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首の乾燥を改善する!エステ経営者がすすめる首のケアの方法

本日のキレイの先生

小山 茂美 先生

今回のテーマは、「首の乾燥」です。

埼玉県さいたま市 エステサロン凛 の小山 茂美 先生にインタビューさせていただきました。

首の乾燥が進むと、シワなども出やすくなって、年齢をより感じさせてしまう原因にもなります。

そのため首も、顔と同じようにお手入れを行うことが理想だそうです。

そんな首のケアの方法について、小山先生に話をお聞きしました。

目次

首が乾燥する原因
・首も顔と同じように加齢や紫外線などで乾燥が進む

首の乾燥対策
・スキンケアでは首は首で保湿を行いたい
・首も洗顔料で洗うのが理想など
・自分に合った枕を使うことも首のケアになるなど
・首の乾燥にはサロンケアもおすすめ

まとめ

首が乾燥する原因

小山先生、よろしくお願いします、今回のテーマは「首の乾燥」です。

はい、私はサロンの運営に加えて、イベントなどにお呼びいただいてマッサージのサービスをご提供することがあります。

そうしたときに首のマッサージを行うと、首が乾燥されている方も多く見受けられます。

ただ自分自身では、首の乾燥には気付きづらくありませんか(苦笑)?

そうですね、なかなか首にまでは意識が行きづらいかもしれませんね。

首の乾燥で、どんな影響がありますか?

まず乾燥によって、直結的にシワにつながってしまいますよね

それに、肌色もくすみやすいです

後は、乾燥によってイボなどもできやすくなります。

そうしたことによって、年齢も感じさせやすくなりますよね

首も顔と同じように加齢や紫外線などで乾燥が進む

首の乾燥は、どんなことが原因になりますか?

ひとつは、首に限ったことではありませんが、年齢とともにお肌の乾燥は進みやすくなります

それに、紫外線の影響もあります。

それから、摩擦によるところもあります

首への摩擦ですか…?

はい、例えば冬は、タートルネックのお洋服を着たり、ストールやマフラーを巻いたりしますよね。

それに、お布団をかぶるときの摩擦もあります。

そう考えると、首も意外に摩擦を受けやすいですね…。

他に、首の乾燥の原因になることはありますか?

首のお手入れ不足によるところもあります

首までスキンケアをきちんと行えている方は少ないんじゃないでしょうか…。

そうですね、お手入れをされていらっしゃっても、お顔のお手入れの「ついで」に行っている方が多いかもしれませんね。

それから、首だけではなくデコルテ周りにもいえることですが、ボディソープでゴシゴシと洗ってしまっている方も多い印象です

え、それは良くないんですか(笑)!?

はい、首をボディソープなどでゴシゴシと洗うと、必要な油まで落としすぎてしまいがちです。

同じ理由で、ナイロンタオルで首やデコルテ周りを洗うのも、あまりおすすめしません。

それは、意識したことがありませんでした…(笑)。

はい(苦笑)、サロンのお客様に話をお聞きしていても、下半身と同じように首やデコルテ周りを洗われている方も多いですよね。

首の乾燥対策

スキンケアでは首は首で保湿を行いたい

ここまでの話をお聞きすると、首も顔と同じようにスキンケアで保湿したほうがいいんですか(笑)?

そうですね、首のお手入れをされている方も、お顔のお手入れをして、その「ついで」に、手に余ったスキンケア化粧品を首やデコルテ周りにお付けになっていることが多い印象です。

それもいいですが、できれば首は首でお手入れを行っていただきたいです

例えば、化粧水もお顔に付けてから、もういちど化粧水を手に取って首やデコルテ周りに付けていただくのが理想です。

それは、美容液にも同じことがいえます。

え、首にも美容液を付けたほうがいいんですか!?

そうですね、美容液は化粧水よりも美容成分が豊富です。

ですので、首のエイジングのリカバリーにもなります。

後は、首専用のクリームも出ています。

それらは基本的に、首の皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)などのバランスを考えて作られているので、そういったものを取り入れるのもひとつですね。

他に、首の乾燥ケアにスキンケアで心がけたいことはありますか?

スキンケアでの保湿ではありませんが、首やデコルテ周りは日焼け止めを付け忘れやすい場所です。

日焼け止めも、首まできちんと塗ったほうがいいということですね?

はい、ちなみに日焼け止めは、お顔用とボディ用のものがあります。

お顔用の日焼け止めは、ボディ用のものと比べるとデリケートに作られていて、刺激も少ないです。

それに、保湿効果のあるものもあります。

ですので首やデコルテには、お顔用の日焼け止めをお使いになるのがおすすめです

お顔に日焼け止めを塗るとき、首やデコルテまで一緒に塗ってあげるといいですね。

首も洗顔料で洗うのが理想など

ちなみに、クレンジング・洗顔も首までやったほうがいいんですか?

そうですね、首にも日焼け止めやファンデーションを塗っているときは、首までクレンジングを行っていただきたいです

日焼け止めはボディソープで落とそうとしても、なかなか落ちません。

ただ、首はお顔ほど油汚れがありませんので、日焼け止めなどを塗っていない場合は、クレンジングを行う必要はないですよ。

それから、できれば首やデコルテは、ボディソープではなく洗顔料で洗っていただくのが理想です

首を洗顔料で洗うという発想はなかなかありませんよね…(笑)。

そうかもしれませんね、サロンのお客様にもそのようにおすすめすると、皆さま驚かれます(笑)。

もしくは、ボディソープで洗う場合も、ナイロンタオルでゴシゴシと洗うのではなく、泡だけで洗ってあげるといいですよ

自分に合った枕を使うことも首のケアになるなど

首の乾燥ケアに、生活習慣で心がけられることはありますか?

ひとつは、無理のない姿勢で横になれる枕をお使いいただくことです

サロンでお客様に横になっていただいたとき、普段ご自宅でどういった姿勢で寝ているかわかります。

そのときに、顎(あご)を引いた姿勢になる方も多くいらっしゃいます。

そういった方は、高い枕をお使いになっているケースが多いです。

そうすると、首にシワも出やすくなります。

それにリンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)も滞って、お顔のむくみも出やすくなります。

それから、肩こりも起きやすいです。

それに対して、自然な姿勢で横になれている方は、首もシワが出づらくきれいな方が多いです。

睡眠は、一日の1/4の6~7時間を費やします。

お仕事以外で、それだけの時間を費やすものはほとんどないですよね。

ですので、寝るときの姿勢も大切にして、ご自分に合った枕をお使いになっていただきたいです。

他に、首の乾燥ケアに心がけられることはありますか?

首元に当たる布の素材にも気を付けていただきたいです

例えば、お洋服やパジャマもそうですし、お布団などもそうですね。

それらは、できれば化学性のものよりも、綿やシルクなど天然の素材のものがおすすめです。

首の乾燥にはサロンケアもおすすめ

ちなみに先生のサロンのケアも、首の乾燥には効果的なんですか?

はい、フェイシャルのコースでも、首からデコルテ周りまでお手入れをさせていただきます。

例えばパックも、首からデコルテまで行います。

ですので、首の乾燥にもいいですよ。

いちどのサロンケアで、首の乾燥も変わりますか?

そうですね、特に保湿感は大きく変わりますよ。

まとめ

首は、顔と比べると意識が向きづらく、乾燥していることに気付かれていない方も多くいらっしゃいます。

そうして乾燥が進むと、シワなども出やすくなって、年齢をより感じさせてしまう原因にもなります。

そのため、首も顔と同じようにスキンケアで保湿を行って、できればボディソープではなく洗顔料で洗ってあげるのがおすすめですよ。

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