美容のスペシャリストが教えるキレイ

肌色を明るくするのにエステ員が教えるスキンケア方法の改善ポイント

本日のキレイの先生

松原 裕代 先生

今回のテーマは、「肌色を明るくする方法」です。

東京都新橋 ウインズ銀座サロン の松原 裕代 先生にインタビューさせていただきました。

肌の明るさには、肌がしっかりとうるっていることや、水分と油分のバランスが整っていることなどが大切だといいます。

今回松原先生には、肌色を明るくするためのスキンケア方法のポイントを教えていただきました。

今日のスキンケアから取り入れられるヒントがたくさんありますよ。

目次

肌色が暗くなる原因
・肌の明るさにはうるおいやキメなどが必要
・内臓の不調や生活習慣などの乱れなどで肌は暗くなる

肌色を明るくする方法
・化粧水は年齢プラス1回の重ね付けがおすすめなど
・クレンジングはTゾーンから始めて顔全体を洗うなど
・血流改善や代謝を上げることも大事
・肌色を明るくするにはサロンケアもおすすめ

肌色を明るくするのにおすすめの化粧品

まとめ

肌色が暗くなる原因

松原先生、よろしくお願いします、今回のテーマは「肌色を明るくする方法」です。

ちなみに先生は、どんな肌色が理想だと思われますか?

お肌にツヤがあって、透明感のある明るい肌色が理想的だと思います

たしかにそれは理想的ですね(笑)。

逆にお肌がくすんでいると、どんな影響がありますか?

まずは見た目の印象で、お顔が黄ばんでみえたり肌色が暗くなったりします。

それに疲れてみえやすくなりますし、年齢が実年齢よりも高い印象が出てしまいます。

それから、スキンケア化粧品の浸透も悪くなって、化粧ノリも悪くなりファンデーションが暗い色にみえやすくなりやすいです。

後は、お肌がくすんでいるということは、代謝も悪くなっている状態といえます。

そうすると、シミなどもできやすくなりますね。

肌の明るさにはうるおいやキメなどが必要

先程のお話ですと、肌色の明るさには、お肌のツヤや透明感も大事とのことでした。

それらは、何によって生まれるんでしょうか?

まずは、肌表面の角質層(皮膚表面の厚さが約0.02mmの薄い層)が、どれだけ水分を保持できているかによって、お肌の透明感が変わってきます

それから、お肌の水分と油分のバランスも大切です

そのバランスが取れていると、肌表面のキメも整ってきます

それによって、お肌にツヤが出てうるおい感も出てきます。

そうすると、お肌のくすみは、その逆の状態ということですね?

そうですね、例えばスキンケア不足で水分が足りていないと、お肌もくすみが起こりやすいです。

それからお肌のくすみは、血行不足によるところもあります。

それは、血色の悪さがお肌から透(す)けてみえるということですか?

それもありますし、血行不足はお肌に栄養が行き渡りづらいので、そういった点からもくすみが起こりやすいです。

後は、角質(皮膚表面の古くなった肌細胞)がたまっていることによるくすみもあります。

これは、特に新陳代謝の落ちている方に起きやすいです。

肌の明るさに必要なもの

・角質層が水分を保持できている
・水分と油分のバランスが取れている
・肌のキメが整っている
など

内臓の不調や生活習慣などの乱れなどで肌は暗くなる

お肌のくすみは、年齢も関係あるんですか?

そうですね、20歳前後まではターンオーバー(皮膚の新陳代謝)が整っていますので、例えば食生活が乱れていてもオールで遊んでも、お肌に疲れは出づらいです。

ただ年齢とともに、紫外線などの色々な影響もあり、ターンオーバーのサイクルは理想よりも次第に伸びてきます。

そうすると、本来は自分で剥(は)がれ落ちていく角質が、剥がれ落ちずに、肌表面にこびりついてたまっていきます。

それによって肌色も暗くなりますし、お肌を触ったときにゴワゴワして厚ぼったい感じにもなります。

ですので年齢を重ねるほど、若いときと比べるとくすみが起こりやすいといえます

日々の生活習慣で、お肌のくすみの原因になることはありますか?

ひとつは、内臓の疲れです

お肌は「内臓を映す鏡」ともいわれています。

実際、内臓が元気な方はお肌も健康的なことが多いです。

それに対して、便秘がちな方はお顔もくすみがちです。

身体の内側の状態が、お顔に出ているのですね。

それから、寝不足もお肌に悪影響を与えます

それによって、血色も悪くなりますね。

後は、甘いものの食べすぎは、お肌のたるみなど老化の原因になりますので気を付けていただきたいです

肌のくすみの原因

【生活習慣などで原因になること】

・年齢によるターンオーバーの乱れ
・便秘など内臓の不調
・睡眠不足や甘いものの食べすぎなど生活習慣の乱れ
など

【編集部補足】ターンオーバーについて

皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が剥がれ落ち、日々新しく生まれ変わっています。
そのサイクルを、「ターンオーバー」といいます。
ターンオーバーの周期は年齢とともに遅くなり、それによって肌表面の角質が厚くなりやすく、くすみやごわつきの原因にもなります。

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肌色を明るくする方法

化粧水は年齢プラス1回の重ね付けがおすすめなど

先程のお話では、お肌のうるおいも明るさに必要な要素とのことでした。

そうすると肌色を明るくするには、スキンケアでの保湿も大事なんですよね?

はい、もちろんお肌の水分量を上げることも大事です。

サロンではメイクレッスンも行っているのですが、メイクがうまく乗らなかったりよれてきたりするのは、スキンケアでの保湿不足であることが大きく関係しています。

スキンケアでの保湿方法でアドバイスはありますか?

まず化粧水は、たっぷりの量をいちどで付けるのではなく、ちょっとずつ2~3回に付けるのがおすすめです

化粧水を一回付けるだけでは、そのときはうるおったように感じても、一日分のうるおいとしては足りていないことが多いです。

ちなみに化粧水を付ける回数は、年代プラス1回が理想です

例えば30代でしたら、化粧水を4回くらい重ね付けするのが望ましいです。

そすうると、化粧水は結構多めに付けたほうがいいんですね(笑)。

はい(笑)、化粧水での保湿は大事ですよ。

それから、ティッシュでローションパック(化粧水でパックを行うこと)を行うのもいいですね。

え、コットンやシートマスクじゃなくてもローションパックはできるんですか(笑)?

はい、ティッシュでも大丈夫ですよ(笑)。

そのときは、まずティッシュを1/4枚に切って、化粧水を浸(ひた)します。

そして、それをお顔全体に乗せてローションパックを行います。

そうしてローションパックを行うと、毛穴の引き締めにもなりますよ。

後は、例えば「ここぞ」という日は、化粧水の量をいつもの2~3倍付けるだけで、肌色が明るくなってお肌にツヤや透明感も出ますよ

それに、メイクも崩れにくくなります。

そうして大事な日は特にスキンケアでの保湿を心がけてあげるのもおすすめです。

他に、肌色を明るくするのに、スキンケア方法でのアドバイスはありますか?

保湿ではありませんが、スキンケアの仕上げにクリームなどを塗って後に、自分が気持ちいいと感じるくらいの力で優しくパッティングを行うのもひとつです

パッティングで優しく刺激を与えると、筋肉が引き締まって毛細血管が鍛えられ、血行促進にもつながります。

それによって、血色も良くなりますね。

それに、リンパ(老廃物を回収して排出している器官)の流れも良くなって、老廃物も流れやすくなります。

ただ敏感肌の方は、パッティングをするとヒリヒリと感じるような場合があるので控えたほうがいいです。

肌色を明るくする方法

【スキンケアでの保湿など】
・化粧水は年齢プラス1回分を重ね付けする
・ティッシュでローションパックを行うのもおすすめ
・大切な日は化粧水をいつもの2~3倍付けるようにする
・お手入れを仕上げた後、優しくパッティングを行う
など

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    うるおいが肌奥までギュッと引き込まれ、くすみ肌がフワフワ透明に!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

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クレンジングはTゾーンから始めて顔全体を洗うなど

肌色を明るくするのに、クレンジング・洗顔でのポイントはありますか?

ひとつは、クレンジングで汚れをためないことです。

例えば洗顔後にお肌が白くなるという方もいらっしゃると思います。

ただそれは、洗顔の効果が高いというよりも、クレンジングで汚れが取れていないことが考えられます。

メイクをしていない日は、クレンジングは必要ないと思われている方もいらっしゃるでしょう。

ただクレンジングは、メイク汚れだけではなく油の汚れを落とすことが目的です。

お肌は皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)も出ていますし、日中は車から出ている排気ガスの汚れも付きます。

それに、スキンケア化粧品のクリームなども、付けたときは栄養ですが、時間がたつと酸化してしまいます。

それをそのまま乗せておくと、油焼けしたような状態になって、お肌が赤黒くなる原因になります。

そうした油汚れを落とすのも、クレンジングの役割です。

ですのでメイクをしなかった日も、一日に最低一回はクレンジングで油汚れを落としていただきたいです

ちなみに、そのクレンジング方法でアドバイスはありますか?

クレンジングは、お肌になじませて丁寧に乳化させることが大事です

力は必要ありませんが、円を描きながらクレンジング料をお顔になじませてあげると、汚れもなじみやすいです

それでクレンジングは、ほっぺから洗い始める方が多いのではないでしょうか。

ただ中には、ほっぺはしっかり洗えていても、それ以外の場所の汚れをきちんと落とせていない方も見受けられます。

そうすると、吹き出物が出たり毛穴が目立ったりする原因にもなります。

ですのでクレンジングはまず、皮脂が出やすくて汚れがたまりやすいTゾーンから洗ってあげるのがおすすめです

そしてTゾーンの後に、ほっぺを洗ってあげましょう

ほっぺは皮膚が薄くて乾燥しやすいので、それによって長時間クレンジングを防ぐことにもつながります。

それで最後は、目元の汚れを落とします

アイメイクを先に落とすと、お顔全体が真っ黒になって、他の場所のクレンジングを行いづらくなります。

ですので、アイメイクを別で落とす場合は別ですが、まとめてクレンジングを行う場合は目元を最後に洗ってあげるといいですよ。

肌色を明るくする方法

【クレンジングのポイント】
・ノーメイクの日もクレンジングを行いたい
・優しく円を描きながらクレンジング料に汚れをなじませる
・クレンジングは、Tゾーン・頬・目元の順番に行うのがおすすめ
など

血流改善や代謝を上げることも大事

日々の生活習慣で、肌色を明るくするのにできることはありますか?

例えばお顔のマッサージを行ってあげるもひとつです

先程もお話しましたが、血流が滞(とどこお)ると、お肌にまで栄養が行き渡りづらくなります。

お顔のマッサージは、血行促進にもなります。

それに血行促進という点では、お風呂につかるのもいいですし、肩を回すのもいいですね

そうして全身の血流が良くなれば、代謝も上がります。

それから代謝を上げるには、筋肉を付けることも大事です

例えば適度な運動を行うこともそうですが、普段からエスカレーターではなく階段を使うようにしたりすることもいいですね。

後は、歯磨きをしているときにつま先立ちしたりするだけでも、ちょっとした運動になります。

そうした日常生活でのちょっとした工夫が、お肌にもいいんですね(笑)。

他に、肌色を明るくするのに生活習慣で心がけたいことはありますか?

基本的なことですが、生活習慣を整えることも大切ですよ

例えばバランスのいい食事をとることや、休養をとることなどもそうですね。

肌色を明るくする方法

【生活習慣で心がけたいことなど】
・顔のマッサージで血行促進する
・入浴や肩回しなどで全身の血流を良くする
・適度な運動などで筋肉を付けて代謝を高める
・食事や睡眠などの生活習慣を整える
など

肌色を明るくするにはサロンケアもおすすめ

ちなみに先生のサロンの施術・ケアも、肌色を明るくするのに効果的なんですか?

はい、おすすめですよ。

例えば当サロンのフェーシャルコースでは、角質ケア(余分な角質を取り除くお手入れ)を行っています。

角質ケアは、角質を取るだけではなく、同時に栄養を入れてあげる必要があります。

そうしないと、お肌が薄くなったり敏感肌に傾いたりする原因にもなります。

ですのでサロンでは、ミネラルなどの成分をお肌に入れながら、いらない角質を取るような施術を行っています。

そうしたサロンケアは、いちどで肌色が明るくなるんですか?

はい、お肌はすごく変わりますよ。

お肌が白くなりますし明るくなりますね。

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肌色を明るくするのにおすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です、ここまでが松原先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、肌色を明るくするのにおすすめの化粧品をご紹介します。

美容サロン経営者が肌のフワフワ透明感を絶賛

「乾燥スポンジに水分が入るみたいにうるおいが肌奥に引っ張られて、くすみ肌がフワフワ透明に!」

美容サロン経営者がそう話したのが、「キレイの先生 ブースターミルク」です。

ブースターミルクは、洗顔後すぐに付けるミルクで、このサイトに登場した数十名の美容家の先生方に協力いただき開発しました。

その開発協力者のおひとり、サロン結香 の矢澤 ともみ 先生の感想をご紹介します。

ブースターミルクで、肌がフワフワにやわらかくなって、くすみも取れて透明感も出てきました

肌が活発に動き出したような感じというのでしょうか(笑)。

それはブースターミルクで、スキンケアの保湿力がアップするのが大きいですよね。

ブースターミルクのあるなしでは、化粧水を付けたときの保湿感が全然違います(笑)。

ブースターミルクを付けると、その後の化粧水が、乾いたスポンジに水分が入っていくみたいに肌奥までギュッと引っ張られていくことを感じます!

それに、化粧水後しばらくそのままでいても、乾燥をほとんど感じませんでした。

それからもうひとつ驚いたのが、このテクスチャーです。

ミルクの予想を裏切るみずみずしさで(笑)、べたつきもないので使いやすいです!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

商品概要

キレイの先生 ブースターミルク

美容サロン経営者がくすみ・ごわつきにも絶賛した「キレイの先生 ブースターミルク」は、洗顔後の最初に使用するミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌奥まで引き込んで、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がうるおいを抱き込んで放しません。
定期購入のお申込みで初回50%OFFでお試しいただけ、配送回数の制限もありません。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円
●定期初回価格:税別1,490円

まとめ

肌色を明るくするには、毎日のスキンケアを正しく丁寧に行い、生活習慣を整えることが大切といえそうです。

例えば、化粧水は年齢プラス1回を重ね付けしてあげると、しっかりと保湿することができます。

クレンジングで汚れを落とすには、Tゾーンから始めて顔全体を洗うことがおすすめです。

そうしてスキンケア方法を改善することで、肌の状態も少しずつ変わってきますよ。

* 2018年10月29日に公開した『肌色を明るくする方法8つ!スキンケアの改善で透明肌に!プロに聞く』を再編集しました。

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