今回のテーマは、「鼻を高くする方法」です。
埼玉県さいたま市 エステティックサロン プチローズ の林 ゆみこ 先生に教えていただきました。
鼻が低いのは、もちろん生まれついての骨格によるところもありますが、頬や鼻筋(はなすじ)の状態でそう「みえる」場合もあるといいます。
そのため、鼻を高くする(正確には、鼻を高く「みせる」)には、鼻の形を整えたりすることも有効だそうです。
鼻が低い原因や鼻を高くする方法について、林先生に教えていただきました。
目次
鼻が低い原因
・頬や鼻筋などの状態で鼻が低くみえる場合もある
・姿勢の悪さや顔筋の衰えで鼻は低くみえやすくなる
鼻を高くする方法
・鼻先をキュッとさせると鼻は高くみえやすい
・鼻筋を通すと鼻は高くみえやすい
・鼻や頬のマッサージを行う
・鼻の穴を開いたり閉じたりするエクササイズなど
・鼻を高くするのにおすすめのサロンケアとは
鼻が低い原因
林先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「鼻を高くする方法」です。
私も鼻が低いので、「もっと鼻が高ければいいのに…」と思います(苦笑)。
鼻が高いと、美人にみえやすくなるのはありますよね(笑)。
先生のサロンのお客様にも、「鼻を高くしたい!」という方はいらっしゃいますか?
はい、いらっしゃいますよ。
頬や鼻筋などの状態で鼻が低くみえる場合もある
鼻の高さは、生まれついてのものなんですか?
そうですね、生まれつきの遺伝的なところが大きいと思います。
鼻が段々と低くなってくることはあるんですか?
どうでしょう…鼻自体が低くなることは、あまり考えづらいかもしれません(苦笑)。
ただ、鼻が低く「みえる」ようになるケースはあります。
それは、どういうことですか?
例えば、頬に脂肪が付いて盛り上がってきたりすると、鼻が埋もれてしまうようになって、鼻が低くみえやすくなります。
たしかに、頬がふっくらして鼻が埋もれたようになったら、鼻は低くみえてしまいますね…。
はい、ですので、逆にお痩せになると、鼻が高くなったように「みえる」こともあります。
同じような理由で、鼻筋(はなすじ)のラインがむくむことでも、鼻は低くみえやすくなります。
特に年齢を重ねると老廃物がたまりやすくなって、鼻筋もむくみで盛り上がってくる傾向があります。
それから、鼻がむくんだり鼻に脂肪が付いたりして、鼻が本来の形よりも大きくなって低くみえることもあります。
後は、年齢によって頬骨(きょうこつ・頬のところにある骨)が下がってきます。
お顔の骨はすべてつながっているので、それによって鼻が引っ張られることでも、鼻が低くみえる場合もあります。
いまの話をお聞きすると、実際に鼻が低くなるというよりは、低く「みえる」ケースもあるんですね…。
目の錯覚というんでしょうか…。
ちなみに、いま挙がった鼻が低く「みえる」原因の中では、どのケースが多いですか?
それは、年齢によっても全然違いますね。
若い方ですと、お肉がやわらかいので、鼻が埋もれてしまっているような方が多いような印象があります。
それに対して年齢を重ねた方は、筋肉も弱まってきますし、お肌が硬くなりやすいです。
ですので、そういったことからリンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)などの流れが悪くなって、むくみが出ていることが多いように思えます。
鼻が低い原因
(鼻が低く「みえる」原因)
・頬に脂肪が付いてふっくらすると、鼻が埋もれたようになる
・鼻筋のラインがむくむ
・鼻が本来の大きさよりも大きくなる(脂肪、むくみ、など)
・年齢によって頬骨が下がって鼻が引っ張られる
など
【編集部Voice】目の錯覚による鼻の印象
鼻が低いのは、もちろん生まれついての骨格によるところもありますが、そのように「みえて」しまうケースもあるとのことでした。
そうした目の錯覚ともいえる見た目の印象は、鼻の大きさなどにもいえることです。
鼻の大きさについては、下の記事でもまとめていますので、合わせてご覧になってみてください。
姿勢の悪さや顔筋の衰えで鼻は低くみえやすくなる
日々の生活習慣で、鼻が低い…鼻が低く「みえる」原因になることはありますか?
ひとつは、姿勢の悪さです。
特にスマホで下ばかり向いていると、耳下腺(じかせん・耳の下には顔のリンパの出口がある)から首のところが硬くなりやすいです。
そうすると、お顔のリンパの流れも悪くなってしまいます。
それによって、むくみが起こるんですね。
はい、それから、お顔の筋肉をあまり動かせていなくて、筋肉が硬くなっている方も多いです。
特に日本語は、お顔の筋肉をそれほど使わなくても話すことができます。
例えば英語でしたら、「r」を発音するときに、舌を巻いたりすると思います。
ただ日本語の発音は、そういった必要はありません。
普段顔の筋肉をあまり使えていなくて硬くなれば、リンパも流れづらくなりますよね…。
はい、特に鼻は、単独では動かしづらい場所です。
ですので元々、鼻は筋肉が硬くなりやすくて、リンパも滞りやすいです。
そうしてむくみが起きると、鼻も低くみえやすくなるんですね。
鼻が低い原因
(生活習慣で鼻が低く「みえる」原因)
・姿勢の悪さで首などの筋肉が硬くなる(それによってリンパの流れも悪くなる)
・普段顔の筋肉をあまり使えていなくて硬くなる(同上)
など
鼻を高くする方法
鼻先をキュッとさせると鼻は高くみえやすい
鼻を高くする…鼻を高く「みせる」のに、セルフケアでやれることはありますか?
鼻先にある「軟骨」はやわらかいので、ちょっとの力で動かすことができます。
ですので、鼻先は形を作りやすい部分です。
鼻を高くみせるには、鼻先のアーチをキュッとさせたいです。
それには、鼻先を優しくつまんであげるのもいいですよ。
例えばシンクロナイズドスイミングの選手は、鼻先をつまむような鼻栓を貼っていたりしますが、ああいったイメージです。
それは、片手で鼻先をつまめばいいんですか?
片手では、鼻先がどちらかに傾きやすくてバランスをとるのが難しいです。
ですので、両手の薬指などを使ってつまんであげるといいですよ。
ペニャッとなって埋もれたた軟骨を、引き上げるようなイメージです。
これは、その状態が定着するように癖付けしたいので、少し時間、その状態をキープするのがおすすめです。
ただ、これを無理にやったり力を入れすぎたりすると、鼻先はやわらかい部分ですので、逆に大きくなったりする可能性もあります。
ですので、優しくつまんであげるのがポイントです。。
鼻を高くする方法
(鼻先をつまんで鼻を高く「みせる」)
・両手の薬指で鼻を優しくつまむ(鼻先の埋もれた軟骨を引き上げるようなイメージ)
鼻筋を通すと鼻は高くみえやすい
それから、鼻を高くみせるには、鼻筋も通したいです。
それには、両手の中指と薬指で鼻をはさんで、鼻筋を通すように押していきます。
このとき、鼻に縦線のシワが入らないように気を付けてください。
それを、鼻先から少しずつ上がっていって、眉間(みけん)まで行います。
最後は、両手の中指で、眉間にある「鼻骨(びこつ・メガネの当たる場所にある骨)」をはさむようにして、鼻筋をギュッとします。
眉間の埋もれているところを出してあげるようにして、ご自分で作った鼻の形を固定するイメージです。
その状態を5秒間キープして、いちど休んでからもういちど5秒間行って、それを4セットくらい行うといいですよ。
鼻を高くする方法
(鼻筋を通して鼻を高く「みせる」)
1. 両手の中指と薬指で鼻をはさんで、鼻筋を通すように押し(鼻に縦シワが入らないように気を付ける)
2. 鼻先から少しずつ上がりながら同じことを行う
3. 最後は、眉間の鼻骨をはさむようにして鼻筋を通す
【編集部Voice】鼻筋が通ると…
鼻筋が通ると、鼻が高く「みえる」だけではなく、小さく「みえやすく」もなります。
下の記事でも、鼻筋を通す方法をご紹介しているので、合わせてご覧になってみてください。
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鼻や頬のマッサージを行う
鼻に脂肪が付いているような方は、鼻のマッサージもおすすめです。
マッサージは、両手の指先で鼻をクルクルと回して行います。
鼻のマッサージは、力を入れすぎたりやりすぎたりすると、皮膚が厚くなって団子鼻になってしまう可能性もあるので、気を付けていただきたいです。
それから、鼻に脂肪の付いていない方は、行わなくても大丈夫ですよ。
先程のお話では、頬がふっくらすることでも、鼻が低くみえやすいとのことでした。
頬をすっきりさせるのに、できることはありますか?
例えば、頬に指を置いて優しく揺らして、縦にストレッチしてあげるようなこともいいですよ。
ちなみに、こうしたマッサージは、すぐに変化が表れるわけではありません。
それを定着させるには、継続が大切です。
ですので、できるだけ毎日、行っていただくといいですよ。
鼻を高くする方法
(鼻や頬のマッサージで鼻を高く「みせる」)
・鼻に脂肪が付いている場合は、両手の指先で鼻をクルクルと回す
・頬がふっくらしている場合は、頬に指を置いて優しく揺らし縦にストレッチを行う
【編集部Voice】頬をすっきりする方法
頬は、お肉も付きやすいですし、たるみも起こりやすい場所です。
下の記事では、頬をすっきりする方法をご紹介しているので、合わせてご覧になってみてください。
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鼻の穴を開いたり閉じたりするエクササイズなど
他に、鼻を高くする…鼻を高く「みせる」のにできることはありますか?
普段、鼻は意識して動かさない場所です。
ただ、鼻の筋肉が衰えることによって、鼻も広がってきます。
そうすると、鼻も低くみえやすくなります。
はい、ですので、鼻の穴を開いたり閉じたりしてピクピク動かして、鼻の筋肉を鍛えてあげるのもいいですよ。
それも、鼻を高く見せることにつながるんですね(笑)。
はい、それから、鼻はやわらかい場所なので、鼻をかむときはグチュグチュとしないようにして、クレンジングするときも鼻をつぶさないように注意していただきたいです。
後は、うつ伏せで寝ることも控えていただきたいです。
鼻を高くする方法
(鼻のエクササイズなどで鼻を高く「みせる」)
・鼻の穴を開いたり閉じたりする(それによって鼻の筋肉を鍛えられる)
・鼻をかむときにグチュグチュしないようにする
・クレンジングするときに鼻をつぶさない
・うつぶせで寝るのは避ける
など
鼻を高くするのにおすすめのサロンケアとは
ちなみに先生のサロンでは、鼻を高くするのに…鼻を高く「みせる」のに、どんな施術・ケアが効果的ですか?
当サロンでは、「小顔矯正」と「小顔フェイシャル」などで、お顔全体のバランス整えるように、蝶形骨(ちょうけいこつ)・頭頂骨(とうちょうこつ)・側頭骨(そくとうこつ)・前頭骨(ぜんとうこつ)・頬骨(きょうこつ)・上顎骨(じょうがくこつ)・涙骨(るいこつ)の縫合(ほうごう)を解放して調整するテクニックを行います。
その後に、前頭骨を斜め上にストレッチして前頭鼻骨縫合から離開(りかい)して、鼻骨(びこつ)を引っ張るイメージで斜め上方に持ち上げて、上顎鼻骨縫合からの離開を行います。
後は、鼻の周りの老廃物やリンパを流したり、鼻筋のマッサージをしたり、鼻先から上に向かって軟骨を高くするように挟んたり、眉間や鼻骨を上に引っ張り上げたりすることなども有効です。
まとめ
今回のインタビューで挙がった、鼻を高くする方法(正確には、鼻を高く「みせる」方法)をまとめます。
1. 両手の薬指で鼻を優しくつまんで鼻先のアーチをキュッとさせる
2. 両手で鼻をはさんで鼻筋を通す
3. (鼻に脂肪が付いている場合)両手の指先で鼻をクルクルと回す
4. (頬がふっくらしている場合)頬に指を置いて優しく揺らし縦にストレッチを行う
5. 鼻の穴を開いたり閉じたりしてエクササイズを行う
6. 日常生活で鼻をつぶさないようにする
鼻が低いのは、生まれついての骨格によるものもありますが、そう「みえて」しまう場合もあるとのことでした。
そのため、鼻を高く「みせる」には、鼻先のアーチをキュッとさせたり、鼻筋を通したりすることも有効です。
鼻が低いのは目の錯覚による可能性もあるので、鼻の高さが気になったときは、林先生のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?
* 2018年6月14日に公開した『鼻が低い?鼻を高くする方法9つ!大切なのは鼻筋?小顔美容家に聞く』を再編集しました。