美容のスペシャリストが教えるキレイ

かっさの小顔マッサージの方法!美容家が詳しく教えるかっさの使い方19

本日のキレイの先生

富田 恵 先生

今回のテーマは、「かっさの小顔マッサージ」です。

プライベートサロン Anelan Spa の富田 恵 先生にインタビューさせていただきました。

かっさは、かっさプレートでマッサージする手技です。

血行促進の効果が高く、顔のかっさマッサージは小顔効果などにとても優れています。

富田先生のサロンでも、メニューにかっさを取り入られているといいます。

今回はそんな先生に、かっさの小顔マッサージの方法を教えていただきました。

目次

かっさの効果とは
・かっさマッサージは血行促進効果が高い
・顔のかっさマッサージはむくみやたるみなどに効く
・かっさの小顔マッサージは即効性が高い
・羽型のかっさプレートがマッサージには便利

かっさプレートの基本的な使い方
・天然石素材のかっさプレートが入手しやすい
・かっさマッサージはクリームなどを付けて行う
・かっさマッサージはイタギモの力で行う
・お風呂の中でのかっさマッサージがおすすめ
・かっさマッサージは週いちど行えば大丈夫

かっさの小顔マッサージの方法
・マッサージは鎖骨から耳周りを流すことから始める
・顔のマッサージは下半分から流していく
・顔の上半分はマッサージ後半に流していく

おすすめのかっさプレート

まとめ

かっさの効果とは

富田先生には、かっさの効果についても話をお聞きして、それは別の記事でまとめています。

「かっさの小顔マッサージ」のお話に入る前に、まずはその内容を簡単にまとめさせていただきます。

かっさマッサージは血行促進効果が高い

かっさは、中国で2,000年以上続いている伝統的な健康療法で、「かっさプレート」を使う手技のことをいいます

かっさは、漢字にすると「刮痧」と書きます。

この「刮]」と「痧」という漢字には、下のような意味があるといいます。

・「刮」:さする、削る、こする
・「痧」:淤血(汚血・おけつ)

つまりかっさは、「皮膚をさすって汚血を流す」ことを表します。

かっさプレートで圧を加えることで、血流を促して老廃物や汚血の滞留(たいりゅう)を改善していきます

富田先生は、それを小川に例えてお話しされました。

例えば小川に大きな岩が落ちていたり、人の投げ捨てたゴミなどがあったりすると、それらが川の流れを邪魔して小川はスムーズに流れないでしょう。

小川に工場から汚染物質が流れ込んでいれば、水もドロッとしてやはり川の流れは悪くなるでしょう。

かっさは例えると、それらをトレーラーのように押し流すようなイメージです。

それによって、川がきれいになって流れも良くなります。

かっさの効果

このようにかっさは、老廃物や汚血を押し流して血流を促すことができます。

顔のかっさマッサージはむくみやたるみなどに効く

顔の血液やリンパ(体内の老廃物を回収して排出している器官)の流れが悪くなると、老廃物がたまりやすくなります。

それによって、むくみやたるみも出やすくなります。

かっさマッサージでそうした血流などを促すことで、滞留していた老廃物を流していきます。

それによって、顔に乗っかっていた余分なものを取ることができます。

そうすると、顔のむくみやたるみの改善につながります

それに、フェイスラインも引き上がってリフトアップします

かっさの小顔マッサージは即効性も高い

今回のインタビューで、富田先生にはかっさの小顔マッサージを半顔で実演いただきました。

そうすると、かっさでマッサージをしたほうのフェイスラインがキュッと引き締まり、顔の左右の差が歴然と表れました。

かっさの小顔マッサージは、そうした即効性も高いです。

また肌は、血液から必要な栄養や酸素が届けられています。

そのため、かっさで血行促進することで、肌も透明感が出やすくなりますしエイジングケアにもなります

他にも、かっさの小顔マッサージによって、目が開きやすくなって大きくなったり、頬骨の高さも上がったりするそうです。

羽型のかっさプレートがマッサージには便利

かっさプレートには、色々な形状があります。

その中でもっとも定番といえるのが、「天使の羽形」と呼ばれるタイプです

「天使の羽形」のかっさプレートは、四方のそれぞれの形状に合わせて、マッサージで使い分けできます。

かっさの形状

・A:面が広いため、広い場所をまんべんなくしっかりと圧をかけるのに向いている
・B:丸みにフィットする頭皮などのマッサージに主に使用する
・C:かっさプレートをクルクル回してマッサージするのに主に使用する
・D:目元などの細かい場所をマッサージしたりツボを押したりするのに向いている

ちなみにかっさプレートには、この形状以外にも「棒型」・「くし形」・「魚型」などがあるそうです。

今回富田先生に教えていただいたかっさの小顔マッサージは、「天使の羽形」のかっさプレートの使用を想定しています。

では、富田先生のかっさの小顔マッサージに関するインタビューをご覧ください。

かっさプレートの基本的な使い方

かっさの使い方

天然石素材のかっさプレートが入手しやすい

かっさの小顔マッサージに使用するかっさプレートは、お好みのものをお使いいただいて大丈夫です。

かっさプレートは、形状もそうですが素材も様々な種類のものがあります。

その中でも一般的に手に入りやすいのは、天然石の素材のかっさプレートでしょうか

天然石のかっさプレートは、パワーストーンの効果を得ることもできます。

ただ、天然石は素材的に割れやすいです。

ですので、マッサージの前にかっさの面全体を触って、亀裂が入っていたり欠けていたりしていないかをご確認ください。

かっさマッサージはクリームなどを付けて行う

かっさのマッサージは、必ずクリームやオイルなどを使って行うようにしましょう。

それは、普段のスキンケアでお使いのもので大丈夫です。

クリームなどを付けずにかっさでマッサージを行うと、皮膚をこすってしまいます。

そうするとお肌に負担がかかって、たるみにつながる可能性もあります。

かっさマッサージはイタギモの力で行う

かっさのマッサージは、「イタギモ(痛気持ちいい)」くらいの力で行います

それによって毛細血管にアプローチできて、血行促進にもなります。

逆にかっさで強くマッサージしてしまうと、筋肉に力が入って筋繊維を傷つけてしまいます。

ちなみにマッサージでリンパを流すことが目的の場合は、皮膚のリンパは浅い場所に流れているため、かっさで優しくさするくらいでの力で大丈夫です

お風呂の中でのかっさマッサージがおすすめ

かっさの小顔マッサージは、お風呂で湯船につかっているときや半身浴をしているときなどに行うのがおすすめです。

お風呂で身体が温まっている状態ですので、マッサージによる血行促進の効果も高まります

それにお風呂の蒸気が、エステのスチームのような効果になって毛穴も開きます。

そこにクリームやオイルなどを塗ってあげれば、その美容成分の浸透も良くなります

お風呂でかっさの小顔マッサージを行うことは、当サロンのお客様にもおすすめしています。

かっさマッサージは週いちど行えば大丈夫

かっさの小顔マッサージは、毎日行うとかえって、お肌への負担大きくなります。

ですので、週いちどくらいのスペシャルケアとして行っていただくのがおすすめです。

もし毎日のお手入れにかっさの小顔マッサージを取り入れる場合は、スキンケアの最後にクリームを付けた後に、かっさでお顔全体をササッと流してあげましょう。

かっさの小顔マッサージの方法

かっさの小顔マッサージのやり方(下準備)

かっさでのお顔のマッサージは、経絡(けいらく)の「気(中医学に人間の生命活動に必要な3つのエネルギーのひとつ)」の流れに沿って行うのがおすすめです。

具体的にいうと、マッサージはお顔の左半分から始めて、その後に右半分を行うといいですよ。

マッサージは鎖骨から耳周りを流すことから始める

かっさの小顔マッサージは、いきなりお顔をマッサージすることから始めるのではなく、まずはその下準備から行ってあげるとより効果的です。

例えば台所のシンクを掃除するときは、排水管からきれいにしたほうが効果的ですよね。

お顔のマッサージも、それと同じです。

1. 鎖骨の下を流す

かっさの小顔マッサージはまず、鎖骨のリンパ節(リンパで流してきた老廃物をろ過するフィルターの役割がある器官)を開くことから始めましょう。
マッサージは、鎖骨の下を、中心から外に向かって脇の下あたりまで流します。

2. 鎖骨の上を流す

次は、鎖骨の上を、中心から外に向かって流します。

かっさの小顔マッサージのやり方

3. 耳の前を流す

次は、耳下腺(じかせん)のリンパ節を開きます。
マッサージは、耳の前の部分を上から下に流します。

4. 耳周りを流す

次は、耳周りをぐるりと回して流します。

かっさの小顔マッサージのやり方

5. 首から鎖骨のほうに流す

耳下腺リンパ節を開いたら、次は首を流していきます。
マッサージは、耳の下にかっさプレートの面が密着するように当てて鎖骨のほうに流していきます。

6. 鎖骨から肩のほうに流す

次は、首の後ろ側から肩のほうに流していきます。

かっさの小顔マッサージのやり方

ここまでが、お顔のマッサージの下準備です。

【編集部補足】マッサージの順番

顔のリンパは、耳の下の耳下腺リンパ節を通って、首から鎖骨へと流れていきます。
かっさの小顔マッサージは、その出口から順番に流していきます。

関連記事

顔のマッサージは下半分から流していく

次は、鎖骨から耳周りまでを流したら、お顔の下半分のマッサージに移ります。

7. フェイスラインを流す

お顔の下半分のマッサージは、フェイスラインを流すことから始めます。
マッサージは、顎(あご)先の下にかっさプレートの先端を軽くクイッと入れて、耳のほうまで流していきます。

かっさの小顔マッサージのやり方

8. フェイスラインをもういちど流す

次は、顎の丸みにかっさプレートの面が密着するように当てて、耳のほうに流していきます。

かっさの小顔マッサージのやり方

ちなみにこのとき、ゴリゴリと少し痛みを感じる場所があれば、そこの流れが滞っていることが考えられます。

9. フェイスラインをクルクルと流す

次は、かっさプレートをクルクルと回しながら、顎から耳のほうに流していきます。

かっさの小顔マッサージのやり方

10. 頬を流す

次は、かっさプレートの先端で、お顔の中心から耳のほうに流していきます。
それを顎から始めます。
そして、スタート場所を口元から小鼻へと上げていって、頬骨の下あたりまで行います。

かっさの小顔マッサージのやり方

11. 耳下から鎖骨へと流す

お顔の下半分のマッサージは最後に、耳の下にかっさプレートの面が密着するように当てて、もういちど鎖骨のほうに流してあげましょう。

かっさの小顔マッサージのやり方

これで、お顔の下半分を流すことができました。

顔の上半分はマッサージ後半に流していく

次は、お顔の上半分をマッサージしていきます。

12. 頬骨の上を流す

お顔の上半分のマッサージは、頬骨の上を流すことから始めます。
マッサージは、かっさプレートの先端で、小鼻から頬骨の上を通ってこめかみあたりまでクルクルと回しながら流していきます。

13. 目の下を流す

次は、目の下を、骨の上を沿うようにして、こめかみのほうに流していきます。
尚、目周りは皮膚が薄いため、マッサージはイタギモの力ではなく優しく行いましょう。

14. 目尻を流す

目尻のしわなどが気になる場合は、目尻から上に向かって優しく流してあげましょう。

かっさの小顔マッサージのやり方

15. 眉を流す

次は、かっさプレートの先端で、眉頭(まゆがしら)から眉尻(まゆじり)のほうに流していきます。
このマッサージは、特に目をぱっちり大きくするのにおすすめです。

16. 目周りのツボ押し

目周りにはツボが多く集まっていますから、かっさでツボ押しを行うのもおすすめです。

例えば、眉頭の内側には「攅竹(さんちく)」というツボがあります。
そこを押してから、眉の下を外のほうに流してあげましょう

17. 眉の上を流す

次は、眉の上を内側から外のほうに流していきます。

かっさの小顔マッサージのやり方

18. おでこを流す

次は、眉の上から髪の生え際のほうにクルクルと回しながらおでこを流していきます。
それを、おでこ中央部分から始めて、スタート場所を外に移動しながら同じことを行います。
ちなみにお顔を引き上げたいときは、髪の生え際の1cmくらいまでマッサージしてあげるといいですよ。

かっさの小顔マッサージのやり方

19. 顔全体を流す

そして最後に、ここまでマッサージしてきたラインをもういちど全体的に流します。
おでこから耳の下あたりを通って、鎖骨のほうまで流してあげましょう。

かっさの小顔マッサージのやり方

かっさでここまでのマッサージを丁寧に行っていただくと、お顔の変化もすぐに感じやすいと思いますよ。

おすすめのかっさプレート

「キレイの先生」編集部です、ここまでが富田先生のインタビュー記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、編集部の選んだおすすめのかっさプレートをご紹介します。

セブンエステ かっさプレート(ローズクオーツ) 羽型タイプ

セブンエステは、エステティックサロンなども利用されている業務用美容商材のメーカーです。
こちらのかっさプレートは、天然石のローズクオーツの素材で羽型のタイプのものです。

・通常価格 税別1,710円

まとめ

今回富田先生には、どこのマッサージのときに、かっさプレートのどこを使うのがいいのかも教えていただきました。

ただ基本的には、ご自分の行いやすいようにマッサージを行っていただければ大丈夫とのことです。

すべてのマッサージを行わなくても、ご自分の気になっている場所だけをマッサージするのもいいそうですよ。

かっさの小顔マッサージは、即効性も高いので、週にいちどのスペシャルケアとしてもおすすめですよ。

(取材・文:「キレイの先生」編集部)

* 2016年12月22日に公開した『かっさの使い方!かっさ小顔マッサージのやり方!19の手順』を再編集しました。