今回のテーマは、「顔の保湿方法のポイント」です。
東京都品川区 プライベートサロン juan の新村 麻子 先生にインタビューさせていただきました。
肌の乾燥はあらゆる肌悩みの原因になるため、スキンケアでの保湿はとても大切なことです。
新村先生は普段のお手入れで、化粧水を両手コットンで付けて、その後にそのままコットンパックを行って保湿をされているそうです。
効果的なスキンケアでの保湿方法について、先生に話をお聞きしました。
目次
間違ったスキンケア方法とは
・クレンジングでの肌摩擦や保湿不足は乾燥を進めやすいなど
効果的な顔の保湿方法
・化粧水は両手コットンで付けてからコットンパックを行う
・クリーム代わりに美容オイルでのマッサージもおすすめ
・クレンジング・洗顔は顎から優しく洗うなど
・顔の乾燥を防ぐには生活習慣を整えることも大事
・顔の保湿にはサロンケアもおすすめ
間違ったスキンケア方法とは
新村先生、よろしくお願いします、今回のテーマは「顔の保湿方法のポイント」です。
まずは当たり前のことですが、スキンケアでの保湿は大事ですよね(笑)。
はい、もちろん大切です(笑)。
スキンケアで保湿不足だと、お肌はどうなりますか?
まずは、お肌の乾燥を招きやすくなりますよね。
それによって、毛穴も開きやすくなりますし、シワも出やすくなります。
それにお肌の乾燥によって、くすみも起こりやすくなりますし、皮膚の劣化にもつながってたるみの原因にもなります。
後は、スキンケアでの保湿不足は、お肌に栄養が行き渡っていない状態ともいえますので、シミのできやすいお肌になります。
当然ですが、スキンケアでの保湿不足は、お肌のあらゆる面で悪影響がありますね(笑)。
はい、すべての肌悩みの原因につながりますよ(笑)。
クレンジングでの肌摩擦や保湿不足は乾燥を進めやすいなど
先生はサロンで、たくさんのお客様をみていらっしゃると思いますが、皆さま、スキンケアでの保湿をきちんと行えていますか?
そうですね…ご自分ではきちんとお手入れをしているつもりでも、その方法が間違っているケースも意外と多いように感じます。
それは例えば、どんなことですか?
中には、お化粧を落とさずに寝てしまっている方もいらっしゃいます。
お化粧を落とさずに寝るのは、本当にお肌に負担がかかるといいますよね…。
はい、それから、クレンジング・洗顔でお顔をゴシゴシと洗われている方も見受けられます。
例えば洗顔は、泡で洗ってあげないと、毛穴汚れを吸着できません。
ただ中には、洗顔料を泡立てずにお顔をゴシゴシと洗われている方かたもいらっしゃいます。
そうした摩擦は、お肌を傷めてしまいます。
それにお顔をゴシゴシと洗うことで、角質層(皮膚のいちばん表面の約0.02mmの層)が厚く硬くなって乾燥も進みやすくなりますし、肌荒れの原因にもなります。
後は、お手入れを化粧水だけで終わらせることも、お肌の乾燥を促します。
お肌に水分を与えるのは化粧水の役割ですが、その後に上から膜(まく)を張ってあげる必要があります。
それができていないと、お肌はさらに乾燥しやすくなってしまいますよね。
他に、お肌の乾燥の原因になることはありますか?
紫外線によるダメージも大きいです。
紫外線は、お肌の老化が進むいちばんの原因ともいわれています。
それから、食事や睡眠などの生活習慣の乱れも、お肌の乾燥を招きますし肌荒れなどの原因にもなります。
効果的な顔の保湿方法
化粧水は両手コットンで付けてからコットンパックを行う
スキンケアでの保湿方法でアドバイスはありますか?
まず私は、化粧水はコットンでお肌に入れ込んでいます。
そのときコットンは、大判のめくれるタイプを半分に切って、2枚両手で使用します。
両手コットンで化粧水を付けるんですか(笑)!?
はい(笑)、コットンには化粧水がひたひたになるまで含めます。
そのコットンで、お顔を下から上に優しくパッティングを行います。
その後は、コットンをめくって薄くしたものでパックを行うのもおすすめです。
「コットンパック」ですね。
そのときは、左右の頬・鼻・おでこ・口下にコットンパックを置いてあげるといいですよ。
すごい、無駄のない保湿方法です(笑)。
はい、おすすめですよ(笑)。
ちなみにコットンパックは、お顔に長時間置いておく、かえってお肌の乾燥を招いてしまいますので、5分以内に抑えるようにしましょう。
そうして、お顔を化粧水でたっぷりうるおした後は、クリームを付けてうるおいにふたをして仕上げます。
ちなみに現金な話で申し訳ないのですが(苦笑)、両手コットンで化粧水を付けると、化粧水もいちどでかなりの量を使いますよね。
そうですね(笑)、ですので私は、化粧水は大量に使いやすいお手頃のものを使用するようにしています。
もし高価な化粧水を使用する場合は、最初にそれをお顔全体に手でなじませてから、その後にもういちどコットンで化粧水を付けてあげるのもいいですね。
クリーム代わりに美容オイルでのマッサージもおすすめ
他に、スキンケアでの保湿方法でポイントはありますか?
化粧水の後に、クリーム代わりに美容オイルを付けてあげるのもいいですね。
それで、そのときに一緒にお顔のマッサージをしてあげるのもおすすめです。
それによってお肌の乾燥を防ぐこともできますし、毛穴を閉じることもできます。
それに、血行促進にもなります。
そのときのマッサージはどうやればいいですか?
お顔のマッサージは、下から上に行うのが基本です。
サロンのお客様にもご案内している方法は、まず人差し指と中指の間でフェイスラインをゴリゴリします。
次は、手をグーにしてお顔全体をクルクルとマッサージします。
次は、目周りにはたくさんツボがあるので、そこを指先で優しく押してあげます。
それで、そのまま頭皮のほうまで指先で流します。
それから耳周りにもツボがたくさんあるので、そこも指でほぐしてあげたいです。
後は、余裕があれば首周りや後頭部のほうも流してあげるといいですよ。
クレンジング・洗顔は顎から優しく洗うなど
お肌の乾燥を防ぐのに、クレンジング・洗顔方法でのポイントはありますか?
クレンジング・洗顔は、お顔をゴシゴシと洗うことや過剰に洗いすぎることも、お肌に悪影響があります。
ですので、優しく行うことが基本です。
例えばクレンジングは、商品によるところもありますが、基本的にオイルタイプは洗浄力が強くてお肌の乾燥を招きやすいといえます。
ですのでサロンでは、ジェルタイプやクリームタイプのクレンジング料をおすすめしています。
それでクレンジングは、特に顎(あご)周りに汚れがたまりやすいので、顎から上がっていくように行うといいですよ。
それから洗顔は、泡立てネットなどでクリーミーな泡を作って行います。
洗顔もクレンジングと同じように、顎から上がっていくように行いましょう。
また、中には、クレンジング料や洗顔料をお顔の上にしばらく置いている方もいらっしゃるようです。
それもお肌には良くないので、クレンジング料などはすぐ洗い流すようにしましょう。
ちなみにそのときも、シャワーでお顔を流すのは、お肌に刺激が強いですから控えていただきたいです。
お顔のすすぎは、37度くらいのぬるま湯で優しく行うことをおすすめします。
顔の乾燥を防ぐには生活習慣を整えることも大事
お肌の乾燥を防ぐのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?
基本的なことではありますが、生活習慣を整えることです。
例えば睡眠時間はしっかりとっていただきたいですし、適度な運動で汗を流すことも大切です。
それに、ストレスをため込まないこともそうですね。
それから、インナーからきちんと栄養を摂っていただくことも大切です。
それには、バランスのいい食事が基本ですが、その上でビタミンCやアミノ酸を意識的に摂るのもいいですね。
後は、エイジングケアにもつながるリコピンなどの栄養を摂るのもおすすめですよ。
顔の保湿にはサロンケアもおすすめ
もちろん先生のサロンのケアも、顔の保湿には効果的なんですよね(笑)?
はい、おすすめですよ(笑)。
当サロンでは、ヒト臍帯血(さいたいけつ)やヒト由来脂肪などの幹細胞化粧品を取り入れています。
そういった化粧品の導入なども行っていますので、お肌の乾燥にいいのはもちろんですが、あらゆるエイジング(年齢による肌悩み)にもおすすめです。
そうしたサロンケアで、顔の保湿感は変わりますか?
はい、保湿感も変わりますし、ツヤやハリも施術前とはまったく違いますよ。
まとめ
肌の乾燥はあらゆる肌悩みの原因になるため、スキンケアでの保湿はとても大切なことです。
新村先生が行っている両手コットンの化粧水は、肌にたっぷりとうるおいを与えることができます。
そのあとにコットンパックを行えば、保湿効果はさらに高まりますね。
皆さまも先生のアドバイスを参考に、普段のお手入れ方法を見直してみてはいかがでしょうか?