美容のスペシャリストが教えるキレイ

足のむくみをケアする方法4つ!足の指を持って回す!専門講師に聞く

本日のキレイの先生

平 宮己子 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「足のむくみ」です。

東京都町田市 ごきげん女性脳ヒーリング エール の平 宮己子 先生にインタビューさせていただきました。

全国共通の悩みある足のむくみには、筋肉をゆるめて、筋肉のポンプの働きを取り戻すことが大切といいます。

それにおすすめなケアの方法を、平先生に教えていただきました。

目次

足がむくむ原因とは
・足がむくみやすいのはポンプ作用が衰えてるから
・歩き方で足がむくむ場合も

足のむくみを改善するには
・「足指ワイワイ」のケア
・「脚さわさわ」のケア
・みぞおちから足が出ていると思って歩くなど

まとめ

足がむくむ原因とは

平先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「足のむくみ」です。

先生のサロンのお客様にも、足のむくみを気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、多いですよ。

足のむくみは、女性の永遠のテーマですよね(笑)。

そうですね…(苦笑)。

足がむくんでいると、見た目の印象も変わってくると思います。

そうですね、それに、足首がキュッと締まっていると、素敵なお洋服にチャレンジしたくなりますよね。

足のむくみは、何から来ているんですか?

ふくらはぎなどの足の筋肉が硬くなっていることや、大腰筋(だいようきん・足を上げる筋肉)が縮んでポンプしないことが、原因になります。

それによって、体内のめぐりが悪くなって、足に余分な水分や老廃物がたまってしまうんですね。

足のむくみの原因

足の血液やリンパ(体内の老廃物を回収して排出している器官)が、上半身のほうに戻っていくのは、筋肉の収縮が、ポンプの役割をしているためです。

そのため、筋肉が硬くなっていたり使われていなかったりすると、そのポンプの機能が低下して、体内のめぐりが悪くなってしまいます。

足がむくみやすいのはポンプ作用が衰えてるから

足は、全身の中でもむくみやすい場所ですが、それはどうしてなんでしょうか?

立っている」ことが大きいですよね。

重力がありますから、血液なども上のほうに戻っていきづらいですし、水分も下のほうにたまりやすいです。

それに、女性は、筋肉量が男性と比べると少ないですから、その分、ポンプの力が弱くて、やっぱり足のほうに水分がたまりやすいです。

そうすると、足のむくみだけではなくて、冷たいお水が、下のほうにたまっている状態ですので、冷えにもつながります。

それに、血流が悪いと、隅々の細胞まで酸素が行き渡りづらくなりますから、燃焼力も低下して、脂肪もたまりやすいです。

足にセルライト(脂肪と老廃物が固まったもの)が付きやすいのは、そういったことも関係しているんですね?

はい、そうですね。

歩き方で足がむくむ場合も

日々の生活習慣で、足がむくむ原因はありますか?

ひとつは、歩き方です。

歩くときに、きちんと筋肉が使えていなくて、足を上げる筋肉が縮んだまま歩いていると、ポンプが働きませんので、足に老廃物がたまりやすくなりますし、疲れやすくなります。

それは、どんな歩き方が良くないんですか?

本来の歩き方は、かかとが地面に着いて、次に親指の下のところ「母指球(ぼしきゅう)」が着きます

それに対して、かかとが地面に着いて、次に小指のほうが着くような歩き方は、あまり良くありません。

そうした歩き方は、使うべき筋肉が使えていないんですね。

歩き方ついて

・本来の歩き方:かかとが地面に着いて、次に親指(母指球)が着く
・筋肉を使えていない歩き方:かかとが地面に着いて、次に小指のほうが着く

そういった点では、きちんと足裏が使えるような履物をはいていないことも、足のむくみの原因になりやすいです。

足裏を使える履物があるんですか?

はい、いちばんいいのは、草履(ぞうり)です。

え、そうなんですね(笑)。

後は、使った筋肉をケアできていないと、足のむくみも起きやすくなります。

それは、どういうことですか?

筋肉は、動くと老廃物がたまり硬くなりますが、その硬くなった状態のままで次に動いても、筋肉のポンプはうまく働きません

筋肉がやわらかくなければ、ダイナミックにポンプしませんから。

ですので、筋肉を使ったらゆるめるというメンテンナンスを行っていると、足のむくみも起きづらいですよ。

足のむくみを改善するには

先生は「さとう式リンパケア(歯科医が考案したメソッド)」のインストラクターもされていますが、さとう式リンパケアでは、足のむくみを改善するのに、どんなケアが効果的ですか?

さとう式リンパケアでは、最初に耳から筋肉をゆるめていくのですが、その上で、大腰筋をゆるめるために、横向きに寝ていたただいて膝(ひざ)をベッドに付けて揺らすケアがあります。

これは即効性があって、一気に足が軽くなりますよ。

お客様には、それだけで足のむくみが取れる方も多いです。

それから、足裏やふくらはぎをゆるめることも行っていきます。

「足指ワイワイ」のケア

セルフケアで、足のむくみを改善するのにやれることはありますか?

足指ワイワイ」というケアがあります。

チャーミングなネーミングです(笑)。

それは、どんなケアなんですか?

足裏をゆるめていく方法なのですが、足の親指と他の4本指を手で持って、自分のほうに向かってクルクルと回します

これは、膝を曲げて行ってもいいですし、足首が緊張しないように足裏にタオルを据(す)えて行うのもいいですよ。

「ワイワイ」なだけに、「わーいわい!」と楽しんでご家族でやってみてください(笑)。

基本は、8×4がおすすめですが、何回やってもいいですよ。

これで、足裏やふくらはぎをゆるめることができますので、足のむくみも変わってきます。

それに、全身の筋肉はつながっていますので、足裏のほうから上がっていって、お顔の輪郭がすっきりするようなことにもつながります。

年配の方ですと誤嚥(ごえん・飲食物などを誤って気道に飲み込むこと)予防になりますし、お子様の歯列(しれつ・歯並び)が改善したという症例もありますので、大人も子どもも一緒に行うのといいですよ。

「脚さわさわ」のケア

それから、「脚さわさわ」というケアもあります。

脚さわさわは、立っていただいた状態で、片方ずつ行います。

まずは、足先を両手ではさむようにして、足先から膝、膝から太もも、太ももからお尻、お尻からみぞおちまで、3回くらいずつ優しくなで上げます

その後に、片方ずつ数回キックするような動作を行います。

これを行うと、足の重さが全然違いますよ。

それは、筋肉がやわらかくなってポンプしているということです。

ですので、ちょっと歩いて疲れたら、筋肉が緊張する前に行うのもおすすめです。

みぞおちから足が出ていると思って歩くなど

先程のお話ですと、歩き方によっても足のむくみの原因になるとのことでしたが、どんな歩き方を意識するといいですか?

足は、鼠径部(そけいぶ・足の付け根)から下が足だと思って、足を出していると思います。

それを、みぞおちから足が出ていると思って歩くと、歩き方も変わり疲れが違いますよ。

足裏も、かかとから親指に向かって移動するよう意識するといいです。

みぞおちから足が出ているというのは、これまで考えたこともなかったです。

そうイメージするだけでも、歩き方は変わるんですね。

後は、先程、靴は、草履が足裏を使うのにいいとおっしゃっていましたが、それはどういうことなんですか?

草履は、歩くときに、足裏の母指球が使えるような構造になっているんです。

そうすると、普通の靴よりも草履のほうが、足がむくみにくいんですか?

そうですね、普通の靴ですと、足の指が靴の中で縮んでしまって、母指球を意識した歩き方がしづらいです。

ちなみに、さとう式リンパケアには、そういった歩き方をサポートするようなツール(フレクサーソックス)もありますよ。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、足のむくみをケアする方法をまとめます。

1. 足指ワイワイ
2. 脚さわさわ
3. みぞおちから足が出ていると思って歩く
4. 草履などの足裏を使えるような履物をはく

平先生がおっしゃったように、足のむくみは、女性の永遠のテーマです。

脚のむくみをケアするのに、先生に教わった方法をお試しになってみてはいかがでしょうか?