今回のテーマは、「目元のくすみ」です。
千葉県市川市 バリニーズサロンNol(ノル) の松本 明日香 先生にインタビューさせていただきました。
目元のくすみは、乾燥や血行不良などから起こるケースが多いといいます。
そのためくすみを改善するには、スキンケアでの保湿も大切ですし、ツボ押しで血行を良くすることもおすすめだそうです。
そんな目元のくすみの原因と改善方法について、松本先生に話をお聞きしました。
目次
目元のくすみの原因
・肌の乾燥や血行不良などからくすみが起こる
・スキンケアでの肌摩擦やスマホによる眼精疲労などが原因に
目元のくすみの改善方法
・深呼吸しながら化粧品を乗せていって保湿する
・クレンジング・洗顔は3指で行って摩擦を防ぐ
・目元のホットタオルやツボ押しもおすすめ
・目元のくすみにはサロンケアもおすすめ
目元のくすみの原因
肌の乾燥や血行不良などからくすみが起こる
松本先生、よろしくお願いします、今回のテーマは「目元のくすみ」です。
先生のサロンのお客様にも、目元のくすみがみられる方はいらっしゃいますか?
はい、多くいらっしゃいますよ。
中には、目元のくすみを気にされていて、フェイシャルのトリートメントを受けられるお客様もいらっしゃいます。
目元のくすみは何によるものなんですか?
要因はいくつかありますが、ひとつは、お肌のうるおい不足による乾燥です。
それから、眼精疲労から来る血行不良によるものもあります。
後は、クレンジングなどのこすりすぎによるメラニンの色素沈着から起こるケースもあります。
ちなみにいま挙がった中では、どのタイプのくすみが多いんですか?
そうですね、お肌の乾燥や血行不良からくすみが起こっている方が多いでしょうか。
当サロンでも、目の疲れから目周りがモヤモヤするという方も多くいらっしゃいます。
スキンケアでの肌摩擦やスマホによる眼精疲労などが原因に
目元は顔の中でもくすみが出やすい場所だと思いますが、それはどうしてですか?
目元は、お顔の中でも皮膚が薄い場所です。
ですので乾燥も進みやすいですし、血流が悪ければ青ざめてくすんだ色になってしまいます。
それに額から目周りは、お顔の中でも神経が集中している場所です。
それもあって、目周りは特に疲れが出やすいです。
そういったことも、目元のくすみに関係してきます。
日々の生活習慣で、目元のくすみの原因になることはありますか?
ひとつは、スキンケアでこすってしまうことです。
例えばクレンジングや化粧水などでお肌をこすってしまうと、その摩擦によって乾燥を招きやすくなりますし、色素沈着の原因にもなります。
それから、お肌の乾燥は外的な環境による影響もあります。
例えば秋冬は空気が乾燥しているので、お肌の乾燥も進みやすいですし、エアコンなどによる室内の乾燥の影響もあります。
他に、目元のくすみの原因になることはありますか?
特に現代社会は、スマホやパソコンによる影響も大きいですね。
後は、睡眠不足などの生活習慣の乱れやストレスも、目元のくすみの原因になります。
目元のくすみの改善方法
深呼吸しながら化粧品を乗せていって保湿する
ここまでのお話では、目元の乾燥もくすみにつながるとのことでした。
そうすると目元のくすみには、スキンケアでの保湿も大事なんですよね?
はい、すごく大切ですよ。
スキンケアでしっかりと保湿することで、お肌の乾燥によるくすみも軽減できます。
目元の保湿対策でアドバイスはありますか?
スキンケア化粧品の付け方を意識改革するのもひとつですね。
例えば化粧水は、「塗る」というよりも「乗せる」という感覚でなじませてあげるのがおすすめです。
特に皮膚の薄い目元には、そういった意識を持つようにするといいですよ。
それから、目元に限らずお顔全体にいえることですが、化粧品をなじませてハンドプレスを行うときに、深呼吸を行うこともおすすめです。
そうして深く呼吸をすることで、血行促進にもつながります。
それに呼吸は、自律神経(人間の身体と心をコントロールしている神経)を自分自身でコントロールできる唯一の方法です。
深呼吸で副交感神経(リラックスの神経で夜に優位になる)が優位になってリラックスもできます。
それから、普段つい急いでお手入れを行っている方は、深呼吸を行うことで自然と丁寧にお手入れができますよ。
ですので、深呼吸しながら化粧品を付けていただくのは、とてもおすすめです。
後は、目元の乾燥が激しいときなどは、目元専用の美容液などをピンポイントで取り入れてケアしていただくのもいいですね。
クレンジング・洗顔は3指で行って摩擦を防ぐ
目元のくすみを改善するのに、クレンジング・洗顔でのポイントはありますか?
クレンジングは、手でこすってメイクを落とすのが習慣になっている方も見受けられます。
ただ本来は、メイク汚れはクレンジング料で浮かび上がらせながら落とすものです。
ですので、手でゴシゴシとこすってクレンジングを行わないようにしましょう。
それで、手の平でお顔を洗うと圧が強くなりやすいです。
ですので、人差し指・中指・薬指の3本指を使って、皮膚が動かないくらいの圧で洗ってあげるといいですよ。
それから、目元のメイクをしっかりされる方は、先にポイントメイク落としなどで目周りのメイクを落としてから、お顔全体のクレンジングを行うのもいいですね。
後は洗顔後も、タオルでお顔をゴシゴシと拭くのではなく、お顔を押さえるようにして水気を取ってあげましょう。
目元のホットタオルやツボ押しもおすすめ
他に、目元のくすみを改善するのに、セルフケアでやれることはありますか?
疲れはその日のうちにとって、疲れをためこまないようにすることも大切です。
それには、目元を温めてあげるのもおすすめです。
例えば手の平で目元を覆(おお)って温めるのもいいですし、ホットタオルをお顔に当てるのもおすすめです。
ちなみにお肌の乾燥が激しいときは、朝のお手入れで洗顔を行わずに、その代わりにホットタオルをお顔に当ててあげるのもいいですね。
お顔にホットタオルを当ててあげると、血行促進にもなって目の疲れをとることもできます。
それに保湿効果もありますし、お肌がもっちりしてやわらかくなって、その後の化粧水も浸透しやすくなっておすすめです。
さらに、交感神経(緊張の神経)の緊張をほぐすことにもつながります。
他に、目元のくすみを改善するのにできることはありますか?
目元のツボ押しも、血行促進になっておすすめです。
ちなみに目元のツボ押しは、指を動かして行うと摩擦を起こしてしまいます。
ですので指を動かすのではなく、お顔を上下に動かすことで、優しく圧をかけていくようにするといいですよ。
それによって、皮膚がこすれるのを防ぐことができます。
目元のツボ押しは、どこを押せばいいんですか?
ツボ押しを始める前にまずは、目元を手で押さえて温めてあげましょう。
ちなみに、それだけでも疲れ目・頭痛・肩こりなどにいいですよ。
そうしたら最初は、目頭にある「攅竹(さんちく)」のツボを親指で押します。
次は、人差し指・中指・薬指の3本指で、眉毛の下を押してあげます。
それで、そのままこめかみのほうまで順番に押していきます。
次に、「清明」を人差し指で押します。
次は、3本指で目の下を押さえます。
それでそのままこめかみのほうまで移動していきます。
目元は皮膚が薄いですので、ツボ押しも優しく行ってあげるといいですよ。
ちなみにツボ押しの刺激は、ストレッチと同じような効果も得られるので、お顔の歪みのケアにもつながります。
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目元のくすみにはサロンケアもおすすめ
先生のサロンのケアも、目元のくすみの改善にはいいんですよね?
はい、当サロンのフェイシャルトリートメントでは、ツボとツボをつなぐ経絡(けいらく)を意識ながらツボを刺激してお顔をゆるめた後に、オイルのハンドマッサージでさらにお顔をほぐしていきます。
それによって血液循環も良くなりますし、交感神経のバランスを整えられるのでリラクゼーション効果もあります。
ですので目元のくすみにもいいですし、眼精疲労などにもおすすめです。
さらに頭のほうからもコリをほぐしていくことで、目がパッチリと大きくなります。
それは、いちどの施術でも変わるんですか?
はい、変わりますよ。
施術後はお客様から、目元が明るくなって視界も広がったというお声をいただいています。
まとめ
目元のくすみは、主に乾燥や血行不良などから起こります。
そのためくすみを改善するには、スキンケアでの保湿も大切ですし、血行を良くするのに目元を温めることやツボ押しなどもおすすめです。
目元のくすみが気になったときは、松本先生にアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?