美容のスペシャリストが教えるキレイ

トリプル洗顔でお肌の排泄機能を働かせて美肌になる

本日のキレイの先生

神山 順子 先生

1100004_a01

スキンケアでもっとも大切なことは、洗顔です。それは、皮膚が排泄器官だからです。これを聞いて、「ん?」となる女性も多いかもしれません。皮膚の働きを知れば、なぜ洗顔が大切なのか、分かるようになると思います。その上で、お店のお客様にお勧めしている、トリプル洗顔を試してみてください。

皮膚とは「排泄器官」である

皮膚の働きはいくつかありますが、基本的には「排泄器官」とお考えいただいても良いかと思います。汗などで、悪いものを体の外に出す働きがあります。

つまり、美肌のためには、この皮膚の排泄機能を正しく働かせなければなりません。

その上で、化粧品を使うことが、美肌には大切なことです。

皮膚の排泄機能を働かせるための洗顔

皮膚の排泄機能を正しく働かせるのに、必要なことが二つあります。

・お肌をいつもきれいにしておく。

・メイクを落としてお肌を休ませる。

この二つができていると、皮膚の排泄機能が働き、悪いものを外に吐き出してくれます。

そして、これらをおこなうのが「洗顔」です。だから、スキンケアでは、洗顔がとても大切なのです。

洗顔でやってはいけないNGを知る

「美肌のために」と一生懸命に洗顔しても、その方法を間違えていると、お肌には逆効果です。

まずは洗顔でやってはいけないことを知りましょう。

熱いお湯で洗顔しない

熱いお湯で洗顔すると、お肌の表面だけは温かくなります。しかし、お肌の奥までは温められないどころか、かえって冷やすことになってしまいます。

すると、代謝が悪くなり、しわなどの肌トラブルの原因にもなってしまいます。

いきなり石けんで洗顔しない

あまりいらっしゃらないと思いますが、メイクのついたまま、いきなり石けんで洗顔しないようにしてください。

まずはお肌の上にのっているメイクを落としてから、お肌をきれいにしなければ意味がありません。

トリプル洗顔でお顔をきれいにする

では、正しい洗顔とは、どのようにすれば良いのでしょうか? 私は「トリプル洗顔」をお勧めしています。

1. オイルクレンジング

まずはオイルクレンジングでメイクをしっかりと落としてあげましょう。クレンジング剤には「親油性」と「親水性」がありますが、親水性のものを使うようにしてください。

クレンジングのあとは温かいぬるま湯で洗い流してください。およそ36~37度の温度が良いと思います。

2. 洗顔

石けんなどの洗顔料を使って、洗顔しましょう。このときも、温かいぬるま湯でおこなってください。

3. お水で洗う

最後にお水でバシャバシャとお顔を洗いましょう。普通の水道水で大丈夫です。ただ、これまでの温かいぬるま湯ではなく、冷たいお水で洗ってください。

これは、「温かい」→「冷たい」と、お肌に刺激を与え、お肌の免疫力を高めてあげるためです。

メイクを落としてお肌を休めつつ、本来の排泄機能を働かせるため、お肌をなまけさせないことも大切です。

(取材・文:「キレイの先生」編集部)