「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「顔のたるみ」です。
東京都二子玉川 プライベートサロン Courance(クランセ) の栗山 綾子 先生にインタビューさせていただきました。
顔のたるみは、いちばんといっていいほど年齢を感じさせるもので、老け顔の原因にもなります。
たるみは、筋肉が硬くなることや衰えることなどから起こるため、エクササイズやマッサージで筋肉に働きかけるのも良いそうです。
顔のたるみ対策を、栗山先生に教えていただきました。
目次
たるみの原因
・たるみは何から起こる?
・生活習慣で原因になること
たるみを改善するには
・表情筋エクササイズなどで筋肉を動かす
・顔の筋肉をゆるめるマッサージ
・マッサージでリンパを流す
・生活習慣で心がけたいこと
たるみの原因
栗山先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「顔のたるみ」です。
先生のサロンにも、顔のたるみを気にされている方はいらっしゃいますか?
そうですね、当サロンは40~50代のお客様が多いですので、お顔のたるみを気にされている方は多いですよ。
顔のたるみで、見た目の印象も変わってくると思います。
はい、違ってきてしまいますよね…。
お顔のたるみは、年齢が出てしまいますので、それで老けた印象も強くなってしまいます。
顔の中で、特にたるみの出やすい場所はありますか?
目の下もそうですし、後は、ほうれい線もそうですね。
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たるみは何から起こる?
顔のたるみは、何から起こるんでしょうか?
ひとつは、お顔や頭皮が硬くなることです。
それによって、お顔を引き上げる力も低下してしまいます。
それに、表情筋(表情を形作る顔の筋肉)の衰えもそうですね。
それは、表情筋の衰えで、顔が引き上げられなくなるということですか?
はい、そうです。
それから、リンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)の滞(とどこお)りによる影響もあります。
それによって、お顔がむくむと、そのむくみで、お顔がたるんだようにみえる場合もあります。
後は、お肌のたるみによるところもあります。
それは、「コラーゲン」や「エラスチン」といったお肌の弾力繊維が衰えていくことで起こります。
それに、お肌が乾燥してみずみずしさがなくなることでも、たるみにつながってシワも出来やすくなります。
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生活習慣で原因になること
日々の生活習慣で、顔のたるみの原因になることはありますか?
現代社会は、スマホやデスクワークの影響が、特に大きいです。
長時間のスマホやデスクワークは、表情を動かさないので、表情筋もあまり使いませんし、お顔が全体的に硬くなりやすいです。
そういった点では、お食事のときによく噛まないことも良くありません。
それは、特に、口元の筋肉に影響があります。
よく噛まないと、筋肉があまり使われないので、衰えやすいということですね?
はい、そうです。
それから、お顔のたるみは、ストレスによるところもあります。
ストレスで、食いしばりの癖があったりすると、顔の筋肉が硬くなりやすいといいますよね…。
はい、それも大きく関係していますし、ストレスは、身体が緊張状態になったり、ホルモンバランスが乱れたりする原因になりますので、そこから、コラーゲン生成などにも影響が出る場合もあります。
コラーゲン生成という点では、栄養バランスも関係してきますね。
栄養不足ですと、コラーゲンも作られづらくなります。
ちなみに、顔のたるみは、何歳くらいから表れやすいですか?
個人差がありますが、35歳くらいからでしょうか。
それくらいからが、特に実感として表れてくるようです。
それは、そのくらいの年齢から、筋肉やお肌の衰えが表れ始めるということですか?
それもありますし、ストレスなど生活習慣によるところもありますよね。
それに、加齢でホルモンバランスも変化していくので、そういったことも関係してきます。
たるみを改善するには
先生のサロンでは、顔のたるみを改善するのに、どんな施術・ケアが効果的ですか?
お顔のマッサージでは、お顔のリフトアップやツボを活性化するようなマッサージを行っているのですが、そのときに、「ホルミシス効果」の得られる粧剤を使用しています。
それは、岩盤浴や温泉のマイナスイオン効果と似たような作用を得られて、代謝を上げることにもつながるので、お顔のたるみにもとてもおすすめです。
後は、お顔のメニューに限らず、ボディーも含めてすべてのメニューに、デコルテやヘッドのマッサージが付いています。
お顔のたるみを改善するのに、頭皮やデコルテからもアプローチすることは必須です。
表情筋エクササイズなどで筋肉を動かす
セルフケアで、顔のたるみを改善するのにやれることはありますか?
普段、デスクワークをされている方は無表情でいることが多いですし、子育てが終わった方は、一日あまりしゃべらない日があったりもします。
特にそういった方は、お顔の筋肉を使うことを意識していただきたいです。
それには、お食事のときによく噛むようにするのもいいです。
それから、サロンのお客様とは、普段、表情筋のエクササイズで行えそうなことをひとつ、一緒に決めさせていただいたりしています。
それは、例えば、どんなエクササイズがいいんですか?
例えば、笑うことも大事です。
『キレイの先生』を参考にさせていただくこともありますよ。
そうなんですか!?
ありがとうございます(笑)。
私も、しゃべらないと怖くみられてしまうこともあって、一緒に笑顔の練習中です(笑)。
それから、上を向いて、大きく口を開いて「あ・い・う・え・お」と発音するのもいいですね。
顔のたるみ対策
(顔の筋肉を使う)
・食事のときによく噛む
・笑う
・上を向いて「あ・い・う・え・お」と大きく発音する
顔の筋肉をゆるめるマッサージ
先程のお話ですと、顔の筋肉が硬くなることでも、たるみは起こるとのことでした。
そうすると、顔の筋肉をゆるめるのも、たるみの改善につながりそうです。
そうですね、お顔の筋肉をゆるめるには、例えば、頬のツボを押していくのもいいです。
頬骨にそって、小鼻のあたりから耳のほうまで押していきます。
これは、リンパの滞りにも良くて、お顔が引き上がってすっきりして、たるみの予防にもなります。
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マッサージでリンパを流す
後は、リンパを流すように、化粧水を塗布したりクリームを塗布したりするだけでも、毎日の習慣で違ってきます。
そのときは、お顔の内側から外側に引き上げるように流していきます。
それで、最後は必ず、手の平全体で成分を浸透させるように、お顔全体と首を包み込むようにして化粧品をしばらくなじませます。
これは、軽く行うことが大事です。
そうやって、習慣にしているものに取り入れられて、とにかく簡単に行えるのがいちばんですよ。
顔のたるみ対策
(化粧水やクリームなどを付けるとき)
1. 顔の中心から外側に引き上げるように流していく
2. 最後は顔全体と首をなじませるように化粧品を付ける
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生活習慣で心がけたいこと
顔のたるみを改善するのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?
疲れたり長時間の作業を行ったりしたときは、疲れを感じる場所をゆるめることもおすすめです。
例えば、頭皮をゆるめるのもいいですし、肩や首もこまめに角度を変えて、簡単なストレッチを心がけるのもいいですね。
それから、紫外線が、お肌の真皮(しんぴ・皮膚は3層構造になっていて、その真ん中の層)にいちばんダメージを与えます。
ですので、紫外線対策も大事です。
後は、食事の栄養バランスも意識していただきたいです。
まとめ
今回のインタビューで挙がった、顔のたるみの改善方法をまとめます。
1. 表情筋エクササイズ(笑う、上を向いて「あ・い・う・え・お」と大きく発音する、など)
2. 頬のツボを押す
3. スキンケア化粧品をリンパの流れに沿って付ける
4. 疲れを感じる場所(頭皮、肩、首、など)をゆるめる
5. 紫外線対策
6. 栄養バランスのとれた食事
顔のたるみは、老けた印象を強めてしまいます。
たるみが気になってきたときは、栗山先生のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?