美容のスペシャリストが教えるキレイ

インナードライ肌の改善方法5つ!油を取るより保湿を徹底!プロに聞く

本日のキレイの先生

諸星 ちえこ 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「インナードライ肌」です。

温香セラピー Bloom garden の諸星 ちえこ 先生にインタビューさせていただきました。

インナードライ肌は、お肌の乾燥から、オイリーな状態が起こっていることをいいます。

そのため、インナードライ肌を改善するには、油を取ることよりも、きちんと保湿することが大切になります。

諸星先生によると、自分ではオイリー肌と思っている方のほとんどが、実際は、インナードライ肌であることが多いそうです。

インナードライ肌の改善方法について、先生に教えていただきました。

目次

インナードライ肌とは
・日本人の80%はインナードライ肌?

インナードライ肌の原因

インナードライ肌を改善するには
・スキンケアできちんと保湿するなど
・クレンジング・洗顔で心がけたいこと
・食べ物で心がけたいこと

編集部の選ぶインナードライ肌におすすめの化粧品

まとめ

うるおいが肌奥までギュッと引っ張られる感じがあって、肌がフワフワになって、毛穴もキュッと引き締まりました!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

インナードライ肌とは

諸星 先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「インナードライ肌」です。

インナードライ肌は、お肌の表面がオイリーで、内側が乾燥している状態のことをいいます。

一見矛盾しているようですが、どうして、そういったことが起こるんですか?

元々、皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)は、お肌の表面をなめらかにして、お肌の水分を逃さないようにうるおいをキープしたり、ほこり・紫外線・雑菌などの外的要因をお肌の表面で食い止めたりするバリア機能の役割があります。

皮脂について

皮脂は、皮膚の表面で汗などの水分と混ざり合って、天然の保護膜「皮脂膜(ひしまく)」を作ります。皮脂膜には、皮膚の水分の蒸発を防いだり、外部の刺激から皮膚を保護したりする役割があります。

お肌の表面に皮脂が不足していて、そのバリア機能も弱まっていると、雑菌など、お肌の中に入れたくないものも、入りやすくなってしまいます

お肌がそれを防ごうとして防御反応が働き、皮脂が必要以上に分泌されます。

それに、お肌が乾燥していると、お肌の水分の蒸発を防ぐためにも、皮脂の分泌が増えるということも聞きます。

はい、それもありますね。

ですので、お肌が乾燥していると、「中(乾燥)」と「外(外的要因)」の両方からお肌を守るために、皮脂の分泌が増えます。

インナードライとは

1. 皮膚「表面」の皮脂の不足
皮膚表面に皮脂が不足していると、バリア機能が低下し、ほこり・紫外線・雑菌などが入りやすくなるため、それを防ぐために、皮脂の分泌量が増える。

2. 皮膚「内部」の乾燥
皮膚が乾燥していると、皮膚の水分の蒸発を防ぐために、皮脂の分泌量が増える。

日本人の80%はインナードライ肌?

先生のサロンのお客様にも、インナードライ肌の方はいらっしゃいますか?

はい、いらっしゃいますよ。

一般的には、日本人にはインナードライ肌の方が多く、日本人の約80%はインナードライ肌ともいわれています。

80%もですか!?

そうすると、日本人のほとんどが、インナードライ肌といえそうですね…(笑)。

はい、ですので、「私はオイリー肌かな…」と思われていても、実は、お肌の乾燥がオイリーな状態を作っていることは多くあります。

サロンのお客様も、ご自身でオイリー肌と思われていた方は、ほぼ全員、インナードライ肌でした。

見た感じの第一印象は、お顔にテカリがあっても、実際にお顔を触ったり日常生活の話をお聞きしたりすると、その背景には、お肌の乾燥がみられます。

逆に、実際にオイリー肌だったという方は、ほとんど記憶にありません。

じゃあ、「私はオイリー肌かな…」と思っていても、実際は、インナードライ肌であるケースのほうが多そうですね。

もちろん、先天性の肌質による場合もあるでしょうが、インナードライの可能性のほうが高いと思いますよ。

ちなみに、顔のテカリが、オイリー肌から来ているのか、インナードライから来ているのか、判断する方法はあるんですか?

(参考:エステティシャンに聞くオイリー肌について

例えば、洗顔後に、お肌がつっぱったりピリピリしたりするのを感じる場合は、インナードライである可能性が高いと思います。

それは、お肌のバリア機能が弱まっていることから、ツッパリ感やピリピリ感が起こっていると考えられるからですね。

はい、そうです。

インナードライ肌の原因

日々の生活習慣で、インナードライ肌の原因になることはありますか?

ひとつは、間違ったスキンケアです。

間違ったスキンケアというのは、どんなことですか?

いちばん大きな原因としては、お手入れのときにこすってしまうことです。

肌摩擦は、お肌の負担になるといいますよね…。

はい、摩擦で、必要な角質(皮膚表面の古い肌細胞)までそぎ取ってしまう可能性があります。

そうすると、角質層(皮膚のいちばん表面の約0.02mmの薄い層)が完成しきっていない状態になります。

角質層にもバリア機能の働きがありますから、その働きが低下すると、お肌を守るために皮脂の分泌が増えるんですね?

はい、そうです。

ですので、例えば、ちょっと高価なスキンケア化粧品を買っても、「もったいないから…」と少量しか取らずに、お顔全体に一生懸命に回して付けるようなことも良くありません。

それも、お肌をこすって、摩擦になってしまいますので。

私もケチ症なので、その気持ちはよく分かります…(苦笑)。

それから、夏場に洗顔の回数が多くなることや、洗顔後にタオルでお顔を抑えるのではなく、タオルを上下して拭くことも、お肌をこする原因になりますよね。

それに、ポイントメイクをする目の周りや口元などは、クレンジングのときに、こする回数が多くなりやすいです。

特に、濃いメイクの方は、洗浄力の強いクレンジングを毎日お使いになっていると、必要な皮脂まで落としやすいので、気を付けていただきたいです。

後は、パッティング(化粧水をはたくようにして付けること)を勘違いして、バンバンと強く行うこともNGですし、ピーリング・スクラブ(余分な角質を取り除く角質ケアの方法)をやりすぎることも、必要な角質まで取り過ぎてしまって、お肌が弱くなる原因になります。

(参考:諸星先生に聞く角質ケアについて

他に、インナードライ肌の原因になることはありますか?

寝不足などの不規則な生活や、疲れストレスなどもそうですし、身体は食べたもので出来ていますので、食生活の乱れによる影響もあります。

生活習慣の乱れも良くないということですね(笑)。

インナードライ肌の原因

スキンケアでの肌摩擦(スキンケア化粧品を少量しか使わない、洗顔の回数が多い、タオルドライで上下して顔を拭く、目元や口元のポイントメイクを落とすときにこする、など)
洗浄力の強いクレンジングを使う
化粧水をバンバンと叩いて付ける
角質ケアのやりすぎ
生活習慣の乱れ(不規則な生活、疲れ、ストレス、食生活の乱れ、など)
など

インナードライ肌を改善するには

スキンケアできちんと保湿するなど

インナードライ肌は、お肌の乾燥からオイリーな状態が起こっていますから、改善するには、スキンケアでの保湿も大事だと思います。

そうですね、保湿は、とても大事です。

いちばん肝心なのは、お手入れの最後はクリームで仕上げることです。

クリームで、スキンケアの「ふた」をしてあげるということですね?

はい、そして出来れば、スキンケアは、乳液ではなくクリームで仕上げていただきたいです。

カバー力という点では、乳液よりもクリームのほうが高いですもんね。

それから、スキンケアの工程が増えるほど、お肌をこする回数が増えてしまうので、シンプルスキンケアにして、その回数を極力減らすのもいいと思いますよ。

私自身も、洗顔後、化粧水とクリームのシンプルケアで、「栄養が必要だな…」というときは、美容液のオイルなどを加えるようにしています。

  • うるおいを抱えて乾燥知らずに!美容家も驚く洗顔後すぐのミルク

    キレイの先生 ブースターミルク
    乾燥スポンジに水分がギュッと入るみたいにうるおいが浸透して乾燥知らずのフワ肌に!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

キレイの先生 ブースターミルク
乾燥スポンジに水分がギュッと入るみたいにうるおいが浸透して乾燥知らずのフワ肌に!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

クレンジング・洗顔で心がけたいこと

インナードライ肌で、顔のテカリが気になるときは、クレンジング・洗顔は、皮脂をしっかり取れるような化粧品に変えたほうがいいんですか?

いえ、お顔のテカリが乾燥から来ている場合は、特に変えなくても大丈夫ですよ。

逆に、さっぱり仕上がるクレンジング料・洗顔料ですと、皮脂がより出るスパイラルになる可能性もあります。

それよりも、お肌をしっかりと保湿して保護したほうが、皮脂の分泌も、通常の状態に戻りやすいです。

ちなみに、インナードライ肌に、クレンジング・洗顔でおすすめのタイプはあるんですか?

クレンジングでいうと、コクッとしたクリームタイプミルクタイプをおすすめしていて、サロンでも、オーガニック100%のミルククレンジングを使用しています。

オイルクレンジングは、メイクを落とす力が強いですが、クリームタイプやミルクタイプは、やわらかいテクスチャーでマイルドに洗うことができます。

(参考:スキンケア専門家に聞くクレンジングの選び方

クリームクレンジングなどのほうが、洗浄力が優しくて、必要な皮脂まで落としづらいんですね。

そうですね、ただ、クレンジングでメイクを落とし切れないことも良くありませんから、基本的には、クレンジング料はご自分のメイクに合わせてお選びいただくのがいちばんです。

それで、クレンジングは、クレンジング料を多めに取って行うことをおすすめします。

クレンジングでお肌に指が触れると、摩擦が起きてしまいますので。

それから、インナードライ肌を改善するには、スキンケアではありませんが、メイク化粧品をパウダー系にするのも、ひとつですよ。

リキッド系の化粧品は、しっかりと付くのですが、毛穴にも入りやすいです。

パウダー系の化粧品で薄めのメイクにすると、落とすときもサラッと落とすことができて、クレンジングするときのお肌の負担も少ないです。

それは、毎日ではなくてもいいので、メイクを薄めにする日を作って、強いクレンジングを行う日を減らすようにするのもいいですよ。

食べ物で心がけたいこと

インナードライ肌を改善するのに、おすすめの食べ物はありますか?

「この食べ物が良い」となると、そればかり食べてしまいがちなので、言いづらい部分ではあるのですが…(苦笑)。

それは、よく分かります…(苦笑)。

栄養は、単体で働くというよりも、複合的に関係し合っています。

ですので、色々な食べ物をバランス良く、まんべんなく食べるのがいちばんです。

栄養バランスの取れた食事が、基本ということですね。

はい、その上で、お肌の生成に必要なビタミンCなどの「ビタミン群」や、細胞の生まれ変わりに関係するといわれている「オメガ3」などを、意識的に摂るといいですよ。

編集部の選ぶインナードライ肌におすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、諸星先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、編集部の選んだインナードライ肌におすすめの化粧品をご紹介します。

キレイの先生 ブースターミルク

キレイの先生 ブースターミルク

うるおいを抱えて乾燥知らずに!美容家も驚く洗顔後すぐのミルク

この『キレイの先生』に登場した美容のスペシャリストの先生方と開発した、洗顔後の最初のミルクです。
みずみずしいミルクが肌をふっくらとやわらかくして、うるおいを肌の奥までグングン引き込み、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がそのうるおいを抱き込んで乾燥知らずのウルウル透明肌に導きます。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円

開発協力者の声

サロン結香 矢澤 ともみ 先生

みずみずしいミルクがうるおいを肌奥でギュッと抱えて乾燥知らずのフワフワ肌に!

まずは、ミルクのイメージを裏切るようなみずみずしさにびっくりしました。乾いたスポンジに水分が入っていくみたいにうるおいが肌の奥にギュッと引っ張られて、そのままでいても乾燥を感じません! 肌が水分をきちんと抱え込めるようになって、やわらかくフワフワの肌になって透明感も出て感謝しています(笑)。

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、インナードライ肌を改善する方法をまとめます。

1. スキンケアはクリームで仕上げて「ふた」をする
2. シンプルなスキンケアにする(お肌をこする回数を減らす)
3. メイクに合ったクレンジング料を多めに取ってメイクを落とす(クレンジングするときにお肌に指が触れないようにする)
4. パウダー系のメイク化粧品でお化粧を薄めにする
5. バランスの良い食事の上で、ビタミン群やオメガ3などを摂る

インナードライ肌は、お肌の乾燥からオイリーな状態が起こります。

そのため、インナードライ肌を改善するには、皮脂を取ることよりも、スキンケアできちんと保湿してあげることが大切です。

諸星先生によると、日本人の80%がインナードライ肌とのことでした。

顔のテカリが気になったときは、それが、お肌の乾燥から起こっていることを疑って、スキンケアでしっかりと保湿することを意識してはいかがでしょうか?

* 2017年10月4日に公開した『インナードライ肌を改善するには?スキンケアなどの方法7つ』を再編集し、『インナードライとは?顔のテカリの原因は乾燥肌にあるかも?』の内容と合わせました。

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