美容のスペシャリストが教えるキレイ

顔の引き締め方法!美容家が根本的な原因改善にすすめる頭ほぐしなど

本日のキレイの先生

駒 ゆかり 先生

今回のテーマは、「顔を引き締める方法」です。

東京都目黒区自由が丘 エステサロン エール自由が丘 の駒 ゆかり 先生にインタビューさせていただきました。

顔を引き締めるには、たるみの根本的な原因となる頭のコリをマッサージでほぐすことや、簡単なエクササイズで血行促進することなどもおすすめだといいます。

そしてスキンケアでの保湿も、顔の引き締めには大切だそうです。

顔を引き締める方法について、駒先生に話をお聞きしました。

目次

顔がたるむ原因
・顔の筋肉が硬くなるとたるみも起こりやすくなる
・スマホ姿勢や肌のたるみなども原因に

顔を引き締める方法
・顔の筋肉をほぐす準備運動として入浴で血行促進する
・頭ほぐしのマッサージも顔の引き締めに効果的
・目元のツボ押しや耳回しなどで血行促進する
・顔の引き締めにはスキンケアでの保湿も大事
・化粧水は重ね付けして浸透したら次に移るなど
・サロンケアも顔の引き締めに即効性が高い

まとめ

顔がたるむ原因

駒先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「顔を引き締める方法」です。

先生のサロンのお客様にも、顔のたるみを気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、たるみは、お顔のお悩みとしてとても多いですね。

特に30代以降になると、たるみを気にされる方が増えてきます。

顔のたるみで、見た目の印象も変わると思います。

そうですね、たるみがあるのとないのとでは、若々しさやはつらつさなどが大きく左右されます

それにたるみは、一緒に血行不良も起きているケースが多いです。

それによって、お肌のトーンやツヤにも影響して、くすみも出やすくなります

ですのでお顔のたるみは、できるだけ放置をしないで早めにケアをしておきたいです。

顔の筋肉が硬くなるとたるみも起こりやすくなる

顔のたるみは、何から起こるんですか?

たるみは、様々な要因が考えられます。

そのひとつの大きな要因は、本来使いたいお顔の筋肉が使えていないことです

お顔には、様々な表情筋(表情を形作る顔の筋肉)があります。

例えば、口周りには口角を上げる筋肉がありますし、目周りには目を開く筋肉があります。

そうした表情筋の働きは、お顔の若々しい印象にも役立っています。

ただそれらの筋肉が働きづらくなってくると、お顔のたるみも出やすくなります

それは、どんなことが原因になるんですか?

それもいくつかあるのですが、ひとつは、お顔全体の筋肉のバランスが悪くなることです

例えば噛みしめの癖があると、一部の筋肉が極端に硬くなりやすいです

咬筋(こうきん・頬のところにある筋肉で咀嚼するときに使われる)や、それと連動している側頭筋(そくとうきん・こめかみ上部にある筋肉)などもそうですね。

そうした一部の筋肉が硬くなると、その周りの表情筋もうまく使えなくなってきます。

それによって、お顔のたるみも出やすくなります。

それに、そうした噛みしめの癖による一部の筋肉の緊張によって、血流も悪くなります。

そうすると、むくみも出やすくなりますね。

スマホ姿勢や肌のたるみなども原因に

他に、顔のたるみの原因になることはありますか?

特に現代社会では、スマホやパソコンの影響も大きいです

それによる姿勢の乱れから、血行不良も起こりやすくなりますし、筋力の低下にもつながります。

それから、お顔のたるみはお肌によるところもあります

お肌の老化が進むと、弾力の低下などからたるみも起こりやすくなります。

お肌の老化は、過度な飲酒や喫煙などによっても進行が早まるので気を付けていただきたいです

それから紫外線も、肌老化の大きな原因です

過度に紫外線を浴びると、お肌の弾力成分であるコラーゲンが減少して、お肌もたるみやすくなります。

それに紫外線は、お肌のバリア機能(皮膚の水分の蒸発を防ぐなどの働き)にもダメージを与え、お肌は乾燥も進みます。

お肌の乾燥は、様々なトラブルを引き起こし、たるみもそのひとつです。

後は、食事面では糖質の摂りすぎにも気を付けていただきたいです

糖質を摂りすぎると、身体が冷えやすくなりますし、消化に余分なエネルギーを使うことになり、栄養などがお肌に行き渡りづらくなります。

それに糖化(とうか・タンパク質と糖質が結合する化学反応で肌老化の原因になる)によっても、お肌の衰えが進みやすくなります。

顔を引き締める方法

顔の筋肉をほぐす準備運動として入浴で血行促進する

顔を引き締めるのに、セルフケアでやれることはありますか?

先程もお話しましたが、お顔の一部の筋肉が硬くなっていると、本来使いたい筋肉まで働きづらくなります。

ですので、お顔の筋肉をやわらかくしてバランスよく使える状態に整えたいです

それにはまず、お顔も含めて身体全体のめぐりを良くして、筋肉がほぐれやすくしてあげることが大切です

例えば運動の前には、準備体操を行いますよね。

それと同じように、お顔を解放するための準備を行っていただきたいです。

身体のめぐりを良くするには、身体を温めることです

それによって、筋肉が弛緩(ゆるむこと)するのも早くなります。

それには、日々の入浴がとても有効です

そのときは、38度~40度ほどの熱すぎないお湯で、深呼吸をしながらリラックスしていただくといいですよ。

ですので、お風呂でのスマホ操作や考えごとは控えていただきたいです。

そうしてお風呂で身体が温まると、血行促進になってむくみの解消にもつながります。

頭ほぐしのマッサージも顔の引き締めに効果的

お風呂で身体を温めた後に、フェイスラインのマッサージで顔を引き締めると効果的なんですか?

たしかにお顔の引き締めには、フェイスラインのマッサージを行うのもひとつです。

ただ当サロンでは、「悩みの原因はそこにはない」という考えを大切にしています。

それは、どういうことですか?

例えば身体の不調も、表面に出ている症状の根本的な原因は、他にあったりしますよね。

それは、お顔にもいえることです。

ですのでお顔を引き締めるのにも、その根本的な原因に対してアプローチをしていきたいです

それは、何にアプローチすればいいんですか?

ひとつは、噛みしめの癖などによって硬くなったお顔の筋肉をゆるめていくことです

それによって、お顔全体もゆるんで、お顔の引き締めにもつながります。

噛みしめの癖があると、こめかみ上部にある側頭筋が硬くなりやすいです。

それに側頭筋は後頭部にもつながっているので、後頭筋(後頭部にある頭の筋肉)も硬くなりやすいです。

特に後頭部の頭と首の付け根は、コリが起こりやすい場所です。

噛みしめの癖もそうですが、考える機会の多い方や目をよく使う方などは、そこが硬くなっていることも多いです。

そうすると顔を引き締めるのにも、側頭筋などをほぐすのが効果的なんですか?

はい、それでフェイスラインも変わりますよ。

実際、サロンの施術でも、そうした頭のコリをヘッドマッサージでゆるめてあげるだけでも、お顔が引き締まっていきます

側頭筋などをほぐすには、セルフケアでどうすればいいですか?

まず側頭筋をゆるめるには、側頭部の上部分を3本指で持って回してあげるだけでも大丈夫です

それを、シャンプーのときやデスクワークのときなどに行うのもいいですね。

それで後頭筋をゆるめるには、頭と首の付け根のところに親指を入れて圧をかけます

もしくは、仰向けに寝た状態で、頭の下に硬式テニスボールなどを置いて、首と頭の付け根のあたりをコロコロしてあげるのもいいですよ

目元のツボ押しや耳回しなどで血行促進する

他に、顔を引き締めるのに、セルフケアでやれることはありますか?

お顔の引き締めには、血行を良くすることも大切です。

それには、目元のツボ押しもいいですね

ツボ押しは、眉の下に親指を入れて、机に肘(ひじ)をつけます

それで頭の重みを利用して、ツボを押していきます

これで、目周りだけではなくお顔全体のめぐりも良くなります。

それによってお顔はすっきりしますし、お肌のトーンも上がりますよ。

それから血行促進には、耳回しや首回しもおすすめです

耳回しは、耳をつかんで、前後の両方の方向に回します

それによって血流も良くなって、お顔が温かくなるのが感じられるはずです。

耳回しは、顔色がくすんでいるときのトーンアップにも効果的です。

首回しは、首を左右の両方向に回します

ちなみに現代社会は、スマホなどの影響で、首の前のほうが緊張している方が多いです。

ですので首回しは、首を後ろのほうに倒すとき、顎下(あごした)を伸ばすように意識しましょう

それから呼吸を止めていると、ストレッチを行っても、身体はゆるみづらいです。

首回しは、深く呼吸しながら首を回してあげるといいですよ

顔の引き締めにはスキンケアでの保湿も大事

後は、お顔の引き締めには、日頃から保湿を心がけることです

え、スキンケアでの保湿も顔の引き締めにつながるんですか?

はい、お肌の乾燥はあらゆるトラブルに直結します。

例えば魚も、干物と生魚では火を入れたとき、どちらのほうが焦げやすいでしょうか?

水分の少ない干物のほうが焦げるのも早いですよね

お肌もそれと同じで、水分量が少ないと、紫外線などのダメージを受けやすくなります。

そうすると、肌のたるみも起きやすくなります。

はい、それにお肌の水分が不足していると、例えると焦げたトースターのように、スカスカになってしまいます。

そういった点でも、お肌には水分による強度が必要です。

それから、光は水分に反射します。

お肌に水分があると、光の反射によってツヤが出て、お顔が立体的にみえやすくなります。

お顔が引き締まりながら丸くなっていくようなイメージです。

逆にお肌が乾燥していると、お顔がのっぺりした印象になって、たるみも感じさせやすくなります。

顔を引き締めるのに、スキンケアでの保湿が大切な理由がよくわかりました(笑)。

化粧水は重ね付けして浸透したら次に移るなど

スキンケア方法のアドバイスはありますか?

まずは、お顔をゴシゴシとこすらないことです

それはクレンジングや洗顔にもいえますし、その後にタオルでお顔を拭くときにも当てはまります。

それで化粧水は、まず手の平の温度で温めてあげましょう

化粧水が冷たいままでは、お肌にも浸透していきづらいです。

それからサロンのお客様の中にも、化粧水をパンッと強く付けられている方も見受けられます。

それよりも、手でお顔全体を包み込むようにして、化粧水を付けてあげるといいですよ

赤ちゃんのお肌を触るようなイメージですね。

それから化粧水は、まとめてたくさんの量を付けるのではなく、少量ずつを何回かに分けて付けていったほうが浸透しやすいです

それで、化粧水だけではなく基礎化粧品全般にいえることですが、顎の下・フェイスラインの横のふち・髪の生え際の境(さかい)などは、化粧品の付け忘れが起こりやすいです

スキンケアでは、そこまで化粧品をきちんと塗るようにしましょう。

お顔と頭は一枚の皮膚でつながっていますから、そういった場所の保湿が不足していることによっても、たるみが起きやすくなります。

後は、化粧水を付けた後は、美容液やクリームなどに移ります。

そのとき、肌表面に水分が残っている状態で、次の化粧品を付けてもお肌に浸透していきづらいです。

ですので、お肌の表面に水分が残っていない状態になってから、次の化粧品に移るようにするといいですよ

サロンケアも顔の引き締めに即効性が高い

先生のサロンのケアも、顔の引き締めには効果的ですか?

はい、おすすめです。

お顔の引き締めをオーダーされるお客様も多くいらっしゃいます。

それは、どんなケアが顔の引き締めにいいんですか?

例えば当サイトで使用しているハイパーナイフは、お顔の引き締めにも即効性が高いです。

ハイパーナイフは青色LEDの高周波が出て、お顔の表面から温めることで引き締めや小顔にもいいですし。お肌のトーンアップにもつながります。

それからサロンで使用している「ラヴィーサ」という基礎化粧品ブランドは、還元水素が使用されています。

水素は、活性酸素を除去する還元力が高いのが特徴です。

ですので、血行促進にもつながってお顔も引き締まりますし、くすみが取れてお肌のトーンも上がります。

実際、サロンのお客様に半顔でその化粧品を体験いただくと、すぐにお顔の変化をご実感されます。

そうすると先生のサロンケアは、顔の引き締めにも即効性が高そうですね。

はい、お手入れを終えたお客様は皆さま、ご自分のお顔を触ってフェイスラインの引き締まりにびっくりされますよ。

まとめ

今回のインタビューは、とても印象的なお話が多かったです。

顔の引き締めには、フェイスラインに直接アプローチするのもひとつですが、根本の原因となっている頭のコリをゆるめることも効果的です。

また、スキンケアでの保湿も欠かせません。

顔を引き締めるには、そうしたことにも意識していきたいですね。