美容のスペシャリストが教えるキレイ

エラ張りの原因と引っ込める方法8つ!美容家に聞くエラ解消の顔筋ほぐし

本日のキレイの先生

林 ゆみこ 先生

今回のテーマは、「顔のエラ張り」です。

埼玉県さいたま市 エステティックサロン プチローズ の林 ゆみこ 先生にインタビューさせていただきました。

エラ張りは、生まれついての骨格によるところもありますが、顔の筋肉による影響もとても大きいといいます。

そのため、顔のエラ張りを引っ込めるには、顔の筋肉をほぐしていくことが有効だそうです。

顔のエラ張りの原因や解消方法について、林先生に教えていただきました。

目次

顔のエラ張りの原因
・咬筋のコリからエラ張りが起こる
・食いしばりの癖などがエラ張りの原因に

顔のエラ張りを解消する方法
・咬筋ほぐしでエラ張りを引っ込める
・顔のエラ張りには側頭筋をほぐすのもおすすめ
・エラ張り解消には耳下腺や胸鎖乳突筋もゆるめる
・普段から食いしばりの癖を防ぐことも大事
・顔のエラ張りにおすすめのサロンケアとは

編集部の選ぶエラ張りを引っ込めるのにおすすめの美顔器

まとめ

顔のエラ張りの原因

林先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「顔のエラ張り」です。

まずは、「エラ」というのは、顔のどこの場所を指すんですか?

耳の下の角ばった骨のある場所のことを指します。

専門的にいうと、下顎(あご)の骨を「下顎骨(かがくこつ)」というのですが、その耳の下の部分です。

エラ張りというのは、どんな状態のことをいうんでしょうか?

エラが出てしまって、お顔が卵型ではなく、ベースのような四角いお顔になっているような状態のことをいいます。

そうすると、顔の印象も変わってしまいますよね…。

そうですね、お顔が大きくみえやすくなりますし、男性っぽい印象や頑固な印象も出やすくなります

先生のサロンのお客様にも、顔のエラ張りを気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、多くいらっしゃいますよ。

咬筋のコリからエラ張りが起こる

顔のエラ張りは、生まれついてのものなんですか?

それとも、段々とエラが張ってくることもあるんですか?

もちろん、遺伝的な生まれつきの方もいらっしゃいますが、お顔の筋肉が変形して、それによってエラが広がってくるケースも多くあります

お顔の筋肉の中でも、エラと関係性が深いのが「咬筋(こうきん)」です

咬筋は、噛むときに使う筋肉で、自分の体重を支えられるくらいの力を持っています。

そのため、使いすぎていると発達しやすいですし、硬くなりやすい筋肉です

実際、サロンのお客様にも、ご自分でお顔を触っとき咬筋を骨と勘違いをされるくらい、咬筋が厚くなって硬くなっている方もいらっしゃいます。

咬筋が硬くなると、それにくっついている骨の位置もずれてしまいます。

それによって、エラ張りも起こるんですね…。

はい、それに、筋肉が硬くなると弾力もなくなっているので、リンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)の流れが悪くなって、お顔のむくみも出やすいです

そういう方は、耳の耳下腺(じかせん・顔のリンパの出口ともいえる場所)も滞りがちで、お顔全体の流れも悪くなりやすく、老廃物の逃げ場がなくなります。

そうすると、お顔が大きくなったり首が太くなったりすることも多いです

食いしばりの癖などがエラ張りの原因に

日々の生活習慣で、顔のエラ張りの原因になることはありますか?

筋肉は使わないと衰えて、使うほど発達します。

それは、お顔の筋肉にもいえることです。

咬筋は、身体を支えられるほど力の強い筋肉です。

グッと噛みしめる行為は、例えると筋トレをしているような状態といえます。

ですので、歯の食いしばりが強いことや噛みしめの癖は、毎日、咬筋を筋トレしているようなものです

それはたしかに、咬筋が発達してしまいますね…(苦笑)。

はい、サロンのお客様にも、施術中に、歯をグーッと噛みしめていたりカチカチされたりする方もいらっしゃるのですが、そういう方は大抵、咬筋も硬くなっていらっしゃいます。

それに、日中から歯を食いしばっていると、脳が「噛みしめるのが好きなんだ…」と勘違いしてしまい、睡眠中の食いしばりも起きやすくなります

同じような理由で、固い食べ物を頻繁に食べることによっても、咬筋は硬くなりやすいです。

ちなみに、食事をするときにお口の片側だけで噛む癖があると、お顔の片方だけが大きくなって、歪みも起きやすくなります。

いまの話をお聞きすると、咬筋の使いすぎが顔のエラ張りの大きな原因といえそうですね。

はい、ですので、テレビでみる女優さんでお口がゆるんでいるような方は、お顔も卵型でシュッとされていますよ。

ちなみに、顔のエラ張りは、年齢も関係してくるんですか?

どうでしょうか、若い方でも、お顔のエラ張りを気にされている方はいらっしゃいますよ。

サロンのお客様にも、20代でお仕事を始めてから「顔が段々と大きくなってきて…」という方もいらっしゃいました。

仕事のストレスで、歯を食いしばったりしていたのかもしれませんね…。

はい、ですので、お顔のエラ張りは、あまり年齢とは関係ないように思えます。

顔のエラ張りの原因

歯をグッと噛みしめる
食いしばりの癖
固い食べ物を頻繁に食べる
など

顔のエラ張りを解消する方法

咬筋ほぐしでエラ張りを引っ込める

顔のエラ張りを引っ込めるのに、セルフケアでやれることはありますか?

先程のお話ですと、エラ張りは咬筋が硬くなることから起こるとのことでしたから、咬筋をほぐしてあげるのが有効そうです。

はい、咬筋は、歯をグッと噛んだときに頬の外側あたりで盛り上がるところにあります。

咬筋をほぐすには、外からのマッサージもいいですが、マッサージを強く行いすぎるとお肌や筋肉を傷めてしまう可能性もあります。

ですので、お口の中からほぐしていくのもおすすめです

それは、どうやればいいんですか?

まずは、親指を口の中に入れます

それで、外からは、グッと噛んだときに盛り上がる筋肉を、人差し指・中指・薬指の3本指でつかみます

そして、左右に優しく揺らしてあげます

これは、清潔な手で行うようにして、ネイルをされている方はお口の中を傷つけないように気を付けください。

口の中から咬筋ほぐし

1. 親指を口の中に入れる
2. 外から、人差し指・中指・薬指の3本指で咬筋をつかむ
3. 左右に優しく揺らす

それから、「顔ヨガ」に近い方法ですが、舌を思いっきり出して上下左右に動かすことも、咬筋をほぐすのに有効です。

後は、お顔のエラ張りが気になる方は、咬筋をほぐした後に、お口を軽く開けた状態で、両手でお顔のエラ張りを内側に丸め込むように圧をかけてあげるのもおすすめですよ。

顔のエラ張りの解消方法

(咬筋をほぐす)
口の中から咬筋をつかんで優しく揺らす
舌を思いっきり出して上下左右に動かす
咬筋をほぐした後に、両手でエラ張りを丸め込むように圧をかける

顔のエラ張りには側頭筋をほぐすのもおすすめ

歯を噛むときは、咬筋だけではなく、お顔の側頭部にある「側頭筋(そくとうきん)」という筋肉も使います

お顔の筋肉のコリからエラ張りが来ている場合は、そこも硬くなっていることが多いです。

側頭筋は、歯をグッと噛んだときに、側頭部でポンと盛り上がる場所にあります。

お顔のエラ張りには、その側頭筋もほぐしてあげたいです

それには、手をグーにして第一関節と第二関節の間の平らな場所で、側頭筋をマッサージするのもおすすめです。

ちなみに、このマッサージは、指先で行っても大丈夫です。

顔のエラ張りの解消方法

(側頭筋をほぐす)
1. 手をグーにする
2. 手の第一関節と第二関節の間の平らな場所で、側頭筋をマッサージする(側頭筋は、歯を噛み締めたときに側頭部で盛り上がる場所にある)

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エラ張り解消には耳下腺や胸鎖乳突筋もゆるめる

他に、顔のエラ張りを引っ込めるのに、セルフケアでやれることはありますか?

お顔のエラが張っているときは、耳下腺や首筋の胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)のリンパも詰まっていたりしますので、そこもゆるめていきたいです。

それには、どうしたらいいですか?

耳の下あたりを触ると、少し痛みを感じる場所があると思います。

そこが、耳下腺に当たります。

その耳下腺のところに親指を置いて、お顔を支えるように手を後頭部に回します

その状態で首を上下すると、親指が自然と中に入っていきます。

まずはそうして、耳下腺を開けてあげます。

耳下腺をゆるめたら、手をそのまま首のほうに下げていって、同じように首を上下します

それによって、胸鎖乳突筋をほぐすことができます。

顔のエラ張りの解消法

(耳下腺・胸鎖乳突筋をほぐす)

1. 耳下腺に親指を置いて、手を後頭部に回す
2. その状態で首を上下する(それによって自然と親指が中に入っていく)
3. 手をそのまま首のほうに下げていって、同じことを行う

普段から食いしばりの癖を防ぐことも大事

顔のエラ張りを引っ込めるのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

食いしばりをやめることが大切です。

特に頑張り屋さんは、仕事や勉強をするときに歯をグッと噛みしめている方が多いです。

そういった方は、普段から上と下の歯がくっついていたりします。

普段は、上と下の歯が2~3mm開いている状態が理想的です。

それには、舌先を前歯の裏に付けるようにすると、歯を噛みしめにくくなりますよ。

それを、噛みしめに気付いたときに行うのもおすすめです。

それから、歯をグッと噛みしめているときは、肩も上がりやすいです。

ですので、肩を下げる習慣を付けると、歯を噛みしめにくくなります。

後は、お顔を上に向いて口を開いて、それからゆっくりと口を閉じたときに、最初に歯が一ヶ所当たる場所が、正しい顎の位置と考えられます

その位置を意識して過ごすようにして、自分の身体に覚えさせることで、正しい顎の位置にポジショニングすることにもつながります。

顎の位置の確認方法

1. 顔を上に向ける
2. 口を開いて、ゆっくりと閉じていく
3. 歯が一ヶ所当たった場所が顎の正しい位置と考えられる

人間の身体は癖が付きやすくて、意識しないと楽な方向に戻りやすいです。

ですので、そうした顎のポジショニングを意識することもおすすめです。

他には、頬杖をつく・食事で片側の歯だけで噛む・バッグをいつも同じ側の肩にかける、うつ伏せで寝るといったことも、お顔のエラ張りや歪みにつながる可能性もあるので、気を付けていただきたいです。

顔のエラ張りの解消法

(生活習慣)
普段は、上と下の歯が2~3mm開いているようにする(舌先を前歯の裏に付けると、歯を噛み締めにくくなる)
肩を下げる習慣を付ける(それによって、歯を噛み締めにくくなる)
普段から顎の正しいポジショニングを意識する
顔のエラ張りの原因に気を付ける(頬杖をつく、食事で片側の歯だけで噛む、バッグをいつも同じ側の肩にかける、うつ伏せで寝る、など)

顔のエラ張りにおすすめのサロンケアとは

ちなみに、先生のサロンでは、顔のエラ張りを引っ込めるには、どんな施術・ケアが効果的ですか?

当サロンでは、「小顔矯正」と「小顔フェイシャル」がおすすめです。

それは、エラの部分だけを施術していくというよりも、お顔全体的のバランスを整えるように矯正していきます。

頭蓋骨はパズルのように組み合わさっていて、ひとつでもずれていると、全体もずれてしまいます。

ですので、頭蓋骨のパーツを順番に調整して、縫合(ほうごう)の解放テクニックで、その方の本来の位置に戻していきます。

その上で、お顔のエラ張りが気になられる方には、下顎骨のU字をしならせてV字になるようにする施術を行います。

また、お顔の筋肉が発達して厚くなっているような方は、先に筋肉をゆるめてほぐす「小顔フェイシャル」をしてから矯正に入る場合もあります。

それは、その方のご状態に合わせて対応を変えています。

編集部の選ぶエラ張りを引っ込めるのにおすすめの美顔器

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、林先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

顔のエラ張りを引っ込めるには、美顔器も手軽に顔の筋肉にアプローチできてすすめです。

エステ経営者が3分で美顔器の小顔効果を実感

「3分装着するだけでほうれい線が薄くなって驚き(笑)、顔のリフトアップ感がすごい!」

エステサロン経営者がそう話したのが、美顔器の「メディリフト」です。

メディリフトは、美容家電メーカーのヤーマンが新発想で開発した装着するだけのウェアラブル美顔器です。

フェイシャルエステサロン ロータスロータスの尾本 広美 先生の感想をご紹介します。

メディリフトは10分の使用を推奨されているのですが、3分装着しただけで「すごい、ほうれい線がなくなった!」と驚きました(笑)。

装着中、口周りの筋肉に対してかなり効いている感じがあったので、鏡をみて「やっぱり!」と納得です(笑)。

それにフェイスラインがすっきりして、顔のリフトアップもすごく感じられました。

顔が引き締まってさらに引き上がるというのでしょうか…。

それは、メディリフトを装着するだけで、ケアの必要な場所に適切な周波数のEMSが自然と当たるのが大きいですよね。

それもあって、場所によってEMSのピリピリ感が違います。

自己流の間違ったフェイスマッサージは逆効果になります。

ただメディリフトは、装着しておけば後は何もしないでも勝手にケアをしてくれるので、本当に手軽でおすすめです(笑)。

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

商品概要

美容家電メーカーのヤーマン新発想で開発したウェアラブル美顔器で、楽天などでも第1位を獲得しています
顔の筋肉の場所によってEMSの周波数を変えて、「休ませるべき筋肉」にはストレッチを、「動かすべき筋肉」にはトレーニングを行うことができ、見た目年齢を決める顔の下半分にアプローチします。

●商品名:メディリフト
●通常価格:税別25,000円

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まとめ

今回のインタビューで挙がった、顔のエラ張りを引っ込める方法をまとめます。

1. 咬筋をほぐす(口の中からのマッサージ、舌を出して上下左右に動かす、など)
2. 咬筋をほぐした後に、両手でエラ張りを丸め込むように圧をかける
3. 側頭筋をほぐす
4. 耳下腺・胸鎖乳突筋をほぐす
5. 普段は、上と下の歯が2~3mm開いているようにする
6. 肩を下げる習慣を付ける
7. 普段から顎の正しいポジショニングを意識する
8. 顔のエラ張りの原因に気を付ける

顔のエラ張りは、咬筋が発達して硬くなることが主な原因です。

そのため、顔のエラ張りを解消するには、咬筋をほぐしてあげることや、食いしばりの癖を防ぐことが大切です。

顔のエラ張りが気になっている方は、林先生のアドバイスを取り入れてみてはいかがでしょうか?

* 2018年6月7日に公開した『顔のエラ張りを引っ込めるには?18の解消法を小顔セラピストに聞く』を再編集しました。