「キレイの先生」編集部です。
今回は、さい美容鍼灸マッサージサロン の稲田 彩子 先生に取材させていただしました。
稲田 先生への取材は、2回目になります。
以前、「円皮鍼(えんぴしん)」について取材したときの記事がよく読まれているので、今回は、先生のおすすめの円皮鍼を紹介していただきました。
稲田 先生の「円皮鍼」の記事
円皮鍼は、(鍼灸師さんの行う)鍼と同じような効果が期待でき、自宅で行えます。
(円皮鍼の)ブランドとしては、「パイオネックス」などが代表的だそうです。
「鍼を試してみたい」という方には、どんな円皮鍼がおすすめなのでしょうか?
稲田 先生に教えていただきました。
目次
おすすめの円皮鍼は?
・セイリン「パイオネックス」
・刺さない鍼(パイオネックス ゼロ)
・パイオネックス 0.3mm
・パイオネックス 0.6mm
円皮鍼の使い方
・使い方(顔)
・使い方(ツボ:合谷)
・使い方(ツボ:三陰交)
本日のキレイの先生
さい美容鍼灸マッサージサロン
稲田 彩子 先生
「キレイの先生」編集部
円皮鍼とは
以前、先生に取材させていただいた「円皮鍼」の記事は、とても良く読まれています。
ありがとうございます(笑)。
稲田 先生の「円皮鍼」の記事
そこで今回は、「鍼(はり)が初めて…」という方に、どんな円皮鍼がおすすめなのか、教えていただきたいと思います。
まず、円皮鍼とは何かということを、改めてお話しいただけますか?
円皮鍼は、普通の人でも使える鍼です。
鍼について
鍼は、日本でも治療として認められていて、行うには鍼灸師の国家資格を取得することが必要です(医師や歯科医師なども、鍼を行うことができます)。
(円皮鍼は)鍼がシールにくっついていて、ちょこんと出ています。
円皮鍼は、そのシールを貼って使うのですよね。
はい。
(円皮鍼は)シールになっていますので、鍼が身体の中に入ることもありません。
また、(鍼灸師の行う鍼と比べて)刺激が弱いため、一般の方でも使いやすいです。
ちなみに、円皮鍼と似たもので、「皮内鍼(ひないしん)」というものもあります。
皮内鍼も、(鍼灸師の)資格がなくても使えるもので、鍼を刺してから、その上からカバーをするような感じでシールを貼ります。
円皮鍼は、鍼とシールが一体化したものです。
皮内鍼は、鍼とシールが別々になっていて、鍼を刺した後に、別でシールを貼るのですか?
はい、そうです。
皮内鍼は、自分で深さを調整することができ、スポーツ選手の治療などにも使われています。
皮膚に水平に刺せるところが、円皮鍼との違いです。
ただ、皮内鍼は、(皮膚に水平に刺すことで)抜きにくかったりして扱いが難しく、痛みを感じる人も少なくないので、一般の方は、円皮鍼の方が使いやすいと思います。
ちなみに、円皮鍼は痛みがあるのでしょうか?
円皮鍼には、鍼の長さがいくつかあります。
(鍼の長さの)長いものは、打った場所によっては、チクッとするといったことはあると思いますが、「痛い」というほどはないと思います。
そこは、鍼と同じということですね。
鍼は痛い?
鍼も、チクッとはしますが、「痛い」というほどではなく、「気持ちがいい」という方もいらっしゃるとのことです。
円皮鍼の効果
いちど、稲田 先生のインタビューから離れます。
円皮鍼は、鍼と同じような効果が期待できます。
鍼の効果については、稲田 先生の「美顔鍼」の記事で取り上げました。
稲田 先生の「美顔鍼」の記事
鍼は、ツボに打って臓器や器官に働きかけたり、人の身体の生体反応を利用したりする療法です。
(鍼で)皮膚に微細な傷を付けると、身体はそれを修復するために、白血球、つまり血液を集めます。
それによって、血行が良くなり、免疫力が上がり、(身体の)機能が向上する他、(その部分が)温まり、筋肉もゆるみます。
そのため、鍼は、筋肉痛のときには痛みの出ている場所に、肩こりや腰痛のときにはコリを感じる場所に、直接打ったりして使うことができます。
また、美容鍼では、顔に鍼を打つことで、(血行が良くなることで)むくみ・くすみの解消や、(筋肉をゆるめることで)たるみの改善、コラーゲンの産生、ターンオーバーの促進などの効果が期待できるといいます。
では、ご自宅で鍼を行うには、どんな円皮鍼がおすすめなのか、稲田 先生のインタビューをご覧ください。
おすすめの円皮鍼は?
では、鍼灸師の国家資格をお持ちの先生に、おすすめの円皮鍼を教えていただきたいと思います。
セイリン(パイオネックス)
円皮鍼にも、いくつかのブランドがあるのですよね。
はい。
いちばんのおすすめは、セイリン(鍼のメーカー)の「パイオネックス」です。
サロンでも、パイオネックスを取り扱っています。
パイオネックスは、どんなところに良さがありますか?
かぶれにくいので、(円皮鍼を使うのに)人を選びません。
例えば、顔に円皮鍼を付けて、かぶれたりしたら嫌ですよね。
それは、困ってしまいますね…。
パイオネックスはかぶれづらく、とても使いやすいです。
先程、円皮鍼には鍼の長さがいくつかあると、おっしゃっていました。
パイオネックスも、(鍼の長さが)いくつかあるのですか?
はい、あります。
刺さない鍼(パイオネックス ゼロ)
パイオネックスで、「円皮鍼が初めて」という方に、おすすめの種類はありますか?
「パイオネックス ゼロ」という、鍼ではなく粒のようなものが付いていて、押圧(おうあつ)のみの円皮鍼があります。
それは、鍼を刺すのではなく、粒で刺激を与えるだけということですか?
はい、試してみますか?
はい、是非お願いします!
(パイオネックス ゼロを貼っていただくが)え? まったく刺激を感じません…。
というか、円皮鍼を付けている感覚すらありません!
はい(笑)。
これは、「円皮鍼が初めて」という方でも、安心して使えそうですね。
パイオネックス 0.3mm
後は、例えば円皮鍼を顔に使うときは、(パイオネックスの中で)いちばん短い0.3mmのものなどが良いと思います。
やはり、(鍼の長さが)長いものは、(円皮鍼が)初めての方にはあまりおすすめできないですか?
そうですね。
(鍼の長さが長いものでは)痛みを感じてしまう場合もあるので、短いもので始めるのが良いと思います。
パイオネックス 0.6mm
円皮鍼は、肩こりや腰痛などにも使えると思います。
稲田 先生の記事
円皮鍼を身体に使う場合は、(鍼の長さが0.3mmのものよりも)もう少し長いものでも大丈夫ですか?
そうですね。
パイオネックスでは、(鍼の長さが)0.3mmからもう一段上がって、0.6mmのものがあるので、そちらでも良いかもしれません。
円皮鍼の使い方
稲田 先生には、「円皮鍼はこんなところに付けると良いですよ」といったことも教えていただきました。
円皮鍼は、いちど付けてみて、特にかぶれなどが出なければ、夜の就寝前に付けて、翌朝に取るような使い方で良いそうです。
使い方(顔)
まずは、顔に円皮鍼を付けるのにおすすめのポイントです。
1) 耳の上
むくみのポイントになる場所で、ここの循環を良くすることで、顔のむくみがすっきりするそうです。
2) ツボ「太陽(たいよう)」
目元のたるみなどに良く、目がパッチリしたりする効果が期待できるそうです。デスクワークで長時間パソコンに向かっている方などには、特におすすめだそうです。
3) ツボ「巨りょう(こりょう)」
頬のたるみに良いそうです。
4) ツボ「地倉(ちそう)」
頬のたるみや、口角をキュッと上げるのに良いそうです。
5) フェイスライン・顎下
顔のリフトアップ効果が期待できるそうです。
使い方(ツボ:合谷)
「合谷(ごうこく)」は、顔や目などに効果の期待できるツボで、美容効果を上げたいときには、先生も合谷に(鍼を)必ず打つそうです。
合谷についての記事
使い方(ツボ:三陰交)
「三陰交(さんいんこう)」は、女性ホルモンのバランスを整える他、美白効果なども期待できるツボだそうです。
編集部の選ぶオススメの円皮鍼
「キレイの先生」編集部です。
ここまでが、稲田 先生のインタビュー記事です(稲田 先生、ありがとうございました!)。
円皮鍼は、パイオネックスの他、「アキュライフ 刺さない鍼」もおすすめです。
マグナム アキュライフ 刺さない鍼 50粒
「アキュライフ 刺さない鍼」は、「パイオネックス ゼロ」と同じように刺さないタイプの円皮鍼なのですが、粒が大きく、貼った場所にしっかりと刺激を与えることができます。
粒は大きいですが、貼ったときの圧はまったく感じず、円皮鍼を貼っていることを忘れてしまうほどです。
「鍼を刺すのは少し怖いけど、効果をしっかり得たい!」という方にはおすすめで、初回のみ特別価格でお申込みいただけます。
まとめ
円皮鍼は、かぶれにくいことも大切です。
円皮鍼を顔に使って、かぶれてしまっては大変ですよね。
かぶれにくさでは、セイリンの「パイオネックス」がおすすめとのことでした。
特に、「パイオネックス ゼロ」は、鍼ではなく粒のような突起物が付いていて、皮膚を傷つけるわけではないので、初めての方にも安心感があります。
私も、パイオネックス ゼロを付けながら、この記事をまとめているのですが、円皮鍼を付けているという感覚もありませんでした。
「鍼をやってみたいな…」という方は、(鍼の長さが)短めの円皮鍼からお試しになってみてはいかがでしょうか?