「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、アロマの「リードディフューザー(リードフレグランス)」です。
クレセント Aroma & Natural Style の村上 由紀子 先生にインタビューさせていただきました。
小瓶にスティックが刺さっていて、そのスティックからアロマの香りが拡散されるものを、「リードディフューザー」といいます。
村上先生はアロマセラピストでいらっしゃって、ご自身でもリードディフューザーを手作りされるそうです。
自作のリードディフューザーの作り方を、村上先生に教えていただきました。
目次
アロマリードディフューザーとは
・視覚的にも楽しめるアロマの香り
アロマリードディフューザーを手作りする
・リードディフューザーの作り方
・作り方・手順
・使い方
・リードディフューザーを長持ちさせるには?
アロマリードディフューザーにおすすめの精油は?
・1. 寝室
・2. リビング
・3. トイレ
・4. 書斎
・5. 玄関
本日のキレイの先生
クレセント Aroma & Natural Style
村上 由紀子 先生
「キレイの先生」編集部
アロマリードディフューザーとは
村上先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「リードディフューザー」です。
まずは、リードディフューザーとは何なのでしょうか?
ガラス瓶などに詰めた精油の香りが「リード」をつたって、ほんのりと周囲に広がる香りのインテリアのことをいいます。
いま、「リード」という言葉が出てきましたが、それは何ですか?
竹や籐(とう・ヤシ科の植物で「ラタン」とも呼ばれる)で出来たスティックです。
ですので、リードディフューザーは、「スティックディフューザー」と呼ばれることもあります。
アロマの香りを楽しむのには、電気式のアロマディフューザーなどがあると思います。
リードディフューザーは、そういったものと香り方が違うんですか?
そうですね、リードディフューザーは、熱を加えないので、精油そのものの香りにいちばん近い香りを楽しめます。
ディフューザーについて
電気式のアロマディフューザーは、アロマが、熱で揮発(きはつ・液体が気体となって発散すること)して香ります。
それから、リードディフューザーが、電気式のアロマディフューザーなどと決定的に違うのは、リードディフューザーは置いておくだけでいいことです。
例えば、電気式のアロマディフューザーですと、アロマを香らせようと思ったら、電源を入れる必要がありますよね。
アロマキャンドルでしたら、火を点けなければならず、アロマを香らせるためには、ワンアクションが必要です。
それに対して、リードディフューザーは置いておくだけで、アロマの香りを楽しむことができて手軽です!
はい、それもリードディフューザーの魅力だと思いますよ。
先生は、リードディフューザーのどんなところがお好きですか?
いまの話と重なるのですが、電気や火を使わずアクションもなくアロマを香らせられることです。
安全ですし、エコですよね。
中身がなくなるまで一定期間そのまま置いておけますし、そのまま外出することもできます。
それに、インテリア性が高いことも魅力です。
リードディフューザーは、インテリアとしても本当におしゃれですよね(笑)。
はい(笑)。
ですので、リードディフューザーは、インテリアショップなどでも取り扱われていたりしますよね。
香りは目に見えませんが、リードディフューザーは、視覚的に楽しむこともできる香りといえるのではないかと思います。
先生、素敵なキャッチコピーです(笑)。
ありがとうございます(笑)。
リードディフューザーは、瓶のデザインによっても印象が変わりますので、ご自分の趣味やお部屋に合わせて楽しむこともできますよ。
視覚的にも楽しめるアロマの香り
村上先生のおっしゃったように、リードディフューザーは、インテリアとしてもおしゃれですので、視覚的にも楽しむことができます。
下の写真は、先生が手作りされたというリードディフューザーです。
本当におしゃれで、インテリアとしてこれが置いてあるだけでも、お部屋が華やかになりますよね。
では、アロマリードディフューザーの作り方について、村上先生のインタビューをご覧ください。
アロマリードディフューザーを手作りする
リードディフューザーの作り方
リードディフューザーは、手作りすることもできるとのことですが、作り方を教えてください。
材料は、何を用意すれば良いでしょうか?
まずは、「ガラスの瓶」と「リード」です。
先程のお話では、リードは、竹や籐(とう)製のものを使用するとのことでしたね。
はい、リードは、籐製のものが、香り立ちが良いのでおすすめですよ。
リードディフューザー専用のものは、ほとんどが籐製のものだと思います。
籐の中には気泡があって、そこに、アロマの香りが浸透して揮発する性質を利用しています。
リードは竹製のものでも大丈夫ですが、籐製のものと比べると、香り立ちがあまり良くありません。
私は、リードディフューザーのリードに「竹串を使ったりしても良いのかな…」と思ったんですが、できれば専用の籐製のものを使うのが良さそうですね(苦笑)。
リードは、何本くらい用意すれば良いのでしょうか?
例えば、100mLのリードディフューザーでしたら、5~8本くらいでしょうか。
リードディフューザーのガラス瓶で、おすすめはありますか?
私も色々な瓶でリードディフューザーを手作りしてみましたが、口が狭いもののほうがいいと思います。
瓶の口が狭いほうが、アロマが揮発しづらいでしょうから減りも遅そうです。
それもありますが、瓶の口が狭いほうが、リードの収まりがいいんですね。
リードは、放射線状に広がっていたほうが、見た目もきれいですから。
たしかに、口が広い瓶ですと、リードもばらけてしまって収まりが悪そうです。
口の狭い瓶のほうが、おしゃれできれいなリードディフューザーになりそうですね(笑)。
リードディフューザーの中身には、何を用意すれば良いんですか?
精油だけでいいんですか?
いいえ、「精油」と「無水エタノール」です。
例えば、100mLのリードディフューザーを手作りする場合は、それぞれどのくらいの分量が必要ですか?
無水エタノールに対して、精油が10~12%です。
そうすると、100mLのリードディフューザーを手作りするときは…精油が10mL以上、入ることになるんですね。
そうですね、サロンのセラピーでは、30mLのリードディフューザーを利用していますが、それを手作りするには、3mL強の精油が必要です。
精油は1滴が0.05mLですから、30mLのリードディフューザーを手作りするときは、精油を60滴以上、入れることになりますね。
30mLのリードディフューザーで、精油が60滴…。
結構な量の精油を使うんですね…。
材料・作り方
アロマリードディフューザーを手作りするときの材料と作り方をまとめます。
■ 材料
・ガラス瓶(口の狭いものがおすすめ)
・リード(専用の籐製のものがおすすめ) 5~8本
・無水エタノール
・精油 (無水エタノールに対して)10~12%
* 精油は、1滴を0.05mLとして何滴が必要になるか計算ください。
■ 作り方
無水エタノールと精油をガラス瓶に入れて混ぜ合わせ、リードを入れます。
ちなみに、精油を何種類かブレンドする場合、いちど別の瓶に無水エタノールと精油を入れて一晩くらい寝かせると、香りがのなじみがさらに良くなるそうです。
使い方
リードディフューザーは、どのくらいの広さの部屋を香らせることができるんですか?
6~8畳くらいでしょうか。
リードディフューザーは、お部屋全体を充満するような香りというよりも、近くに行ったらほのかに香るような感じです。
ですので、広いリビングなどではなく、玄関やトイレなどの狭い空間のほうが向いています。
リードの数を増やすと、香りは強まるんですか?
はい、ただ、アロマがリードをつたって揮発するのが多くなる分、中身が減るのも早くなりますよ。
リードディフューザーを長持ちさせるには?
リードディフューザーは、どのくらい持つものなんでしょうか?
30mLのリードディフューザーで、1週間から10日くらいで「2週間は厳しいかな…」という感じです。
100mLで、1ヶ月くらいです。
リードディフューザーを長持ちさせることはできるんですか?
はい、無水エタノールを一部、グリセリンに置き換えると、持ちは少し良くなります。
グリセリンに置き換える量は、お好みで大丈夫ですよ。
後は、精油も、保留剤となる「ベースノート(長持ちする香り)」の精油を入れることでも、リードディフューザーの持ちが良くなります。
ベースノートとは
「ノート」とは、精油の香りの揮発する早さを表したもので、下の3つに分けられます。
・揮発が早いもの:トップノート
・中間のもの:ミドルノート
・遅いもの:ベースノート
揮発性が早いほど香りが弱まるのも早く、ベースノートは香りが長持ちします。
例えば、柑橘系の精油は、香りが飛びやすいトップノートですが、ベースノートの精油と合わせることで香りも一緒に長持ちさせてくれます。
それに、ベースノートの精油が入っていると、香りに奥行きも出ます。
ベースノートの精油には、どんなものがあるのでしょうか?
例えば、「ベチバー」や「パチュリー」、「ベンゾイン」、「サンダルウッド」などがあります。
これらは、香水などに入っていることも多いと思いますよ。
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アロマリードディフューザーにおすすめの精油は?
アロマリードディフューザーに使う精油は、基本的に、自分の好みでお選びいただくのがいちばんです。
ただ、せっかくですので、村上先生には今回、リードディフューザーにおすすめの精油の組み合わせもお聞きしてきました。
「リードディフューザーをどこに置くか」という点から、それぞれのシーン別にお選びいただきました。
1. 寝室
寝室にリードディフューザーを置くのにおすすめの「安眠ブレンド」です。
・ラベンダー
・マンダリン
・サンダルウッド
リラックス効果の高いアロマがそろっています。
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2. リビング
リビングにリードディフューザーを置くのにおすすめの「くつろぎブレンド」です。
・オレンジ
・ラベンダー
・フランキンセンス
「フランキンセンス」は、ベースノートとミドルノートの中間くらいの香りになるそうです。
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3. トイレ
トイレにリードディフューザーを置くのにおすすめの「クリーンブレンド」です。
・ペパーミント
・ラベンダー
・レモン
これらは、消臭効果の高いアロマで、嫌な香りを消臭しつつ、さっぱりしたフレッシュな香り立ちになります。
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4. 書斎
書斎にリードディフューザーを置くのにおすすめの「集中力ブレンド」です。
・ローズマリー
・レモン
・レモングラス
これらは、集中力や記憶力をアップしたりするのに良い精油で、仕事をするときや勉強するときなどにも向いていそうです。
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5. 玄関
玄関にリードディフューザーを置くのにおすすめの「ウェルカムブレンド」です。
・グレープフルーツ
・サイプレス
・ラベンダー
これらは、比較的、香りの嫌いな人の少ない精油だそうです。
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まとめ
村上先生は、アロマリードディフューザーを「視覚的にも楽しめるアロマの香り」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。
リードディフューザーは、精油そのものの香りを楽しむこともできますし、インテリアとしてもおしゃれです。
作り方も簡単ですから、手軽に手作りできます。
リードディフューザーは、おすすめのアロマの楽しみ方ですので、アロマ好きの方は是非お試しになってみてはいかがでしょうか?
* 2016年10月6日に公開した『リードディフューザーを自作する!お洒落なアロマの楽しみ方』を再編集しました。