美容のスペシャリストが教えるキレイ

乾燥のかゆみを改善する!肌の潤いを取り戻す方法9つを美容家に聞く

本日のキレイの先生

木村 真奈美 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「お肌の乾燥から来るかゆみ」です。

北海道旭川市 スキントリートメントサロン Amber Spa の木村 真奈美 先生にインタビューさせていただきました。

お肌の乾燥が進みすぎていると、かゆみも生じます。

それは、どうしてなのでしょうか?

お肌のかゆみを改善するには、どうしたら良いのでしょうか?

木村先生に教えていただきました。

目次

肌の乾燥からかゆみが起きる?
・乾燥肌の原因

乾燥から来るかゆみを改善するには?
・洗浄力の優しいクレンジング・洗顔を使う
・スキンケアでたっぷり保湿する
・生活習慣で心がけたいこと

まとめ

うるおいが肌奥までギュッと引っ張られる感じがあって、肌がフワフワになって、毛穴もキュッと引き締まりました!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

本日のキレイの先生

スキントリートメントサロン Amber Spa

木村 真奈美 先生

「キレイの先生」編集部

肌の乾燥からかゆみが起きる?

木村先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「乾燥から来るかゆみ」です。

先生のサロンのお客様にも、お肌の乾燥からかゆみの出ている方はいらっしゃいますか?

はい、特にこの4~5月は、「お肌がかゆい」と言ってご来店される方が多かったですね(※取材は5月に行いました)。

そうなんですか!?

はい、北海道は、4~5月くらいから急に日差しが強くなって、雪も溶け出してほこりも舞うようになります。

でも、お肌は、まだ寒い状態からの変化になれていないので、そういった症状が起こりやすくなるのだと思います。

お肌にかゆみを感じるのは、どういうメカニズムなんでしょうか?

お肌を保護しているバリア機能が低下して、お肌の中に外的な刺激が入ってきてしまい、それでかゆみを感じます。

いま「バリア機能」という言葉が出てきましたが、皮膚のバリア機能について説明していただけますか?

まずは、「皮脂膜(ひしまく)」が皮膚表面を皮脂膜が覆い、細菌や化学的な物質から皮膚を保護し水分を逃しにくくしています。

その下には、角質層(皮膚表面の薄い層)があり、そこは、角質(肌細胞)の間を細胞間脂質(さいぼうかんししつ)が埋めるようにして構成されています。

皮膚は、それらの保湿機能があるためパリパリにならず、水分を逃さずに外部刺激から皮膚をバリアすることが、バリア機能になっています。

お肌のバリア機能は、乾燥によっても低下してしまうんですか?

そうですね、例えば、間違ったスキンケアで皮脂膜を取り過ぎてしまうと、お肌は乾燥して角質層が乱れます

角質層は、健康的な状態ですと角質(皮膚表面の肌細胞)がきれいに並んでいるのですが、お肌が乾燥すると、角質がきれいに並ばずにガサガサの状態になります

そうすると、その隙間から外部の刺激がお肌の中に入ってきてしまいます

例えば、PM2.5がお肌に付着してかゆみが出たり、お化粧品に刺激を感じたりする場合があります。

ですので、皮膚を保護する機能をしっかり整えていくことは、とても大事なことです。

乾燥肌の原因

日々のスキンケアや生活習慣で、お肌が乾燥する原因はありますか?

ひとつは、クレンジング・洗顔で大事な皮脂膜を取り過ぎてしまうことです。

それでいて、その後の保湿が足りていない方も多いです。

それから、さっぱりした質感のスキンケア化粧品を好む方も多いですが、それが乾燥につながる場合もあります。

意外とお肌の乾燥を自覚されている方は少なくて、サロンのお客様にも「言われて気が付いた!」という方もいらっしゃいます。

それで、元々お肌が乾燥しているのに、パウダーのファンデーションで油を持っていかれて、さらに乾燥が進むといったこともあります。

それから、お肌の状態は、環境的な要因も大きくて、湿度紫外線の影響によっても乾燥が起こります。

それに、水分摂取の量が少ないことも、お肌の乾燥の原因になりますね。

それは、スキンケアでの保湿ではなく、口から摂る水分のことですか?

はい、お肌のうるおいには、飲む水分も大事ですので。

後は、身体の冷えで血液循環が悪くなっていると、皮膚まで水分まで上がりづらくなります。

ですので、血液循環という点では、運動不足もお肌の状態に関係してきますね。

乾燥から来るかゆみを改善するには

先生のサロンでは、乾燥からかゆみの起きているお客様には、どんな施術・ケアをされていますか?

お肌の炎症を抑えて鎮静して、かゆみを抑えていきます。

当サロンは、アロマも併用しているので、例えば、かゆみを抑えてくれるような精油を使ってトリートメントしたり、鎮静作用のあるマスクをしたりしています。

洗浄力の優しいクレンジング・洗顔を使う

乾燥からかゆみが起きているとき、クレンジング・洗顔で心がけたいことはありますか?

まずは、クレンジング・洗顔で摩擦を起こさないようにすることです。

それから、洗浄力の強くないアイテムをお使いになってほしいです。

例えばクレンジングでしたら、クレンジングクリームなどですか?

そうですね、クレンジングクリームでもいいですし、クレンジングオイルでも、界面活性剤(水分と油分を混ぜ合わせるための材料)が優しめで保湿してくれる成分が入っているものでしたらいいと思いますよ。

洗顔は、毎日石鹸をお使いになっている方は、お肌が硬い印象があります。

洗顔石鹸は、お肌をアルカリ性に傾けますから。

お肌はアルカリ性の状態だと、湿疹やかぶれが起こりやすくなります。

お肌は、弱酸性の状態が理想といいますもんね。

はい、ですので、洗顔石鹸をお使いになるのであれば、洗浄力の強くないものや弱酸性のものをお選びになるのもいいと思います。

そうか、弱酸性の洗顔石鹸であれば、皮膚のpHバランス(ペーハーバランス・酸性とアルカリ性の度合い)も保たれます!

はい、特に乾燥肌の方は、お肌をアルカリ性に傾けると、弱酸性に戻るまでに時間がかかりますので。

それから、洗浄力の優しいフォームタイプの洗顔料をお使いになるのも、ひとつですね。

後は、日本にはあまりないかもしれませんが、クリームタイプの洗顔料もいいですよ。

「泡立てないタイプ」の洗顔料ですね。

はい。

スキンケアでたっぷり保湿する

乾燥からかゆみが起きているときは、スキンケアの保湿も大事だと思います。

そうですね、保湿成分を多く含んだ化粧水でしっかり保湿してあげたいですね。

それから、お肌が乾燥しきってからスキンケアを行うのは良くないので、洗顔後すぐに化粧水を付けて保湿してあげることも大事ですよ。

それは、どうしてですか?

洗顔後にお顔を拭いてから保湿するものを何も付けていないと、お肌の水分はどんどん蒸発してしまいます。

化粧水を、お肌が乾ききってから付けるのと、湿っている状態で付けるのとでは、保湿感がまったく変わってきます。

化粧水は、お肌が乾ききらない内に付けるようにしましょう。

それから、化粧水をコットンで付けてもいいですが、パタパタと長くしすぎない方がいいです。

それは、お肌への摩擦になってしまうからですか?

はい、そうです。

後は、乾燥肌の方には、「ローションパック」も、お肌もキメが整うのでおすすめです。

一日だけじゃ分からないと思いますが、ローションパックを3~5日続けると、お肌のキメが整うことを感じられると思います。

ただ、ローションパックは長くやりすぎると、コットンに水分を持って行かれてしまうので、そこには気を付けてほしいと思います。

(参考:エステティシャンに教わるローションパックのやり方

乾燥肌の方は保湿が必要ですので、化粧水を付けて最後にクリームで仕上げた後、手にお肌が吸い付くくらい保湿力のあるスキンケア化粧品をお使いになってほしいです。

時間が経ってサラサラするお化粧品より、モッチリ感を得られるくらいの保湿をしてあげたいです。

生活習慣で心がけたいこと

乾燥からかゆみが起きているとき、生活習慣で心がけたいことはありますか?

乾燥肌には身体のめぐりを良くすることも大事なので、きちんと入浴して血液循環を促す、ウォーキングなどの軽い運動で酸素を摂り入れる、といったこともおすすめです。

後は、まめな水分摂取を心がけてほしいと思います。

そのときも、冷たい水をたくさん飲むのではなく、常温の水を定期的に飲むようにするといいですよ。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、乾燥から来るかゆみを改善するためにできることをまとめます。

1. クレンジング・洗顔で摩擦を起こさない
2. 洗浄力の強くないクレンジング・洗顔を使う(クレンジングは洗い上がりのしっとりしたもの、洗顔は弱酸性のものやフォームタイプなどもおすすめ)
3. 洗顔後すぐお肌が湿っている状態のときに化粧水を付ける
4. 化粧水をコットンで付けるとはパタパタと長くやりすぎない
5. ローションパックで化粧水を付ける
6. お手入れの後に手がお肌に吸い付くくらい保湿力のあるスキンケア化粧品を使う
7. 入浴する
8. ウォーキングなどの軽い運動を行う
9. まめに水分補給する

乾燥からかゆみが生じているときは、スキンケアでしっかりと保湿してあげることが大切です。

それに加えて、「落とし過ぎない」クレンジング・洗顔を心がけることも大切といえそうですね。

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