美容のスペシャリストが教えるキレイ

顔のテカリを抑える!脂性肌を改善するには?美容家に聞く10の方法

本日のキレイの先生

幸ノ美 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「顔のテカリ」です。

東京都自由が丘 ネフェール のメイクアップ講師・美肌づくりアドバイザーの幸ノ美 先生にインタビューさせていただきました。

顔のテカリは、何が原因なのでしょうか?

そして、テカリを抑えて脂性を改善するには、どうすれば良いのでしょうか?

顔のテカリが気になるときのお手入れについて、幸ノ美先生にアドバイスをいただきました。

目次

顔のテカリの原因
・顔のテカリが出やすい年代は?
・乾燥肌から脂性肌に?
・生活習慣で脂性肌の原因になること

顔のテカリを抑えて脂性肌を改善するには
・クレンジング・洗顔は微温湯で行うなど
・朝は水洗顔だけにする
・ローションパックがおすすめ
・化粧水はコットンで付ける
・肌に対して豆腐を扱うように

顔のテカリが気になるときのメイクのアドバイス

まとめ

うるおいが肌奥までギュッと引っ張られる感じがあって、肌がフワフワになって、毛穴もキュッと引き締まりました!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

本日のキレイの先生

メイクアップ講師/美肌づくりアドバイザー

幸ノ美 先生

「キレイの先生」編集部

顔のテカリの原因

幸ノ美先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「顔のテカリ」です。

顔のテカリは、油から来ているんですよね?

そうですね、皮脂腺(ひしせん)から分泌される皮脂(ひし)が多い状態ですね。

顔がテカっていると、周りから見た印象も気になってしまいます…。

そうですね、お顔が脂ぎっていると、やっぱり清潔感がない感じがしてしまいますよね。

それから、皮脂が酸化してくると、お顔もくすんで見えるようになります。

後は、お化粧も崩れやすくなります

(参考:エステティシャンに聞く化粧ノリについて

顔のテカリから肌トラブルが起きることもありますか?

はい、お肌がオイリーな状態ですと、菌が付いて繁殖しやすいので、ニキビや吹き出物が悪化しやすくなります

実際、ニキビでお悩みの方は、オイリー肌の方が多いですよね。

顔のテカリが出やすい年代は?

年齢的に、顔のテカリが出やすい年代はありますか?

1020代の若い方に多いと思います。

若いときは皮脂の分泌が多いといいますもんね。

はい、段々年を取ると、お肌も乾燥に向かっていきますね。

乾燥肌から脂性肌に?

先生は、メイクレッスンの講師をされていますが、生徒さんにも顔のテカリを気にされている方はいらっしゃいますか?

乾燥肌の方と比べると少数ですが、いらっしゃいますよ。

「私、脂性(あぶらしょう)で…」という方は、お顔のテカリやお化粧の崩れなどのお悩みもあるでしょうが、それと同時に、「お肌がガサガサする…」、「カサカサする…」といった方も多いです。

脂性というと、お肌がしっとりしているように思われるかもしれませんが、べたついてはいるけど、お肌自体はガサガサ・カサカサで乾燥している方も多いんですよ。

お肌が乾燥していると、皮脂の分泌が増えるといいますもんね。

乾燥肌で脂性に?

皮脂は、皮膚の表面で汗などの水分と混ざり合って天然の保護膜「皮脂膜」を作ります。皮脂膜は、皮膚の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激から皮膚を守ったりする働きがあります。

そのため、お肌が乾燥していると、皮膚の水分の蒸発を防ぐために皮脂の分泌が増えて、お肌の表面はオイリーでも内側は乾燥している「インナードライ」の状態に傾きやすくなります。

(参考:美容セラピストに聞く「インナードライ」とは

脂性の方は、皮膚のいちばん上の層の角質(かくしつ・皮膚表面の古くなった肌細胞)が厚くなっている方が多いです。

例えば、お顔を洗うときやタオルで拭くとき、スキンケア化粧品を塗るときなどに、お肌へのタッチが強かったりこすったりして、お肌に刺激…摩擦を与えていると、身体は皮膚を守ろうとして角質を厚くしようとします。

角質の水分と油分の含有率で考えたとき、角質が厚くなると、その分体積が増えるわけですから、水分の含有率が下がりお肌が乾燥しやすくなって、油ばかりが出てしまう状態になります。

生活習慣で脂性肌の原因になること

日々の生活習慣やスキンケアで、脂性の原因になることはありますか?

毎日やるクレンジング・洗顔の方法を間違えている方が多いように感じます。

例えば、夜はお風呂でクレンジングする方も多いと思います。

そうですね、お風呂のついでにお化粧を落とせて楽ですよね。

ただ、そのとき、お顔にシャワーをそのままジャーッとすすぐのは、やめた方がいいです

それは、シャワーが、お肌には刺激が強すぎるからですか?

それもありますが、お顔にはお湯を使ってほしくありません

皮膚の表面の皮脂膜は、お肌を守ったりバランスを整えたりする働きをしていますが、お湯でお顔を洗うと、それがごっそりと取られてしまうんですね。

クレンジング・洗顔は「ぬるま湯でやるのがいい」といいますが、それ以上の温度でされている方が多いと思います。

シャワーは、ぬるま湯じゃないですよね。

そうですね…自宅のシャワーの設定温度も、体温より高いです。

それをお顔に当てると、皮膚が悲鳴を上げてしまいます。

クレンジング・洗顔では、自分の皮脂膜を取り過ぎないことも大切にしてほしいと思います。

それから、食事でいうと、赤身ではないお肉や油分の摂り過ぎなども、顔のテカリに影響があると思います。

後は、睡眠不足やストレスなども良くなさそうです。

そうですね、そういったことは、何にでも悪影響を与えてしまいますので、本当に基本的なことですよね(笑)。

顔のテカリを抑えて脂性肌を改善するには

クレンジング・洗顔は微温湯で行うなど

ここまでの話をお聞きすると、顔のテカリを改善するには、クレンジング・洗顔ではぬるま湯を使うことも大切そうです。

はい、お湯を使わないことですね。

自分のお肌よりも冷たい温度のぬるま湯…微温湯(びおんゆ)でお顔を洗ってほしいと思います。

顔がテカっていると、クレンジング・洗顔でさっぱり洗いたくなります。

ただ、皮脂膜を取り過ぎてしまうのも良くないとのことでした。

はい、例えば、クレンジングには基本的に界面活性剤が入っていますが、界面活性剤もピンからキリまであります。

界面活性剤とは

界面活性剤は、性質的に本来混ざらない水分と油分を混ぜ合わすための材料です。

私は、アミノ酸系の界面活性剤の強くないクレンジングをおすすめしています。

アミノ酸系の界面活性剤はどうしたら見分けられますか…(苦笑)?

そうですね…(苦笑)。

界面活性剤の種類はいっぱいあるので、名前を調べるしかないんですが…(苦笑)。

化粧品の成分の本も出ていたりするので、そういったもので調べていただくのが確実だと思いますよ。

界面活性剤という点では、私は、オイルクレンジングはあまりおすすめしていません。

オイルクレンジングは、オイルではないんですよね。

オイルでしたら、お顔をすすいだ後、お肌にズルズルした感じが残ると思います。

でも、オイルクレンジングは、お水ですすぐと、白く乳化して油っぽさがなくなりサラッと落ちます。

それは、界面活性剤による効果です。

お肌に悪影響を及ぼす界面活性剤は、皮下に浸透して細胞に悪さをする可能性があります。

クレンジングの中では、オイルクレンジングは界面活性剤が多く入っているので、私はあまりおすすめしていません。

朝は水洗顔だけにする

顔のテカリを改善するのに、洗顔で心がけられることはありますか?

私は、朝は、水洗顔だけでもいいかなと思っています。

それは、どうしてですか?

夜は、クレンジングをして石鹸洗顔すると思うのですが、それは、メイク汚れだけじゃなくて、ほこりや皮脂などの一日の汚れがすごいので、それを取るために必要です。

ただ、朝は、寝ている間の汚れしかありませんから、それほど汚れてはいません。

そこで洗顔をすると、かえって自分の皮脂まで取り過ぎてしまいそうですね…。

はい、洗顔料で泡立てるための材料にも、界面活性剤が使われています。

朝、いい皮脂膜が出来ていても、界面活性剤でそれを取ってしまってはもったいないです。

皮脂膜は、自分にとって最高のクリームですから。

ですので、朝は、水洗いでいいと思っています。

油を取れば取るほど、お肌は油を出そうとしますから、適度に油を残しておくことも必要です。

実際、朝はお水だけで洗顔されている方は、お肌がきれいですよ。

ローションパックがおすすめ

お肌の乾燥が脂性の原因になる場合もありますから、顔のテカリが気になるときも、スキンケアでの保湿は大事だと思います。

はい、脂性なのにお肌がガサガサしているという方には、「ローションパック」がいいですよ。

お肌に水分をしっかり補給できますので。

油でなく水分による保湿はとても大切です。

フェイスシートやコットンに化粧水を浸して、それをお顔に10分くらい乗せるケアを毎日続けると、皮脂膜のバランスが良くなり、お肌のガサガサした感じがなくなってきます。

特に、朝にローションパックしていただくのがおすすめです。

それは、どうしてですか?

朝にローションパックでお肌をうるおわせることで、日中の外界の刺激から守り、お化粧の乗りも変わってきて崩れにくくなります。

朝はバタバタしている方も多いと思いますが、ローションパックはお顔に乗せておくだけで大丈夫ですので、そのひと手間をかけてあげるのもいいと思いますよ。

化粧水はコットンで付ける

それから、脂性のお手入れにもおすすめしたいのが、化粧水の付け方です。

化粧水は、どうやって付けるのがいいんですか?

化粧水は、手の平で押さえて付ける方が多いと思いますが、コットンで付けてあげるのがおすすめです。

それは、どうしてでしょうか?

コットンで付けると、圧倒的に角質への浸透量が違うんです。

手の平で化粧水を付けるとき、化粧水の量は1~2滴で十分だと思います。でも、コットンに化粧水を付けるときは、10滴くらい必要で、かなりの量の化粧水を使います。

たしかに、使う化粧水の量が全然違いますね…。

はい、手の平で付けるといつまでもお肌がビチャビチャしていますが、コットンで付けると、お顔にひと通り化粧水を付けた後に、コットンを絞っても1滴分が出るか出ないかで、コットンに化粧水はほぼ残っていません。

その分の化粧水は全部、お肌に浸透しているということです。

肌表面はビチャビチャしておらず、お肌はとてもしっとりとうるおっています。

それに、コットンで化粧水を付けるのは、ひんやりとして感触がとても気持ちいいです。

その気持ち良さからも続けやすいと思いますよ。

ちなみに、コットンにも色々な種類があります。

毛羽立たないように表面がメッシュに加工されているものもありますが、そういったものは、あまりおすすめしません。

サイズの小さいものが多いですし、それほど気持ち良くもありません。

おすすめなのは、幅が78cmああって真綿のようにフワッとした大判のコットンです。

私は、そのコットンの真ん中に、縦に化粧水を浸して、それを中指に挟むようにして使っています。

肌に対して豆腐を扱うように

後は、お顔をタオルで拭くときや、スキンケア化粧品を塗るときは、お豆腐を扱うような感じでお肌に接してほしいです。

お豆腐はこすったら崩れてしまうので、そっと扱うと思います。

お肌にもそんな感覚を持っていただきたいです。

それから、睡眠時間をきちんと取るストレスに気を付ける適度に運動をする栄養バランスに気を付ける、といったことも、基本的なことでとても大切です。

食事にしても、人間の身体は食べ物で出来ていて、それはお肌も同じです。

顔のテカリが気になるときのメイクのアドバイス

先生は、メイクレッスンもされていますが、顔のテカリが気になるとき、お化粧で心がけたいことはありますか?

いちばんは、フェイスパウダーの使い方です。

皆さん、お粉の量が少なすぎる方が多いです。

それから、押さえ方も大切です。

お化粧の崩れは、ファンデーションが崩れるということです。

メイクレッスンでも、フェイスパウダーは、簡単にササッと終えられる方が多いのですが、それですと、ファンデーションの上にパウダーが乗っているだけの状態で、奥まで浸透していないため崩れやすいです。

パウダーは、たっぷりの量をしっかりと押さえることで、ファンデーションに吸収されて、それによって、ファンデーションが固定されてお化粧も崩れにくくなります。

フェイスパウダーのパフの面が汚れている方は、パフにファンデーションが付いているということですので、お粉の量が少ない証拠です。

パフにお粉がちゃんと付いている状態で押さえれば、パフにファンデーションが付くこともありません。

フェイスパウダーは、パフにお粉をたっぷりと取ったら、まずは片方の頬にグイグイと押さえます。

それから、またお粉をたっぷりと取って、もう片方の頬にお粉を押さえます。

そして最後は、残りの場所です。

そうやって、フェイスパウダーは、最低3回は押さえたいです。

これだけでも、お化粧の崩れはかなり違ってくると思いますよ。

メイクレッスンの生徒さんも、最初は「フェイスパウダーをこんなにやるんですか!?」と驚かれますが、後から「お化粧が崩れません!」、「夕方まで持ちました!」と感動してご連絡いただくことも多くあります。

それから、フェイスパウダーの質でいうと、サッとお肌になじむ透明感のあるパウダーは、油分が多いことが考えられます。

それに対して、油分の少ないパウダーは、粉っぽくてパサパサした感じはあるのですが、お化粧が崩れにくいので、そういった質からお選びになるのもいいと思いますよ。

ちなみに、ファンデーションとフェイスパウダーが一緒になったパウダーファンデーションは、付けるのは楽ですが、崩れやすいものが多いので、あまりおすすめしていません。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、顔のテカリを抑える方法をまとめます。

1. クレンジング・洗顔はお肌よりも冷たい温度のぬるま湯で行う
2. アミノ酸系界面活性剤で安心なクレンジングを使う
3. 朝は水洗顔だけにする
4. ローションパックで毎日ケアする
5. 化粧水を大判のふんわりしたコットンで付ける
6. お豆腐を扱うような意識をお肌に対して持つ
7. 睡眠時間をきちんと取る
8. ストレスに気を付ける
9. 適度に運動する
10. 栄養バランスに気を付ける

脂性ですと、ついお肌の油分を取ることに意識が向きがちです。

でも、油を取り過ぎてしまうと、かえってまた油が出る原因になります。

顔のテカリを抑えて脂性を改善するには、クレンジング・洗顔で油を取り過ぎないように気を付けつつ、たっぷりと保湿してあげることが大切といえそうです。

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