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顔の筋肉をほぐす小顔マッサージ!6つの手順で行う方法とは

本日のキレイの先生

高島 梨紗 先生

顔の筋肉をほぐす小顔マッサージ!6つの手順で行う方法とは

「キレイの先生」編集部です。

このサイトではこれまで、小顔マッサージについて、何回か取り上げてきました。

小顔マッサージには、大きくふたつのアプローチがあると思います。

ひとつは「リンパ」、もうひとつは「筋肉」にアプローチする方法です。

今回は、顔の筋肉をメインにアプローチしていく小顔マッサージを、取り上げます。

美容家の高島 梨紗 先生に、取材させていただきました。

小顔になるには、顔のどんな筋肉にアプローチすると良いのでしょうか?

それには、どんなマッサージの方法があるのでしょうか?

高島 先生に教えていただきました。

目次

顔の筋肉とたるみ

小顔マッサージの効果とは

小顔マッサージの方法
・1. 前頭筋をほぐすマッサージ
・2. 眉毛のマッサージ
・3. 眼輪筋のマッサージ
・4. 小鼻のキワから耳の下に流す
・5. 顎から耳の下に流す
・6. 耳の下から鎖骨に流す
・小顔マッサージの方法

まとめ

本日のキレイの先生

美容家

高島 梨紗 先生

「キレイの先生」編集部

顔の筋肉とたるみ

高島 先生、よろしくお願いします。

今回は、小顔マッサージについて教えていただきたいと思います。

本日お教えいただく小顔マッサージは、筋肉にアプローチする方法とのことです。

顔がたるんだり大きくなったりするのは、顔の筋肉が関係しているのですか?

はい、顔の筋肉が関係しています。

筋肉は、加齢によって衰えていきます。

若いときは、(筋肉が)張っていますが、年をとるにつれてゆるんできて、重力によって落ちていきます。

それが、顔のたるみにつながっていくのですね。

顔のどんな筋肉が、たるみなどに関係しているのでしょうか?

顔には、たくさんの筋肉がありますが、そのすべてが関係しているといえます。

その中でも、目の周りにある「眼輪筋(がんりんきん)」や、顔のサイドにある「側頭筋(そくとうきん)」、おでこにある「前頭筋(ぜんとうきん)」などが代表的で、たるみに大きく関係しています。

顔の筋肉のイメージ

眼輪筋・側頭筋・前頭筋は、どんな役割のある筋肉なのでしょうか?

眼輪筋は、目を動かしてまばたきする筋肉です。

眼輪筋について

眼輪筋は、「表情筋(表情を作る筋肉)」のひとつです。眼輪筋が衰えると、目のたるみなどの原因にもなります。下の記事でも紹介していますが、眼輪筋を鍛えることで、目をパッチリと大きくすることにもつながります。

側頭筋は、顎を引っ張り上げる筋肉で、この筋肉がたるんでくると、ほうれい線などにもつながってきます。

側頭筋について

側頭筋は、「咀嚼筋(そしゃくきん・咀嚼するときに使う筋肉)」のひとつです。側頭筋で顎を引き上げることによって、咀嚼することができます。

前頭筋は、おでこにある筋肉で、たるむと、横じわなどの原因になります。

物事を考えたりするとき、脳の前頭葉(ぜんとうよう)という場所が使われるのですが、そこをよく使う人は、前頭筋が凝り固まりやすいです。

小顔マッサージの効果とは

小顔マッサージで、顔の筋肉にアプローチするというのは、どういうことなのでしょうか?

マッサージで、顔の筋肉をやわらかくして張りを良くして、血液やリンパの流れを良くします。

リンパについて

リンパは、血管と同じように、全身に張り巡らされていて、体内の老廃物を回収して排出する役割があります。リンパの流れが悪くなると、老廃物を排出できずにたまって、むくみなどの原因になります。

つまり、顔の筋肉のコリを、マッサージでほぐしていくということですね。

顔の筋肉が凝り固まるのは、どんなことが原因になりますか?

ひとつは、加齢です。

(筋肉が)重力によって押されて(下がり)、血液やリンパなどの流れも悪くなります。

また、日本人はあまり感情を表に出さない人が多いと思いますが、顔を動かさないでいることも、筋肉のコリにつながります。

表情筋を動かさずにいると…

例えば、身体の筋肉も、使っていないと衰えていくと思います。顔の表情筋も、同じです。下の記事でも紹介していますが、表情が乏しくて顔を動かしていないと、表情筋が衰えたり、凝り固まったりする原因にもなります。

特に現代社会は、スマホやパソコンをみているときは無表情でいることが多く、表情筋が衰えたり凝り固まったりしやすいといえそうです。

後は、食いしばりの癖などによっても、咀嚼筋が凝り固まるといいますね。

はい、そうですね。

咀嚼筋のコリ

例えば、身体の筋トレで、筋肉を使って負荷をかけると、筋肉が固くなると思います。顔の筋肉にも、同じことがいえ、使い過ぎはコリの原因になります。

特に、咀嚼筋は、固い食べ物を噛み砕くことができるように、とても力の大きい筋肉です。そのため、下の記事でも紹介していますが、食いしばりや、歯ぎしりの癖があると、咀嚼筋が凝り固まる原因にもなります(無意識の内に、そのような癖があって、咀嚼筋が凝り固まっている人も多いといいます。私自身も、食いしばりの癖があったことを、エステサロンの先生方に取材するようになって気付きました)。

小顔マッサージの方法

では、小顔マッサージの方法を教えてください。

1. 前頭筋をほぐすマッサージ

まずは、おでこから行います。

顔の筋肉をほぐす小顔マッサージ1.

このマッサージは、前頭筋をほぐすことにつながります。

2. 眉毛のマッサージ

次は、眉毛を、こめかみの方に流していくようにマッサージします。

顔の筋肉をほぐす小顔マッサージ2.

このマッサージは、「皺眉筋(しゅうびきん・眉毛のところにある眉毛を動かす筋肉)」をほぐすのに良さそうですね。

3. 眼輪筋のマッサージ

次は、目の周りをクルクルと回すようにマッサージします。

顔の筋肉をほぐす小顔マッサージ3.

これは、眼輪筋をほぐすのに良さそうです。

4. 小鼻のキワから耳の下に流す

次は、小鼻のキワから、耳の下に流していきます。

顔の筋肉をほぐす小顔マッサージ4.

このマッサージは、どんな効果があるのでしょうか?

頬骨の下のキワは、老廃物のたまりやすい場所です。

それを流すことに、つながります。

また、頬骨の下にはツボもあるので、そこを刺激することもできます。

頬のマッサージの効果

下の記事でも紹介していますが、頬骨のキワに老廃物がたまると、頬骨が前に出ているようにも見えてしまいます。

そのため、頬骨のキワの老廃物を流すことで、頬骨を引っ込める(そのように見える)ことにもつながります。

5. 顎から耳の下に流す

次は、顎から、耳の下に流していきます。

顔の筋肉をほぐす小顔マッサージ5.

これは、リンパを流していくのですね。

耳の下に流す

耳の下には、「耳下腺(じかせん)リンパ節」という器官があります。リンパ節は、リンパが集まって、老廃物をろ過する役割があり、リンパの「出口」ともいえる場所です。

顔のリンパは、耳下腺リンパ節が出口になっています。マッサージで耳の下に流していくのは、その出口に向かって、リンパを流していくということです。

6. 耳の下から鎖骨に流す

最後は、耳の下から、鎖骨に流していきます。

顔の筋肉をほぐす小顔マッサージ6.

鎖骨に流す

下の記事でも紹介していますが、鎖骨は、全身のリンパの最終的な出口です。顔のリンパも、耳の下(耳下腺リンパ節)を通って、最後は鎖骨へと流れていきます。

小顔マッサージは、リンパの最終的な出口に流して終わります。

小顔マッサージのポイント

小顔マッサージを行うおすすめのタイミングはありますか?

お風呂上がりなど、体温が上がっている状態で行うのがおすすめです。

体温が上がっていると、体内の循環も良くなっています。

それに、体温が上がっていると、筋肉もゆるみやすそうです。

小顔マッサージは、何か付けて行った方が良いのでしょうか?

そうですね。

滑りが欲しいので、素手で行うよりも、クリームやオイルを付けて行いたいです。

もしくは、(スキンケアで)クリームを塗った後に行うのも良いと思います。

小顔マッサージは、どのくらいの力で行うと良いでしょうか?

自分で「気持ちが良いな」というくらいの力です。

ただ、目の周りは、皮膚が薄いので、自分で思っているよりも弱く(マッサージを)行うことをおすすめします。

まとめ

高島 先生に教えていただいた小顔マッサージは、顔の筋肉と、リンパにアプローチする方法です。

おでこの筋肉(前頭筋)をほぐすことからスタートして、最後は、リンパを鎖骨へと流していきます。

顔の上半分は筋肉をほぐし、下半分はリンパを流していくようなイメージでしょうか。

1. 前頭筋をほぐすマッサージ(筋肉をほぐす)

2. 眉毛のマッサージ(筋肉をほぐす)

3. 眼輪筋のマッサージ(筋肉をほぐす)

4. 小鼻のキワから耳の下に流す(リンパを流す)

5. 顎から耳の下に流す(リンパを流す)

6. 耳の下から鎖骨に流す(リンパを流す)

「顔のたるみが少し気になるな…」というときは、この小顔マッサージをお試しになってみてはいかがでしょうか?

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