今回のテーマは、「肌のたるみ」です。
東京都渋谷区 プライベートエステサロン フルリール の渡邊 知子 先生にインタビューさせていただきました。
肌のたるみは、乾燥やハリの低下などによって起こります。
そのため、そのたるみを改善するには、まずはスキンケアでの保湿が大切になります。
今回渡邊先生には、肌のたるみを改善するためのスキンケア方法などのアドバイスをいただきました。
目次
肌のたるみの原因
・肌の乾燥やハリ低下などでたるみが起こる
・紫外線やお手入れ不足などが原因に
肌のたるみを改善する方法
・スキンケアで保湿しながらのツボ押しなどもおすすめ
・クレンジング・洗顔は優しく行い汚れはきちんと落とす
・生活習慣を整えて紫外線対策も大事
・肌のたるみにおすすめのサロンケアとは
肌のたるみの原因
渡邊先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「お肌のたるみ」です。
先生のサロンのお客様にも、お肌のたるみを気にされている方はいらっしゃいますか?
はい、当サロンは40~50代以上のお客様が多いのですが、ほとんどの方がお顔のお悩みとして「たるみ」を挙げられます。
お肌のたるみで、見た目の印象も変わると思います。
そうですね、やっぱり老けた印象になってしまいますよね…。
お客様も、昔の写真と比べるとお顔が全体的に下がったとおっしゃることが多いです。
それに、お肌のたるみで、疲れた印象も与えやすくなります。
ちなみにお肌のたるみは、顔のどんな場所に出やすいですか?
たるみは、お顔全体に出ます。
ただその中でも、頬のあたりやまぶた・目元などに出ることが多いですね。
肌の乾燥やハリ低下などでたるみが起こる
お肌のたるみは、何から起こるんですか?
まずは、お肌の乾燥やハリの低下が関係します。
お肌が乾燥すると、お肌のバリア機能(外部の刺激から皮膚を保護する働き)が下がります。
それによって、お肌は紫外線などの外的なダメージを受けやすくなります。
そうすると、お肌内部の「コラーゲン・エラスチン(皮膚の弾力成分)」にもダメージを与えてしまいます。
それから、骨や筋肉の衰えも、お肌のたるみに関係してきます。
え、骨と筋肉がお肌にも関係するんですか!?
はい、骨は、年齢とともに骨密度(こつみつど)も下がります。
そうすると、皮膚を支えきれなくなって、お肌のたるみも起こりやすくなります。
例えると、骨が縮むことで、皮膚との間に隙間ができるようなイメージです。
同じような理由で、筋肉の衰えによっても、お肌のたるみは起こりやすくなります。
ちなみにお顔の筋肉は、頭皮の状態にも影響を受けます。
疲れている方は、頭皮が硬くなっていることが多いです。
そうすると、お顔と頭はつながっていますので、それによってお顔の筋肉も硬くなって弾力が低下します。
そこから、お肌のたるみにつながるケースもあるんですね…。
はい、そうですね。
いまのお話をお聞きすると、お肌のたるみは、お肌だけに原因があるわけじゃないんですね。
そうですね、お肌のたるみは、複合的な原因が考えられます。
肌のたるみの原因
・肌の乾燥やハリの低下
・年齢などによる骨や筋肉の衰え
など
紫外線やお手入れ不足などが原因に
お肌のたるみは、年齢も関係するんですよね。
そうですね、年齢とともにお肌の乾燥は進みますし、ハリも低下します、骨密度も下がって筋肉も衰えます。
それに、女性ホルモンの減少も影響しますね。
女性ホルモンは、お肌のハリやツヤにも大きな影響を及ぼしますので。
ですのでお肌のたるみは、早い方ですと30代半くらいから気になり始めて、40代になると、ほぼ皆さまが気にされるようになりますね。
日々の生活習慣で、お肌のたるみの原因になることはありますか?
特に大きいのが、紫外線の影響です。
先程のお話でも、紫外線は皮膚の弾力成分にもダメージを与えるとのことでした。
はい、紫外線は、無意識の内に浴びていることも多くあります。
例えば、日当たりの良い部屋で、窓辺で仕事するのもそうですね。
それに、紫外線対策ができていない状態で洗濯物を干すこともあるでしょう。
一回一回の紫外線を浴びる量は少なくても、そうしたことが積み重なると、紫外線の影響も大きくなりますね。
塵(ちり)も積もれば山となる、ですね…(苦笑)。
他に、お肌のたるみの原因になることはありますか?
スキンケアで保湿を怠(おこた)っていてお肌を乾燥させてしまうことも、たるみの原因になります。
それから、メイクは毎日きちんと落とすことが大切です。
それを、メイクを落とさないまま寝てしまうと、特にお肌へのダメージは大きいです。
後は、睡眠不足や食生活の乱れも良くありませんし、お肌はストレスの影響も強く受けます。
ストレスは、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)の乱れにつながります。
そういった生活習慣の乱れも、お肌のたるみの原因になります。
肌のたるみの原因
・加齢による肌・骨・筋肉などの衰え
・紫外線
・スキンケアでの保湿不足
・メイクを落とさずに寝てしまう
・睡眠・食事・ストレスなどの生活習慣の乱れ
など
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肌のたるみを改善する方法
スキンケアで保湿しながらのツボ押しなどもおすすめ
先程のお話では、お肌のたるみは乾燥によっても起こるとのことでした。
そうすると、たるみを改善するには、スキンケアでの保湿も大事なんですよね?
はい、もちろんです。
スキンケア方法でアドバイスはありますか?
まずは基本的なことですが、スキンケア化粧品は、例えば商品に「3プッシュを使う」と記されていたら、その量は守っていただきたいです。
サロンのお客様に話をお聞きしても、少なめに使っている方も多くいらっしゃいます。
私もケチ症なので気を付けます…(苦笑)。
化粧水の付け方は、サロンではコットンをおすすめしています。
ただ、そのコットンも品質にこだわってほしいです。
ザラザラしているコットンは、かえってお肌に負担がかかってしまいます。
コットンは、お肌に優しい上質なものを使用するようにしましょう。
それで、コットンに化粧水を含ませて、お肌にまんべんなく優しく付けてあげます。
そのとき、ゴシゴシとこすらないように気を付けてください。
後は、化粧水の付け方としては、ローションパック(化粧水をパックで付けること)も有効ですね。
それから、スキンケアの最後はクリームなどで仕上げます。
他に、お肌のたるみを改善するのに、スキンケアでおすすめのケアはありますか?
サロンのお客様にもお伝えしているホームケアのアドバイスとして、スキンケアのときに行えるツボ押しがあります。
例えば、小鼻の両脇のところには「迎香(げいごう)」というツボがあります。
迎香は、お肌の生命力アップやシミ・たるみにいいとされています。
そういったツボを、お手入れのついでに押してあげるのもいいですよ。
後は、40代以降になると、お肌の乾燥の進みが早くなります。
そういった方は、スキンケア化粧品を見直して、うるおい効果の高いものに切り替えていくといいですよ。
肌たるみの改善方法
【スキンケアでの保湿方法】
1. スキンケア化粧品は商品の使用量を守る
2. 化粧水は上質なコットンで優しく付けるのがおすすめ
3. スキンケアの最後はクリームなどで仕上げる
4. お手入れのときに迎香などのツボをついでに押す
5. 40代以降は保湿力の高いスキンケア化粧品に切り替えていく
など
たるみケアに美容家がおすすめする洗顔後すぐのミルク!
キレイの先生 ブースターミルク
うるおいが肌奥までギュッと引き込まれ、肌全体がキュッと上がる!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)
キレイの先生 ブースターミルク
うるおいが肌奥までギュッと引き込まれ、肌全体がキュッと上がる!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)
クレンジング・洗顔は優しく行い汚れはきちんと落とす
お肌のたるみを改善するのに、クレンジング・洗顔でのポイントはありますか?
ひとつは、毎日メイクを必ず落とすことです。
メイク汚れの落とし残しがあって、それが酸化すると、お肌の老化を促進させますし、不要な角層(皮膚表面の層)がたまってターンオーバーの乱れにもつながります。
基本的なことですが、クレンジングでメイクをちゃんと落とすということですね。
はい、ただその一方で、洗浄力の強いクレンジング料には気を付けていただきたいです。
例えば一般的には、オイルクレンジングはメイク汚れを落とす力が高いです。
ただ、界面活性剤(本来混ざらない水分と油分を混ぜ合わせるための材料)も多く含まれています。
界面活性剤は、お肌への負担が大きいです。
ですのでクレンジングは、洗浄力の優しいクレンジング料で、メイク汚れをきちんと落とすのがおすすめです。
ちなみにサロンでは、クリームやジェルタイプのクレンジング料をおすすめしています。
それから、クレンジング・洗顔の両方にいえることですが、ゴシゴシとこすらないようにしましょう。
洗顔は、しっかりと泡立ててお顔を泡で包み込み、手と皮膚の間に常に泡があるような状態で洗うことが大切です。
洗顔料を泡立てるときは、チャチャチャッと泡立てるのではなく、少しずつ水を含ませながら泡立てていくと、モコモコの泡を作りやすいですよ。
泡立てるのが苦手な方は、泡立てネットをお使いになってもいいですね。
肌のたるみの改善方法
【クレンジング・洗顔のポイント】
6. 洗浄力の優しいクレンジング料で、メイク汚れをきちんと落とす(そのときはゴシゴシとこすらない)
7. 洗顔は、しっかりと泡立てて、手と皮膚の間に泡がある状態で行う
など
生活習慣を整えて紫外線対策も大事
お肌のたるみを改善するのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?
睡眠やバランスの良い食事といった、基本的な生活習慣も大事ですよね。
それから、日頃から紫外線を防ぐことを意識していただきたいです。
紫外線対策としては、どんなことができますか?
ひとつは、日焼け止めです。
日焼け止めは、例えばレジャーなどのときは「SPF35以上・PA+++以上」の紫外線を防ぐ力の強いものを使用し、普段は「SPF25前後・PA++」くらいのものを使って、用途に合わせて使い分けるといいですよ。
それから、紫外線は目からも入ってきます。
ですので、外出時にサングラスをかけるのも紫外線対策に有効ですし、日傘もお使いになっていただきたいです。
肌のたるみの改善方法
【生活習慣で心がけたいこと】
8. 睡眠や食事などの生活習慣を整える
9. 日焼け止めやサングラスなどで紫外線対策を行う
肌のたるみにおすすめのサロンケアとは
ちなみに先生のサロンでは、お肌のたるみにはどんな施術・ケアが効果的ですか?
お肌のたるみを気にされているお客様には、石膏(せっこう)マスクを使うコースをおすすめしています。
そのコースでは、まずはマッサージをした後に、生薬系の有効成分が配合されたクリームをお顔全体に塗って、その上から石膏を塗っていきます。
石膏は、しばらくすると固まっていくんですよね。
はい、石膏パックは固まりながら温度が上がってくるので、クリームの成分をお肌の奥まで入れ込むことができます。
それは、お肌のたるみには即効性があるんですか?
はい、石膏マスクを外しいただくと、お顔が全体的に上がることを感じていただけやすいですよ。
編集部の選ぶ肌のたるみにおすすめの化粧品
「キレイの先生」編集部です。
ここまでが、渡邊先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。
ここからは、編集部の選んだ肌のたるみにおすすめの化粧品をご紹介します。
美容サロン経営者が肌のリフトアップ感を絶賛
「肌奥まで引き込んだうるおいをうまく抱え込めるようになって、たるみ肌がキュッと上がった!」
美容サロン経営者がそう話したのが、「キレイの先生 ブースターミルク」です。
ブースターミルクは、洗顔後すぐに付けるミルクで、このサイトに登場した数十名の美容家の先生方に協力いただき開発しました。
その開発協力者のおひとり、サロン結香 の矢澤 ともみ 先生の感想をご紹介します。
ブースターミルクで、肌がうるおいをうまく抱え込めるようになって引き締まり、キュッと上がりました!
肌が活発に動き出したような感じというのでしょうか(笑)。
それはブースターミルクで、スキンケアの保湿力がアップするのが大きいですよね。
ブースターミルクのあるなしでは、化粧水を付けたときの保湿感が全然違います(笑)。
ブースターミルクを付けると、その後の化粧水が、乾いたスポンジに水分が入っていくみたいに肌奥までギュッと引っ張られていくことを感じます!
それに、化粧水後しばらくそのままでいても、乾燥をほとんど感じませんでした。
それからもうひとつ驚いたのが、このテクスチャーです。
ミルクの予想を裏切るみずみずしさで(笑)、べたつきもないので使いやすいです!
* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。
商品概要
美容サロン経営者がたるみケアにも絶賛した「キレイの先生 ブースターミルク」は、洗顔後の最初に使用するミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌奥まで引き込んで、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がうるおいを抱き込んで放しません。
定期購入のお申込みで初回50%OFFでお試しいただけ、配送回数の制限もありません。
●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円
●定期初回価格:税別1,490円
まとめ
肌のたるみは、乾燥やハリの低下などから起こります。
そのため、たるみを改善するには、まずはスキンケアできちんと保湿してあげることが大切です。
それには、スキンケア化粧品の使用料を守ることは基本ですし、クレンジング・洗顔は汚れをきちんと落とす必要がありますが、肌に負担がかからないよう優しく行ってあげたいです。
肌のたるみが気になってきたときは、渡邉先生のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?
* 2018年7月19日に公開した『肌のたるみを改善!まず化粧品は推奨量を!13の方法を美容家に聞く』を再編集しました。