「キレイの先生」編集部です。
今後のテーマは、「足首のむくみ」です。
北海道旭川市 美容サロン ルーシエ の藤田 里美 先生にインタビューさせていただきました。
足首は、重力の影響などもあり、老廃物がたまってむくみが起こりやすい場所です。
足首のむくみを取るには、マッサージやストレッチなどで体内のめぐりを良くしてあげることや、ストレッチなどもおすすめだといいます。
その方法を、藤田先生に教えていただきました。
目次
足首のむくみの原因
・生活習慣などで原因になること
足首のむくみを取る方法
・足のツボ押し
・マッサージでリンパを流す
・ストレッチなど
足首のむくみの原因
藤田先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「足首のむくみ」です。
先生のサロンのお客様にも、足首のむくみを気にされている方はいらっしゃいますか?
はい、ふくらはぎから足首にかけて全体的にむくみを気にされている方が多いです。
足首のむくみは、何から起こっているんですか?
血液やリンパの流れが悪くなって、老廃物がたまっていることからむくみます。
血液は、心臓のポンプで全身を流れていますが、リンパは、筋肉の伸縮や呼吸によって流れています。
ですので、筋肉量が少なかったり、同じ姿勢できることが多かったりすると、特にリンパは流れが悪くなりやすいです。
足首は、どうしてむくみやすいんでしょうか?
そもそも、水分は下のほうにたまる性質があります。
重力もありますしね。
はい、それから、足首は、ホルモンバランスや胃のバロメーターともいわれています。
それは、ホルモンバランスが乱れると、足首もむくみやすいということですか?
はい、脳の視床下部(ししょうかぶ)というところで、免疫系・自律神経系(人の身体と心をコントロールしている神経)・ホルモン系は、ネットワークのようにつながっています。
ですので、ホルモンバランスが乱れると、血管をコントロールしている自律神経系も乱れてしまいます。
それで、ホルモンバランスが乱れると、血流も悪くなって、足首もむくみやすいんですね…。
生活習慣などで原因になること
足首のむくみは、年齢も関係していますか?
例えば、年をとるほど、足首もむくみやすくなりますか?
そうですね、女性ホルモンの働きは、年齢も関係していますので。
それに、加齢で筋力も低下しますし、運動不足にもなりがちです。
そうすると、 日常で足首を動かす機会も減りますので、足首のむくみも起こりやすくなりますよね。
日々の生活習慣で、足首のむくみの原因になることはありますか?
まずは、同じ姿勢で…例えば、座りっぱなしや立ちっぱなしで、動きが少ないと、むくみにつながりやすいです。
同じ姿勢だと、筋肉も動かしませんもんね…。
はい、そういった点では、運動不足も良くありませんし、ご自分の足に合った靴選びも大切になってきます。
そういったところも、足首のむくみに関係してくるんですか!?
はい、それに、姿勢も関係してきます。
姿勢がいいと、体内のめぐりもスムーズに流れますが、姿勢が悪くて、身体のどこかに湾曲(わんきょく)があると、そこで流れが滞(とどこお)ってしまいます。
それから、むくみは、冷えによるところも大きいです。
身体が冷えていると、血液やリンパの流れが悪くなりますので。
他には、塩分の取りすぎも良くありません。
塩分は、消化された後、不要なものとして対外に排出されるまでに時間がかかります。
そこから、むくみにつながる場合もあります。
足首のむくみを取る方法
先生のサロンでは、足首のむくみを改善するのに、どんな施術・ケアが効果的ですか?
むくみを取るには、やはり、身体を温めて血流を良くするような施術がおすすめです。
サロンでは、血管まで圧が届くような「血管マッサージ」も行っています。
それは、血流を良くすることができるんですか?
はい、施術後も血流が良くなり、身体がポカポカするというお声も多くいただいております。
身体の筋肉が発熱するような効果も得られますし、深い圧をかけることで筋肉もゆるみます。
サロンでの施術は、足首のむくみを取るのに即効性があるんですか?
はい、ございます。
足のツボ押し
足首のむくみを取るのに、セルフケアでやれることはありますか?
足には、足首にいいツボがいくつかあります。
そのひとつが、大腿(だいたい・太もも)の内側にある「血海(けっかい)」というツボです。
血海は、ホルモンバランスに関わっているツボで、冷えのある方にもおすすめです。
そこを、親指で押してあげてもいいですし、太ももの内側をなでてあげるだけでもいいです。
それから、膝(ひざ)の外側の少し下がったところに、「陽陵泉(ようりょうせん)」というツボがあります。
陽陵泉は、胃の機能の改善などに良く、足首ともつながっているツボです。
後は、脛(すね)の内側にある「三陰交(さんいんこう)」というツボです。
三陰交は、内臓機能の脾(ひ)や腎(じん)のサポートすることができ、そこを刺激することで、水分の排出にもつながります。
それに、婦人科系のお悩みにもいいツボです。
足首のむくみを取る方法
(ツボ押し)
・太ももの裏側にある「血海」
・膝の外側の少し下がったところにある「陽陵泉」
・脛の内側にある「三陰交」
マッサージでリンパを流す
足首のむくみを取るのに、おすすめのマッサージはありますか?
マッサージでしたら、足の下から上に向かって流してあげるだけでもいいですよ。
足を下から上に流すだけでいいんですか(笑)。
はい、後は、リンパという観点でいうと、首やデコルテも、下半身のむくみとつながっています。
ですので、首やデコルテをなでてあげることでも、リンパケアになりますよ。
足首のむくみを取る方法
(マッサージ)
・足を下から上に流す
・首やデコルテをなでる(全身のリンパケアにつながり、足首のむくみにも良い)
ストレッチなど
それから、足のむくみには、ストレッチもいいです。
足首のむくみを取るには、どんなストレッチができますか?
最初にかかとをつけて、足の指を一本一本、親指から小指に向かって地面に着けていくようなストレッチもおすすめです。
このストレッチは、普段使っていない筋肉を使うことができて、足首の筋肉も一緒に動かすことができます。
ちなみに、サロンのお客様には、「バレエストレッチ」をおすすめしたりするのですが、その中にも、こういう動きがあります。
それに、つま先で立つようなこともいいですし、足裏をゴルフボールでコロコロとするだけでも、柔軟な足首を作ることにもつながりますよ。
後は、基本的なことですが、シャワーではなくお風呂のお湯につかっていただき、適度な運動を心がけることも、大事です。
他には、靴は、足の甲とかかとはピッタリ合って、つま先は少しゆとりのあるものを意識して選ぶようにすると、足首を動かしやすくて、ペタペタ歩きになりづらいですよ。
足首のむくみを取る方法
(ストレッチなど)
・まずはかかとをつけて、親指から小指を一本一本、地面に着けていく
・つま先で立つ
・足裏をゴルフボールでコロコロする
・シャワーではなくお風呂に入る
・適度な運動を行う
・足の甲とかかとが合ってつま先に少しゆとりのある靴を選ぶ
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まとめ
今回のインタビューで挙がった、足首のむくみを取る方法をまとめます。
1. 足のツボ押し(血海、陽陵泉、三陰交など)
2. 足の下から上に流すマッサージ
3. 首やデコルテをなでてリンパを流す
4. まずはかかとで立って、親指から小指を一本一本、地面に着けていくストレッチ
5. つま先で立つ
6. 足裏をゴルフボールでコロコロする
7. シャワーではなくお風呂に入る
8. 適度な運動を行う
9. 足の甲とかかとが合ってつま先に少しゆとりのある靴を選ぶ
藤田先生に教えていただいた方法は、どれも簡単に始められるものばかりです。
足首のむくみが気になっている方は、お試しになってみてはいかがでしょうか?