美容のスペシャリストが教えるキレイ

肌のキメを整える方法!プロが教えるツヤ感を目指すスキンケア方法

本日のキレイの先生

渡辺 雪 先生

今回のテーマは、「肌のキメを整える方法」です。

神奈川県横浜市都筑区 プライベートサロン ベルネイジュ の渡辺 雪 先生にインタビューさせていただきました。

肌のキメが整っていると、肌がなめらかになりツヤ感が出て、化粧ノリも良くなります。

それには、スキンケアでしっかりと保湿を行い、クレンジングできちんと丁寧に汚れを落とすことが大切だといいます。

そうしたスキンケアの方法を、渡辺先生にアドバイスしていただきました。

目次

肌のキメとは
・肌のキメでツヤ感も出て化粧ノリも良くなる
・生活習慣の乱れなどが肌のキメの乱れる原因に

肌のキメを整える方法
・化粧水は鏡をみながらツヤ感が出るまで重ね付け
・クレンジングの仕上がりはツヤ感を目指す
・角質ケアで肌をいちどまっさらな状態に戻す
・生活習慣を整えることも肌のキメに大事
・肌のキメを整えるにはサロンケアもおすすめ

肌のキメを整えるのにおすすめの化粧品

まとめ

肌のキメとは

渡辺先生、よろしくお願いします、今回のテーマは「お肌のキメ」についてです。

まず、お肌のキメとは何ですか?

解剖生理学的にいうと、皮膚の表面は細かい網目(あみめ)状になっています。

手の甲を虫メガネでみると、細かい線と線が混じり合ってひし形のような形を織りなして、それが並んでいるのがおわかりいただけるはずです。

その線になっている溝のことを、「皮溝(ひこう)」といいいます。

そして、その幅や深さのバランスが整っている状態を「キメが整っている」といいます

その上でお肌のキメには、毛穴が大きく広がっていないことなども関わってきます

お肌のキメを整えるには、何が必要なんですか?

お肌のうるおいもそうですし、弾力もそうですね

特にお肌のうるおいは美肌の基本の部分ですので、うるおいが不足しているとあらゆる肌悩みの原因になります。

肌のキメでツヤ感も出て化粧ノリも良くなる

お肌のキメが整っていることで、見た目の印象も変わってきますか?

そうですね、お肌がツルンとしますし、適度にツヤ感も出ます

それにお肌のキメが整っていると、お肌もなめらかなすべすべになります

そうすると、ファンデーションなどもサラッと均一に乗りやすくなりますので、化粧ノリも良くなります

逆にお肌のキメが乱れていると、どうなるんでしょうか?

例えばお魚は、うろこが一枚一枚きちんと閉じていると、ツヤツヤしておいしそうにみえますよね。

ただ、所々うろこが剥(は)がれているお魚は、ツヤも一律ではなくって見た目もあまり良くないと思います。

お肌のキメも、それと同じようなイメージです。

お肌のキメが乱れているというのは例えると、うろこがめくれあがっているような状態といえます。

そうすると、外からの紫外線も入りやすくなりますし、お肌の水分も出ていきやすくなります。

それによって、肌荒れを起こしやすくなりますし、そこからシミやシワが発生する場合もあります。

お肌の状態が全体的にマイナスの方向に進みやすいですよね。

それからお肌のキメが乱れると、ファンデーションの塗りもムラが出たりしてツヤ感も出づらくなります。

後は、お肌のキメが乱れていると、お肌がパサパサになって不健康そうな印象が出ますし、老けてみえやすくもなります。

肌のキメが乱れると

・紫外線の影響を受けやすくなる
・肌の乾燥が進みやすくなる
・肌荒れが起きやすくなる
・シミやシワが発生しやすくなる
・化粧ノリが悪くなる
・不健康そうな印象が出て老けてみえやすくなる
など

生活習慣の乱れなどが肌のキメの乱れる原因に

お肌のキメは、年齢も関係するんですか?

そうですね、年齢とともに肌年齢も上がってきますし、肌再生の「ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)」の影響もあります

ターンオーバーのサイクルは、若いときは28日ですが、年齢とともに遅くなっていきます。

そうすると古い角質(皮膚表面の古くなった肌細胞)が、いつまでも肌表面に残っている状態になります。

それは、お肌のキメが整っていない状態といえますよね。

それに年齢とともに、お肌の水分量も少なくなりますし弾力も衰えてきます。

そうするとお肌はふっくらしなくなりますので、皮溝の溝(みぞ)がみえやすくなってキメの乱れも目立ちやすくなります。

日々の生活習慣で、お肌のキメが乱れる原因はありますか?

まずは、不規則な生活習慣です

例えば睡眠不足もそうですし、偏(かたよ)った食事もそうですね。

それに、ストレスによる影響も大きいです。

それから、自分ではきちんとスキンケアを行えているつもりでも、実は間違えた方法で行っている方も見受けられます。

そうやって基礎化粧品の使い方が自己流になっていると、化粧品の良さをいかせませんし、お肌にも悪影響があります

スキンケアでは、どんな間違いを起こしやすいんですか?

例えば、化粧水の量が少ない方もいらっしゃいますよね。

それに日本人は、スキンケアでべたつくのを嫌って、サラッとしたものを好む傾向があります。

季節によっては、乳液やクリームを使わない方もいらっしゃいます。

そうしたスキンケアでの保湿不足も、お肌のキメに影響してきます。

肌のキメが乱れる原因

・加齢による肌の衰えや肌代謝の低下
・睡眠・食事・ストレスなどの生活習慣の乱れ
・自己流のスキンケアでの保湿不足
など

肌のキメを整える方法

化粧水は鏡をみながらツヤ感が出るまで重ね付け

ここまでの話をお聞きすると、お肌のキメにはうるおいも必要とのことでした。

そうするとお肌のキメを整えるには、スキンケアでの保湿も大事なんですよね?

はい、もちろんです。

保湿は、お肌のキメに関わらずとても大切なことですよ(笑)。

スキンケアでの保湿方法でアドバイスはありますか?

化粧水は、何となく付けるのではなく、きちんと鏡をみながら付けていただくことをおすすめします

まずは、化粧品メーカーが推奨している適量を参考にしてお顔全体になじませます。

ただ、それだけでは化粧水が足らない場合もあります。

化粧水は、お肌が明るくなってつややかになるまで入れてあげたいです。

ですので、鏡をみながらお肌がつややかになるまで、化粧水を重ね付けしてあげるといいですよ

特に頬の高いところなどは、乾燥しやすい場所です。

そういったところは、化粧水を重ね付けしてしっかりと保湿してあげたいですね。

肌のキメを整える方法

【スキンケアでの保湿】

1. 化粧水は鏡をみながら付ける
2. まずはメーカー推奨の適量を顔全体になじませる
3. 肌がつややかになるまで化粧水を重ね付けする

  • くすみごわつきに美容家がおすすめする洗顔後すぐのミルク!

    キレイの先生 ブースターミルク
    うるおいが肌奥までギュッと引き込まれ、くすみ肌がフワフワ透明に!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

キレイの先生 ブースターミルク
うるおいが肌奥までギュッと引き込まれ、くすみ肌がフワフワ透明に!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

クレンジングの仕上がりはツヤ感を目指す

お肌のキメを整えるのに、クレンジング・洗顔でのポイントはありますか?

中には、美容液は高級なものをお使いになっていても、クレンジング剤はお手頃なものをお使いで、クレンジングがおざなりになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それに、日本人は洗顔が好きで、クレンジングと洗顔では、洗顔のほうに比重を置いて洗いすぎてしまっている方も多いです。

ただ、ダブル洗顔(クレンジングと洗顔の両方を行うこと)を行う場合は、クレンジングで7~8割の汚れを落として、残りの2~3割を洗顔で落とすイメージで大丈夫です。

洗顔は、クレンジングで落とし切れなかった汚れを落とすようなイメージですね。

ですので、スキンケアではクレンジングこそが大切です

日中に乗せているお化粧や日焼け止めを、クレンジングでゼロに戻す必要があります。

そのクレンジング方法でアドバイスはありますか?

日本人は西洋人と比べると、お肌のキメが細かくて皮膚が薄いといわれています。

皮膚が薄いということは、うるおいが逃げやすいということです。

ですのでクレンジング剤は、お肌のうるおいを奪いすぎないものをお使いになってほしいです

例えばミルクやクリーム状のものもいいですね。

それでクレンジングは、皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)の分泌の多いTゾーンから始めましょう

その後に、頬や目周りなどを行います

ちなみに目周りは、お顔の中でも皮膚がいちばん薄いといわれている場所ですので、特にこすらないように注意していただきたいです。

アイメイクは、例えば目元専用のクレンジング剤をお使いになるのもいいですね。

夜のお手入れは、クレンジング後の仕上がりが大事です。

クレンジング後に鏡をみて、そのときのお肌がつややかであるかをチェックしてみるといいですよ

肌のキメを整える方法

【クレンジングのポイント】
・肌のうるおいを奪いすぎないものを選ぶ
・Tゾーンから始めて、頬や目周りなどに移る
・アイメイクは専用のクレンジング剤を使用するのもひとつ
など

角質ケアで肌をいちどまっさらな状態に戻す

他に、お肌のキメを整えるのにできることはありますか?

化粧水は、お肌の土台がいい状態で与えてあげたいです。

そうすれば、化粧水の浸透感も高まります。

それには化粧水前に、クレンジング・洗顔で落とし切れなかった古い角質やメラニン色素を取ってあげることもおすすめです

つまり、角質ケアを行ってあげるということですね

例えば、角質ケア効果のある化粧水(拭き取り化粧水)をお使いになるのもひとつですよね。

週にいちどくらい「ゴマージュ(微細な粒子で余分な角質を剥がし落とす角質ケア)」などを行う日を設けるのもいいですね。

そうやって角質ケアでお肌をまっさらな状態に戻すことを意識していただくと、スキンケア化粧品がお肌に浸透しやすくなって効果も出やすくなりますよ。

肌のキメを整える方法

・角質ケアを行って肌をまっさらな状態に戻す
など

合わせて読みたい

生活習慣を整えることも肌のキメに大事

お肌のキメを整えるのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

お肌も身体の一部ですので、例えば寝不足もお肌に影響ありますし、運動をまったくしないのも悪影響があります。

お肌も、身体の新陳代謝を高めることで活性化します。

ですので、睡眠や運動もスキンケアと同時に考えていただきたいです

それから、これも身体と同じですが、食べたものがお肌になります。

いま食べているものが、将来のお肌を作ると考えてみましょう

そうすると、チョイスする食べ物も変わってくるのではないでしょうか(笑)。

後は、お肌にもストレスが表れやすいです。

ですので、ストレスをためないようにしていただきたいです

現代社会でストレスを感じないのは難しいでしょうから、その発散方法を自分なりに持っておくのもいいですね。

肌のキメを整える方法

・睡眠・運動・食事・ストレスなどの生活習慣を整える
など

肌のキメを整えるにはサロンケアもおすすめ

ちなみに先生のサロンでは、お肌のキメを整えるのにどんな施術・ケアが効果的ですか?

フェイシャルのすべての工程が、お肌のキメを整えていくものになります。

フェイシャルのコースでは基本的に、まずはクレンジングをきちんと行い、お肌をきれいにまっさらな状態に整えてから十分なうるおいを与えていきます。

その上で、お客様に合った美容液で栄養を補って、マッサージで血行を良くしてお肌を活性化していきます。

そしてマスクを行い、さらにお肌に栄養を与えていきます。

そのすべての工程で、お肌のキメを整えていきますので、健(すこ)やかなお肌になりますよ。

合わせて読みたい

肌のキメを整えるのにおすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です、ここまでが渡辺先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、肌のキメを整えるのにおすすめの化粧品をご紹介します。

美容サロン経営者が肌のフワフワ透明感を絶賛

「乾燥スポンジに水分が入るみたいにうるおいが肌奥に引っ張られて、くすみ肌がフワフワ透明に!」

美容サロン経営者がそう話したのが、「キレイの先生 ブースターミルク」です。

ブースターミルクは、洗顔後すぐに付けるミルクで、このサイトに登場した数十名の美容家の先生方に協力いただき開発しました。

その開発協力者のおひとり、サロン結香 の矢澤 ともみ 先生の感想をご紹介します。

ブースターミルクで、肌がフワフワにやわらかくなって、くすみも取れて透明感も出てきました

肌が活発に動き出したような感じというのでしょうか(笑)。

それはブースターミルクで、スキンケアの保湿力がアップするのが大きいですよね。

ブースターミルクのあるなしでは、化粧水を付けたときの保湿感が全然違います(笑)。

ブースターミルクを付けると、その後の化粧水が、乾いたスポンジに水分が入っていくみたいに肌奥までギュッと引っ張られていくことを感じます!

それに、化粧水後しばらくそのままでいても、乾燥をほとんど感じませんでした。

それからもうひとつ驚いたのが、このテクスチャーです。

ミルクの予想を裏切るみずみずしさで(笑)、べたつきもないので使いやすいです!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

商品概要

キレイの先生 ブースターミルク

美容サロン経営者がくすみ・ごわつきにも絶賛した「キレイの先生 ブースターミルク」は、洗顔後の最初に使用するミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌奥まで引き込んで、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がうるおいを抱き込んで放しません。
定期購入のお申込みで初回50%OFFでお試しいただけ、配送回数の制限もありません。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円
●定期初回価格:税別1,490円

まとめ

肌のキメが整っていると、肌がなめらかになりツヤ感が出て、化粧ノリも良くなります。

それには、化粧水で丁寧に保湿を行うことや、クレンジングへの意識を高めることなどが大切といえそうです。

例えば、鏡をきちんとみながら化粧水を付けることは、今日のスキンケアからでも始められるのではないでしょうか。

そうした普段のスキンケア方法の見直しが、肌のキメを整えることにもつながりますよ。

* 2018年11月8日に公開した『肌のキメを整える方法7つ!ツヤ感あるすべすべ肌に!エステ員に聞く』を再編集しました。