美容のスペシャリストが教えるキレイ

下っ腹をなくすには?呼吸法にもおすすめが!6つの方法をプロに聞く

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「下っ腹をなくす方法」です。

大阪府大阪市天王寺区 美肌フェイシャル専門プライベートサロン CSY’s SPA(シーズスパ) の住吉 優姫 先生にインタビューさせていただきました。

私自身も、下っ腹には悩まされています。

ちょっと油断すると、下っ腹がぽっこりと出たりしませんか?

下っ腹をなくすには、どうしたら良いのでしょうか?

住吉先生に教えていただきました。

目次

下っ腹が出る原因とは
・身体の冷えで脂肪が付きやすくなる
・小麦粉は体内に蓄積されやすい
・姿勢が悪いと代謝が低下する
・股関節のリンパの流れが悪くなる
・年齢で下っ腹が出やすくなる?

下っ腹をなくすには
・呼吸法で意識的に骨盤底筋を鍛える
・姿勢をまっすぐにする
・食事で心がけたいこと

まとめ

本日のキレイの先生

美肌フェイシャル専門プライベートサロン CSY’s SPA(シーズスパ)

住吉 優姫 先生

「キレイの先生」編集部

下っ腹が出る原因とは

住吉先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「下っ腹をなくす方法」です。

私自身も個人的に気になるテーマです(苦笑)。

先生のサロンにも、下っ腹を気にされている方はいらっしゃいますか?

そうですね、お腹周りを気にされている方は多いですよ。

お腹が出るのは、脂肪によるものなんですか?

はい、そうですね。

特に女性は、元々お腹周りに脂肪が付きやすいんです。

え、そうなんですか!?

はい、中には、下半身は細いけれど、お腹周りから上半身にかけて脂肪の付いている方もいらっしゃいます。

どうして女性は、お腹周りに脂肪が付きやすいんですか?

お腹周りには骨がないので、内臓を守るために脂肪が付きやすくなっています。

それに、特に女性の場合は、身体が子宮を守ろうとすることも関係しています。

それは、脂肪が付くことで、クッションになるということですか?

それもありますし、脂肪で温めようとする側面もあります。

なるほど、子宮が冷えていると、その働きも低下するといいますもんね…。

はい、ただ、脂肪自体が冷えやすい性質があるので、脂肪が付いても、お腹を触ってみると冷たくなっていることも多くあります。

そうすると、内臓も冷えてしまい、セルライト(脂肪と老廃物などが固まったもの)も出来やすいですし、さらに脂肪が付きやすくもなります。

そうなると、悪循環ですね(苦笑)。

身体の冷えでお腹に脂肪が付きやすくなる

いまの先生の話をお聞きしていると、身体の冷えで、お腹に脂肪が付きやすくなるといえそうですね。

はい、その通りです。

しかも、身体が冷えていると、基礎代謝も悪くなってしまうので、脂肪を燃焼したりエネルギーに変換したりする力も弱まります。

それで、さらに脂肪が付きやすくなるんですね(苦笑)。

小麦粉は体内に蓄積されやすい

他に、生活習慣で、お腹に脂肪が付く原因はありますか?

現代社会、パンをお好きな方はすごく多いと思います。

そうですね、私もパンは好きです(笑)。

ただ、パンは小麦粉で出来ていて、身体の栄養にはあまりならないんですね。

そうなんですか!?

はい、例えばパンには、ビタミンやミネラルなどは入っていないですよね?

そうですね…。

小麦粉は糖質の一種で、そのまま脂肪として体内に蓄積される場合が多いので、小麦粉をよく摂られる方は、お腹周りもそうですし、お尻や太ももに脂肪が付きやすくなります。

特に現代社会は、意識していないと、朝食にパンを食べて、昼食にパスタを食べて、夜にお好み焼きを食べて、といったように、気付いたら朝昼晩すべて、小麦粉の食事をされていたということもあると思います。

それは、私のある一日の食事です…(苦笑)。

他にも、たこ焼きや焼きそばなども、小麦粉で出来た食べ物ですよね。

そこから、お身体を悪くされている方もいらっしゃいますよ。

姿勢が悪いと代謝が低下する

それから、姿勢も、お腹の脂肪に関係してきます。

いまは、猫背の人が多いと思います。

はい、私もそうです…。

猫背は楽なので、皆さんその姿勢になりますが、腹筋も背筋も使わないので、脂肪が余計にたまりやすくなります。

筋肉を使わないと、脂肪が燃焼されません…。

はい、パソコン作業で座り仕事をされている方に、お腹が出ているのが比較的多いのは、そのためもありますよ。

鼠径部のリンパの流れが悪くなる

後は、股関節(こかんせつ)周りの鼠径部(そけいぶ)…太ももと骨盤をつないでいる部分ですね…そこは、リンパの流れが悪くなりやすいです。

そうすると、老廃物もたまりやすくなって、お腹の脂肪が取れにくくなっている場合もあります。

リンパ(体内の老廃物を回収して排出している器官)は、脂肪も流しているんでしたっけ?

それもありますが、老廃物がたまると、むくんだり身体が冷えたりするんですね。

それで、代謝が低下してしまうんですね。

はい、そうです。

年齢で下っ腹が出やすくなる?

下っ腹が出るのは、年齢も関係しているんですか?

年が行くほど、そうなりやすいんでしょうか?

はい、年齢を重ねると、太りやすくなります。

それは、運動量が減ってくることもありますし、加齢で代謝も悪くなることも関係しています。

ですので、あまり食べる量が変わっていなくても、年齢で、摂取と消費のバランスが合わなくなってきます

耳の痛いお話です…(苦笑)。

はい(笑)。

そうなると、摂取の量を減らすか、食べた分は動くようにしないと、バランスが取れなくなるんですよね。

下っ腹をなくすには

先生のサロンでは、下っ腹をなくすのに、どんなケア・施術が効果的ですか?

そのお客様にもよりますが、お腹周りを気にされている方は、鼠径部の詰まっている方が特に多いですので、まずはストレッチをして、股関節周りを動かせるようにしてから、マッサージで流していきます。

それは、マッサージで脂肪を流していくんですか?

というより、お身体の体液の循環を良くしていきます。

そうか、そうすれば、代謝が上がります。

はい、根本改善になりますね。

お身体の流れを良くしてあげないと、部分的にマッサージしても、また詰まって同じことの繰り返しになるので、サロンでは全身の循環を良くするようにしています。

呼吸法で意識的に骨盤底筋を鍛える

下っ腹をなくすのに、自宅でやれることはありますか?

サロンのお客様には、呼吸法をお教えしたりしています。

それは、どうやるんですか?

最初に、鼻からゆっくりと息を吸って、口からゆっくりと息を吐きます

息を吐くときに意識していただきたいのが、肋骨(ろっこつ)をギュッと締めるイメージです。

それから、息を吐ききったときに、「骨盤底筋(こつばんていきん)」という筋肉をキュッと引き締めるイメージを持って、その状態を5秒間キープします。

骨盤底筋は、骨盤の内側にあって、自転車に乗ったときに当たる部分です。

骨盤底筋は意識しないと鍛えられない筋肉で、例えばご年配の方の尿漏れや頻尿(ひんにょう)などは、骨盤底筋群が使えていないことが原因として考えられます。

呼吸法は、息を吐ききったときに骨盤底筋を引き締めるように意識して、それから、またゆるめて、といったことを繰り返していくといいですよ。

姿勢をまっすぐにする

それから、先程、猫背のお話をしましたが、椅子に座っているときに姿勢を曲げると、お腹のところにお肉がたまりませんか?

(やってみて)はい、お腹のところにお肉が乗っかる感じがします。

でも、姿勢を正すと、お腹が引っ込むと思います。

(姿勢を正して座ってみて)はい、引っ込みます…!

姿勢を良くすると、お腹の筋肉も自然と鍛えられるんですね。

お腹周りを温めようと思ったとき、筋肉がなければ温まりが悪いです。

筋肉が鍛えられると、血流も良くなって温まりやすくなりますし、代謝も上がって脂肪が燃焼されやすくなります。

ですので、姿勢を良くするだけで、お腹周りが変わる方もいらっしゃいますよ。

それから、姿勢をまっすぐにするには、身体の筋肉の硬くなっているところを、ほぐしてあげる必要もあります。

それには、お風呂につかることストレッチなどがおすすめです。

ストレッチは、何をしたらいいか分からない方でしたら、ラジオ体操でも大丈夫ですよ。

ラジオ体操は、身体の筋肉をほぐすのにもいいんですか?

はい、ただ、結果を求める方は、本気でラジオ体操していただきたいです(笑)。

食事で心がけたいこと

下っ腹をなくすのに、食事で心がけたいことはありますか?

もちろん、ひとつは、食べ過ぎに気を付けることだと思います。

それに、小麦粉を摂るのはできるだけ減らしていただきたいです。

油ものも、脂肪が体内に蓄積されやすいので、糖質と脂質のバランスを意識することも大切です。

後は、タンパク質をしっかり摂っていただきながら、筋トレなどを行いたいです。

タンパク質は筋肉になるんでしたっけ?

そうですね、筋肉を育てるのに、タンパク質が必要です。

例えば、脂身の少ないお肉の赤身などはいいですよ。

筋肉を付けるのにプロテインを飲まれる方もいらっしゃいますが、プロテインだけを飲んで運動しなかったりすると、逆に太りやすくなる場合もありますから、そこには気を付けていただきたいです。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、下っ腹をなくす方法をまとめます。

1. 鼻からゆっくりと息を吸って、口からゆっくりと息を吐く(息を吐くときはろっ骨を締めることをイメージする)
2. 息を吐ききったら骨盤底筋を引き締めるイメージで5秒キープする
3. 姿勢をまっすぐにする
4. 身体の筋肉をほぐす(お風呂につかる、ストレッチ、ラジオ体操、など)
5. 小麦粉の摂りすぎには注意する
6. タンパク質を摂って筋トレなどで筋肉を鍛える

住吉先生のおっしゃるように、年をとるほど代謝は落ちていきますから、下っ腹も出やすくなります。

下っ腹をなくすのには、呼吸法や姿勢を正すことも効果的といいますから、まずはこういったすぐに始められることから意識してみてはいかがでしょうか?

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