美容のスペシャリストが教えるキレイ

お肌の曲がり角は何歳?美容家の教える年代ごとの原因・症状・対策方法!

本日のキレイの先生

富岡 由紀子 先生

今回のテーマは、「お肌の曲がり角」です。

そこで今回は、クレセント Aroma & Natural Style の富岡 由紀子 先生にインタビューさせていただきました。

お肌の曲がり角は、年齢によってお肌の状態が変化することをいいます。

それは、いちどだけではなく、何回か訪れるといいます。

そして、その年代によって原因や症状も違うそうです。

富岡先生に、お肌の曲がり角の対策方法を年代別に教えていただきました。

目次

20歳前後で体内部が変化し始める
・肌の変化は感じなくても内部で老化が始まる
・肌代謝の働きで表面的な変化は感じづらい
・若いときから紫外線対策・保湿・生活習慣は大事

20代後半で肌の変化を感じ始める
・仕事・家事・育児などで自分のことが後回しになりやすい
・シミやくすみが増えてたるみも出始める
・基本のケアに加えて外側・内側の両方からの保湿を

30代後半でエイジングが出始める
・仕事・家事・育児などで自分のことが後回しになりやすい
・シミやくすみが増えてたるみも出始める
・基本のケアに加えて外側・内側の両方からの保湿を

50歳前後でさらに肌の衰えが感じやすくなる
・更年期による女性ホルモンの減少も大きく影響する
・シミ・シワ・たるみなどが目立ちやすくなる
・セルフケアに加えてプロのケアもおすすめ

お肌の曲がり角をお手入れや生活習慣を見直すきっかけに

編集部の選ぶお肌の曲がり角におすすめの化粧品

まとめ

20歳前後で体内部が変化し始める

お肌の曲がり角 [0期]20歳

お肌の曲がり角は、年齢でお肌の状態が変化することをいいます。

それは突然起こるわけではなく、年齢による身体の中の変化が、少しずつお肌にも表れるようになります。

そういった点では、20歳前後で身体の内部では変化が始まっています

ただ、その頃はまだ、お肌の表面的な変化はほとんど感じないはずです。

肌の変化は感じなくても内部で老化が始まる

人間の身体が持つ「体内酵素」は、人間の生命活動に欠かせないものです。

体内で生成された体内酵素は、「消化酵素(食べ物を消化する働きがある)」と「代謝酵素(代謝を働かせる働きがある)」に分けられます。

その内の代謝酵素は、食べ物の消化を除くあらゆる生命活動に関係します。

例えば細胞の代謝もそうですし、老化の原因となる酸化を防ぐ作用もあります。

そして体内酵素は、20歳をピークにして減少していきます

10代の頃は病気やケガの治りが早いのは、体内酵素の量が多いことも関係してきます。

体内酵素が減ると、細胞の酸化を防ぐ力も弱まって、老化にもつながります。

肌代謝の働きで表面的な変化は感じづらい

20歳を過ぎると身体の内部では老化が始まりますが、お肌の変化を実感する方は少ないでしょう。

それは、まだ20代は、お肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」のサイクルが正常なためです

肌表面の表皮(ひょうひ・皮膚は3層構造になっていてその表面の層)は、基底層(きていそう)で新しい肌細胞が生まれ、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったものが垢(あか)になって剥がれ落ちていきます。

そのサイクルのことを、「ターンオーバー」といいます。

このターンオーバーが正しく働いていれば、角質(皮膚表面の古くなった肌細胞)を新しく美しい状態を保つことができます。

角質のバリア機能(皮膚の水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激から皮膚を保護する働き)もきちんと働きます。

それに、例えば紫外線を浴びてシミの素ができても、ターンオーバーによって排出してくれるので、シミも残りづらいです。

ターンオーバーは、約28日の周期が本来のサイクルで、20代前半は、その理想的な周期でターンオーバーが働いています

ですので、20歳以降に体内で体内酵素が減少し始めても、20代前半は、ターンオーバーの働きによってお肌の衰えを感じづらいです

若いときから紫外線対策・保湿・生活習慣は大事

20代前半は、お肌の曲がり角は感じづらいかもしれませんが、早い内から紫外線対策を行って、スキンケアでお肌をきちんと保湿してあげることが大切です。

紫外線を浴びると、体内で活性酸素が発生する原因にもなります。

活性酸素は身体を酸化させて老化を早めるので、若いときから紫外線対策はしっかりと行っていただきたいです。

それから、生活習慣を整えることも大切です

例えば、適度な運動・ストレスをためない・バランスのいい食事・十分な睡眠といったことも、そうですね。

ちなみに、いま挙げたことは、20代以降にも当てはまることで、エイジングケアの基本です。

肌の曲がり角の対策

(20歳前後)
紫外線対策を行う
スキンケアできちんと保湿を行う
生活習慣を整える(適度な運動、ストレスをためない、バランスの良い食事、十分な睡眠、など)
など

20代後半で肌の変化を感じ始める

お肌の曲がり角 [1期]28歳

お肌の表面的な変化を最初に感じられるのが、20代後半から30歳くらいです

私自身は、30歳を迎える頃にお肌の状態が変わってきたことを実感しました。

肌代謝が低下して弾力成分なども減少し始める

お肌のターンオーバーの周期は、年をとるにつれてサイクルが長くなっていき、30歳では40日近くにもなるといわれています。

そうすると、古い角質が剥がれ落ちづらくなって、お肌のバリア機能も低下します。

それから、20代後半から、「コラーゲン・エラスチン(肌の弾力成分)」や「ヒアルロン酸(肌のうるおい成分)」も減少し始めます

それに、20代後半になると、ストレスや不摂生などの生活習慣の乱れがそれまでのようにリカバリーできづらくなります。

そうしたことも、お肌の状態の変化に表れてきます。

肌の曲がり角の原因

(20代後半)
ターンオーバーの低下
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の減少
生活習慣の乱れをリカバリーできづらくなる
など

シミが出やすくなって肌の乾燥も進む

20代後半から増えてくる肌悩みが、シミです

それまでは、日焼けをしても、ターンオーバーの働きでシミの素を排出することができていました。

それが、ターンオーバーの周期が遅くなることで、シミも残りやすくなります。

また、コラーゲンなどの減少で、お肌はそれまで以上に乾燥しやすくなりますし、ハリも低下します

ちなみに、お肌が乾燥していると、皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)分泌のバランスも崩れやすくなって、毛穴の開きなどの原因にもなります

肌の曲がり角の症状

(20代後半)
シミができやすくなる
肌が乾燥しやすくなってハリも低下する
皮脂バランスが崩れて、毛穴の開きも起こりやすくなる
など

基本的なケアをおろそかにせず食事にも意識を向ける

20代後半でしたら、先程もお伝えした「紫外線対策」・「スキンケアでの保湿」・「生活習慣の改善」の3つをおろそかにしなければ、お肌の状態を挽回することはまだまだ可能です。

スキンケアでは、化粧水をしっかり付けて、もしいちどでうるおわなければ、繰り返し何度も入れ込むようにするといいですよ。

後は、ローションパック(化粧水をパックで付けること)もおすすめです

食事の面では、バランスのいい食生活に加えて、シミや皮脂分泌のバランスにいい栄養を摂るようにしたいです。

シミにいい栄養としては、ビタミンCやビタミンAなどが、皮脂分泌のバランスにいい栄養としては、ビタミンB2やビタミンB6などが挙げられます。

肌の曲がり角の対策

(20代後半)
紫外線対策・スキンケアでの保湿・生活習慣の改善をきちんと行う
化粧水はいちどでうるおわなければ重ね付けする(ローションパックもおすすめ)
バランスの良い食事の上で、シミや皮脂バランスにいい栄養を摂る(シミにはビタミンC・ビタミンAなど、皮脂バランスにはビタミンB2・ビタミンB6など)
など

30代後半でエイジングが出始める

お肌の曲がり角 [2期]35歳

私が2回目のお肌の変化を感じたのが、35歳のときでした。

色々な方の話をお聞きすると、30代後半にお肌の変化を感じられる方が多いようです。

仕事・家事・育児などで自分のことが後回しになりやすい

30代後半にお肌の曲がり角を迎えるのは、やはりターンオーバーによる影響が大きいです

40代になると、ターンオーバーの周期は約55日になるといわれています。

その分、お肌の状態も低下しやすくなります。

それから、この年代のお肌の変化は、ライフスタイルも大きく関係しているように感じます。

30代後半になると、仕事での責任が重くなってきたり、家事や育児に追われたりして、自分のことが後回しになりがちです。

そうして、普段のお手入れがおろそかになってしまうと、それがお肌にも表れてきます。

肌の曲がり角の原因

(30代後半)
ターンオーバーの低下
仕事・家事・育児などに追われて自分のことが後回しになりがち
など

シミやくすみが増えてたるみも出始める

30代後半になると、シミやくすみも増えてきますし、ほうれい線などのたるみの症状も表れ始めます

それに、生活習慣やホルモンバランスの乱れから、大人ニキビの出る方もいらっしゃいます。

肌の曲がり角の症状

(30代後半)
シミやくすみが増える
ほうれい線などのたるみが表れる
大人ニキビが出る
など

基本のケアに加えて外側・内側の両方からの保湿を

30代後半は、忙しくて自分のことを後回しにしがちでも、ご自分のケアをおろそかにしないようにしていただきたいです。

「紫外線対策」・「スキンケアでの保湿」・「生活習慣の改善」が大切なのは、それまでと変わりません。

特に、保湿をとにかく意識したいです

それには、スキンケアで外からうるおいを与えてあげるだけではなく、水分をしっかりと摂って身体の中からも保湿してあげるようにしましょう

ちなみに、お茶類などはノンカフェインのものでも、嗜好品として考えられるので、お水を飲むことがおすすめです。

それから、代謝を上げることも大切です

それには、バランスのいい食事の上で、ビタミンBやビタミンEを摂っていただきたいです。

また、生野菜などから食物酵素を補って、消化に使う体内酵素を節約して、その分を代謝のほうに回せるようにするのもおすすめです。

後は、年齢を重ねるほど、血行を良くすることも心がけていきたいです。

血流が良くなれば、お肌のくすみの改善にもなりしますし、老廃物の回収もスムーズになります。

それには、やはり運動がいちばんで、身体全体の血流が良くなることで、お肌にも影響があります。

それに、お顔の血行を良くするには、フェイスマッサージなどもいいですよ。

肌の曲がり角の対策

(30代後半)
紫外線対策・スキンケアでの保湿・生活習慣の改善をきちんと行う
特に保湿への意識を高める(スキンケアでの保湿はもちろん、水分を摂って身体の中からも保湿する)
代謝を上げる(バランスの良い食事の上でビタミンBやビタミンEを摂る、など
血行を良くする(運動、フェイスマッサージ、など)
など

合わせて読みたい!

50歳前後でさらに肌の衰えが感じやすくなる

お肌の曲がり角 [3期]49歳

50歳あたりになると、さらにお肌の衰えを感じやすくなります

それが、最後のお肌の曲がり角ともいえる変化です。

更年期による女性ホルモンの減少も大きく影響する

お肌の状態と密接に関係するターンオーバーは、50歳で約75日の周期になるといわれています

それに、コラーゲンなども、ピークの頃と比べると大きく減少しています。

そして、そのくらいの年代は、女性ホルモンによる影響も大きいです。

50代になると、閉経に近い時期となって、女性ホルモンの分泌量が急激に減少します。

女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」は、美のホルモンともいわれ、美しい肌作りにも関係しています。

そうした女性ホルモンが減少することによっても、お肌の衰えが進みます。

また、更年期(閉経の前後10年間)は、精神的なバランスを崩しやすい時期でもあります。

心と身体はつながっていますから、その精神的な不調がお肌に表れてしまう場合もあります。

肌の曲がり角の原因

(50歳前後)
ターンオーバーの低下
コラーゲンなどの減少
更年期による女性ホルモンの減少
など

シミ・シワ・たるみなどが目立ちやすくなる

50歳くらいからは、エイジングのお悩みがより増えてきます

例えばシミもそうですし、シワも目立ちやすくなります。

お肌のハリがなくなってきて、たるみも起こりやすいです。

肌の曲がり角の症状

(50歳前後)
シミやシワが目立ちやすくなる
肌のハリが低下してたるみも起こりやすい
など

セルフケアに加えてプロのケアもおすすめ

50歳前後になったら、これまで以上に紫外線対策やスキンケアでの保湿に手をかけていただきたいです。

そして、スキンケア化粧品も高機能なものを取り入れてもいいでしょう

また、お肌のたるみやハリ不足は、筋力の衰えからも起こります。

ですので、フェイスマッサージを行って、血行を良くしたりお顔の筋肉を正しい位置に戻してあげたりすることも有効です。

それから、エステサロンなどを利用して、プロの手で定期的にケアしてもらうこともおすすめです。

サロンでは、ご自分ではなかなか行き届かない部分までケアすることができますし、ご自分の身体の状態を知れて自分自身と向き合える機会にもなります。

肌の曲がり角の対策

(50歳前後)
これまで以上に紫外線対策やスキンケアでの保湿に手をかける
高機能なスキンケア化粧品を取り入れる
フェイスマッサージを行う(血行を良くする、顔の筋肉を正しい位置に戻す、など)
エステサロンなどで定期的にケアしてもらう
など

お肌の曲がり角をお手入れや生活習慣を見直すきっかけに

お肌の曲がり角について

「お肌の曲がり角」というと、マイナスの印象があると思います。

ただ、それは「お肌の転換期」ともいえます

お肌の状態の変化は、身体が変わってきていることを知るきっかけになります。

その気付きから、生活習慣を改善したり普段のお手入れを見直したりすればいいのです

ですので、お肌の曲がり角を、あまり悪いものと捉える必要もありませんよ。

ただひとつ、どの年代の方にも当てはまる大切なことが、「紫外線対策」・「スキンケアでの保湿」・「生活習慣の見直し」です

この3つは、早い内から心がけていただきたいです。

合わせて読みたい!

編集部の選ぶお肌の曲がり角におすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、村上先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、お肌の曲がり角を感じたときにおすすめの化粧品をご紹介します。

キレイの先生 ブースターミルク

キレイの先生 ブースターミルク

年齢肌がふわふわ透明肌に!美容家も驚いた洗顔後すぐのミルク!

この『キレイの先生』に登場した美容のスペシャリストの先生方と開発した、洗顔後の最初のミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌の奥までグングン引き込んで、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がそのうるおいを抱き込み、肌がふっくらとして透明感も出て年齢肌ケアにもおすすめです。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円

開発協力者の声

サロン結香 矢澤 ともみ 先生

みずみずしいミルクがうるおいを肌の奥でギュッと抱え込んでフワフワの透明肌に!

まずは、ミルクのイメージを裏切るようなみずみずしさにびっくりしました。乾いたスポンジに水分が入っていくみたいにうるおいが肌の奥にギュッと引っ張られて、肌がフワフワになって透明感も出て感謝しています(笑)。肌が水分を抱え込んで活発に動き出して、肌全体がキュッと上がったようにも感じられました!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

まとめ

お肌の状態は、年齢とともに変化しています。

そうした変化を特に感じやすいお肌の曲がり角は、何回か訪れます。

それは、年代によって原因も違いますし、表れる症状も変わります。

村上先生もおっしゃっていましたが、お肌の曲がり角を悪いことと捉えずに、自分の身体の変化を知るきっかけにするのも良いですね。

そして、普段の生活習慣やお手入れを見直すようにしてはいかがでしょうか?

(取材:「キレイの先生」編集部 文:クレセント Aroma & Natural Style 村上 由紀子 先生、「キレイの先生」編集部)

* 2016年5月23日に公開した『お肌の曲がり角は何歳?どんな症状が出て対策法のおすすめは?』を再編集しました。

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