美容のスペシャリストが教えるキレイ

毛穴のブツブツに美容家が教えるスキンケア方法やおすすめアイテム

本日のキレイの先生

山口 由子 先生

今回のテーマは、「毛穴のブツブツの原因と改善方法」です。

茨城県行方市 Y.YCOSMEyamaguchi の山口 由子 先生にインタビューさせていただきました。

毛穴のブツブツは、主に毛穴詰まりによるところが大きいです。

そうしたときは顔の油が出やすくなっている場合が多く、それには、クレンジングオイルの「水磨き」でクレンジングを丁寧に行い、洗顔後は15回以上のすすぎで毛穴を引き締めることなどがおすすめだそうです。

毛穴のブツブツの原因や改善方法について、山口先生に話をお聞きしました。

目次

毛穴のブツブツの原因
・毛穴のブツブツは主に角栓によるもの
・スキンケア不足や生活習慣の乱れなどが原因に

毛穴のブツブツの解消方法
・クレンジングでの水磨きから洗顔後のすすぎでの引き締めなど
・乳液で保湿をして収れん化粧水を取り入れるなど
・食事や睡眠などの生活習慣を整えるのも大事
・毛穴のブツブツにはサロンケアもおすすめ

まとめ

毛穴のブツブツの原因

毛穴のブツブツは主に角栓によるもの

山口先生、よろしくお願いします、今回のテーマは、「毛穴のブツブツの原因と改善方法」です。

先生のお店のお客様にも、毛穴のブツブツがみられる方はいらっしゃいますか?

はい、いらっしゃいますよ。

お客様の8割は、そうしたブツブツも含めて、何らかの毛穴悩みを気にされている方が多いでしょうか。

毛穴のブツブツは、何によるものなんですか?

主には、角栓(かくせん)によるものです

皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)が過剰に分泌されたりして、その皮脂や角質(皮膚表面の古くなった肌細胞)が毛穴に詰まって固まると、角栓になります。

毛穴のブツブツで、どんな影響が出ますか?

まずは、化粧ノリが悪くなってしまいますよね。

それに若い方は、そこからニキビにつながる場合もあります。

それに対して高齢者の方は、そうした角栓がイボにつながるケースもあります。

スキンケア不足や生活習慣の乱れなどが原因に

日々の生活習慣で、毛穴のブツブツの原因になることはありますか?

ひとつは、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)の乱れです

ターンオーバーが乱れると、肌表面が硬くなって、毛穴汚れを取りづらくなります。

例えると、毛穴にふたがされてしまうようなイメージですね。

ちなみにそれによって、お肌の凸凹(でこぼこ)にもつながります。

それからクレンジング不足も、毛穴の角栓の原因になります

そうしてメイク汚れを取りきれていないと、その汚れが毛穴に詰まって角栓もできやすくなります。

後は、乳液のお手入れ不足も関係してきます

それは、スキンケアでの保湿が不足するということですか?

それもひとつですが、私は、乳液をコットンで付けることをおすすめしています。

それによって、クレンジングで落とし切れなかった油汚れや余分な角質を取り除くこともできます。

そのお手入れが不足していると、お肌に残った汚れが毛穴に詰まったりして角栓もできやすくなってしまいますね。

他に、毛穴のブツブツの原因になることはありますか?

女性は、月経周期によるホルモンバランスの影響も受けます

例えば生理前は、ホルモンバランスが乱れやすく、ニキビにつながるような角栓もできやすいです。

それから、環境面も関係してきます

例えば気温が上昇すると、皮脂の分泌も増えやすくなりますよね。

それに紫外線です

紫外線は肌表面を硬くしますし、ターンオーバーやホルモンバランスが崩れる原因にもなります。

後は、生活習慣の乱れも皮脂分泌に影響を与えます

例えば糖分やアルコールの摂りすぎには気を付けていただきたいですし、睡眠不足やストレスもお肌に悪影響を与えます。

毛穴のブツブツの解消方法

クレンジングでの水磨きから洗顔後のすすぎでの引き締めなど

毛穴のブツブツを改善するのに、クレンジング・洗顔でのポイントはありますか?

まずクレンジング料は、ご自分の肌質やメイクの状態に合わせてお選びいただくのが基本です

もしお肌の油分が多いようでしたら、油分をきちんと取ることができるクレンジング料をお選びになったほうがいいでしょう。

例えばクレンジングオイルなども、そのひとつです。

ちなみにクレンジングオイルは、メイクになじませたら、ぬるま湯でお顔をすすいで乳化させることで、メイク汚れを落とすことができます。

ですのでクレンジングオイルを使用する場合は、メイクになじませてからぬるま湯ですすいで、軽くマッサージをしてあげましょう

そうした「水磨き」で、メイク汚れをきちんと落とすことができます。

それでクレンジングは、メイク汚れを落としたつもりでも落とし切れていない場合も多くあります。

クレンジングオイルで「水磨き」を行ったら、鏡でメイク汚れが落ちているのを確認してから、その汚れを洗い流してあげるといいですよ

もちろんそのときも、毛穴が気になるからといって、ゴシゴシとお顔を洗うのは良くありません

それに、長時間のクレンジングにも気を付けてくださいね。

そうしてクレンジングでメイク汚れをきちんと落とした後は、蒸しタオルをお顔に乗せて、毛穴を開いてあげるのがおすすめです

特に毛穴が気になるときは、その蒸しタオルのステップを取り入れることで、その後の洗顔で毛穴汚れを落としやすくなります。

それで洗顔は、基本的なことですが、しっかりと泡を立ててその泡でお顔を洗います

そして洗顔後は、ぬるま湯でお顔をすすぎます

お顔のすすぎで熱いお湯を使用すると、お肌に必要な皮脂まで落としやすいので気を付けてください。

それでお顔のすすぎは、15回以上行うのがおすすめです

それによって、汚れの落とし残しを防ぐことができますし、お顔をパシャパシャと洗うことで毛穴も引き締まります。

ちなみにさらにおすすめなのが、お顔のすすぎを最初の10回くらいはぬるま湯で行って、その後は冷水で行うことです

もしくは最後に、洗面器に冷水を張って、そこにお顔を3秒くらいつけるのもいいですね。

例えると、サウナの後に水風呂に入るようなイメージですね(笑)。

そうして「温かい」・「冷たい」を交互に行うことで、さらに毛穴の引き締めになります。

それに血行も良くなって、お肌の状態を元に戻そうとする作用も働かせられます。

乳液で保湿をして収れん化粧水を取り入れるなど

毛穴のブツブツには、スキンケアでの保湿も大事なんですか?

はい、もちろんです。

スキンケアできちんと保湿することで、お肌が硬くなるのを防ぐことができます

それには、スキンケア方法でどんなポイントがありますか?

スキンケアでは、お肌に水分を与えることも必要ですが、油性の保湿剤を使用することも大切です。

具体的には、お手入れに乳液をきちんと取り入れていただきたいです

それで、化粧水や乳液はコットンで付けていただくのがおすすめです

手で化粧水などを付けると、その一部は手のほうにも浸透してしまいます。

それに対してコットンでしたら、適量をお肌に入れ込むことができます。

それに先程も少しお話しましたが、コットンで乳液を付けることで、クレンジングで落とし切れなかった油汚れや余分な角質を取ることができて、ターンオーバーの手助けにもなります。

それで、毛穴が気になるときは、乳液の後に収れん化粧水(引き締め作用のある化粧水)を取り入れるのもおすすめです

え、それは、乳液の後に収れん化粧水を使うんですか!?

はい、乳液でお手入れを終えると、毛穴が開いたままの状態になっていることが多いです。

その後に収れん化粧水を使用することで、毛穴の引き締めにもなります。

それに、皮膚温が高いと皮脂も分泌されやすいのですが、収れん化粧水はその皮膚温を下げるのにも役立ちます。

収れん化粧水を付けるときは、コットンで優しく叩くようになじませてあげましょう

そのコットンで、そのままローションマスクを行ってあげてもいいですね。

ちなみに収れん化粧水は、毛穴だけではなく、ご年配の方のたるみ肌を引き締めるのにもおすすめですよ。

食事や睡眠などの生活習慣を整えるのも大事

毛穴のブツブツを改善するのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

基本的なことですが、生活習慣を心がけることです

例えば皮脂の過剰分泌を起こさないように、糖分や脂肪の摂りすぎに気を付けたいです。

それにストレスも、ホルモンバランスが乱れる原因になりますから、できるだけストレスをため込まないような生活を送りたいですね。

それから、皮膚のタ-ンオーバーは夜の22~2時の間に活性化されて、さらに就寝直後から美肌を促す成長ホルモンが出るといわれています。

ですので、できればそれまでにお手入れを終えて就寝して、お肌のターンオーバーがきちんと促せるようにしたいですね。

毛穴のブツブツにはサロンケアもおすすめ

ちなみに先生のサロンのケアも、毛穴のブツブツにはいいんですか?

はい、当サロンでは「ハイパー小顔エステ」というコースがあります。

そちらのコースでは、小顔を作り出すのと合わせて、吸引やディープクレンジングで毛穴汚れを取って、その後に毛穴を引き締めることも行っています。

ですので、いちどの施術でも、角栓の除去は感じていただきやすいですよ。

まとめ

今回の山口先生のインタビューでは、クレンジングや洗顔方法のお話が印象的でした。

クレンジングオイルを使用している場合は、「水磨き」で丁寧にクレンジングを行うのもいいですね。

それから、洗顔後のすすぎを15回以上行うことは、どなたでも今日のお手入れから始められることです。

毛穴のブツブツには、まずはそうして普段のお手入れ方法を見直すのもおすすめですよ。

関連キーワード