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鼻の脂を抑える方法8つ!美容家に聞く洗顔方法や基礎化粧品の使い方

本日のキレイの先生

Mariko 先生

今回のテーマは、「鼻の脂(あぶら)を抑える方法」です。

京都府京都市下京区 ボディヒーリング&小顔矯正 Plaran のMariko 先生にインタビューさせていただきました。

鼻は脂の分泌が多い場所で、テカリも起こりやすいです。

そして脂が増えるのは、肌の乾燥によるところもあるといいます。

そのため、鼻の脂を抑えるには、スキンケア・洗顔で汚れを取るのも必要ですが、洗いすぎには気を付けて、スキンケアでの保湿も大切になるそうです。

鼻の脂を抑える方法について、Mariko先生に話をお聞きしました。

目次

鼻の脂が増える原因
・生活習慣の乱れや肌の乾燥などで顔の脂は増える

鼻の脂を抑える方法
・クレンジング・洗顔は短時間で行い脂を取りすぎない
・朝晩のスキンケア方法を変えて保湿ケアするなど
・余分な脂はティッシュで押さえて取り除くなど
・鼻の脂におすすめのサロンケアとは

まとめ

鼻の脂が増える原因

Mariko先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「鼻の脂(あぶら)を抑える方法」です。

鼻は、どうして脂が多いんですか?

鼻も含めたTゾーンは、皮脂腺(ひしせん・毛穴の中にある器官で脂を分泌している)が多く密集しています

ですので鼻は、皮脂が出やすくて脂が多く感じやすいです。

鼻は、脂でどんな影響が表れますか?

例えば小鼻は、毛穴の開きや黒ずみも起こりやすいです。

たしかに小鼻の黒ずみは、「いちご鼻」といったりしますよね。

はい、それに毛穴が開くことで、皮膚もたるんでみえるので、お顔が全体的にたるんだ印象も出やすくなります

逆にお肌のたるみから、毛穴の開きにつながることもあります。

生活習慣の乱れや肌の乾燥などで顔の脂は増える

日々の生活習慣で、鼻の脂が増える原因になることはありますか?

いちばんは、生活環境による影響が大きいです。

睡眠不足・食事の偏(かたよ)り・ストレスなどによって、ホルモンバランスも乱れます。

ホルモンバランスの乱れは、皮脂分泌にも影響がありますよね。

はい、それに、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)を乱す原因にもなります。

それによって、皮脂の過剰分泌につながる場合もあります。

後は、お肌に合わないお化粧品の使用によって、お肌が刺激を受けて、皮脂の分泌が増えるケースもあります。

他に、鼻の脂が増える原因になることはありますか?

皮脂は、お肌の乾燥によっても出やすくなります

実は、そうしたお肌の水分不足によるテカリも多いです。

実際、サロンのお客様にも、お肌の水分不足からテカリが起きている方もいらっしゃいます。

そういった点では、過剰なクレンジング・洗顔も、お顔の脂が増える原因になります

クレンジング・洗顔のやりすぎで、お顔に必要な脂まで落としてしまうと、お肌の乾燥を招きやすくなります。

それによって、皮脂分泌が増えてテカリが起こる場合もあります。

特に鼻は脂っぽくなりやすい場所ですから、クレンジング・洗顔で一生懸命洗いたくなります。

はい、サロンのお客様にも、汚れを落とそうと思って、力を入れて鼻を洗いすぎている方も見受けられます。

実はそれによって、鼻の脂をさらに増やしてしまう可能性もあるんですね…。

【編集部補足】乾燥による皮脂分泌

皮脂は、肌表面で汗などの水分と混ざり合って天然の保護膜「皮脂膜(ひしまく)」を作ります。
皮脂膜は、皮膚の水分の蒸発を防ぐ役割などがあります。
肌の水分が不足していると、乾燥を防ぐために皮脂の分泌も増えやすくなります。
それによって、肌表面はオイリーで内部は乾燥しているという状態が起こります。

鼻の脂を抑える方法

クレンジング・洗顔は短時間で行い脂を取りすぎない

鼻の脂を抑えるのに、クレンジング・洗顔でのポイントはありますか?

そもそも、クレンジングと洗顔では役割が違います。

クレンジングは、メイク汚れを落とす役割があります。

それに対して洗顔は、余分な角質・古くなった角質(肌表面の古い肌細胞)・お顔に付いたほこりなどを落とすものです。

まずは、その違いを理解しましょう。

それでクレンジング・洗顔は、ゴシゴシとこすらずに優しく行います

鼻の脂が気になるときは、クレンジング・洗顔でつい一生懸命洗いたくなります。

ただ先程のお話でも、それは逆効果になるとのことでした。

はい、洗いすぎには注意したいです。

その点からも、クレンジング・洗顔は、汚れをきれいに落とすことも大切ですが、素早く行っていただきたいです。

具体的に、クレンジング方法のアドバイスはありますか?

まずクレンジングは、ポイントメイクを落としてから、お顔全体のクレンジングを行うのがおすすめです。

そうすれば、クレンジング料がお肌に付いている時間も少なくなります。

たしかにそうすれば、クレンジングの洗いすぎも防げそうです!

では、洗顔方法のアドバイスはありますか?

洗顔は、しっかりと泡立てて行います

泡立てネットを使用するのもいいですし、プッシュして泡が出るような洗顔料もあるので、そういったものをお使いになってもいいですね。

それで洗顔は、指先で優しく洗ってあげるといいですよ。

指先で洗えば、細かく洗うことができそうです。

はい、小鼻のキワのほうまできちんと洗うことができますね。

鼻の脂を抑える方法

【クレンジング・洗顔のポイント】
1. クレンジング・洗顔は短時間で、ゴシゴシとこすらずに優しく行う
2. クレンジングは、ポイントメイクから落として、その後に顔全体のメイクを落とす(それによってクレンジング料が肌に乗っている時間が短くなる)
3. 洗顔はしっかりと泡立てて、指先で行う
など

朝晩のスキンケア方法を変えて保湿ケアするなど

鼻の脂を抑えるには、スキンケアでの保湿も大事なんですか?

はい、もちろん大事です。

スキンケアでの保湿方法のアドバイスはありますか?

化粧水は、お顔全体になじませたら、手の平をお顔にフィットさせるように優しく押さえてあげるといいですよ。

それによって、手の平の温度で化粧水を浸透させることができます。

ちなみに、鼻の脂が多いときは、スキンケア化粧品のべたつきも気になりやすいです。

そういうときも、乳液やクリームを使ったほうがいいんでしょうか…?

そうですね、お顔の脂を抑えるには、スキンケアでの保湿も大事です。

ですので、スキンケアの最後は、できるだけ乳液やクリームで仕上げていただきたいです。

どうしてもべたつきが気になるときは、朝と夜のスキンケア方法を変えてもいいですよ。

べたつきが気になりやすいのは、日中ですよね。

ですので、朝のお手入れは、お顔を洗ってからの基礎化粧品は控えめにします

それに対して、夜のお手入れは、乳液やクリームをきちんと塗ってしっかり保湿します

そうすれば、きちんと保湿もできますし、日中は化粧品のべたつきが気になりづらいです!

はい、それもひとつの方法です。

鼻の脂を抑える方法

【化粧水やクリームなどのポイント】
4. 化粧水は顔全体になじませた後、手の平で優しく押さえる
5. 脂のべたつきが気になるときも、スキンケアは乳液やクリームで仕上げたい
6. 朝は基礎化粧品を抑えて、夜はしっかりと保湿する
など

余分な脂はティッシュで押さえて取り除くなど

鼻の脂を抑えるのに、他にやれることはありますか?

お顔の脂は取りすぎないことが大事ですが、余分な脂を取り除いてあげることは必要です

そうすると、鼻の脂がひどいときは、あぶらとり紙などを使ったほうがいいんですか?

あぶらとり紙は、お顔に必要な油分まで落としやすいので、あまりおすすめしません。

そうすると、鼻の脂を取るにはどうしたらいいんでしょうか?

脂を「取る」というよりも、「押さえる」のがおすすめです

例えばティッシュで油を押さえてあげるといいですよ。

なるほど、ティッシュで押さえて、余分な脂を取り除くんですね。

他に、鼻の脂を抑えるのに、生活習慣で心がけられることはありますか?

お肌の状態は、身体の体調と同じで毎日変わります。

まずは毎日鏡をみて、お肌の状態をチェックするようにしましょう。

それで、鼻の脂が気になったら、食事を見直したり睡眠や休息を意識したりするといいですよ。

先程のお話でも、生活習慣の乱れも、鼻の脂が増える原因になるとのことでした。

はい、ですので、そうしたお肌の変化は、生活習慣を見直すきっかけにもなりますね。

鼻の脂を抑える方法

【鼻の余分な脂を取り除く方法】
7. 余分な脂は、ティッシュなどを優しく押さえて取り除く
8. 食事や睡眠などの生活習慣を見直す
など

鼻の脂におすすめのサロンケアとは

ちなみに先生のサロンでは、鼻の脂にはどんな施術・ケアが効果的ですか?

当サロンでは、クレンジング・洗顔の後に、小鼻の洗浄に吸引を行ったりしています。

それで、その後にオイルマッサージを行って、鎮静作用のあるパックをさせていただきます。

毛穴吸引は、鼻の脂にも有効そうです。

はい、ただ毛穴吸引のやりすぎは、逆効果になります。

ですので、専門的知識を持ったサロンで行うのがおすすめです。

そうしたサロンケアは、鼻の脂にも即効性があるんですか?

はい、お肌の仕上がりは、かなり違いますよ。

それに毛穴吸引だけではなく、オイルマッサージや鎮静のパックを行うことで、ゴワゴワした角質が取れて、肌触りや化粧ノリも変わります。

ただ、いちどの施術だけでは、根本的な改善は難しいです。

そのためには、日々のクレンジング・洗顔方法や、基礎化粧品の使い方が大事になります。

ですのでサロンでは、お客様にホームケアのアドバイスもさせていただいています。

まとめ

鼻は皮脂腺の多い場所のため、皮脂の分泌が多く、テカリも起こりやすいです。

皮脂は、肌の乾燥によっても出やすくなります。

そのため、鼻の脂を抑えるには、スキンケア・洗顔できれいに汚れを取る必要もありますが、洗いすぎにも注意したいです。

そして、スキンケアでの保湿も大切です。

鼻の脂が気になるときは、まずはそのあたりを意識してみてはいかがでしょうか?

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