美容のスペシャリストが教えるキレイ

口元のたるみの改善法9つ!口角を1mm上げるだけでも!プロに聞く

本日のキレイの先生

鎗田 洋子 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「口元のたるみ」です。

東京都築地 プライベートサロン Spes の鎗田 洋子 先生にインタビューさせていただきました。

口元は、普段の生活やお手入れがダイレクトに表れる場所だといいます。

年齢やお手入れ不足によるたるみも、そのひとつです。

口元のたるみを改善するには、口周りの筋肉をトレーニングすることや、口元のマッサージなどが有効だそうです。

そのケアの方法を、鎗田先生に教えていただきました。

目次

口元のたるみの原因
・口元のたるみは何から起こる?
・どうして口元はたるみやすい?
・口元のたるみは何歳くらいから出る?
・生活習慣で原因になること

口元のたるみを改善するには
・口周りの筋トレ
・口元のマッサージなど
・スキンケアのポイント
・生活習慣で心がけたいこと

まとめ

うるおいが肌奥までギュッと引っ張られる感じがあって、肌がフワフワになって、毛穴もキュッと引き締まりました!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

口元のたるみの原因

鎗田先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「口元のたるみ」です。

先生のサロンのお客様にも、口元のたるみを気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、いらっしゃいますよ。

口元を含むフェイスラインを気にされている方が多いです。

口元のたるみで、見た目の印象も変わりますか?

はい、かなり変わると思います。

老けてみえやすいですよね。

お顔の印象は「お顔の下半身」で決まるともいえます。

例えば目周りは、アイメイクなどで対処することが可能です。

ただ、お顔の下半身は、ごまかしがききづらく、普段の生活やお手入れの状態が表れやすい場所です。

ですのでお顔の下半身は、見た目の印象という点でも、とても大事なパーツですよ。

口元のたるみは何から起こる?

口元のたるみは、何から起こるんですか?

ひとつは、筋肉の衰えからくるたるみです。

筋肉が衰えてくると、その上に乗っている脂肪を支えられなくなって、脂肪も落ちてきてしまいます。

ちなみに、骨も年齢とともに痩せて萎縮(いしゅく)します

そうすると、その上に乗っている筋肉や脂肪も落ちてしまいますので、それも、たるみの原因になります。

特に女性は、更年期のあたりから骨粗鬆症が始まるので、骨のケアも大切です。

それから、口元のたるみは、真皮層(しんぴそう・皮膚は3層構造になっていて、その真ん中の層)のコラーゲン・エラスチン(肌の弾力成分)の減少によるところもあります

お肌がたるんでくるということですね?

はい、そうです。

後は、お顔のむくみによる影響もありますね。

むくみから、口元もたるむんですか?

はい、お顔がむくむと膨れますよね。

それが重みになって、口元も下がりやすくなります。

どうして口元はたるみやすい?

どうして口元は、たるみが出やすいんでしょうか?

お顔には、30以上の筋肉がありますが、意外に使えていないことが多いです。

特に口元は、食べているときか話しているとき以外は、動かしていないことが多いです

筋肉は、使っていないと衰えますもんね…。

はい、こうしてお話ししているときはいいですが、例えばパソコン作業を行っているときなどは、表情をあまり動かしませんよね。

はい、デスクワーク中は、無表情でいることが多いです…(苦笑)。

それに、年を重ねると、表情が乏しくなる傾向もあります。

そういったことからも、お顔の筋肉は衰えやすいです。

それから、口元は、お顔の下半身ですので、老廃物や脂肪がたまりやすい場所でもあります

それによっても、口元は下がりやすくなります。

口元のたるみは何歳くらいから出る?

口元のたるみは、何歳くらいから起こりますか?

口元のたるみは、意外に早い時期から始まっていて、20代後半から30歳前後には出始めている方もいらっしゃいます

え、そんなに早いんですか!?

はい、ご自身では気付かないだけで、実は早くから始まっています。

ただ、若いときは、疲れたときに口元のたるみがうっすらと出たりするのですが、休めば回復します。

それに、鏡を正面からみるだけでは、ほうれい線のほうが気になりやすく、口元のたるみには気付きづらいです。

ですので、ななめ45度の角度から、ご自分のお顔を鏡でチェックしてみるいいですよ

口元に影が出来ていたり、ブルドッグラインがうっすらと出始めていたりすることに、お気付きになるかもしれません。

ただ、その口元のたるみがはっきりと表れて、ブルドッグラインなどがくっきりと出るのは、個人差はありますが、平均的には更年期の始まる45歳くらいからが多いでしょうか

生活習慣で原因になること

日々の生活習慣で、口元のたるみの原因になることはありますか?

現代社会は、特にスマホの影響が大きいです

スマホをみるときは、ずっと下を向いていますよね。

それに、表情もあまり動かしません。

それが、口周りの筋肉が衰える原因になるんですね。

はい、それに、お顔の血流やリンパ(体内の老廃物を回収して排出している器官)の流れも悪くなりますので、それによって老廃物がたまって、むくみも起きやすくなります。

それから、口元のたるみは、歯ぐきが痩せてくることも影響します

どうして、歯ぐきが痩せることが、口元のたるみにつながるんですか?

口の中が痩せると、その上にあるものまでしぼんでしまいます。

なので、口元もたるみやすくなります。

なるほど、内側から支えられなくなるということですね。

はい、ですので、口腔ケアも大切ですよ

はい、後は、肌老化の原因の7割は、紫外線による「光老化」といわれています

紫外線は、コラーゲンやエラスチンを変質させて衰えさせます。

さらにそれだけでなく、女性ホルモンの「エストロゲン受容体(じゅようたい)」にも影響を与え減少させることがわかっています。

エストロゲンは、お肌のうるおいやハリに関係する「コラーゲン」や「エラスチン」などを作り出す繊維芽細胞(せんいがさいぼう)に作用していて、それによって、お肌はうるおいや弾力を維持して若々しい状態を保つことができます。

紫外線は、そのエストロゲンを受け取る側にも影響を及ぼします。

ちなみに、もう少しエストロゲンの話をすると、女性は、加齢とともにエストロゲンが減少し更年期を迎えます。

現在では、37歳ころからプレ更年期が始まることが研究からわかっています。

ですので、30代からは健康ももちろんですが、美容に関しても女性ホルモンの影響があることを覚えておくといいですよ。

他には、口元のたるみの原因としては、タバコも良くありません

口元は、タバコを吸うときの仕草や煙に、ダイレクトに影響を受けます。

口元のたるみを改善するには

先生のサロンでは、口元のたるみを改善するのに、どんな施術・ケアが効果的ですか?

当サロンでは、「リンパボーラー」という機械を使用した、低周波でお顔の深層筋(深いところにある筋肉)に働きかけて引き締めるリフトアップコースをご用意しています。

それから、幹細胞ハーブトリートメントは、お肌の引き締めだけではなく、ハリ・ツヤ・透明感もアップするので、こちらも、口元のたるみにはいいです。

後は、リンパ管形成を促す「クダモノトケイソウエキス」や、脂肪細胞抑制作用のある「アスタキサンチン」が配合されたオイルでマッサージを行い、幹細胞マスクでお手入れするトリートメントも、小顔効果がありますよ。

口周りの筋トレ

口元のたるみを改善するのに、セルフケアでやれることはあるんですか?

お顔の表情筋(表情を形作る筋肉)は、糸のように細いので、いまより口角を1mm上げるだけでも、口周りの筋肉の…口輪筋(こうりんきん)・頬筋(きょうきん)・笑筋(しょうきん)などの筋トレになります

それは、口角を1mm上げるだけでもいいんですか(笑)。

はい、お顔は身体と比べると範囲が狭いですので、口角を上げるだけでも有効ですよ。

特に何もケアを行っていないと口角は下がってきますので、口角を上げる癖を付けていただきたいですね

それから、思いっきり息を吸って頬をすぼめたり、頬を膨らませたりするのも、口周りの筋トレになりますよ。

口元のマッサージなど

後は、口元のたるみには、マッサージもいいですよ。

それは、どんなマッサージができるんですか?

マッサージは、摩擦が起きるといけないので、クリームを付けて行います

それでまずは、人差し指と中指でV字を作り、唇を上下にはさむようにして横に引きます

次は、頬骨のキワにそって内側から外側に、耳の下のほうに移動しながらツボ押しを行います

耳の周りにはリンパ節(りんぱせつ・リンパで運んできた老廃物をろ過するフィルターの役割がある器官)があるので、そこもしっかり流していただきたいです

耳のリンパ節について

耳の下のリンパ節(耳下腺・じかせん)は、顔のリンパの出口といえる場所です。そのため、顔のリンパの流れを良くするには、まずはそこを流してあげることが大切です。

それから、口周りの筋肉もそうですが、お顔の表情筋は、側頭筋(そくとうきん・こめかみにある咀嚼するときに使われる筋肉)で持ち上げられています。

そこの筋肉がカチカチに固まっていると、お顔も引き上がりません。

ですので、ツボ押しを行った後は、側頭筋のところまでほぐして、お顔の血液やリンパのめぐりを良くしてあげることも、口元のたるみに有効です。

スキンケアのポイント

口元のたるみを改善するのに、スキンケアでの保湿も大切なんですか?

はい、もちろんです。

保湿はスキンケアの基本です

スキンケアできちんと保湿するには、どうしたらいいですか?

まずは、化粧水の付け方でいうと、化粧水の量が足りていない方が多いです。

化粧水を付けた後に、指でお肌を触ってサラサラするようでしたら、化粧水が足りていないという状態です。

少なくとも商品に表示されている使用量はお使いくださいね

それで、指でお肌を触ったときにピタッと吸い付くくらいまで、化粧水を重ね付けするといいですよ

そして、乳液・クリームも付けましょう。

そうやって、普段のお手入れで基本的なことを守っていれば、特別ことをしなくても、お肌を一定の良い状態に保つことはできますよ。

後は、紫外線を防止することも大事です

先程のお話でも、お肌の老化は、光老化によるところが大きいとのことでしたね。

はい、ですので、紫外線対策は年間通して行っていただきたいです

生活習慣で心がけたいこと

口元のたるみを改善するのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

口元のたるみに限ったことではありませんが、健康・美容の基本は、睡眠・食事・運動です。

それから、タバコも影響も大きいので、できれば控えていただきたいです

後は、幸せホルモンともいわれる「セロトニン」も大事です

人間の身体には、重力に逆らって身体を立てる筋肉「抗重力筋」があります。

お顔でいうと、例えば口輪筋・頬筋・咬筋(こうきん)・眼輪筋(がんりんきん)などがこれに当たります。

それらは、お顔を引き上げる筋肉です。

セロトニンは、その抗重力筋をサポートする働きがあります。

ですので、セロトニンの分泌が減ると、抗重力筋も弱まります。

逆に、抗重力筋を鍛えることで、セロトニンも増えます。

そういった点でも、意識して口角を上げるのはいいですね

それに、セロトニンは気分のいいときに脳内で分泌されるので、そういったことをたくさん行うといいですね。

楽しいことをすると、自然に口角も上がります。

他にも、早寝早起き・太陽を浴びる・軽いリズム運動・スキンシップなどでも、セロトニンが分泌されます。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、口元のたるみの改善方法をまとめます。

1. 口周りの筋トレ(口角を上げる、頬をすぼめたり膨らませたりする)
2. 口元のマッサージ(V字で唇をはさんで横に引く)
3. 頬骨のキワにそって内側から外側にツボ押し
4. 側頭筋のマッサージ
5. スキンケアでの保湿(化粧水は指が肌に吸い付くまで重ね付けする、お手入れは乳液やクリームで仕上げる、など)
6. 紫外線対策を年間通して行う
7. 生活習慣を整える(睡眠、食事、運動、など)
8. タバコはできるだけ控える
9. セロトニンの分泌を増やす(抗重力筋を鍛える、早寝早起き、太陽を浴びる、軽いリズム運動、スキンシップ、など)

鎗田先生がおっしゃっていましたが、口元は、普段の生活やお手入れがダイレクトに表れ、年齢を感じさせるパーツです。

だからこそ、普段から意識してケアすることが大切になります。

口元のたるみが気になってきたときは、鎗田先生のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?