美容のスペシャリストが教えるキレイ

顎がない原因と改善法4つ!簡単!顎を出すにはむくみを取る!プロに聞く

本日のキレイの先生

河井 友紀子 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「顎(あご)を出す方法」です。

Salon la Neige(サロン・ラ・ネージュ) の河井 友紀子 先生にインタビューさせていただきました。

顎がないと感じるのは、生まれついての顔の作りによるところもありますが、顎のむくみによって、顎のラインがぼやけて、そう感じる場合もあるといいます。

そのため、顎を出すには、顔の筋肉をゆるめてむくみを解消してあげることも、大切です。

それには、顔のツボ押しやエクササイズなど、セルフケアでも行えることがあるといいます。

顎を出す方法について、河合先生に教えていただきました。

目次

顎がない原因
・何によって顎がなくなる?
・生活習慣で原因になること

顎を出す方法
・フェイスラインのツボ押しで顎を作る
・耳回しで顎を作る
・首の付け根のホットタオルで顎を作る
・口を大きく開閉して顎を作る

まとめ

うるおいが肌奥までギュッと引っ張られる感じがあって、肌がフワフワになって、毛穴もキュッと引き締まりました!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

顎がない原因

河井先生、よろしくお願いします。

今回は、顎がないと感じてしまう原因と、顎を出す方法について、話をお聞きしたいと思います。

先生は、どんな顎が理想だと思いますか?

お顔には、美人顔の条件といわれるバランスがあります。

それは、お顔を、「髪の生え際から眉頭(まゆがしら)」・「眉頭から鼻の下」・「鼻の下から顎先」に分けたとき、その上・中・下の3区分の長さが同じことです。

それが、お顔の黄金比率で、お顔がそういったバランスだと、美しいと感じるといわれています。

美人顔の黄金比率

(下の3区分の長さが同じ)
・上:「髪の生え際」から「眉頭」までの長さ
・中:「眉頭」から「鼻の下」までの長さ
・下:「鼻の下」から「顎先」までの長さ

そうすると、その黄金比率を元にした顎の長さが理想といえそうですね。

はい、よく「お顔の下半身」といったりしますが、例えば顎が長かったりして、目の下の余白が長ければ長いほど大人っぽく…悪い言い方をすると、老けた印象になってしまいます。

(参考:美容セラピストに聞く顎の長さについて

ただ、実際には、顎の長さを気にされている方よりも、「二重顎で顎がなくなっている…」、「お顔が下膨れのようになって顎がなくなっている…」といったことが多いですね。

(参考:リンパセラピストに聞く顔の下膨れについて

たしかに、二重顎だったりすると、顎のラインがみえづらくなったりしますよね…。

先生のサロンのお客様にも、そういった悩みをお持ちの方はいらっしゃるんですか?

はい、二重顎やたるみで「顎がなくなっている…」という方もいらっしゃいますし、頬は重力の影響が出やすいので、フェイスラインの下膨れやエラ張れを気にされている方もいらっしゃいます。

顎がない原因

(「顎がない」ようにみえる原因)
二重顎
たるみ
顔の下膨れ
など

何によって顎がなくなる?

二重顎などで「顎がない」というのは、生まれついてのものなんですか?

骨格という点でいうと、先天性(生まれついてのもの)によるところが大きいです。

特に顎の長さに関しては、骨の長さが関係している場合が多く、エステでどうにかするのは難しかったりします。

その一方で、顎下の「オトガイリンパ節」や「顎下(がっか)リンパ節」の詰まりでフェイスラインに老廃物がたまることによって、顎がなくなったようにみえる場合もあります。

それは、リンパの詰まりから起こるフェイスラインのむくみで、顎のラインがみえづらくなるということですか?

はい、そうです。

そういった場合は、マッサージなどで骨の周りに付いている余分なゴミを取ってあげたりすると、顎はシャープになりますよ。

リンパについて

リンパは、血管と同じように全身に張り巡らされていて、体内の老廃物などを回収して排出する役割があります。リンパには要所に「リンパ節」という器官があり、リンパ節で運んできた老廃物をろ過しています。

リンパを高速道路に例えると、リンパが「(高速道路の)本線」で、リンパ管が「(出口の)料金所」です。高速道路は、出口の料金所が混雑すると本線も渋滞するように、リンパも、リンパ節の流れが滞(とどこお)ると、リンパ自体の流れも悪くなってしまいます

生活習慣で原因になること

顎がなくなってくるのは、年齢も関係するんですか?

ライフスタイルに大きく左右されるので、個人差はありますが、年齢で筋力が落ちて重力には逆らえなくなってきます

そうすると、お顔のいちばん下にある顎は、その影響を受けやすいですよね。

たしかに、年をとるほど、顎はたるみが出やすいですよね…。

(参考:美容セラピストに聞く顎のたるみについて

ただ、20代後半の方でも、例えばお仕事を任されているような方は、顎のところのリンパが詰まりやすくなっている印象です。

それは、どういうことですか?

筋肉は、緊張すると硬くなります。

お顔は表情筋の固まりですので、噛みしめたりすることが多かったりすると、筋肉硬くなりやすいです。

そうすると、リンパの流れもスムーズではなくなって、リンパ節の周辺が詰まりやすくなります。

それでむくみが起きて、顎もなくなってしまうんですね…。

はい、後は、スマホやパソコンなどの長時間の使用も、顎がなくなる原因になります。

それは、どうしてですか?

スマホやパソコンをみるときは、顎を引い状態で力みやすいためです。

実際、サロンのお客様にも、顎の下を触ると「痛い…」とおっしゃる方が多いですよ。

触って痛いということは、筋肉が硬くなっているということですもんね。

はい、いい筋肉というのは、緊張していなくてやわらかい状態のことをいいます。

サロンにお越しになられてリラックスしている状態でも、筋肉が硬いということは、普段から緊張が続いていて筋肉をゆるめられていないということが考えられますね。

顎がない原因

(顔の筋肉が硬くなりリンパの滞りからむくみなどが起こる)
仕事などでストレスを感じている
スマホやパソコンの長時間の使用(顎を引いた状態で力みやすいため)
など

顎を出す方法

顎がなくなっている人が、顎が出るようになると、顔の印象も変わってきますか?

はい、例えば、顎が1mmくらいすっきりするだけでも、鏡をみたら「顔が違う!」とかりますし、お顔の印象も変わりますよ。

サロンのお客様も、皆さま、施術後はかわいくなられますね。

先生のサロンでは、顎を出すのに、どんな施術・ケアが効果的なんですか?

トリートメントでは、耳下腺(じかせん・耳の下あたり)リンパ節やオトガイリンパ節の周辺の詰まり・コリをほぐして、流していきます。

それから、サロンにいらっしゃるお客様のほとんどが真面目で緊張しやすい方で、咬筋(こうきん・咀嚼するときに使う筋肉のひとつ)が硬くなっている傾向があるので、そこを念入りにゆるめるようにもしています。

マッサージで筋肉をゆるめて、いい状態に戻していくんですね。

フェイスラインのツボ押しで顎を作る

顎を出すのに、セルフケアでやれることはありますか?

まずは、顎下から耳下腺にかけてのツボ押しです。

それは、どこを押せばいいんですか?

顎先から耳の下にかけて、フェイスラインのコリ…硬くなっているところを押して、ゆるめていきます

フェイスラインの骨のキワをつかんで、押していくようなイメージです。

これは、ツボを刺激するというよりも、フェイスラインの硬くなっている筋肉をゆるめて、リンパを流していくということですね?

はい、そうです。

ちなみに、お顔のマッサージでしたらクリームなどを使ったほうがいいですが、これでしたら、手を滑(すべ)らせる必要がないので、お仕事中などでも、お顔のコリが気になったときに行えますよ。

顎を作る方法

フェイスラインの骨のキワをつかんで、硬くなっているところを押してゆるめる(そうして筋肉をゆるめることで、リンパを流すこともできる)

耳回しで顎を作る

それから、耳を回すのも、顎を出すのにいいですよ。

「耳たぶ回し」のことですね。

(参考:エステティシャンに聞く耳たぶ回しについて

耳たぶ回しが、どうして顎を出すのにもいいんですか?

耳たぶ回しは、硬くなっている筋肉をゆるめことができます。

それによって、血行も良くなって代謝が上がりますし、リンパの流れも良くなって老廃物を流せます。

それで、顎のむくみの解消にもなるんですね!

首の付け根のホットタオルで顎を作る

後は、後ろの頭蓋骨と首のつなぎ目あたりに、「天柱(てんちゅう)」というツボがあります。

天柱の周りの筋肉が硬くなると、お顔が横に引っ張られてしまいます。

そうすると、顎もなくなってきますね…。

はい、それに、口周りに歪みも出やすくなります。

ですので、ホットタオルを後ろの首の付け根あたりに当ててあげるのもいいです。

(参考:エステティシャンに聞くホットタオルについて

それによって、筋肉をゆるめて血行を良くすることもできますし、疲れも取れます。

ちなみに、天柱のツボ押しも、顎を出すのに効果的んですか?

そうですね、ツボ押しで筋肉をゆるめることもできますので。

天柱は、頭痛や肩こりに効くツボともいわれているので、ツボ押しは、そういった点でもいいですね。

顎を作る方法

首の付け根にホットタオルを当てる(天柱の周辺の筋肉をゆるめることができる)

口を大きく開閉して顎を作る

咬筋の緊張も、顎がなくなる原因になります。

(参考:小顔専門家に聞く咬筋について

咬筋をゆるめるには、口を大きく開閉するだけでも効果的です。

え、それは、口を大きく開けたり閉じたりするだけでいいんですか(笑)。

はい、大丈夫ですよ(笑)。

ちなみにサロンでは、あまりにも食いしばりの強い方には、それを防ぐために、マウスピースを作ることをすすめたりもしています。

顎を作る方法

口を大きく開閉する(それによって、咬筋をゆるめることができる)

まとめ

今回のインタビューで挙がった、顎を出す方法をまとめます。

1. フェイスラインのツボ押し
2. 耳たぶ回し
3. 首の後ろの付け根にホットタオルを当てる
4. 口を大きく開閉する

「顎がない」と感じるのは、顔の筋肉が硬くなって、体内のめぐりが悪くなることからむくみが起こり、それによって顎のラインがぼやけてしまうのが、原因のひとつです。

そのため、顎を出すには、筋肉をゆるめてあげることが大切といえそうです。

河井先生もおっしゃっていましたが、顎のむくみがほんの1~2mm取れるだけで、顔の印象は変わってきます。

「顎がない…?」と気になったときは、まずは筋肉をゆるめることを意識してみてはいかがでしょうか?

* 2018年3月27日に公開した『「顎がない?」のを改善!顎を作る6つの方法とは?セラピストに聞く』を再編集しました。