「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「お尻のダイエット」です。
京都府京都市四条烏丸 骨格美容調整サロン エリール の河口 えりか 先生にインタビューさせていただきました。
お尻は、適度にお肉が付いていると理想的ですが、お肉が付きすぎてしまったり、たるんできたりすると、ボディラインも気になってきます。
お尻のダイエットやヒップアップには、立っているときに、お尻の穴をキュッと締めるように力を入れるだけでも効果的といいます。
お尻のダイエットの方法について、河口先生に教えていただきました。
目次
お尻が大きくなったり垂れたりする原因
・生活習慣で原因になること
お尻のダイエット
・お尻の穴をキュッと締めるトレーニング
・お尻や腰の筋肉をゆるめるストレッチ
・お尻のサイドを鍛える筋トレ
・ゆで卵でタンパク質を摂る
お尻が大きくなったり垂れたりする原因
河口先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「お尻のダイエット」です。
サロンのお客様にも、お尻のダイエットをご希望される方はいらっしゃいますか?
お尻のダイエットというよりも、下半身のダイエットをご希望の方が多いです。
その中に、お尻のダイエットも含まれているのかもしれませんね。
そうですね、それに、ヒップアップをご希望の方もいらっしゃいます。
お尻にも、お肉が付くんですか?
はい、付きますよ。
お尻にも筋肉はありますし、脂肪もあります。
筋肉と脂肪でいうと、どちらかといえば、お尻の筋肉は少なくて、冷えから脂肪が付きやすくなっている方が多いです。
お尻には、骨盤を守る役割もあります。
骨盤の中には、女性にとって大事な臓器がたくさん入っていますから、それを、お尻の脂肪で守っている側面もあります。
ですので、適度な脂肪も必要かと思います。
それに、女性らしいふっくらしたラインにも、やはり適度な脂肪は必要です。
後は、お尻が垂れてくることもありますよね?
そうですね、お尻も胸そうなのですが、筋肉のコリが生じると、筋肉が骨にベタッと付いて硬直します。
そうすると、筋肉がそのまま垂れてきますし、張りも生まれません。
ですので、張りのあるお尻や胸でいるには、筋肉をほぐしてフワフワにしておくが大事です。
お尻にお肉が付いていたり垂れていたりすると、身体全体の印象も変わってきますか?
はい、変わってきますよね。
特に、後ろ姿の姿勢は、とても年齢が出ますので。
生活習慣で原因になること
お尻にお肉が付いたり、お尻が垂れてきたりするのは、何から起こるんでしょうか?
ひとつは、姿勢が関係してきます。
姿勢がですか…?
はい、特に、お尻が垂れるのには、筋肉の弱さがあります。
前傾の姿勢でいることが多いと、身体の後ろの力が弱くなりやすいです。
それで、若くても、お尻が垂れているような方もいらっしゃいます。
そうすると、足の筋力がありませんから、身体を支えきれずに反り腰(そりごし)になって、上半身を支えようとします。
それによって、お尻が張ってくるようにもなります。
そういった方は、腹筋や背筋が弱くて、体幹自体も弱いことが多いです。
腹筋や背筋が弱いと、姿勢も悪くなるといいますよね…。
はい、それから、座っているときに足を組むのも、お尻には良くありません。
それは、どうしてですか?
それによって、骨盤が傾くと、体内のめぐりが悪くなって、骨盤周りに老廃物がたまりやすくなります。
そうすると、むくみも起きますし、冷えにもつながります。
それに、身体の歪みにも関係してきますね。
それから、普段の食生活でタンパク質が不足している方の典型的な体型は、上半身は細いけど下半身は太いことです。
そういった方は、お尻から膝(ひざ)くらいまで大きくて、お肉もぷよぷよしていることが多いです。
それに、下半身が冷えてむくみやすいので、血液循環も悪く、脂肪細胞が増えてセルライトも出来やすかったりします。
後は、お尻が硬い方は、腰も張っていることが多く、それらも連動しています。
お尻のダイエット
先生のサロンでは、お尻のダイエットに、どんな施術・ケアが効果的なんですか?
ひとつは、「CHIAKIメソッドLCFテクニック®」です。
これは、筋肉の深いところまでアプローチしていく手技が入っています。
特にお尻は、筋肉が、ミルフィーユのように何層にも重なっています。
CHIAKIメソッドは、表面の筋肉だけじゃなくて、奥のほうの筋肉をゆるめてしなやかにすることができます。
ちなみに、サロンのお客様には、「お尻をこんなに触られたことがない」と驚かれることもあります(笑)。
それから、「骨盤全身調整」のコースもおすすめです。
骨盤の歪みに、足首から頭蓋骨まで触ってアプローチしていきます。
お尻の穴をキュッと締めるトレーニング
お尻のダイエットやヒップアップに、セルフケアでやれることはありますか?
お尻も、筋肉を使ってあげることが大事ですが、意識してケアされている方は少ないです。
生活サイクルの中で、ただ立っているときに、お尻の穴をキュッと締めるように力を入れるのもいいですよ。
例えば、歯磨きをしているときや、お茶碗を洗っているときでもいいですし、髪を乾かしているときでもいいのです。
それは、膣(ちつ)トレにもなります。
それから、骨盤には、「骨盤底筋(こつばんていきん)」という内臓を支えている筋肉があるのですが、それをトレーニングすることもできます。
骨盤底筋群は、女性のセンターの部分ですので、膣筋のようなインナーマッスルを鍛えることは、究極のアンチエイジングにもつながります。
お尻や腰の筋肉をゆるめるストレッチ
それから、サロンのお客様にもよくお伝えしているのが、毎日夜寝る前にストレッチを行っていただいて、骨盤をリセットすることです。
もしくは、朝起きたときにストレッチを行っていただくのもいいですよ。
それは、どんなストレッチがいいんですか?
まずは、仰向けに寝ます。
そのままお尻を右のほうに下げたら、左が上がります。
逆に、左のほうを下げたら、右が上がります。
それを、足も同時にスライドさせるように動かして行います。
このストレッチは、息をゆっくり吸って吐いて、呼吸のリズムと合わせて一緒に行います。
これを、10回行うだけでも、骨盤をリセットしてくれますよ。
それによって、骨盤周辺のお尻や腰などの筋肉の緊張をゆるめることもできます。
お尻のサイドを鍛える筋トレ
後は、お尻のケアには、ちょっとした筋トレもおすすめです。
それは、どこの筋肉を鍛えるといいんですか?
お尻のサイドです。
それによって、ヒップアップにもなりますし、骨盤も整えられて、姿勢をきれいにすることにもつながります。
それは、どうやって筋トレすればいいんですか?
まずは、壁に向かって立ち、壁に手を付けて、身体がまっすぐ立てるように支えます。
そして、そのまま、足のつま先が膝のほうにまっすぐ前を向いているようにしながら、片方の足に重心を置いて、もう片方の足を真横に上げます。
このとき、股関節(こかんせつ)からお尻のサイドを意識しながら、片足を上げるようにするといいですよ。
それを、左右交互で行って、例えば、右で10回、左10回行います。
ゆで卵でタンパク質を摂る
他に、お尻のダイエットやヒップアップに、生活習慣で心がけられることはありますか?
特に、上半身は細いけれど下半身が太い体型の方は、ゆで卵や小魚を意識的に食べて、タンパク質を摂るようにするのもいいですよ。
先程のお話では、下半身太りは、タンパク質不足から起こっていることも多いとのことでしたね。
はい、ですので、そういった方は、身体の内側からアプローチするほうが、改善も早いのではないかと思います。
まとめ
今回のインタビューで挙がった、お尻のダイエット方法をまとめます。
1. 立っているときに、お尻の穴をキュッと締めるように力を入れる(骨盤底筋を鍛えることができる)
2. 仰向けに寝そべり、お尻をみぎのほうに下げて、次は左のほうに下げて、ストレッチを行う(お尻や腰の筋肉の緊張をゆるめることができる)
3. 壁に向かって立ち、壁に手を付けて、片足を上げ、次の逆の足を上げる(お尻のサイドを鍛えることができる)
4. ゆで卵を意識的に食べるようにしてタンパク質を摂る(特に、タンパク質不足から起こる下半身太りにおすすめ)
お尻のダイエットには、お尻周りの筋肉を鍛えることや、ゆるめることが大切といえそうです。
お尻のダイエットを行いたい方は、河口先生のアドバイスを参考にされていてはいかがでしょうか?