美容のスペシャリストが教えるキレイ

目元のくぼみの原因と改善法!整体師の教えるセルフマッサージの方法

本日のキレイの先生

戸塚 哲春 先生

今回のテーマは、「目元のくぼみ」です。

東京都目黒区 中目黒整体 レメディオ の戸塚 哲春 先生にインタビューさせていただきました。

老け顔の印象を強める目元のくぼみは、主に目周りの筋肉の緊張から起こるといいます。

そのため改善するには、マッサージなどでその筋肉をゆるめてあげることが有効だそうです。

目元のくぼみの原因や改善方法について、戸塚先生に話をお聞きしました。

目次

目元のくぼみの原因
・主に目周りの筋肉の緊張で目元のくぼみが起こる
・目元のくぼみは進行具合によって2段階ある
・生活習慣では目をこらす癖が目元のくぼみの原因に

目元のくぼみの改善方法
・マッサージなどで目周りの筋肉をゆるめる
・目をこらさないようにしてメガネをかけるなど
・目元のくぼみには整体もおすすめ

まとめ

目元のくぼみの原因

戸塚先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「目元のくぼみ」です。

目元のくぼみで、顔の印象も変わりますか?

そうですね、特に上まぶたがくぼむと、見た目年齢がとても上がります

老け顔にみられやすくなりますし、体調の悪そうな印象も出てしまいます。

それに、目元がくぼんでいる状態からさらにクマが出ると、目だけがやつれたような印象になります。

ですので、クマが出ているかどうかでも、顔の印象は左右されますね。

主に目周りの筋肉の緊張で目元のくぼみが起こる

目元のくぼみは、何によって起こるんですか?

主に、顔の筋肉の緊張による影響が大きいです。

例えば目周りには、眼輪筋(がんりんきん)という表情筋(表情を形作る筋肉)があります。

眼輪筋は、目を開け閉めする筋肉です。

その眼輪筋が緊張すると、目元のくぼみにつながるんですか?

そうですね、ただ目元のくぼみは、眼輪筋だけではなく、まぶたの周りの筋肉も関係してきます

例えば前頭筋(ぜんとうきん・額の筋肉)がこわばると、上まぶたのくぼみにつながります。

皺眉筋(すうびきん・眉の筋肉)がこわばると、目頭のくぼみにつながります。

上唇挙筋(じょうしんきょきん・上唇を上げる筋肉)がこわばると、下まぶたのくぼみにつながります。

いま挙げた筋肉は、どれもまぶたのくぼみに影響があります。

その中でも前頭筋は、頭皮から眉までつながっている強くて大きい筋肉です。

ですので、前頭筋が硬くなってくると、皺眉筋や上唇挙筋にも負担がかかって硬くなってきて影響が大きいです

そうすると目元のくぼみは、目周りの筋肉の緊張から起こるんですね。

はい、後は、眼輪筋が弱まったり衰えてきたりして、お肌がしぼんで目もくぼんでくるケースもあります。

ただ、そうした眼輪筋自体の衰えによる目元のくぼみは、眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)の可能性もあります。

そうすると、ご自身ではケアが難しいかもしれません。

目元のくぼみは進行具合によって2段階ある

ちなみに、目のくぼみは進行具合によって大きく2段階あります。

それは、目元のくぼみがどんどん深くなっていくということですか?

いえ、目元のくぼみは、初期段階のほうが深くみえます

そうなんですか!?

はい、その状態がさらに進むと、眉が引き上げられて目と眉(まゆ)の間が離れていきます

その分、くぼみ自体は浅くなります。

それは、まぶたの筋肉が弱まっている表れです。

そこまで進むと、目元のくぼみというよりも、お顔にメリハリがなくなってぼやけた感じになります。

初老のような印象も強くなりますね。

ですので、目元のくぼみとは別のお悩みともいえるかもしれません。

そうすると、目元のくぼみの症状が進むと、くぼみ自体は目立ちづらくなりますが、目と眉の間が離れて、老けた印象がさらに強くなるんですね…。

はい、目がくぼんでいる状態で、目と眉の間が狭いのは、目元のくぼみの初期段階と考えられます。

それが、目と眉の間が離れてくると、目元のくぼみもかなり進行した状態といえますね。

ですので目元のくぼみは、早め早めの対応が大事ですよ。

生活習慣では目をこらす癖が目元のくぼみの原因に

日々の生活習慣で、目元のくぼみの原因になることはありますか?

特に大きいのは、目をこらす癖です

例えばストレスなどで食いしばりの癖があると、エラの筋肉が硬直して発達しやすくなりますよね。

はい、そこからエラ張りにつながったりしますよね。

目をこらすのは、眉間でそれと同じようなことが起こるということです。

つまり目をこらすと、眉間の筋肉が硬直してくるということですか?

はい、眉間に力を入れる癖があると、眉間や額は硬くなって動きにくくなってきます

例えばスマホやパソコンを近くで見続けて、目元のくぼみが出る方と出ない方がいらっしゃいます。

それは、スマホなどをみるときに、目をこらしているかどうかの差も大きいです。

ですので、デスクワークで視力が落ちたり、年齢とともに老眼が進行したりして、目をこらしてみるようになると、目元のくぼみも出やすくなります。

ちなみに、目をこらす癖があると、眉間や額にシワが出やすいです。

眉間などにシワが出ていたら、短期間で目元がくぼんでくる可能性が高いです。

その場合は、早めにケアしてあげるようにしましょう。

目元のくぼみの改善方法

マッサージなどで目周りの筋肉をゆるめる

目元のくぼみを改善するのに、セルフケアでやれることはあるんですか?

はい、ありますよ。

目元のくぼみには、目周りの筋肉をゆるめてあげることが大事です。

先程のお話でも、目元のくぼみは目周りの筋肉の緊張から起こるとのことでした。

その筋肉をゆるめるには、どうすればいいですか?

まずは、額の真ん中に指を押し当てて、円を描くように揺らします

それを20秒ほど行います。

次は、眉頭(まゆがしら)に指を押し当てて、左右に揺らします

これも20秒ほど行います。

同じことを、眉山(まゆやま)に指をずらして行います

それで最後に、鼻をつまんで下に引っ張りながら上まぶたを伸ばして、細かく目をパチパチ開け閉めします

これは、まぶたのストレッチトレーニングになります。

このケアは、仕事場や出先でも行っていただくといいですよ。

ちなみに、いまのケアの後に、アイスノン(保冷剤)で目元を冷やしてあげると、まぶたのお肌にハリが出ます。

目をこらさないようにしてメガネをかけるなど

目元のくぼみを改善するのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

目は、年齢とともに視力が落ちてきて老眼にもなります。

そうすると、小さな文字や外の景色がぼやけてみえるようになります。

ただそうしたときでも、目をこらさないようにして、眉間の力を抜きながら優しくみるようにするといいですよ。

それでもみえづらい場合は、メガネなどを使うようにしましょう

ただ、かなりはっきりみえるようにメガネの度数を調整すると、反対に目に負担がかかる場合もありますのでご注意ください。

目元のくぼみには整体もおすすめ

ちなみに先生の整体も、目元のくぼみに効果的なんですか?

はい、おすすめですよ。

目元がくぼんでいる方は、頭皮も硬直している方が多いです。

そうして頭から目周りの筋肉まで全体的に硬直すると、目元のくぼみもはっきりと表れやすいです。

逆に頭のほうの弾力があると、眉が少々緊張しても、目元のくぼみはそれほどひどくなりづらいです。

ですので当院では、先に頭皮のほうからほぐすようにしています。

そうして頭皮や額がほぐれるだけでも、まぶたのストレスがなくなってふっくらとしてきます。

その上で、目周りや鼻筋(はなすじ)のほうまでほぐしていきます。

そうすると、目元はさらにふっくらしてきます。

それから、若くて目がくぼんでいる方は、顔の神経が亢進(こうしん・緊張)している場合があります。

そういった方は、側頭筋(そくとうきん・側頭部の筋肉)や頬骨筋(きょうこつきん)をゆるめていくと、まぶたもふっくらしてきます。

そうした整体は、目元のくぼみに即効性があるんですか?

はい、即効性は高いですよ。

ただ頭頂部が硬直している方は、そこがほぐれないと目元のくぼみも改善しづらいので、2~3回は施術を行ったほうがいいでしょうか。

でもそういう方でも、いちどの施術で目元はすぐふっくらしますよ。

まとめ

老け顔の印象を強める目元のくぼみは、主に目周りの筋肉の緊張から起こります。

症状が進行すると、さらに見た目年齢が上がるため、早め早めの対応がおすすめです。

目元のくぼみが気になったときは、戸塚先生にアドバイスいただいたように、マッサージで目周りの筋肉をゆるめてあげるといいですよ。

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