美容のスペシャリストが教えるキレイ

ラベンダーの効果・効能は?五反田のアロマサロンに聞く万能の精油!

本日のキレイの先生

梶原 美奈子 先生

「キレイの先生」編集部です。

このサイトでは、アロマサロンの先生方に取材させていただく機会も多く、私もすっかりアロマファンになりました。

それが乗じて、「ローズウォーター」を基材(ベースの材料)にしたオールインワン美容液も開発しました。

今回のテーマは、「ラベンダー」です。

東京都五反田・島津山 アロマセラピー&リラクゼーションサロン maroon の梶原 美奈子 先生に取材させていただきました。

ラベンダーは、数あるアロマの中でもっとも定番のものといえるのではないかと思います。

ラベンダーは、どんな効果・効能が期待できるのでしょうか?

梶原先生に教えていただきました。

目次

ラベンダーの歴史

ラベンダーの精油について
・抽出方法や香りなど
・価格

ラベンダーの効果・効能

ラベンダーの使い方
・芳香浴
・ラベンダーと相性の良い精油は?

キレイの先生 バラに満ちるオールインワンもオススメ!

まとめ

本日のキレイの先生

アロマセラピー&リラクゼーションサロン maroon

梶原 美奈子 先生

「キレイの先生」編集部

ラベンダーの歴史

梶原先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、アロマの「ラベンダー」です。

アロマの中でも、定番中の定番ですね。

ラベンダーは、どんな植物なんですか?

(ラベンダーは)シソ科の植物です。

日本ではそれほどなじみがないかもしれませんが、(ラベンダーは)ヨーロッパの地中海に面した地域が原産地で、ヨーロッパでは昔から使われてきたメジャーなハーブです。

(ラベンダーの産地としては)フランスのプロヴァンス地方が有名ですね。

また、日本では北海道の富良野のラベンダー畑が観光地として名高いです。

ラベンダーは、昔から使われているハーブなんですか?

はい、いちばん古いところでいうと、古代エジプトでミイラを作るときに、材料の一部としてラベンダーが使われたといいます。

え? ミイラ作りにラベンダー(が使われていたん)ですか!?

はい、その時代にはまだ成分の分析はありませんが、経験として(ラベンダーには)殺菌・防腐の効果があることが知られていたんですね。

それに、(ラベンダーには)清潔なイメージや、浄化のイメージが伴っていたんだと思います。

それから、中世のヨーロッパで、ペストが大流行したとき、ラベンダー畑の農夫や、革職人…当時は革の匂い消しにラベンダーが使われていたといいます…など、ラベンダーを扱う人たちはペストにかからなかったという逸話が残っています。

すごい…!

それも、ラベンダーの殺菌効果が関係していたんだと思います。

後は、イギリスのエリザベス1世がラベンダーを大好きで、(ラベンダーの)お花の砂糖漬けが薬味として食卓の上にいつも置かれていたり、片頭痛に一日10杯の(ラベンダーの)ハーブティーを飲んで対処したりしていたといいます。

ラベンダーは、そういったエピソードに事欠きません(笑)。

ラベンダーの精油について

たしか、「ラベンダー」といっても、ラベンダーにはいくつか種類があるんですよね?

はい、(ラベンダーには種類が)色々ありますが、一般的にアロマセラピーで使われるのは、学名でいうと3つあって、「Lavandula angustifolia」、「Lavandula officinalis」、「Lavandula vera」です。

主なラベンダーの学名

・Lavandula angustifolia
・Lavandula officinalis
・Lavandula vera

アロマテラピーのプロの方や、アロマをより深く追求されている方は、目的によっては、それ以外の種類のラベンダー(の精油)をお使いになることもありますが、一般的に手に入るラベンダーの精油は、その3つのどれかが多いです。

ラベンダーの精油には、「ラベンダー」としか書かれていないものもあります。

それに、(精油の種類の呼び方としては)「真正ラベンダー」といったものもありますね。

「ラベンダー」や「真正ラベンダー」というのは、3つの種類の中で、どれと考えられるんでしょうか?

それは、(パッケージに載っている)学名をみなければ分からないんです。

そうなんですか。

はい、(3つの学名のラベンダー以外にも)種類を掛け合わせて育てやすいように改良されたものもあり、それを「ラベンダー」として安価に販売している場合もあります。

香りを楽しんだり、虫除けやお掃除に使ったりするのには、そういったものでもいいと思いますが、(アロマセラピーなどで)お身体に使うときは、必ず学名をチェックして3つの学名のものを選びましょう

抽出方法や香りなど

ラベンダーの精油は、どこの部分から抽出されるのですか?

メーカーによって色々ですが、(精油が)採れるところとしては、お花と葉っぱです。

(メーカーによって)その両方から取っているところもあれば、花穂(先端の花のついた部分)だけを使っているところもあります。

花と葉の両方から抽出しているものの方が、価格的にはリーズナブルになっている印象です。

(ラベンダーの精油の)抽出部位がどこかは、メーカーで明記していたりしますよ。

ラベンダーの精油は、どんな香りがしますか?

そうですね…ラベンダーの香りとしか言いようがないんですが…(笑)。

そうですよね(笑)。

ハーブの香りで爽やかで、奥の方に若干の甘さや酸味もちょっとあって、でもそれが表面に出るわけじゃなくて…。

…(香りを)言葉にするのは難しいですね(笑)。

すいません(苦笑)。

ラベンダー(の精油は)「ラベンダーとしか言いようのない香り」というのは、よく分かります(笑)。

10年くらい前までは、ラベンダー(の香り)が苦手という方も多かったです。

そうなんですか!?

ラベンダーは、(香りを)嫌いな人が少ないイメージがありました。

昔は、例えば、(ラベンダーというと)トイレの香料のような人工的な香りのものしか知らない方も多かったんだと思います。

時代が進んで、本物の(ラベンダーの)精油の香りを知る機会が増えて、(ラベンダーの香りに)抵抗のある方が少なくなってきたこともあるのではないでしょうか。

価格

ラベンダーは、価格的にも手に取りやすい精油だと思います。

そうですね、価格帯はメーカーによって様々ですが、柑橘系(の精油)よりは高く、ローズなどよりは安く、金額的にはそれほど高くない比較的お求めやすい精油かと思います。

少し調べてみたんですが、(ラベンダーの精油は)大体、10mLで1,500~2,500円くらいのものが多いようです。

ラベンダーの効果・効能

ラベンダー(のアロマ)は、どんな効果・効能を期待できますか?

キーワードは、「鎮静(ちんせい)」です。

心の面でも、身体の面でも、美容の面でも、鎮静作用があります。

ラベンダーは、どんな精神状態のときにおすすめですか?

例えば、イライラしているときや、頭に血が上っているようなときです。

(ラベンダーが)イライラを鎮静してくれるんですね。

はい、「落ち着きなよ」とクールダウンしてくれる感じですね。

ラベンダーは、身体にも鎮痛作用があるんですか?

はい、簡単にいうと、肩こりなどの筋肉のこわばりをゆるめたいときにいいです。

ですので、首のコリから頭痛につながっているようなときにも効果を期待できますよ。

ラベンダーは、美容面でも鎮痛作用があるんですか?

はい、炎症を抑えるような作用が期待できるため、日焼け後のケアなどにいいです。

それから、ラベンダーには瘢痕(はんこん)形成作用(傷跡を治すような作用)があって、良いお肌を作っていくような効果も期待できます。

ラベンダーは(効果・効能的に)とても万能で、どんな方にも、どんな場合でも使いやすい精油ですよ。

ラベンダーの使い方

(先生の)サロンでは、ラベンダーの精油はどんなときにお使いになりますか?

サロンには、疲れていらっしゃったり、リラックスがご希望でお越しになられたりする方がほとんどで、そうすると、(アロマトリートメントに使う精油としては)ラベンダーが第一候補になります。

ただ、ラベンダーは(鎮静作用で)血圧を下げるような作用があり、低血圧の方がラベンダーをお使いになると、血圧をもっと下げてしまう場合があります。

そういった方は、(ラベンダーの精油の香りを)かいだときに、ちょっと嫌な感じがして、本能的に好まない傾向がありますね。

芳香浴

ご自宅で、ラベンダー(の精油)のおすすめの使い方はありますか?

やはり、芳香浴(ほうこうよく・精油の芳香成分を拡散させること)でしょうか。

ディフューザーをお使いになるのもいいですが、ものすごく簡単な方法ですと、例えば、マグカップやお湯のみにお湯を張って、そこに精油を垂らすだけでも大丈夫です。

オフィスなどで、周りにたくさん人がいて、自分の方にだけ香りを漂わせたいというときにもいいですね。

後は、ティッシュやコットンに精油を垂らして、自分の近くに置いておくのも手軽です。

それを枕元に置いておけば、鎮静作用の安眠効果もありますし、火を使わないので安心です。

ラベンダーと相性の良い精油は?

ラベンダーと相性のいいアロマはありますか?

ラベンダー(の香り)は、何でも相性がいいといわれています。

ラベンダーは使いやすいですね(笑)。

はい、ただ、ローズマリーは、ラベンダーとは逆に(鎮静ではなく)上に持っていくような作用があります。

アロマセラピーの観点からいうと、作用の相反する精油を混ぜないことは、ブレンドするときの定説です。

ただ、(香りとしては)ラベンダーとローズマリーを合わせても、いい香りになるので、そのふたつがブレンドされているような商品もありますね。

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まとめ

ラベンダーは、もっともメジャーなアロマだと思います。

梶原先生がおっしゃっていましたが、ラベンダーには「鎮静」の効果・効能があります。

精神面では気持ちを落ち着かせてくれますし、美容面でもニキビなどの炎症に良いといわれています。

ラベンダーは、どんな方にも使いやすいですので、アロマライフを始めるときの最初の精油としてもおすすめですよ。