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シミの予防策14!シミは治りづらいから作らせないこと!美容家に聞く

本日のキレイの先生

渡瀬 英子 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「シミを予防する方法」です。

東京都新宿御苑 プライベートサロン Resalute(リサルーテ) の渡瀬 英子 先生にインタビューさせていただきました。

シミがあると、どうしても老けた印象が強くなってしまいます。

しかも、いちどシミが出来ると、消すのはなかなか大変です。

だからこそ、シミは出来る前に予防することが大切です。

シミを予防するには、どうしたらいいでしょうか?

渡瀬先生にインタビューさせていただきました。

目次

顔のシミで…

シミの原因
・年齢でシミが出来やすくなるのは?
・生活習慣でシミの原因になること

シミを予防するには
・UVケア
・保湿
・角質ケア
・食べ物
・生活習慣

まとめ

本日のキレイの先生

プライベートサロン Resalute(リサルーテ)

渡瀬 英子 先生

「キレイの先生」編集部

顔のシミで…

渡瀬先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「シミを予防する方法」です。

シミがあると、顔の印象も少し変わりますよね。

はい、やっぱり老けて見えてしまいますよね。

そうですね、シミがあると、どうしても老けた印象が強くなってしまいます…。

サロンのお客様にも、シミを気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、皆さん、気にしていらっしゃいますよ。

若くて、周りからみると「え、シミがどこにあるの?」というような方でも、シミを気にされていらっしゃったりしますね。

どのくらいの年代から、シミを気にされる方が増えてきますか?

そうですね…特に美意識の高い方は、何歳でもシミを気にされています。

例えば、よく日焼けされる方でしたら、若くてもシミが出ることもありますので。

シミは、いままでの生活から出てくるものです。

ですので、何歳になったからシミが出てくるというよりも、その方の生活リズムによるところが大きいですね。

シミの原因

シミの黒さは、何の色なんでしょうか?

メラニン」です。

表皮(ひょうひ・皮膚の表面の層)のいちばん下の基底層(きていそう)というところに、「メラノサイト」という細胞があるのですが、何らかの刺激で、そのメラノサイトがメラニンを作るように指示を出し、そこで作られたメラニンが上がってくることで、シミになります。

基底層について

表皮は、下の図のように、さらに細かい層に分かれていて、そのいちばん下の層が「基底層」です。

(シミが出来る)外側からの要因としていちばん大きいのが、紫外線です。

内側からの要因は人によって違いますが、例えば、ストレスもそうですし、ホルモンバランス健康状態も関係しています。

後は、身体に悪いものを食べると「シミが濃くなくなるな…」ということは、最近実感しています。

ですので、シミには食生活も大事ですよね。

年齢でシミが出来やすくなるのは?

年をとるほど、シミも出来やすくなると思いますが、それはどうしてですか?

ターンオーバーが遅くなることもそうですし、若い方よりも紫外線に当たっている量が多いことも関係しています。

後は、加齢による老化もあると思いますよ。

ターンオーバーとは

皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が剥がれ落ち、日々新しく生まれ変わっています。そのサイクルを、「ターンオーバー」といいます。

メラニンはターンオーバーで剥がれ落ちていきますが、ターンオーバーが乱れていると、なかなか剥がれ落ちずに、シミが固定してしまいます。

生活習慣でシミの原因になること

先程、紫外線やストレスなどの刺激でシミにつながるとおっしゃっていましたが、具体的に、生活習慣で「こういうことをしていると、シミが出来やすくなりますよ」といったことはありますか?

日焼け止めを塗らずに紫外線を浴びてしまうこともそうですし、お肌の生まれ変わり…ターンオーバーですね…それを遅くしてしまうようなこともそうです。

例えば、食生活の乱れや、運動しないといったことなどですね。

それに、疲労で免疫力が低下していることでも、シミが出来やすくなります。

後は、(シミの原因としては)スキンケアでのこすりすぎもありますし、普段ちゃんとお手入れができていなくてお肌が乾燥していると、シミも出来やすくなります。

それから、人によっては、クリニックでシミ取りをして、それが刺激になって、大きなシミが出来てしまう方もいらっしゃるようです。

ちなみに、産後は、どんなにケアをしていても、シミが出来やすいんですが、それは、(妊娠・出産による)ホルモンバランスの乱れから来るので、仕方ないと思います

シミを予防するには

先生のサロンでは、シミにはどんなケアをされているんですか?

例えば、「ピーリング」や「ゴマージュ」、「炭酸パック」などです。

ただ、シミを取るのには時間がかかって、最低8ヶ月かかるといわれています。

「最低」で8ヶ月ですか…?

はい、早くて8ヶ月ですので、実際は8ヶ月ではなかなか治らないと思いますよ。

食事に気を付けて、きちんとケアをして、というのを毎日やって、最短で8ヶ月というところじゃないでしょうか。

シミはいちど出来ると、長い付き合いになるんですね…。

はい、シミは簡単には取れないので、作らせないことがとても大切です。

UVケア

普段のスキンケアで、シミを予防するのに何ができますか?

まずは、UVケアをちゃんとやることです。

UVケアは年中することが大切といいますね。

そうですね、特に、紫外線は5月がいちばん強いといわれているので、そのくらいの時期からUVケアの意識を強めてほしいと思います。

例えば、主婦の方で、洗濯物を干すときにすっぴんで外に出たりする方もいらっしゃると思います。

たった10分でも、それが積み重なれば、10日で100分になります。

それが原因で日焼けしたりしますので、そういったときも、日焼け止めを塗ったり帽子をかぶったりしてほしいです。

保湿

(シミの予防としては)夏になる前に、お肌に水分をしっかり入れてあげることで、日焼けがしづらくなります。

例えば、フライパンでお肉を焼くときに油をひいておくと、よく焼けますよね。

でも、お水をひいていたら、お肉は焼けづらいと思います。

お肌もそういったイメージで、しっかり水分を入れてあげると日焼けしづらいです。

ですので、(日焼けの予防には)保湿も大切で、スキンケアで化粧水やクリームをたっぷり塗ってあげるのもいいですよ。

先生に「潤いのあるお肌の作り方」についてインタビューさせていただいたとき、ローションパックのお話がありました。

ローションパックは保湿力が高いので、シミの予防にも良さそうですね。

はい、いいと思いますよ。

お肌の乾燥を放っておくと、シミも出来やすくなってしまいますので。

角質ケア

(シミの予防には)角質をしっかり取ってあげることもおすすめです。

それは、角質ケアで余分な角質を取り除くことで、ターンオーバーを整えるということですか?

それもそうですが、角質は、お肌の表面に毎日必ず新しく乗ってくるものです。

それが、まだらになっていると、日焼け止めをきちんと濡れなくなりますし、(スキンケア)化粧品もお肌に入っていきづらいです。

同じ理由で、お顔にムダ毛があったりすると、日焼け止めを塗りづらくなるので、そういったケアもしてあげると、さらにいいですね。

自宅での角質ケアは、どうすればいいですか?

角質ケア専用の化粧品があるので、そういったものをお使いになればいいと思いますよ。

食べ物

シミを予防するのに、おすすめの食べ物はありますか?

栄養素でいうと、「ビタミンB6」・「ビタミンB12」・「ビタミンC」・「ビタミンE」などです。

それらの栄養素は、どうしてシミの予防にいいんですか?

(ビタミンB6などは)ターンオーバーの活性化にいいといわれています。

シミは、ターンオーバーの乱れから出来る方も多いですので。

ビタミンB6などは、どんな食べ物に含まれているんですか?

「ビタミンB6」はカツオ・サンマ・鮭・バナナなどに、「ビタミンB12」は卵・レバーなどに、「ビタミンC」はイチゴ・ピーマンなどに、「ビタミンB」はゴマ・ナッツ系などに含まれています。

生活習慣

シミを予防するのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

紫外線を避けることもそうですし、それから、ターンオーバーをしっかり促してあげたいです。

それには、睡眠・適度な運動・ストレス解消も大切ですし、お風呂につかることやストレッチなどもいいですよ。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、シミを予防する方法をまとめます。

1. UVケア
2. 化粧水やクリームをたっぷり塗って保湿する
3. ローションパックで保湿する
4. 角質ケア
5. ビタミンB6(カツオ・サンマ・鮭・バナナなど9
6. ビタミンB12(卵・レバーなど)
7. ビタミンC(イチゴ・ピーマンなど)
8. ビタミンB(ゴマ・ナッツ系など)
9. 紫外線を避ける
10. 睡眠時間をとる
11. 適度な運動
12. ストレス解消
13. お風呂につかる
14. ストレッチ

シミはいちど出来てしまうと消すのが大変です。

渡瀬先生も、シミを完全に消すには最低でも8ヶ月はかかるとおっしゃっていました。

だからこそ、シミは出来る前に予防することが大切です。

是非、先生に教えてもらったシミの予防策をご参考にしてみてください。

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