美容のスペシャリストが教えるキレイ

小鼻の毛穴ケアの方法!エステ員の教える洗顔方法などのポイント7つ

本日のキレイの先生

菊池 江美子 先生

今回のテーマは、「小鼻の毛穴」についてです。

北海道旭川市 たるみ専門ハーブフェイシャルサロン ラーガ の菊池 江美子 先生にインタビューさせていただきました。

小鼻は油が多くて、毛穴も開きやすいですし黒ずみも起こりやすいです。

ただ、小鼻の毛穴が気になる場合でも、クレンジング・洗顔を一生懸命行うことは逆効果になるといいます。

それよりも、正しい方法でクレンジング・洗顔を行い、スキンケアできちんと保湿することが大切だそうです。

小鼻の毛穴ケアの方法について、菊池先生に教えていただきました。

目次

小鼻の毛穴開きや黒ずみの原因
・小鼻は皮脂分泌が多いため毛穴悩みが起きやすい
・間違った洗顔方法や肌の乾燥などが原因に

小鼻の毛穴ケアのポイント
・クレンジング・洗顔で小鼻を洗いすぎない
・小鼻の毛穴ケアにもスキンケアでの保湿は大事
・便秘や鼻を触る癖などに気を付ける
・小鼻の毛穴を綺麗にするにおすすめのサロンケアとは

編集部の選ぶ小鼻の毛穴ケアにおすすめの化粧品

まとめ

小鼻の毛穴開きや黒ずみの原因

菊池先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「小鼻の毛穴」についてです。

先生のサロンのお客様にも、小鼻の毛穴を気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、いらっしゃいますよ。

小鼻以外のお肌は毛穴が小さくて目立たないのに、小鼻は毛穴が開いて目立つというお悩みも多いです。

小鼻は皮脂分泌が多いため毛穴悩みが起きやすい

小鼻は、どうして毛穴悩みが起こりやすいんでしょうか?

毛穴は、部位によってタイプが違います。

鼻の毛穴は、他の場所と比べて皮脂腺(ひしせん・毛穴の中にある油を分泌する器官)が多いです。

また毛穴は元々、毛が生える場所です。

ただ鼻の毛穴は、毛そのものよりも皮脂腺のほうが発達していて、毛が強く育つというよりも、油を出す機能のほうが強くなっています

小鼻の毛穴は皮脂腺が多くて、しかも油を出す機能が強い、だから小鼻は皮脂の分泌が多いんですね…。

それによって、小鼻はどんな毛穴悩みが起こりやすいんですか?

ひとつは、毛穴開きです

たしかに皮脂分泌が多ければ、毛穴も開きやすいです…。

それに、脂浮き(あぶらうき)も起こりやすいです。

脂浮きとは、何ですか?

皮脂分泌が多いことから、お肌が脂っぽくなってテカテカするような状態のことをいいます。

そうすると、ファンデーションを付けてもよれやすくもなりますよね。

他に、小鼻で起こりやすい毛穴悩みはありますか?

毛穴に皮脂が詰まって白くポツポツしたり、毛穴自体が黒くなったりする方もいらっしゃいます。

小鼻の黒ずみで「いちご鼻」といったりしますもんね。

はい、ちなみに毛穴の黒ずみは、毛穴の開きから影になって、毛穴が黒くみえるケースもあります。

影が、毛穴の黒ずみにみえる場合もあるんですか(笑)!?

はい、それから小鼻にはあまりみられませんが、産毛(うぶげ)によって毛穴が黒くみえる場合もあります。

小鼻の毛穴悩み

・皮脂の分泌が多いことによる毛穴開き
・脂浮きによって化粧ノリが悪くなる
・毛穴の皮脂詰まりや黒ずみ(毛穴開きから黒ずみにみえる場合も)
など

間違った洗顔方法や肌の乾燥などが原因に

小鼻の毛穴悩みは、年齢も関係するんですか?

一般的には、赤ちゃんや幼児期は、毛穴はそれほど大きくありません。

それが、10代くらいから毛穴が目立つようになってきます。

そして、思春期を迎えるあたりから毛穴のことが気になり始めることが多いように思えます。

特に皮脂分泌の多い20 代までは、毛穴に角栓(かくせん・毛穴に詰まった皮脂や角質などが固まったもの)が詰まって、お肌がザラザラしやすい傾向があります。

そうすると30代以降は、小鼻の毛穴悩みは出づらくなるんでしょうか?

いえ、そういったわけではありませんよ。

普段のお手入れによる影響もあります

例えば、若いときから毛穴パックで汚れを無理やり剥がすようなことを行っていると、お肌を傷つけてしまって、年齢とともにたるみが表れやすいです。

それによって、毛穴も楕円形に広がって目立ってくるような場合もあります。

それにクレンジング・洗顔で、メイクやほこりなど汚れをきれいに落とし切れていないと、それが毛穴に詰まってしまいます。

それによって毛穴をさらに開かせてしまいますし、汚れが空気に触れて酸化すると、黒ずみの原因にもなります。

そうすると、間違ったスキンケア方法が、小鼻の毛穴悩みの原因になるといえそうですね。

他に、小鼻の毛穴悩みの原因になることはありますか?

お肌のオイルコントロールがうまく行えていないことも関係してきます。

若いときは、皮脂分泌の多さから毛穴に皮脂が詰まって、毛穴が目立ちやすいです。

ただ年を重ねると、お顔の乾燥から皮脂が出て毛穴悩みが起こるケースのほうが増えます。

お肌の乾燥によって皮脂が出ても、毛穴の小さい場所でしたらバランスが取れる取れるかもしれません。

ただ鼻は、皮脂腺が多い場所です。

ですので皮脂が過剰に出ると、特に鼻は角栓もできやすいですし、脂浮きが起こりやすくなります。

後は、お顔には身体の不調が表れます。

鼻は、肺と腸の反射区とされています。

ですので腸の調子が悪いと、鼻もトラブルが起きやすいです。

例えば便秘のときに、鼻の毛穴詰まりが起こったりするケースもあります。

小鼻の毛穴悩みの原因

・10代~20代は皮脂分泌が多く毛穴悩みが起こりやすい
・毛穴パックの影響で年齢とともに毛穴のたるみが起こる
・クレンジング・洗顔で汚れを落とし切れずに黒ずみなどが起こる
・肌の乾燥によって皮脂分泌が増えて毛穴悩みに
・腸の不調などが毛穴の状態にも影響する
など

【編集部補足】乾燥による毛穴悩み

皮脂は、肌表面で汗などの水分と混ざり合って天然の保護膜「皮脂膜(ひしまく)」を作ります。
皮脂膜は、皮膚の水分が蒸発しないように防ぐ役割などがあります。
そのため肌の水分が不足していると、乾燥を防ぐために皮脂分泌が増える場合があります。
それが、小鼻の毛穴悩みの原因になる場合もあります。

小鼻の毛穴ケアのポイント

クレンジング・洗顔で小鼻を洗いすぎない

小鼻の毛穴を綺麗にするのに、クレンジング・洗顔でのポイントはありますか?

皮脂の分泌が多くて毛穴が詰まっているときは、オイルクレンジングがいちばん汚れを取れるイメージがあるのではないかと思います。

たしかにそうなのですが、30代以降の毛穴悩みは、お肌の乾燥による場合も多いです。

そうすると、オイルクレンジングでは、必要な皮脂まで取りすぎてしまいがちです。

クレンジング料の中でも、オイルクレンジングは洗浄力が強いといいますもんね。

はい、そこからお肌の乾燥を招く原因にもなりかねません。

それにオイルクレンジングは、最後きれいに洗い流すことができればいいのですが、オイルですので水で落とし切れない場合もあります。

そうすると、その汚れが毛穴に詰まってしまったりします。

ですのでサロンでは、ジェル状やクリーム状のクレンジング料をおすすめしています

小鼻の毛穴悩みを改善するのにも、洗浄力の強いクレンジング料をつかえばいいわけじゃないんですね…。

そうすると、小鼻の毛穴悩みには、ジェルやクリームタイプのクレンジング料で一生懸命洗ってケアすればいいんですか?

いえ、そういうわけでもありませんよ(笑)。

例えばクレンジングは、基本的に30秒で行っていただきたいです。

クレンジング料は、メイク汚れをなじませるために、界面活性剤(水分と油分を混ぜ合わすための材料)が使われています。

界面活性剤は、お肌への負担になります。

ですので、長時間のクレンジングは避けていただきたいですし、クレンジングマッサージするのもおすすめしません。

小鼻の毛穴ケアに、洗顔でのポイントはありますか?

洗顔は、しっかりと泡立てて行います

洗顔にも界面活性剤が使われていますから、Tゾーンの小鼻・顎(あご)・おでこ以外は、泡を乗せるだけでも十分です。

皮脂分泌の多い小鼻は、ゴシゴシと強くこすらずにクルクルと優しく円を描くように洗ってあげるといいですよ。

後は、ご自身の肌質に合わせて見極めて洗顔を行っていただきたいです。

例えばお肌が乾燥している場合は、朝晩しっかり泡洗顔する必要はありません

お肌の乾燥が激しい状態で朝も泡洗顔を行うと、必要な皮脂を落としすぎてしまいます。

そうすると、さらにお肌の乾燥を招き、余計に皮脂が分泌して毛穴を開かせてしまう原因になります。

他に、小鼻の毛穴を綺麗にするのに、クレンジング・洗顔でのアドバイスはありますか?

クレンジング・洗顔は、熱いお湯を使ったりシャワーで一気に洗い流したりする方もいらっしゃいます。

ただ、熱いお湯では皮脂を余計に取りすぎてしまいますし、シャワーはお肌への刺激が強いです。

クレンジング・洗顔後は、人肌くらいの温度のぬるま湯でお顔をすすぐようにしましょう。

それで、小鼻のキワは洗い残しが起きやすいので気を付けてください

ちなみにそれは、顎のくぼみや髪の毛の生え際にもいえることです。

小鼻の毛穴ケアの方法

【クレンジング・洗顔のポイント】
1. クレンジングは、ジェルやクリームタイプのクレンジング料などで30秒以内に行う(クレンジングでマッサージすることも避ける)
2. 洗顔はしっかりと泡立てて、クルクルと優しく円を描くように小鼻を洗う(ちなみにTゾーン以外の場所は泡を乗せるだけで大丈夫)
3. クレンジング・洗顔後は、人肌くらいのぬるま湯で、小鼻のキワに洗い残しができないように優しくすすぐ
など

小鼻の毛穴ケアにもスキンケアでの保湿は大事

小鼻の毛穴ケアには、スキンケアでの保湿も大事なんですか?

はい、もちろんです。

それには、スキンケア方法でのアドバイスはありますか?

皮脂の分泌が多いときでも、スキンケアを化粧水だけで終わらせることはおすすめしません

皮脂分泌が多いときはスキンケア化粧品のべたつきが気になりやすいですが、それでも乳液やクリームも付けたほうがいいんですね。

はい、お肌の乾燥によっても皮脂分泌は増えやすくなりますので。

特に秋冬から春にかけては、お肌が乾燥しやすいシーズンですので、乳液とクリームの両方をお使いになることをおすすめします。

他に、小鼻の毛穴ケアでスキンケアのアドバイスはありますか?

ビタミンC配合のスキンケア化粧品を取り入れるのもいいですね。

たしかビタミンCは、毛穴ケアにもいいんですよね?

はい、ビタミンCは毛穴の引き締めにもいいです。

それに、コラーゲン(皮膚の弾力成分)を作るのにもビタミンCは必要ですし、美白作用もありますね。

小鼻の毛穴ケア

【スキンケアでの保湿など】
4. スキンケアは乳液やクリームで仕上げて保湿する
5. ビタミンC配合のスキンケア化粧品を取り入れる
など

  • 毛穴レス効果を美容サロン経営者が絶賛した洗顔後ミルク!

    キレイの先生 ブースターミルク
    うるおいが肌奥まで引き込まれ、肌がキュッと締まり毛穴レスに!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

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便秘や鼻を触る癖などに気を付ける

小鼻の毛穴を綺麗にするのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

まずは、便秘にも気を付けていただきたいです。

先程のお話では、鼻は、肺や腸の反射区とのことでした。

はい、腸の汚い方は、鼻の毛穴も汚いことが多いです。

後は、鼻をよくかんだり触ったりする癖があると、そこから鼻の毛穴が目立ちやすくなるような場合もあります。

ですので、そういったところに気を付けるようにしましょう。

小鼻の毛穴ケア

【生活習慣で心がけたいこと】
6. 便秘などに気を付ける
7. 鼻をかんだり触ったりする癖に気を付ける
など

小鼻の毛穴を綺麗にするにおすすめのサロンケアとは

ちなみに先生のサロンでは、小鼻の毛穴ケアにはどんな施術が効果的なんですか?

小鼻の毛穴悩みには、定期的に古い角質(皮膚表面の古くなった肌細胞)を除去するケアと、開いた毛穴を目立たなくするケアが必要です。

そこで当サロンでは、「ピーリング(余分な角質を取り除くケア)」をおすすめしています。

ピーリングで定期的に角質を除去することで、皮脂詰まりを防ぐこともできます。

それに、お肌のターンオーバー(皮膚の新陳代謝)が遅れると、毛穴の開きにもつながります。

ですので、毛穴ケアにも、お肌を定期的に生まれ変わらせることは大切です。

ピーリングは、通常の洗顔よりもその生まれ変わりを促すことができます。

また、お肌にハリ・弾力をもたらすコラーゲンやエラスチンが減少してくると、お肌がたるんで毛穴が目立ちやすくなります。

ピーリングは、コラーゲンなどの生成にも役立ち、お肌を下から持ち上げるようなスプリング効果で、お肌をふっくらさせて毛穴が目立ちづらくなります。

ちなみに当サロンでは、ハーブを使ったピーリングを行っています。

刺激の強いケミカルピーリングではないので、1週間から2週間にいちど受けることも可能で、老化した毛穴にもおすすめのケアです。

編集部の選ぶ小鼻の毛穴ケアにおすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、菊池先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、小鼻の毛穴ケアにおすすめの化粧品をご紹介します。

毛穴レス効果を美容サロン経営者が絶賛

「うるおいが肌奥まで引っ張られて、毛穴が日に日にキュッと引き締まっていきました!」

美容サロン経営者がそう話したのが、「キレイの先生 ブースターミルク」です。

ブースターミルクは、洗顔後すぐに付けるミルクで、このサイトに登場した数十名の美容家の先生方に協力いただき開発しました。

その開発協力者のおひとり、サロン結香 の矢澤 ともみ 先生の感想をご紹介します。

肌が乾燥していると、毛穴も涙型に広がりやすくなります。

ブースターミルクで肌が水分をうまく抱え込めるようになって、気になっていた毛穴も日に日にキュッと引き締まっていきました

それはブースターミルクで、スキンケアの保湿力がアップするのが大きいですよね。

ブースターミルクのあるなしでは、化粧水を付けたときの保湿感が全然違います(笑)。

ブースターミルクを付けると、その後の化粧水が、乾いたスポンジに水分が入っていくみたいに肌奥までギュッと引っ張られていくことを感じます!

それに、化粧水後しばらくそのままでいても、乾燥をほとんど感じませんでした。

それからもうひとつ驚いたのが、このテクスチャーです。

ミルクの予想を裏切るみずみずしさで(笑)、べたつきもないので使いやすいです!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

商品概要

キレイの先生 ブースターミルク

美容サロン経営者がくすみ・ごわつきにも絶賛した「キレイの先生 ブースターミルク」は、洗顔後の最初に使用するミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌奥まで引き込んで、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がうるおいを抱き込んで放しません。
定期購入のお申込みで初回50%OFFでお試しいただけ、配送回数の制限もありません。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円
●定期初回価格:税別1,490円


毛穴におすすめのクレンジング

D.U.O ザクレンジングバーム

肌に摩擦をかけずしっとりと洗えながら毛穴のざらつきもツルン!

@コスメの2部門のランキングで第1位を獲得し、累計の販売数が400万個を突破した「新感覚のとろけるクレンジング」です。
独自技術のナノマトリクス構造で、肌の上でバームがとろけて、肌のすみずみまで汚れを落としながら31種類ものエイジングケア成分が肌に浸透していき、ダブル洗顔不要です。

●内容量:90g
●通常価格:税別3,600円

美容家の感想

肌摩擦なく洗える優しさ!しっとり感がありつつも毛穴のざらつきがなめらかに!

バームが肌の上でとろけてクリームのような質感に変わり、摩擦をかけずにお化粧を落とせるのがすごくいいです。それは、クレンジングでいちばん大事なことで、肌への優しさが感じられます。洗い上がりはしっとり感がありつつも、毛穴詰まりがやわらかくなって、小鼻のざらつきがツルンとしてなめらかさも出ました!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

美容のプロが毛穴クレンジングを比較しました

毛穴悩みには、クレンジングで汚れをきちんと取ることも大切ですが、肌のうるおい成分を取りすぎないことにも気を付ける必要があります。
美容のスペシャリストの先生方にクレンジングをお試しいただき、そのバランスの良い商品をまとめましたので、下の記事も合わせてご覧になってみてください。

まとめ

小鼻は、皮脂腺が多く皮脂分泌が多いため、毛穴が開きやすいですし黒ずみも起こりやすいです。

間違ったクレンジング・洗顔方法によっては、たるみ毛穴も起こります。

ただ、小鼻の毛穴を綺麗にするのにも、クレンジング・洗顔を一生懸命行うことは逆効果になるといえそうです。

それよりも、正しい方法でクレンジング・洗顔を行って、スキンケアできちんと保湿することが、小鼻の毛穴ケアにも大切ですよ。

* 2018年7月31日に公開した『小鼻の毛穴をきれいに!毛穴開きや詰まりの解消法10個をプロに聞く』を再編集しました。

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