美容のスペシャリストが教えるキレイ

椿油の効果効能!美容家が美肌や美髪にすすめる使い方!スキンケアなど

本日のキレイの先生

青木 めぐみ 先生

今回のテーマは、「椿(つばき)油」です。

木の家のサロン mocca の青木 めぐみ 先生にインタビューさせていただきました。

椿油は日本のオイルで、肌なじみが良く保湿力も高いです。

そのため美肌効果も得られますし、ヘアケアにも優秀です。

青木先生のサロンでも、椿油を使用しているといいます。

そんな先生に、椿油の効果効能や使い方について話をおききしました。

目次

椿油とは
・椿油はあまりべたつきがなく使いやすい

椿油の効果・効能
・オレイン酸が豊富なため肌なじみが良く保湿力が高い
・ヘアケアにも優秀で髪がしっとりしてUVケアにも

椿油の使い方
・オイル美容でスキンケアの仕上げなどに使える
・洗髪や整髪時のヘアケアにも使える

椿油好きにおすすめの化粧品

まとめ

椿油とは

青木先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「椿油」です。

先生のサロンでも、椿油をお使いになっているんですよね?

はい、サロンでは、椿油とライスオイルのブレンドオイルを使用しています。

椿油は、あの花の椿から抽出されるんですか?

はい、そうですよ(笑)。

椿は、ツバキ科ツバキ属の植物です。

椿油は、その花の種子から抽出されます

椿油の主な産地はどこですか?

有名なのは、伊豆大島です。

椿油の主な産地は、日本なんですか!?

はい(笑)、そもそも椿は日本の植物です。

学名も、「Camellia japonica(カメリア・ジャポニカ)」といいます。

ですので椿油は、日本のキャリアオイル(植物オイル)といえますよ。

それは知りませんでした…(笑)。

椿油の産地としては、伊豆大島以外も宮城県の気仙沼なども知られています。

ちなみにサロンでは、新潟県の佐渡島の椿油を使用しています。

その椿油は、野生の椿から抽出されています。

佐渡島は、冬は降雪も多いです。

そうした厳しい環境の中で育った椿からオイルが抽出されるため、質も高いといわれています。

椿油とは

【基本情報】
・植物:椿
・抽出部位:種
・主な産地:伊豆大島など

椿油はあまりべたつきがなく使いやすい

椿油は、どんなテクスチャーのオイルなんですか?

べたつきはあまりありませんので、使いやすいオイルですよ。

香りはあるんですか?

基本的には、少し独特な香りがあります

ただそれは、商品によるところもあるでしょうか。

実は私も最初、椿油の独特な香りが得意ではありませんでした(苦笑)。

そうだったんですか(笑)。

はい(笑)、ただサロンでも使用している佐渡島の椿油は、独特な香りが少ないです。

それも、使いやすい理由のひとつです。

キャリアオイルは、酸化に気を付ける必要があります。

酸化の早いオイルは、保管に気を付ける必要がありますし、早めに使い切ったほうがいいです。

椿油は、酸化の早いオイルになるんですか?

どちらかというと比較的、酸化しづらいオイルといえるでしょうか。

椿油とは

【オイルの特徴】
・テクスチャー:べたつきが少ない
・香り:基本的には独特な香りがある
・品質の安定性:比較的酸化しづらい

椿油の効果・効能

オレイン酸が豊富なため肌なじみが良く保湿力が高い

椿油には、どんな成分が含まれているんですか?

椿油は、「オレイン酸」が豊富に含まれています

商品や生産年によって差もでますが、椿油の約85%はオレイン酸といわれています。

ちなみに、オレイン酸の「オレイン」の語源は、オリーブから来ています。

そのオリーブの実から抽出されるオリーブオイルよりも、椿油はオレイン酸が8~10%多く含まれているそうですよ。

それはすごい(笑)、椿油は、名前の由来になっているオリーブオイルよりもオレイン酸が豊富なんですね。

そのオレイン酸というのは、どんな成分なんですか?

オレイン酸は、皮膚の油分にも含まれている成分です

そうすると椿油は、肌なじみが良さそうですね。

はい、お肌への浸透性が高いですよ。

お肌の乾燥は、肌表面の油分が少なくなっていることによっても起こります。

椿油をお肌に付けることで、その油分を補うこともできますね。

椿油は、保湿力が高いということですね。

他に、椿油の効果・効能はありますか?

椿油は、余分な角質(肌表面の古くなった肌細胞)の除去を助けて、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)を整えるのにもいいといわれています。

サロンでは、フェイシャルのトリートメントに椿油を使用しています。

そうした椿油の作用によるところもあると思いますが、施術後のお客様は、お肌がやわらかくなってふっくらモチモチされますよ。

椿油の効果・効能

・オレイン酸が豊富で肌なじみが良く保湿力が高い
・余分な角質の除去を助けて肌代謝を整える
など

【編集部補足】肌の油について

肌の油は毛穴から分泌されていて、肌表面で汗などの水分と混ざり合って天然の保護膜「皮脂膜(ひしまく)」を作ります。
皮脂膜は、皮膚の水分が蒸発するのを防ぐ役割などがあります。
そのため肌表面の油が不足していると、肌は乾燥が進みやすくなります。

ヘアケアにも優秀で髪がしっとりしてUVケアにも

椿油は、ヘアケアの効果・効能も高いイメージがあります。

そうですね、椿油はヘアケアにもおすすめですよ。

髪の毛も、皮膚と同様に水分と油分のバランスが大切です。

髪は、水分が不足しているとパサパサになりますし、油分が少なくてもゴワゴワしてまとまりづらくなります。

そして、その髪の毛の油分にも、オレイン酸が含まれています。

そうすると、オレイン酸の豊富な椿油は美髪効果が高そうです。

はい、椿油を髪に付けることで、その油分を補うことができます。

それによって、髪の毛の水分が逃げないようにカバーすることができて、髪がしっとりとしてきますよ。

それに椿油は、髪のUVケアにもなります

椿油は、UVケア効果もあるんですか(笑)。

はい(笑)、髪も紫外線対策を行うことは大切です。

椿油は、昔から髪の毛のケアに使われていたといいます。

昔の方は、椿油の効果・効能を経験的にわかっていたのでしょうね。

椿油の使い方

オイル美容でスキンケアの仕上げなどに使える

椿油は、ホームケアではどんな使い方ができるんですか?

椿油はオイルですから、オイル美容に使用することができます。

例えば化粧水後、椿油でスキンケアのふたをしてあげるのもいいですね。

椿油でスキンケアの仕上げをするということですね。

はい、椿油には「パルミトレイン酸」という成分も含まれています。

そのパルミトレイン酸は、水と油を乳化する作用があるとされています。

化粧水の水分と椿油の油分が、肌表面で乳液・クリームになるような感じでしょうか?

はい、そんなイメージですね(笑)。

ただ椿油は、お肌への浸透力が高いです。

その分、冬場などの乾燥しやすいシーズンにスキンケアの仕上げに使用するには、物足りなさを感じるかもしれません。

ちなみに私はそういったとき、最後にシアバターなどを加えるようにしています。

他に、オイル美容での椿油の使い方はありますか?

椿油は、クレンジングに使用することもできます。

後は、私自身は、朝の洗顔前に椿油を使用しています

え、洗顔前に美容オイルを使うんですか(笑)!?

はい、そうした使い方もできますよ。

それによって、その後の洗顔石鹸と椿油の相性がいいのか、石鹸の泡立ちが良くなるように感じます。

それで洗顔後はお肌がふっくらとするので、個人的に気に入っています(笑)。

椿油の使い方

【スキンケアでの使用方法】
・スキンケアの仕上げに使用する
・クレンジングに使用する
・朝の洗顔前に使用する
など

関連記事

洗髪や整髪時のヘアケアにも使える

椿油は、ヘアケアにはどんな使い方ができますか?

ひとつは、洗髪してタオルドライをした後に、髪全体に椿油を付けることです。

その後に、ドライヤーで髪を乾かします。

それからお風呂で、シャンプー前に頭皮から髪全体に椿油を付けるのもいいですね。

それからマッサージを行って、しばらくそのまま置いておくと「ヘアパック」になります。

それによって、オイルで頭皮や髪の汚れを取るオイルクレンジングの効果があります。

それに、頭皮に椿油の栄養を染み渡って、髪の生育にもつながりますね。

後は、朝のヘアケアに椿油を使用することもできます。

そのときは、朝に整髪するときに髪の毛を乾かした後、椿油を髪全体にサラサラと付けてあげるといいですよ。

それによって髪の水分が逃げにくくなって、髪もまとまりやすくなります。

ちなみにそれは、私も普段から行っていることです。

椿油の使い方

【ヘアケアでの使用方法】
・洗髪したタオルドライ後、髪全体に椿油を付けて髪を乾かす
・シャンプー前に椿油を頭皮から髪全体に付ける、その後にマッサージを行ってしばらく置いておく
・朝に整髪するとき、髪を乾かした後に椿油を付ける
など

椿油好きにおすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です、ここまでが青木先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、椿油にご興味のある方におすすめの化粧品をご紹介します。

ヴァーチェ マルラオイル

南アフリカで「神の木」とも呼ばれるマルラの木の実から採れる希少なエイジングケアオイルです。マルラの木が乾燥の厳しい環境で育つだけに高保湿で、アルガンオイルの約3.6倍の抗酸化力を備え、「ビタミンC・E」や「オメガ6・9」などの年齢肌に大切な成分を豊富に含んでいます。オイルとは思えないサラサラした質感が特徴で、肌にすっと浸透して油浮きの不快感もなく、オイル独特の匂いもほとんどありません。

●内容量:18mL
●通常価格:税別3,680円

美容家の感想

オイル苦手女子にもすすめられるサラサラ感!保湿力も高くて肌がふっくら!

オイルだけどサラサラで浸透がいいから肌にスッとなじんで、オイルのべたつきな苦手な方にもすすめられる使いやすさです。それでいて、オイルならではの保湿感は高くて、夜のお手入れの仕上げに使うと翌朝までうるおいが保てましたし、肌に弾力が出てふっくらして乾燥小じわも改善されました!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。


キレイの先生 ブースターミルク

キレイの先生 ブースターミルク

うるおいが肌奥までギュッ!美容家も驚いた洗顔後すぐのミルク!

この『キレイの先生』に登場した美容のスペシャリストの先生方と開発した、洗顔後の最初のミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌の奥までギュッと引き込み、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がそのうるおいを抱き込み、乾燥肌や年齢肌にはもちろん、肌がふっくら引き締まり毛穴ケアにもおすすめです。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円

開発協力者の声

サロン結香 矢澤 ともみ 先生

みずみずしいミルクがうるおいを肌奥までギュッと引っ張りフワフワ肌の毛穴レスに!

まずは、ミルクのイメージを裏切るようなみずみずしさにびっくりしました。まるで乾いたスポンジに水分がギューッと入っていくみたいに、うるおいが肌の奥にギュッと引っ張られて、肌がフワフワにやわらかくなりました(笑)。それに、肌に透明感も出て、毛穴もキュッと引き締まって目立ちにくくなりました!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

まとめ

椿油がオリーブオイルよりもオレイン酸を豊富に含んでいるというお話には、驚きました。

そのため椿油は、肌なじみも良いですし保湿力も高いです。

しかも、日本のキャリアオイルというのも嬉しいです。

椿油はその保湿力の高さから、スキンケアやヘアケアにもおすすめのオイルですよ。

* 2017年2月7日に公開した『日本のオイル「椿油」の効果・効能!髪や顔での使い方とは?』を再編集しました。