今回のテーマは、「顎(あご)のお肉を落とす方法」です。
千葉県佐倉市 Salon Aqua(サロンアクア) の長尾 明日香 先生にインタビューさせていただきました。
顎は、顔の中でもお肉の付きやすい場所です。
ただ顎はそれだけではなく、むくみやたるみも出やすいです。
今回長尾先生には、そういったむくみなどのケアも含めて、顎のお肉を落とす方法をアドバイスいただきました。
目次
顎にお肉が付く原因
・顎は脂肪が付くだけではなくたるみなども出やすい
・スマホ姿勢や表情の乏しさなどが原因に
顎のお肉を落とす方法
・マッサージでめぐりを良くすると顎のラインも変わる
・口周りの筋肉を動かす顔ストレッチなどもおすすめ
・姿勢に気を付けて肩こりのケアも行う
・顎のお肉を落とすにはサロンケアもおすすめ
顎にお肉が付く原因
顎は脂肪が付くだけではなくたるみなども出やすい
長尾先生、よろしくお願いします、今回のテーマは「顎(あご)のお肉を落とす方法」です。
先生のサロンのお客様にも、顎のお肉を気にされている方はいらっしゃいますか?
はい、いらっしゃいますよ。
顎から耳にかけてのフェイスラインを気にされている方は多いですね。
身体全体にいえることですが、筋肉があまり動いていなくて血流の悪い場所は、老廃物もたまりやすいですし、脂肪も付きやすいです。
そうすると顎も、そういった場所なんですか?
はい、耳の下あたりには、噛み合わせの場所があります。
そこの筋肉はお顔の中でも硬くなりやすい場所で、中には、そこを触るとコリで痛みを感じる方もいらっしゃいます。
そうして噛み合わせの筋肉が硬くなっていると、フェイスラインも含めてお顔の血流も悪くなってしまいます。
それに、お顔のめぐりが悪くなっていると、むくみも出やすいですよね。
それからお肌は、年齢とともにコラーゲン・エラスチン(皮膚の弾力成分)が生成されづらくなっていきます。
コラーゲンなどは、お肌を支えている骨組みともいえます。
その骨組みがしっかりしていないと、お顔は重力で下がってきてしまいます。
顎は、特にその影響を受けやすいです。
後は、普段お顔の筋肉を使えていないことによっても、お顔は下がってきます。
そうしたことによっても、顎のたるみが生じてしまいます。
いまのお話をお聞きすると、顎は、単純にお肉が付くだけじゃなくて、そうしたむくみやたるみでお肉が付いているようにみえるケースもありそうですね。
はい、そうですね。
スマホ姿勢や表情の乏しさなどが原因に
日々の生活習慣で、顎にお肉が付く原因はありますか?
ひとつは、お身体にもいえることですが、食べすぎなどの食生活の乱れです。
たしかに食べすぎると、身体にも顔にも脂肪が付きやすいですよね(笑)。
それから現代社会は、特にスマホの影響が大きいように感じます。
先日私も、スマホをみているところを写真で撮っていただいたのですが、その写真をみると、スマホで下向きの姿勢になっていて、首などのお肉が顎のほうに集まっていたのですね。
皆さん、スマホをみるときは下を向かれますよね。
顎にお肉が付くのは、そうした影響もありますね。
顎のお肉は、姿勢も関係してくるんですね…。
はい、それにデコルテ周りの筋肉の状態も関係してきます。
例えば肩がこっていると、お顔もそれに引っ張られて、顎のたるみの原因にもなります。
そうすると肩こりも、顎のお肉に関係するんですか(笑)!?
他に、顎にお肉が付く原因はありますか?
普段お顔の筋肉をあまり動かせていないことも、そうですね。
先程のお話でも、顔の筋肉を動かせていないことが顎のたるみの原因になるとのことでした。
はい、それに、筋肉を動かせていないと代謝も低下しますので、顎に脂肪も付きやすくなります。
ですので、例えばデスクワークで日中に無表情でいることが多い方は、顎にお肉が付きやすいといえます。
大笑いしてお顔に痛みを感じる方は、普段お顔の筋肉を動かせていないことを疑ってみるといいですよ。
後は、先程もお話しましたが、顎はむくみの出やすい場所でもあります。
それは、例えば寝るときの姿勢も関係します。
日中は立っているので、身体の水分も下のほうにたまりやすいです。
ただ、寝るときは身体が横になりますから、お顔のほうまで水分で行きます。
それもあって、朝はお顔がむくみでパンパンになりやすく、顎のむくみも起きやすいです。
顎のお肉を落とす方法
マッサージでめぐりを良くすると顎のラインも変わる
顎のお肉を落とすのに、セルフケアでやれることはありますか?
いますぐ行えることとしては、お顔のマッサージです。
マッサージは、お顔に基礎化粧品を付けてすべりのいい状態で行います。
ですので、お手入れのときに一緒に行うといいですよ。
私自身も、クリームを付けるときに一緒にマッサージを行っています。
そのマッサージは、どうやればいいんですか?
顎下は、余分な水分や老廃物のたまりやすい場所です。
耳下腺(じかせん・耳の下)はお顔のリンパのゴミ箱といえる場所ですから、マッサージはまず、親指で顎下から耳の下のほうまで持っていきます。
そうしたら、そのまま鎖骨の方まで流してあげましょう。
そうして顎のラインから鎖骨まで流してあげることで、めぐりを良くすることができます。
このマッサージで顎のお肉を直接落とすわけではありませんが、これだけでも顎のラインも変わってすっきりしますよ。
まずは半顔だけでマッサージを行ってみると、左右差の変化がおわかりいただけるはずです。
【編集部補足】顔のマッサージについて
顔のリンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)は、耳下腺を通って首から鎖骨のほうに流れていきます。
長尾先生に教えていただいたマッサージは、そのリンパの流れに沿って行うことで、顔のめぐりを良くすることができます。
それによって顎のむくみの解消につながり、フェイスラインも変わります。
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口周りの筋肉を動かす顔ストレッチなどもおすすめ
他に、顎のお肉を落とすのにできることはありますか?
お顔の筋肉のトレーニングも効果的ですが、そこまでいかなくても、お顔の筋肉を動かすようにしたいです。
それによって、代謝も上がって脂肪燃焼にもつながりますし、たるみのケアにもなります。
特に顎のラインにも影響を与えるのが、口周りの筋肉です。
筋肉は年齢とともに衰えていきますので、顎のお肉を落とすには、そこの筋肉を動かしてあげることも大切です。
それには、口の中で舌を回すのもおすすめです。
それだけで、口周りの筋肉のストレッチになります。
ちなみにこれは、普段そこの筋肉があまり使えていないと、最初の内は痛みを感じると思いますよ。
それから、特にお顔の表情を動かさなかった日は、口周りの筋肉をとにかく動かしてあげるようにするのもいいですね。
例えば「あ・い・う・え・お」と大きく口を動かして発音するのもいいですし、ハキハキとしゃべるようにするだけでも大丈夫です。
後は、お顔の筋肉のストレッチではありませんが、顎のラインに温かいタオルを当ててあげるのもいいですよ。
それによって、お顔のめぐりも良くなってむくみケアにもなります。
それに、42度以上の温度で温めてあげることで、ヒートショックプロテイン(熱による刺激で発生するタンパク質で細胞の損傷を修復する作用がある)の効果を得られ、コラーゲン・エラスチンの生成の助けになります。
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姿勢に気を付けて肩こりのケアも行う
顎のお肉を落とすのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?
姿勢にも気を付けていただきたいです。
例えばスマホをみるときも、できるだけ目線を上げるようにするといいですよ。
そうすると首筋が伸びて、顎のところにお肉が寄りづらくなります。
そういった姿勢への意識も大事です。
後は、肩こりなどのケアもしていただきたいです。
先程のお話でも、肩こりも顎のお肉の原因になるとのことでした。
はい、当サロンのお顔のコースでも、デコルテのお手入れまで行っています。
そうして肩回りまでケアすることで、たまっていた老廃物を流すことができますし、筋肉のコリをゆるめることもできます。
それによって、お顔のラインも変わってきます。
ご自宅では、肩を大きく回して肩甲骨(けんこうこつ・背中側にある肩の三角形の骨)を回してあげるのもいいですね。
もしくはお風呂のときに、フェイスタオルをお湯でひたして、それを肩にかけてあげるのも、肩こりのケアになりますよ。
顎のお肉を落とすにはサロンケアもおすすめ
ちなみに先生のサロンのケアも、顎のお肉を落とすのにいいんですか?
はい、おすすめですよ。
当サロンには、ハイパーナイフ(高周波で身体の中から温められる美容機器)を取り入れた「小顔コース」をご用意しています。
ハイパーナイフでお顔を温めることで、お肉が燃焼されやすい状態に持って行くことができますし、お顔のめぐりも良くなります。
そうしたサロンケアは、顎のお肉を落とすのに即効性があるんですか?
はい、ありますよ、いちど施術を受けていただくとフェイスラインが変わって、お客様は皆さま、「すごい!」と驚かれます。
それで、お顔のコースをご継続して受けられる方も多くいらっしゃいます。
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まとめ
顎は、顔の中でもお肉の付きやすい場所ですが、むくみやたるみの出やすい場所でもあります。
ですので顎のお肉を落とすだけではなく、そうしたむくみなどのケアも行って、顎のラインをすっきりさせたいです。
それには、マッサージでめぐりを良くしてあげるのも効きますし、顔のストレッチなどで口周りの筋肉を動かすようにするのもおすすめですよ。