚れになじませます。

クレンジングの方法は、まずは、クレンジング料を手の平で人肌くらいに温めたら、皮脂のいちばん多いTゾーンから、Uゾーン、そして首に塗布します

それから、同じ順番で、小さな円を描きながらマッサージしていきます

最後は、皮脂が取れすぎないように、人肌程度のぬるま湯ですすぎます

皮脂の取りすぎはNG?

皮脂は、皮膚の表面で汗などの水分と混ざり合って天然の保護膜「皮脂膜」を作ります。皮脂膜は、皮膚の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激から皮膚を守ったりする働きがあります。

クレンジング・洗顔で、お肌に必要な皮脂まで取りすぎてしまうと、その保護機能が低下して乾燥などの原因になります。

洗顔では、お肌に皮脂が残っていると酸化して肌老化を招きますが、かといってフォーミングタイプのような泡立つ洗顔料は洗浄力が強いので、特に朝の洗顔は、お肌に必要な皮脂を残せるようなクリームタイプなどがおすすめです。

それから、乾燥肌の方は、Tゾーンだけ洗顔料を使用するようにしてもいいと思います。

それも、皮脂の多いTゾーン以外は、洗い過ぎないようにするためですね?

はい、皮脂の取りすぎも良くありませんので。

化粧水やクリームなどのポイント

肌の老化を予防するのに、化粧水やクリームなどで心がけられることはありますか?

保湿がエイジングケアの基本でもありますので、化粧水は水溶性の成分である「ヒアルロン酸」・「コラーゲン」・「エラスチン」・「天然保湿因子(NMF)」または「NMFに含まれる成分のアミノ酸や、尿素、ミネラル類など」が入っているものがおすすめです。

保湿成分の「セラミド」は水溶性ではないので、美容液やクリームなどで、油分は植物由来のオイルなどが配合されているものが適していると思います。

また、「ビタミンC誘導体」などの抗酸化成分の入ったエイジングケアタイプのものをお選びになって、昼と夜で使い分けてもいいでしょう。

その際、日中は環境老化の影響を受けやすいので、朝にエイジングケアタイプ夜に保湿タイプのものを使用しても良いと思います。

生活習慣で心がけたいこと

肌老化を抑えるのに、生活習慣で心がけられることはありますか?

ひとつは、紫外線を浴びないようにすることや、紫外線対策をしっかり行っていただくことです。

それには、どんなことができますか?

基本的なことですが、日傘をさしたり帽子をかぶったりすることもそうですし、日焼け止めを塗ることもそうですね

どうしても紫外線を浴びてしまう方は、ビタミンA・C・Eを摂るように心がけましょう。

食生活という点では、砂糖・人工甘味料・トランス脂肪酸・炭水化物・揚げ物・アルコール・栄養ドリンクなどの摂りすぎは、老化を早める原因になるので、控えめにすることをおすすめします。

後は、禁煙、適度な運動、ストレスをためない、適度な飲酒、バランスの良い食事などを心がけることも大切です。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、肌老化の予防法をまとめます。

1. クレンジングは皮脂を取りすぎないクリームタイプがおすすめ
2. 洗顔も皮脂を取りすぎないクリームタイプがおすすめで、乾燥肌の方はTゾーンだけ洗顔料を使用する
3. すすぎは皮脂が取れ過ぎないように人肌程度のぬるま湯で洗い流す
4. 抗酸化成分の入ったエイジングケアや保湿タイプのクリームを使う
5. 紫外線対策をする(日傘をする、帽子をかぶる、日焼け止めをする、など)
6. 老化を早める食べ物は控える(砂糖、人工甘味料、トランス脂肪酸、炭水化物、揚げ物、アルコール、栄養ドリンク、など)
7. 基本的な生活習慣を正す(禁煙、適度な運動、ストレスをためない、適度な飲酒、バランスの良い食事など)

坂田先生の話をお聞きすると、肌老化は、年齢によるところ以上に、生活習慣などの環境的な要因によるところが大きいようです。

だからこそ、日々の生活やスキンケアに気を付けることで、肌老化を予防できる部分があるのではないかと思います。

皆さまも、坂田先生のアドバイスをご参考にされてみてはいかがでしょうか?

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