食事は、使う食材にどんな効果・特徴があるのか、ということから、良い食べ合わせを考えるのも面白いです。それが健康的な食事になって、美肌作りにもなります。例えば、お肉には、身体をアルカリ性にする食べ物を一緒に摂るのがお勧めです。
肉の油は酸性
食材には、油が含まれています。
ただ、お肉とお魚、植物(野菜、果物)の油では、特徴が違います。
お肉は筋肉を作るが、酸性の油
お肉に含まれるたんぱく質は、私たちの筋肉を作ります。
ただ、お肉の油は、酸化しやすいです。
私たちの身体は、食べたもので作られています。お肌の細胞が酸化してしまうと、シミなどのトラブルにつながってしまいます。
お肉の油が、細胞の老化の原因になる場合もあるのです。
それぞれの油をバランスよく摂るのが大切
それに対して、お魚と植物(野菜や果物)の油は、酸化しづらいです。
だからといって、「お肉を食べずに、お魚と野菜・果物ばかりを食べれば良い」というわけではありません。
大切なのは、それぞれをバランスの良く摂ることです。
では、お肉はどんな食べ物と食べ合わせるのが良いのでしょうか?
肉の食べ合わせには、体をアルカリ性にする野菜果物を
お肉の油は酸化しやすいため、「酸性」といえます。
お肉には、「アルカリ性」の野菜・果物を食べ合わせ、バランスを摂るのがお勧めです。
例えば、唐揚げを食べるとき、レモンを絞りませんか?
実は、あれはとても理にかなった食べ合わせです。レモンはアルカリ性です。酸性のお肉(唐揚げ)とも、バランスが取れています。
緑黄色野菜はアルカリ性が多い
アルカリ性の野菜としては、緑黄色野菜が挙げられます。
中でも、小松菜は、あくも少なく栄養豊富です。私もスムージーを作るときには、小松菜はよく入れています。お肉の食べ合わせには、お勧めです。
また、過去の記事の「血行促進になる食べ物」でご紹介した、「クレソンとひじきの炒め物」のクレソンも、アルカリ性です。
クレソンとひじきの炒め物は、サラサラ血液にして血行促進になる料理ですから、お肉と食べ合わせるのも良いですね。
(詳細は、「血行促進!血液を増やしサラサラにする食べ物!簡単レシピ付」をご覧ください)
他にも、しそや梅干しもアルカリ性で、お肉と相性が良いです。
香りの良い薬味も、肉に良い食べ合わせ
ネギやショウガなどの薬味も、お肉を食べるときには、とても良い食べ合わせです。
ポイントは、香りです。
良い香りで気も巡る
健康・美容で大切なのは、「血」・「水」・「気」の循環です。
血流が悪ければ、栄養素を全身に運べません。
水の巡りが悪ければ(水分代謝が悪ければ)、余分な水分を排出することができず、老廃物もたまってしまいます。
そして、気の巡りが悪ければ、血液と水の巡りも悪くなってしまいます。
良い香りは、気も巡ります。
すると、血液と水の巡りも良くなりますから、
・全身に栄養が行き渡り(ターンオーバーが整う)
・余分な水分や老廃物を排出でき(むくみの解消になる)
健康・美容にも良いです。
このように、薬味(香味野菜)は、料理のアクセントになるだけではなく、効果的な働きもあります。
*編集部:吉崎 純子 先生の過去の記事では、「血行促進になる食べ物」、「水分代謝を上げる食べ物」をご紹介いただきました。そちらも合わせてご覧になってみてください。
・血行促進!血液を増やしサラサラにする食べ物!簡単レシピ付
・むくみ解消にも、水分代謝を上げる食べ物!食べ合わせ例つき
まとめ
食事の食べ合わせは、パズルのように考えることができます。
お肉は酸性だから、アルカリ性の野菜を一緒に食べて、薬味で血液・水の循環を良くして、といった感じです。
食材の効果・特徴から食べ合わせを考えると、料理も色々なアレンジが考えられます。
それも料理の面白さではないでしょうか?
(取材:「キレイの先生」編集部 文:ESTRELLAS SALON Angelica 吉崎 純子 先生、「キレイの先生」編集部)
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