今回のテーマは、「まぶたのしわ」です。
埼玉県所沢市 美肌室 FACE DECO のIKUKO 先生にインタビューさせていただきました。
まぶたは、顔の中でも皮膚が薄いため、しわも出やすいです。
まぶたのしわを改善するには、アイクリームを使用するなどスキンケアでの保湿も大切ですし、目周りの筋肉をトレーニングすることもおすすめです。
そして、アイクリームの使用方法にもポイントがあるといいます。
まぶたのしわの原因や改善方法について、IKUKO先生に話をお聞きしました。
目次
まぶたのしわの原因
・肌の乾燥や目周りのたるみなどからしわが出る
・まぶたのしわは特に肌摩擦による影響がある
まぶたのしわの改善方法
・化粧水は手の平で押し込んでアイクリームも使用する
・アイメイクは専用のクレンジング料で丁寧に落とすなど
・眼輪筋をほぐしてからの目元トレーニングもおすすめ
・まぶたのしわにはサロンケアもおすすめ
まぶたのしわの原因
IKUKO先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「まぶたのしわ」です。
まぶたのしわが出ていると、見た目の印象も変わると思います。
そうですね(笑)、やはり老けた印象が出やすくなりますよね。
しわもそうですし、特に上まぶたがたるんでくると、老けた印象が強くなります。
中には、元々は二重だったのが、上まぶたのたるみで一重にみえる方もいらっしゃいます。
肌の乾燥や目周りのたるみなどからしわが出る
まぶたのしわは、何から起こるんですか?
まず小じわは、お肌の水分が不足する乾燥によるところが大きいです。
それは、まぶたに限ったことではありませんね。
それからまぶたのしわは、眼輪筋(目周りにある表情筋)の衰えによるたるみから起こる場合もあります。
どうして、まぶたにはしわが出やすいんですか?
まぶたは、とても皮膚が薄く、お顔の他の部位と比べると約1/5の薄さしかないといわれています。
それに目周りは、皮脂(ひし・毛穴から分泌される油分)も少ないです。
ですのでまぶたは、他の部位と比べても乾燥も起こりやすいですし、しわも出やすいです。
それから、まばたきによる影響もあります。
まばたきは、一日に5万回以上行われているともいわれています。
その分、働きもののまぶたにはしわも残りやすいです。
しかも、まぶたに限ったことではありませんが、お肌の組織はコラーゲン(皮膚の弾力成分)の減少などで、年齢とともに薄くなっていきます。
そうすると、例えばお肌をつまんでも元に戻りづらくなりますよね。
そうした加齢によるお肌の衰えによっても、まばたきなどのしわが余計に残りやすくなります。
まぶたのしわの原因
・目元は皮膚が薄く皮脂腺も少ないため乾燥しやすい
・年齢による目周りの筋肉の衰えでたるみからシワも出る
・まばたきによる影響も受ける
など
まぶたのしわは特に肌摩擦による影響がある
日々の生活習慣で、まぶたのしわの原因になることはありますか?
特に大きいのが、摩擦による影響です。
例えばスキンケアでアイクリームを使用するのはとてもいいことですが、目元の皮膚を強く引っぱったり伸ばしたりして付けている方が多く見受けられます。
それに、目周りには目の疲れ・たるみ・シワにもいいツボがあり、それらのツボ押しもいいのですが、皮膚を引っ張るように行っている方もいらっしゃいます。
目周りは皮膚が薄くて繊細な場所ですので、そうしたケアが悪影響を与えてしまう可能性もあります。
それに摩擦という点では、目元を触りすぎる方もいらっしゃいますね。
特に花粉症のシーズンは、目をかくことも増えるでしょう。
そうしたことも、目元には大きな負担になります。
肌摩擦以外で、まぶたのしわの原因になることはありますか?
眼精疲労によるところもありますね。
特に現代社会は、スマホやパソコンの影響も大きいです。
そうした目の疲れで、血流も悪くなります。
そうすると、お肌に栄養や酸素が行き渡りづらくなって、お肌の状態にも悪影響を与えてしまいます。
後は、お肌の状態というところでは、紫外線のダメージなども関係してきます。
まぶたのしわの改善方法
化粧水は手の平で押し込んでアイクリームも使用する
まぶたのしわを改善するには、スキンケアでの保湿も大事なんですよね?
はい、もちろん大切ですよ。
まぶたをお手入れするときのポイントはありますか?
まず化粧水は、お顔全体にいえることですが、手の平で押さえるように付けてあげるのがおすすめです。
ただそのとき、手をすぐ離してしまう方が多いです。
それよりも、手はゆっくりと離すようにしましょう。
そのときの浸透圧で、お肌に美容成分が入っていきます。
化粧水の後は、スキンケアの順番に沿って美容液を付け、乳液・クリームを塗ります。
それから目元のケアには、アイクリームを取り入れてあげたいです。
できれば20代後半くらいからは、アイクリームを使用していただくのがおすすめです。
そのアイクリームの付け方にもポイントがあります。
まず、お顔全体のお手入れにいえることですが、人差し指は力が入りやすいので、スキンケアでお顔を触るときは中指・薬指を使うといいですよ。
それで、目周りは特に皮膚が薄いので、より力の入りづらい薬指を使ってお手入れを行いましょう。
そのときも、こするのではなく、薬指の腹でトントンと優しくアイクリームを塗布していきます。
それでアイクリームを付けるときはまず、片手でこめかみを後ろのほうに引くように押さえた状態で行うといいですよ。
そうすることで、摩擦を防ぎやすくなります。
その状態で、目の下を、優しく薬指の腹を倒していくようにして外側から内側に移動していきます。
次は、そのまま目の上に移動します。
そして、内側から外側に向かって優しく移動させていきます。
ちなみにこのときは、眼輪筋を持ち上げるように行うのがポイントです。
それで最後は、中指と薬指全体で目をおおうように優しく押さえてあげましょう。
それによって、リンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)を流すことにもつながります。
ちなみに、目尻のしわが出ているときは、チョキの手で目尻を耳のほうへ引っ張ってから上下に開き、目尻のしわを開いてあげます。
その状態で、もう片方の薬指でアイクリームをトントンと押さえるように塗り込んであげるといいですよ。
その後に、しわを指で優しく外側から内側のほうへつまんであげるのもおすすめです。
アイメイクは専用のクレンジング料で丁寧に落とすなど
まぶたのしわを改善するのに、クレンジング・洗顔でのポイントはありますか?
クレンジング・洗顔は、特にお肌への負担が大きいので気を付けていただきたいです。
例えばウォータープルーフのアイメイクは、通常のクレンジング料では落としづらいので、目元専用のクレンジング料を使用したほうがいいです。
そのときはまず、コットンに水分を浸(ひた)してしぼってから、クレンジング剤を付けます。
そして、それをいちど目元になじませ、その後にそっと拭き取ります。
それで残ったメイク汚れは、綿棒で丁寧に落としてあげましょう。
アイメイクはそれくらい手間ひまをかけて落としたほうがいいんですね…。
はい、ですので目元ケアのことを考えて、アイメイクを落としやすいものにするのもひとつですよね。
クレンジングでサラッと落ちやすいアイメイクでしたら、クレンジングのときの負担も軽減します。
眼輪筋をほぐしてからの目元トレーニングもおすすめ
まぶたのしわを改善するのに、セルフケアでやれることはありますか?
眼輪筋の緊張をほぐすことと鍛えることも大切です。
特に現代社会は、目が疲れやすい環境にありますもんね…。
目元の緊張をほぐすには、どうすればいいですか?
目周りには眼精疲労にいいツボがありますので、そのツボ押しを行うのもひとつです。
ただ、そこでこすってしまうと、摩擦でお肌にも悪影響があります。
それが怖い方は、眉毛の上だけを内側から外側のほうに押していってあげるのもいいですよ。
それでこめかみのところまで押したら、最後にこめかみをクルクルと回してあげましょう。
そうして眼輪筋の緊張をほぐしたら、今度は眼輪筋を鍛えてあげましょう。
まぶたのしわには、眼輪筋のトレーニングも効果的なんですね(笑)。
はい、いいですよ(笑)。
眼輪筋のトレーニングには、どんなことができますか?
まずは姿勢を整えて、顎(あご)を下げます。
そしてその状態で、上目遣いで鏡をみます。
そして、自分の目をみつめながら、ゆっくりと下まぶただけを使い、5秒くらいかけて目を閉じていきます。
そのまま目を閉じた状態を5秒キープして、また5秒くらいかけてまたまぶたを開きます。
このときは、鏡をしっかりみつめてまぶた閉じるというよりも、目を見開いたままのつもりで行うといいですよ。
それによって、上まぶたも下まぶたも動かすことができ、眼輪筋を全体に使うことができます。
この眼輪筋のトレーニングは、まぶたのしわ・目尻のしわにもおすすめです。
ちなみにいまのトレーニングを行うとき、首元に力が入ってこっていると、血流が悪くなって効果も軽減します。
ですので、リラックスした状態で行うといいですよ。
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まぶたのしわにはサロンケアもおすすめ
ちなみに先生のサロンのケアも、まぶたのシワに効果的なのですか?
はい、おすすめです。
当サロンでは、例えば目元ケア専用のメニューもあります。
それは眼精疲労にもいいですし、シワのケアにもなります。
それからお顔のケアに、表情筋を鍛えられる機械を使用することもあります。
それを眼輪筋周りに当ててあげることで、お自分で眼輪筋のトレーニングを行うより、深いところまでアプローチすることができます。
そうしたサロンケアは、まぶたのしわに即効性があるんですか?
はい、特に小じわには即効性がとても高いですし、深いしわやたるみにもとても有効です。
まとめ
まぶたのしわには、アイクリームを使用するなどスキンケアでの保湿も大切ですし、眼輪筋のトレーニングも有効です。
そして、スキンケアで目周りを保湿するときにも、化粧品の付け方があるとのことでした。
まぶたのしわの改善に、IKUKO先生のアドバイスを参考にしてみてください。