キレイの先生

ホーム > 美肌 > スキンケア > 

皮脂の働きを理解しオイリー肌・脂性肌のスキンケアにいかす

IL SALONE  伊東 晃 先生

1200023_a01

Tゾーンのテカりが気になる脂性肌。オイリー肌ともいいますね。「顔の過剰な皮脂が気になるから」と●●をすると、かえってマイナスになることも…。今回は、そんな脂性肌(オイリー肌)について、スキンケアのポイントをアドバイスさせていただきます。

脂性肌(オイリー肌)とは

皮脂は毛穴から分泌されているのですが、その皮脂分泌が過剰になっているお肌が、「脂性肌(オイリー肌)」です。

特に、脂が目立ちやすいのが、Tゾーンです(頬のテカりが気になるという方は、あまりいらっしゃらないように感じます)。

1200017_a02_2

脂性肌は、生まれついての方もいらっしゃいますし、生活習慣によってなってしまう方もいらっしゃいます。

どんな生活習慣が脂性肌の原因になるのか、みていきましょう。

主な原因1. 睡眠不足・暴飲暴食・ストレス

皮脂の分泌は、男性ホルモンの働きによるものです。

私たちの身体は、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが良いのが、理想です。しかし、男性ホルモンが優位になると、過剰な皮脂分泌につながってしまいます。

そのいちばんの原因になるのは、下記のような生活習慣の乱れです。

・夜更かしや睡眠不足
・暴飲暴食
・ストレス
など

主な原因2. 油っこい食事

1200023_a03

私たちの身体は食べたものからできていますから、揚げ物など油っこい食事ばかり食べると、脂性肌になりやすいです。

お肉やバターの摂り過ぎには注意が必要です。

動物性の油を摂るのであれば、お肉よりも魚の方が、サラサラした油でお勧めです。

脂性肌のスキンケアは「皮脂」がポイント

「皮脂」が脂っぽさの正体。

そういうと、皮脂に悪いイメージを持たれるかもしれません。

しかし、実は、この皮脂は、潤いのあるお肌を保つために、とても大切な働きがあります。

「皮脂膜」がお肌をカバー

皮脂は、毛穴から分泌されると、(汗などの)水分と混じり合って、お肌の表面を覆う「皮脂膜」を作ります。

この皮脂膜は、
・お肌の中の水分が蒸発しないように「ふた」となり
・排気ガスなどからお肌を守るバリアーとなり
お肌をカバーします。

皮脂は、お肌にマイナスどころか、本来は欠かせないものなのです。

そして、皮脂のこの働きこそが、脂性肌のスキンケアのポイントになります。

クレンジングはしっかり、洗顔は軽め

1200023_a04

お肌の脂っこさが気になると、きれいに洗い落としたくなると思います。ただ、その洗い過ぎ、注意が必要です。

油分は、「お肌のカバー」として欠かせないものです。

油分を取り過ぎてしまうと、お肌が「油分が足りていない」と勘違いしてしまい、かえって皮脂を過剰に分泌してしまいます。

それでは、まったくの逆効果ですね。

大切なのは、皮脂を程よく取るくらいに抑えて、洗い過ぎないことです。

クレンジング > 洗顔

皆さまの中にも、W洗顔(クレンジング・洗顔)を心がけている方はいらっしゃると思います。

ただ、W洗顔をしっかり行うと、油分も落としすぎてしまう場合があります。

より大切なのは、メイクや汚れ(排気ガス、ほこりなど)を落とす「クレンジング」です。

クレンジング・洗顔は、
・クレンジング:しっかり行う
・洗顔:朝夜いずれかの1回(多くても朝夜の2回)
で、問題ありません。

※ただし、思春期で、皮脂の分泌が激しいニキビ肌などは例外です。

一日に何回も洗顔するのは好ましくありません。

石油系の界面活性剤の入ったクレンジング剤は使わない

また、界面活性剤の入ったクレンジング剤は使わないようにしましょう。特に、石油系の界面活性剤です(オーガニックの植物由来のものでしたら、お使いいただいて構いません)。

それは、洗剤でお顔を洗っていることと同じです。

洗浄力が強いですから、洗顔後にお顔がキュッキュッとして、きれいになった感覚を持たれるかもしれませんが、それは油分を取り過ぎてしまった状態です。

そこまでの感覚がなくても、メイクや汚れは十分に落とすことができます。

(編集部:界面活性剤については、「【ミニコラム】石油系界面活性剤のクレンジング剤はNG」を合わせてご覧ください)

化粧水で保湿はしっかり、乳液・クリームはさっぱり

1200023_a05

乾燥肌に保湿が大切なのは、お分かりになりますよね。

そして、脂性肌にも、「保湿」がとても大切です。

理由は先程と同じで、皮脂が関係しています。

皮脂から作られる皮脂膜は、お肌の中の水分が蒸発しないように「ふた」となります。

お肌が乾燥していると、「水分を保持するために、もっと油分が必要」と、さらに過剰に皮脂に分泌してしまいます。

そのため、脂性肌にも、まずは化粧水をたっぷり使って、保湿してあげてください。

さっぱりした乳液、少量のクリームで「ふた」をする

しっかりと保湿してあげるところまでは、乾燥肌と同じです。

ただ、乾燥肌と脂性肌では、ここからのスキンケアが分かれてきます。

乳液・クリームは、
・乾燥肌:しっかりつける
・脂性肌:少量にする、さっぱりしたものを使う
ようにしましょう。

乳液・クリームは、オイルを含んでおり、スキンケアの「ふた」となる役目があります(編集部:乳液とクリームの役割については、「基本の「き」! スキンケアの正しい順番を復習する」も合わせてご覧ください)。

乾燥肌には、乳液・クリームでしっかりと「ふた」をして、化粧水の潤いを閉じ込める必要があります。

一方で、脂性肌に、乳液・クリームを使い過ぎてしまうと、さらに脂っこくなってしまいます。

脂性肌には、乳液でさっぱりしたタイプか、クリームでも少量をお使いになるのが良いでしょう。

まとめ

Tゾーンのテカりが気になると、どうしても余分な油分をしっかりと取りたくなります。

ただ、脂性肌の原因となる「皮脂」は、潤いのあるお肌を保つのに、欠かせないものです。

皮脂がお肌に悪者ではないことをご理解いただいて、ケアを心がけてみてください。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:IL SALONE 伊東 晃 先生、「キレイの先生」編集部)

【編集部セレクション】肌質のことをもっと知ろう!

乾燥肌は生活習慣病? あなたの洗顔・クレンジングは平気?

生理の前後「黄体期」「月経期」のお肌は肌荒れが出やすい

どんな肌トラブルが?ターンオーバーの周期28日が乱れると

本日のキレイの先生

7000043_b

伊東 晃 先生