キレイの先生

ホーム > 美肌 > 手作り化粧品 > 

シアバターで手作りする日焼け止めクリームの簡単な作り方!

小さな隠れ家 女性専用サロン ドールズ  しのぶ 先生

シアバターで日焼け止めを手作り!保湿と紫外線対策のW効果

「キレイの先生」編集部です。

作って楽しい、使って嬉しい、世界にひとつだけのオリジナルの手作り化粧品。

私も取材していて、とても楽しいテーマのひとつです。

このサイトではこれまで、化粧水やクリーム、石鹸などの作り方をご紹介してきました。

今回新たにラインナップに加わるのが、「日焼け止めクリーム」です。

教えていただいたのは、小さな隠れ家 女性専用サロン ドールズ のしのぶ 先生です。

手作り日焼け止めは、シアバターを基材(ベース)とします。

シアバターは、それ自体に日焼け止めの作用があるそうで、保湿力も高いです。

シアバターで日焼け止めクリームを手作りすることで、保湿力のある日焼け止めクリームを作ることができるといいます。

それは、どんな作り方をするのでしょうか?

しのぶ 先生に教えていただきます。

目次

日焼け止めクリームを手作りする

手作り日焼け止めクリームの材料
・シアバター
・椿オイル
・酸化亜鉛・二酸化チタン
・精油
・容器

手作り日焼け止めクリームの作り方
・1) シアバターと椿オイルを湯煎する
・2) 酸化亜鉛・二酸化チタン・精油を加える
・3) 冷やして固める
・使い方

まとめ

日焼け止めクリームを手作りする

日焼け止めを手作りする

私は夏のシーズン、手作りの日焼け止めクリームを使っています。

手作り化粧品は、自分の好きな素材で作れるのがいちばんの魅力です。

もちろん市販されている化粧品にも、良いものはあります。

ただ例えば、「アンチエイジングの化粧品が欲しいな」と思っても、市販のものには美白成分も一緒に入っていたりします。

すると、かえって「色が白くなると、シミが目立つかも…」という心配もなくはありません。

手作りの化粧品であれば、「アンチエイジングなら、アンチエイジング」、「美白なら、美白」といったように、目的に合わせたものを作ることができます。

日焼け止めも、特にお肌の弱い方は、SPFが高すぎるものだと、お肌に負担がかかって肌荒れの原因になります。

(レジャーなどではなく)日常生活を送る上では、日焼け止めのSPFは、10前後でも良いといわれています。

ただ市販されている日焼け止めは、夏であれば、SPF50くらいがメインだと思います。

そのため、「SPFがもうちょっと低いものが良いな…」と思っても、市販の日焼け止めでは、選択肢に限りがあります。

しかし、日焼け止めを手作りすれば、ご自分でSPFを調整することが可能です。

SPFとは

「キレイの先生」編集部です。SPFは、UVB波(紫外線B波)をどの程度防止するかを表す数値です。

今回紹介する手作り日焼け止めクリームは、シアバターをメインに使うため、保湿力があります。

そのため例えば、冬はSPFを抑えて保湿力を上げ、夏は紫外線対策でSPFを高めにする、といったこともできます。

「夏はシアバターでべたべたしないかな…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、夏もエアコンなどでお肌は乾燥しがちで、保湿力のあるシアバターは、夏にもおすすめです。

シアバターの手作りの日焼け止めクリームは、自分自身でSPFや保湿力を調整でき、オールシーズンお使いいただけて便利です。

また、他の手作り化粧品にも当てはまることですが、保存料を入れずにフレッシュな材料で作れることも魅力です。

手作り日焼け止めクリームの材料

日焼け止めクリームの材料

今回紹介するレシピは、シアバターとキャリアオイル(植物油)を使う日焼け止めクリームです。

そこに、酸化亜鉛や二酸化チタンを加え、紫外線のブロック効果を高めます。

下記が、30gの日焼け止めクリームを手作りするときの材料です。

シアバター 15g

椿オイル(キャリアオイル) 15g

酸化亜鉛 少々

二酸化チタン 少々

精油 5~6滴

では、それぞれの材料について、みていきたいと思います。

シアバター

シアバター*は、シアという樹木の種子の胚からとれる油(脂肪)です。産地は、アフリカが中心です。

シアバターは天然のUVケアの効果があり、現地の方はボディ・髪の毛に日焼け止めとして使っているそうです。

また、保湿効果にも優れています。

ちなみにシアバターは、「マンゴーバター」でも代用できます。

シアバターのUV効果?

「キレイの先生」編集部です。下の記事でも紹介していますが、シアバターは、それ自体にUV効果があり、産地のアフリカでは、赤ちゃんの日焼け止めとしても利用されたりしているそうです。

椿オイル

日焼け止めでシアバターと合わせるキャリアオイルは、特に「椿オイル」がおすすめです。

椿オイルは、ヘアケアの成分としてよく知られていると思います。シャンプーなどに入っていることも多いですね。

椿オイルはキャリアオイルの中でも、天然のUVケアの効果に優れています。

そのままでもお肌や髪に塗ることができ(ボディにもお使いいただけます)、保湿しながら、紫外線をブロックすることができます。

また刺激が少なく、浸透力が早いのも特徴です。

ちなみに椿オイルも、他のキャリアオイルに代えて作ることができます。

椿オイルについて

「キレイの先生」編集部です。下の記事でも紹介していますが、椿油(椿オイル)は、ヘアケアやスキンケアなどに使うことができる、美容効果の高い日本のキャリアオイルです。

酸化亜鉛・二酸化チタン

日焼け止めクリームの材料 酸化亜鉛・二酸化チタン

シアバターとキャリアオイルに、「酸化亜鉛」や「二酸化チタン」を加えることで、紫外線のブロック効果を高めることができます。

酸化亜鉛が「UVA波」を、二酸化チタンが「UVB波」をブロックする効果があります。

「UVA波」と「UVB波」

「キレイの先生」編集部です。「UVA波」と「UVB波」について、簡単に説明させていただきます。

UVA波」は、コラーゲンやエラスチン繊維を破壊したり、活性酸素をさせて遺伝子を傷つけたり、皮膚の免疫力を低下させたりして、シミ・しわ・そばかす・たるみなどお肌の老化原因となります。UVA波は雲も通り抜けるため、曇り方によっては雲に太陽光が乱反射されて、直射日光よりも多く紫外線を浴びてしまう場合もあります。そのため、「天気が悪いから」といって日焼け止めを怠っていると、それが後々シミやしわとなって表れることもあります。

UVB波」は、皮膚の奥にある真皮まで到達します。皮膚の遺伝子や細胞膜を破壊し、皮膚に炎症や火傷といったトラブルを引き起こします。UVA波がゆるやかに日焼けするのに対して、UVB波はとても強力で、短い時間で皮膚にダメージを与えます。場合によっては、皮膚ガンの原因になります。

シアバター・椿オイルにも、天然のUVケアの効果がありますが、それらだけでは日焼け止めとしては少し物足りません。

酸化亜鉛などを加えずに作ると、日焼け止めクリームというよりも、「美容クリーム」に近くなります。

SPFの数値は、二酸化チタン・酸化亜鉛の分量で調整することできます。例えば、肌荒れしやすい春などは、これらを少なめにしても良いと思います。

■ SPFが7~12
全体の容量に対して、約5%。
(30gの日焼け止めクリームの場合、各1.5g)

■ SPFが14~24
全体の容量に対して、約10%。
(30gの日焼け止めクリームの場合、各3g)

酸化亜鉛・二酸化チタンの粉末はアロマ専門店や、インターネット通販などで簡単に手に入れることができます。

「微粒子」や「超微粒子」といったものが溶けやすいため、おすすめです。

また、酸化亜鉛・二酸化チタンには、水溶性で油分には溶けないタイプのものもあります。

日焼け止めクリームは、油分にこれらの粉末を溶かして作ります。

酸化亜鉛・二酸化チタンをお買い求めの際は、油分に溶けるタイプか、注意書きなどで確認するようにしましょう。

精油

日焼け止めクリームの材料 精油

精油は基本的に、お好きなものをお選びいただければ大丈夫です。

ただ、柑橘系の精油は「光毒性(紫外線を受けると炎症などを引き起こす性質)」があるため、手作りの日焼け止めにお使いになるのはおすすめしません。

それが、シミの原因にもつながります。

また、手作りの日焼け止めクリームは、練り香水にも近い面があります。

顔(や身体)につけるものですから、精油の効能を優先して「美容効果は良いけど、香りはいまいち…」となるよりも、香りも楽しめた方が良いと思います。

今回のレシピでは、「ローズマリー」と「ローズウッド」を加えました。

この2つは、香りが喧嘩することなく相性が良く、美容効果も高い精油です。

■ ローズマリー
「若返りの精油」とも呼ばれていて、市販されている化粧品にも入っていることが少なくありません。アンチエイジングに良いです。

■ ローズウッド
抗炎症作用があり、ニキビや傷のケアなどにも良いです。気分が高揚するような香りで、刺激もあまりありません。

容器

容器は、プラスチック製の遮光ビンがおすすめです。

手作り化粧品は、冷蔵庫で保存するのがベストですが、日焼け止めクリームはポーチに入れて持ち歩くこともあるでしょう。

そのとき、遮光ビンに入れておけば、痛みにくくなります。

日焼け止めクリームは、いちど湯煎(ゆせん)で熱し、その後に冷やして作ります。冷蔵庫(や冷凍庫)で冷やすと、クリームの温度が急激に冷えますから、ガラス製の容器では割れてしまう可能性があります。

そのため、出来るだけプラスチックの容器が良いでしょう。

また容器や道具は、事前にエタノール消毒などしておくことも大切です。それらが汚れていたりすると、菌の発生する原因になり、手作りしても逆効果になってしまいます。

手作り日焼け止めクリームの作り方

1) シアバターと椿オイルを湯煎する

シアバター(15g)と椿オイル(15g)をビーカーに入れます。

日焼け止めクリームの作り方1

日焼け止めクリームの作り方2

シアバターは約36度以上になると、溶けます。

そこで湯煎でシアバターを溶かしながら、椿オイルとよく混ぜ合わせます。

日焼け止めクリームの作り方3

シアバターは、キャリアオイル(椿オイル)を一緒に入れていることによって、溶けが良くなります。

このときは、80~90度くらいのお湯で湯煎しました。

ご自宅でお作りになるときは、もう少し低い温度のお湯でも大丈夫です。

シアバターが溶けて、椿オイルと混ざり合ったら、湯煎から外します。

これが、日焼け止めクリームの素となります。

2) 酸化亜鉛・二酸化チタン・精油を加える

酸化亜鉛・二酸化チタンを計量し、クリームの素に加えて、よく混ぜ合わせます。

今回は、SPFを7~12に目安にして、それぞれ(クリームの容量の5%で)1.5gずつ加えました。

日焼け止めクリームの作り方4

クリームが途中で固まってきたら、湯煎に戻して混ぜます。

日焼け止めクリームの作り方5

酸化亜鉛・二酸化チタンは、少し粉末が残っていても、クリームを固めるときに沈殿するため、問題はありません。

そして全体的に混ざり合ったら、精油を入れて、よく混ぜ合わせます。

今回は、ローズマリーを3滴、ローズウッドを3滴の合計6滴を入れました。

日焼け止めクリームの作り方6

精油には揮発性(常温で蒸発しやすいこと)の成分も多いため、精油は最後に入れるのが良いでしょう。

3) 冷やして固める

温度が下がってきたら、遮光ビンの容器に移します。

日焼け止めクリームの作り方7

そして容器のふたを開けたまま、冷蔵庫などで冷やします。

これは、ふたを閉じると、中で熱がこもってしまうためです。

冷蔵庫で1~2時間置いておくと、液体が固まり、日焼け止めクリームの出来上がりです。

日焼け止めクリームの作り方8

手作りした日焼け止めクリームは、水を使っていないため、比較的長く保存がきき、1ヶ月前後はもつでしょう。

保存は、冷蔵庫がおすすめです。

また、使用の際には必ずパッチテストをお願い致します。

お肌に合わないときは、使用を中止してください。

使い方

この日焼け止めクリームは、顔と身体の両方にお使いいただけます。

シアバターで美容クリームの代わりにもなるので、季節に合わせて使い方を変えることもできます。

■ 夏場の使い方例
… 乳液 → 【日焼け止めクリーム】

■ 冬場の使い方例
… 乳液 → クリーム → 【日焼け止めクリーム】

私自身も夏は、乳液の後に、この手作り日焼け止めクリームを使っています。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

手作り化粧品は作る過程の面白さ、好きなアロマの香りで使うときの楽しさがあって、私も大好きです。

今回、しのぶ 先生に話をお聞きし、手作り化粧品の実用性の高さを改めて感じました。

日焼け止めクリームを手作りすると、自分でSPFを調整することができます。

夏はSPFを高めにして、冬は保湿性を上げて、といったことも可能です。

手作りの日焼け止めクリームはそうして、季節に合わせてオールシーズン使えることも魅力です。

「この季節は、このくらいのSPFの日焼け止めが欲しいな」、「自分の肌には、このくらいのSPFが嬉しい」というときは、日焼け止めを手作りされてみてはいかがでしょうか?

ご自分にぴったりのものを作ることができますよ。

もし、ご自分で材料や道具を用意するのが大変なときは、しのぶ 先生のサロンのように、アロマクラフトの教室に行かれるのも手軽だと思いますよ。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:小さな隠れ家 女性専用サロン ドールズ しのぶ 先生、「キレイの先生」編集部)

* 2016年7月25日に公開した『シアバターで日焼け止めを手作り!保湿と紫外線対策のW効果』を再編集しました。

本日のキレイの先生