村山先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「フォトフェイシャル」です。

フォトフェイシャルは、どんなエステマシンなんですか？

フォトフェイシャルは、コラーゲン（肌の弾力成分）などのお肌に有効な成分を作り出す「線維芽細胞（せんいがさいぼう）」の働きを活性化させる機械です。

たしか線維芽細胞は、コラーゲンもそうですし、エラスチン（肌の弾力成分）も作っているんですよね？

そうですね、繊維芽細胞はエラスチンも生成しています。

フォトフェイシャルは、その線維芽細胞を活性化させることで、お肌にハリやうるおいを与えることができます。

フォトフェイシャルは、どうやって線維芽細胞を活性化させるんですか？

フォトフェイシャルは、特殊な光を当てていきます。

その光は、日光や蛍光灯の光とは違うものなんですよね（笑）？

そうですね（笑）、そういった光とは波長が違います。

その光で、どうして繊維芽細胞を活性化することができるんですか？

お肌の中で光が熱に変換されて、それによって繊維芽細胞に働きかけるようなイメージです。

そうすると、フォトフェイシャルの効果は、その「光」の力によるところが大きいんですね。

はい、そうです。

フォトフェイシャルは、線維芽細胞を活性化させる機械とのことでした。

それによって、どんな効果が期待できるんですか？

フォトフェイシャルを照射した直後から、お肌にハリやツヤ感が出ます。

それに、毛穴が収縮することも、すぐ体感いただけやすいですよ。

フォトフェイシャルは、毛穴ケアにもいいんですか！？

はい（笑）。

それから、翌朝に洗顔するとき、お肌がツルツルになっていることもご実感いただけると思いますよ。

フォトフェイシャルは、特にエイジングケア効果が高そうですね。

はい、おすすめですよ。

ちなみにエイジングケアという点では、フォトフェイシャルの光は、色によっては「黒色」や「赤色」に反応する性質のものもあります。

黒色に反応する…それは、シミにも良さそうです（笑）。

はい、それは、黒色の点を標的にして光を照射しますので、シミにもいいですね。

それから、赤色に反応する光は、血液の色素に反応します。

ですので、赤ら顔にもいいですし、お肌をこすりすぎて毛細血管が目立って赤くなっているような症状にも役立ちます。

フォトフェイシャルは、エイジングケアだけに優れているわけじゃないんですね。

他に、フォトフェイシャルで期待できる効果はありますか？

効果というわけではありませんが、フォトフェイシャルは、ダウンタイム（施術後からお化粧できるまでの時間）のない施術です。

エステの施術の中には、施術後すぐにはお化粧できないケアもありますもんね。

はい、フォトフェイシャルは、施術後すぐにお化粧ができるトリートメントです。

それも、良さのひとつですね。

ちなみに先生のサロンでは、フォトフェイシャルをお受けになったサロンのお客様からは、どんな感想がありますか？

「お肌がツルツルになった」、「毛穴が小さくなった」、「シミが薄くなった」、「お肌全体がトーンアップした」などというお声をいただいています。

後は、お顔の引き締まりを感じたという方もいらっしゃいます。

フォトフェイシャルは、機械をお肌に直接当てるんですか？

それとも、少し隙間を持たせて光を当てるんですか？

それは、機械によるところもあると思いますが、当サロンのマシンは、直接お肌に当てていきます。

フォトフェイシャルは、ジェルやクリームなどの化粧品を付けて行うんですか？

それも、その機械によるところがあります。

当サロンのマシンは、クレンジング・洗顔後の何も付いていないお肌にフォトフェイシャルを当てていきます。

ただ、ジェルなどを付けて行うマシンもありますね。

フォトフェイシャルは「フェイシャル」と付きますから、基本的には顔に使うマシンですよね。

はい、お顔に使っていくものですね。

ちなみに、フォトフェイシャルをボディに使うこともできるんですか？

はい、当サロンでは、バストケアヒップケアなどにもフォトフェイシャルを使用していますよ。

家庭用の美顔器にも、フォトフェイシャルの機能を備えたものもあります。

自宅でフォトフェイシャルをする場合、いつやるのがおすすめですか？

それも、お使いの機械によるところもありますね。

例えば、ジェルなどを付けて行う美顔器の場合は、お手入れの中に取り入れてあげるといいですよね。

そのときは、洗顔後などでしょうか。

それに対して、化粧品を付けずに行う機械でしたら、タイミングはあまり気にしていただかなくても大丈夫ですよ。

自宅でフォトフェイシャルをするときのポイントや注意点はありますか？

フォトフェイシャルは、お肌に熱を与えるトリートメントです。

やりすぎると、お肌が乾燥して疲れやすくなります。

場合によっては、火傷が起こる可能性もあります。

ですので、お使いの美顔器の使用方法に従って、時間や頻度の上限は守っていただきたいです。

サロンでも、フォトフェイシャルの施術は、ターンオーバー（皮膚の新陳代謝）に合わせて月いちどでも十分としています。

家庭用の美顔器は、サロンの業務用の機械と比べるとパワーは低めに抑えられています。

ただそれでも、フォトフェイシャルは毎日やるというよりも、スペシャルケアとして取り入れるほうがいいかもしれませんね。

はい、そうですね。

ちなみに先生のサロンでは、フォトフェイシャルを何に使われているんですか？

「美白コース」や「美肌コース」などの人気コースの一環として、フォトフェイシャルを取り入れていますね。

後は、「バストコース」などにも入っています。

フォトフェイシャルの後は、どんなケアを行っているんですか？

イオン導入（電子の作用で美容成分を肌奥まで浸透させる技術）でお肌に栄養を与えたり、パックなどでお肌を保護したりしていきます。