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ほうれい線の原因を美容家に聞く!おすすめマッサージやエクササイズも

本日のキレイの先生

板野 貴子 先生

今回のテーマは、「ほうれい線の原因」です。

神奈川県 横浜市鶴見区 たるみ改善小顔サロン ディオーサ の板野 貴子 先生にインタビューさせていただきました。

ほうれい線は、特に頬の筋肉の衰えによるところが大きいといいます。

それは、加齢によるところもありますし、生活習慣の影響もあります。

ちなみに、急激なダイエットからほうれい線が起こることもあるそうです。

そんなほうれい線の原因について、板野先生に教えていただきました。

目次

ほうれい線の原因
・ほうれい線は頬の筋肉の衰えが大きい
・急激に太ることもダイエットも原因に
・生活習慣や顔の筋肉のコリによる影響もある
・紫外線や体内循環の悪化が肌の衰えに
・猫背はたるみが進みほうれい線も目立ちやすくなる

ほうれい線ケアの方法
・顔を動かすエクササイズもおすすめ
・ほうれい線にもスキンケアでの保湿は大事
・鎖骨から顔のマッサージでリンパを流す
・睡眠やストレスなどの生活習慣を整える
・ほうれい線におすすめのサロンケアとは

まとめ

ほうれい線の原因

板野先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「ほうれい線」です。

先生のサロンのお客様にも、ほうれい線を気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、多いですよ。

特に年齢層の高いお客様は、ほうれい線やゴルゴラインを気にされている方が多くいらっしゃいます。

ほうれい線が出ていると、見た目の印象も変わると思います。

そうですね、老けてみえやすくなりますよね。

ほうれい線は、1cm出ていると6歳年を増してみえるともいわれています。

1cmで6歳もですか!?

はい、ですので、ほうれい線は実年齢よりも上の印象が強くなってしまいます。

ほうれい線は頬の筋肉の衰えが大きい

ほうれい線は、何から起こるんですか?

ひとつは、お肌の衰えです

ただいちばん大きいのは、頬の筋肉の衰えです

頬には、筋肉の境目(さかいめ)になっているようなところがあります。

頬の筋肉が下がってくると、そこの境が目立つようになります

それが、ほうれい線なんですね!?

はい、そうです。

ほうれい線は、年齢も関係するんですよね?

そうですね、加齢でお肌も衰えますし、筋肉の質も悪くなります。

急激に太ることもダイエットも原因に

日々の生活習慣で、ほうれい線の原因になることはありますか?

急激に太って脂肪細胞が増えることによっても、たるみにつながって、ほうれい線の原因になりますよね。

それとは逆に、急激なダイエットも、お顔のたるみを引き起こしやすいです。

そうなんですか!? ダイエットと顔のたるみは無関係そうなイメージがありますが…。

身体は、筋肉を鍛えながらダイエットすることができます。

ただお顔は、筋肉を鍛えながらダイエットすることは難しいです。

ですので、特に年をとってからのダイエットでは、お顔は筋肉から落ちやすいです。

それによって、たるみも起こります。

ご年配の方が痩せてほうれい線が目立つようになるのは、そうした急激なダイエットが関係することも多いです。

生活習慣や顔の筋肉のコリによる影響もある

他に、日々の生活習慣で顔の筋肉が衰えてほうれい線につながる原因はありますか?

普段、表情が乏(とぼ)しくてお顔の筋肉をあまり使えていないことも、ひとつですね。

筋肉は使っていないと、衰えてくるといいますよね。

はい、それから、お顔の筋肉の衰えというわけではありませんが、ストレス・睡眠不足・暴飲暴食なども関係してきます

そうした生活習慣の乱れによって、筋肉の質も悪くなってしまいますし、お肌にも悪い影響を与えます。

そこからほうれい線につながる場合もあります。

後は、お顔の筋肉のコリも、ほうれい線に関係してきます

筋肉が硬くなっていると、お顔も下がってきやすいです。

筋肉のコリで、顔を引き上げる力が低下するということですね。

はい、ですのでほうれい線には、筋肉の状態を良くしてあげることも大切ですよ。

紫外線や体内循環の悪化が肌の衰えに

ほうれい線は、お肌の衰えも関係しているとのことでした。

お肌の衰えは、どんなことが原因になりますか?

まずは、紫外線です

紫外線は、お肌の内側までダメージを与えます。

そうすると、お肌に弾力を与えるコラーゲンなども作られにくくなり、お肌にハリがなくなります。

それに、紫外線でお肌の乾燥も進みます。

それによって、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)もうまく働きづらくなって、お肌の質も悪くなってしまいます。

お肌の代謝という点では、リンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)や血液の流れも関係します

ちなみにリンパと血液は、どちらかの流れが悪くなると、もうひとつの流れも悪くなりやすいです。

ですので、お肌のためにも、お顔のめぐりは良くしてあげたいですね。

猫背はたるみが進みほうれい線も目立ちやすくなる

他に、ほうれい線の原因になることはありますか?

お顔のたるみには、姿勢も関係します

どうして姿勢がほうれい線に関係するんですか?

現代社会はスマホやパソコンで、猫背になっていてお首が前に出ている方が多いです。

そうすると、顎下(あごした)は重力の影響をより受けやすくなります。

それによって、たるみが起こりやすくなりますし、ほうれい線も目立ちやすくなります。

ほうれい線ケアの方法

顔を動かすエクササイズもおすすめ

ここまでのお話では、ほうれい線は筋肉の衰えも関係するとのことでした。

そうすると、ほうれい線には顔の筋肉を鍛えるのも有効そうです。

はい、それもありますし、筋肉を硬くさせないことも大切です。

それには、セルフケアでどんなことができますか?

自分でお顔を動かすようなエクササイズもいいですね。

それは例えば、口を思いっきり開いたりつぼめたりするだけでも大丈夫です。

それで、口周りや頬の筋肉を使うことができます。

それから、唇を閉じて口の中で舌をグルグルと回すのも、ひとつです。

「舌回し」の顔エクササイズですね。

はい、それによって、お顔の内側から刺激を与えることができますね。

そうしたお顔のエクササイズは、筋肉のコリをほぐすことにもつながりますし、トレーニングにもなりますよ。

ほうれい線にもスキンケアでの保湿は大事

ほうれい線には、スキンケアでの保湿も大事なんですか?

はい、保湿はお手入れの基本です。

お手入れは、水分と油分のバランスのとれた保湿を行っていただきたいです。

そのために、スキンケア方法でのアドバイスはありますか?

基本的なことではありますが、お手入れは、化粧水・美容液・乳液・クリームの順番で行うことです。

中には、クリームのべたつきが苦手な方もいらっしゃるでしょうが、そういった方は、みずみずしいジェルタイプのものでお手入れを仕上げるのもいいですね。

お手入れを化粧水だけで終わらせないということですね。

はい、それで化粧水は、お肌が乾燥しているときは、手で押し込めるようにして、二度付けしてあげるのがおすすめです。

それからクリームは、簡単にマッサージしながら付けてあげるのもいいですよ。

それは、強い力でマッサージする必要はありませんので、お顔を上げるような気持で螺旋(らせん)を描きながらマッサージしてあげましょう。

クレンジング・洗顔でのアドバイスはありますか?

まずクレンジング・洗顔は、お肌をこすらないように行うことです。

そのためにも洗顔は、しっかりと泡立てて行います。

それから、クレンジング料・洗顔料をお肌の上に長く乗せると、お肌への負担が大きいので、気を付けていただきたいです。

それで、洗顔後のすすぎはしっかり行うようにしましょう。

すすぎは、クレンジング・洗顔の時間よりも長く、最低でも30回くらいは行うことをおすすめします。

他に、ほうれい線を改善するのにおすすめのケアはありますか?

ほうれい線に貼れるようなパックもありますので、そういったものでほうれい線にダイレクトに働きかけるのもいいですよ。

鎖骨から顔のマッサージでリンパを流す

他に、ほうれい線を改善するのにセルフケアでやれることはありますか?

先程もお話しましたが、リンパの流れが悪いと、お肌の状態も悪くなります。

ですので、リンパの流れを良くして、不要な老廃物を排出してあげたいです。

それには、どんなことができますか?

マッサージもいいですね。

身体全体のリンパは、鎖骨へと流れていきます。

ですので、まずは鎖骨をほぐしてから、お顔のマッサージを行うのがおすすめです。

お顔のマッサージは、お顔を持ち上げたいので上に向かって流すことを意識します。

それで、耳の前の耳下腺(じかせん)を流します

そして最後に、そこから鎖骨のほうに流すといいですよ。

マッサージは自分で行うとつい力が入りがちですが、リンパを流すのに力は必要ありません。

ですので、なでるように流してあげましょう。

ほうれい線の改善方法

【リンパマッサージの方法】
1. 鎖骨をなでてゆるめる
2. 顔を上に向かって流す
3. 耳前の耳下腺をなでてゆるめる
4. そこから鎖骨のほうに流す

【編集部補足】リンパマッサージについて

顔のリンパは、耳前の耳下腺を通って、首から鎖骨へと流れていきます。
リンパマッサージは、まずは出口の鎖骨を流します。
そして、その後はリンパの流れる順番(顔→耳下腺→首→鎖骨)で流していきます。

関連記事

睡眠やストレスなどの生活習慣を整える

ほうれい線を改善するのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

まずは睡眠不足に気を付けて、睡眠時間をしっかりとっていただきたいです。

それから、ご自分で気づかない内にストレスをためてしまっている方もいらっしゃいます。

ストレスは、イライラしているときだけではなく、嬉しいときにもたまるといわれています。

ですので、リラックスする時間を持つようにするのもいいですね。

それに、身体を休めてあげることも大事です。

後は、急激なダイエットは控えて、栄養もバランス良くきちんと摂っていただきたいです。

ほうれい線におすすめのサロンケアとは

ちなみに先生のサロンでは、ほうれい線にはどんな施術・ケアが効果的ですか?

当サロンでは施術の中で、筋肉に働きかけるマッサージを取り入れています。

それは、こするというよりも少し圧をかけて筋肉を動かすようなマッサージです。

それから、エステの機械を使って、手でスキンケア化粧品を付けるのでは届かないところまで、美容液を浸透させることも、ほうれい線にはいいですね。

そうしたサロンケアは、ほうれい線に即効性があるんですか?

はい、いちどの施術で、ほうれい線が薄くなることを感じやすいですよ。

特にフェイスラインがすっきりしますので、それによっても、ほうれい線が目立ちにくくなりますね。

まとめ

ほうれい線は、肌の衰えも関係しますが、特に頬の筋肉の衰えが大きいといいます。

それは、加齢によるところもありますが、生活習慣の影響もあります。

それに、急激に太ることもダイエットも良くありません。

ほうれい線には、そうした原因を改善した上で、顔の筋肉を鍛えるエクササイズを行ったり、スキンケアでしっかりと保湿したりしてケアすると良いですよ。