美容のスペシャリストが教えるキレイ

肌のくすみの原因と解消法!乾燥対策やマッサージで透明肌に!プロに聞く

本日のキレイの先生

木原 由佳 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「お肌のくすみ」です。

越谷 蒲生の美白フェイシャルサロンエステBerry の木原 由佳 先生にインタビューさせていただきました。

お肌がくすんでいると、疲れているようにみえてしまいますし、不健康そうな印象も強くなってしまいます。

お肌のくすみには、いくつかタイプがあって、血行不良から起こる場合もありますし、お肌の乾燥から起こる場合もあるといいます。

そのため、お肌のくすみを取るには、マッサージで血流を良くしてあげるのもおすすめだそうです。

お肌のくすみの原因や解消法を、木原先生に教えていただきました。

目次

肌のくすみの原因
・肌のくすみは何から起こる?
・生活習慣などで原因になること

肌のくすみを解消する方法
・角質ケアを取り入れるのもおすすめ
・洗顔後はすぐに化粧水でたっぷり保湿
・スキンケアのついでにフェイスマッサージ
・生活習慣で心がけたいこと

編集部の選ぶ肌のくすみにおすすめの化粧品

まとめ

肌のくすみの原因

木原先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「お肌のくすみ」です。

先生のサロンのお客様にも、お肌のくすみを気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、多くいらっしゃいますよ。

お肌がくすんでいると、見た目の印象も変わってくると思います。

そうですね、疲れてみえやすくなりますし、不健康な印象になったりします。

(参考:エステティシャンに聞く疲れ顔について

お肌がくすんでいると、あまりいい印象とはいえないですよね…(苦笑)。

そうですね、お肌がくすんでいるだけで、快活にはみえなくなってしまうといいますか…「大丈夫かな?」と心配されるような印象になりますので、いい印象とはいえませんよね(苦笑)。

先生は、どんな肌色が理想だと思われますか?

血色が良くて、透明感のある明るいお肌が理想だと思います。

(参考:美容セラピストに聞く肌の透明感について

お顔は本来、お肌は白くて、胸元や二の腕の裏と同じ肌色をしています。

え、そうなんですか!?

はい、ですので、胸元からお顔まで均一な肌色というのが、きれいですし理想的です。

私は、胸元と顔では、肌色が全然違うような気がします…(苦笑)。

胸元は白くても、お顔だけくすみのある方もいらっしゃいますよね…(笑)。

お顔は日焼けしやすいですし、刺激も受けやすい部分ですから。

肌のくすみは何から起こる?

お肌のくすみは、何から来ているんですか?

血行不良ですか?

お肌のくすみは、主に4つの原因があるのですが、血流の悪さもそのひとつですね。

血流が悪くなると、血液の酸素量も少ない状態になりますので、色が黒ずんでみえるようになります。

それは、血の色自体が変わるということですか?

はい、血行不良で酸素が少なくなることで、血の色が暗くなります。

その色が透(す)けてみえるのが、血行不良から来るくすみです。

肌色は、血液の色にも左右されますので。

それから、お肌が乾燥していて水分が足りていないことによっても、お肌は暗くみえます。

それに、角質(皮膚表面の古い肌細胞)が肌表面のたまって、角質肥厚(かくしつひこう・角質が皮膚の表面にたまって厚くなること)の状態でも、お肌の透明感はなくなります。

(参考:美容セラピストに聞く角質肥厚について

後は、メラニンの色素沈着で、お肌にシミが点在して色むらを起こしていることも、くすみの原因になります。

お肌のくすみには、いくつかのタイプがあるとのことでしたが、何から起こっている場合が多いんですか?

4つの内のどれかひとつというよりも、複合的に起きている場合が多いですよ。

肌のくすみは何から起こる?

1. 血行不良(血液内の酸素量が減少すると、血液が黒ずんでみえる)
2. お肌の乾燥
3. 角質肥厚
4. メラニンの色素沈着

生活習慣などで原因になること

お肌のくすみは、年齢も関係しているんですか?

はい、関係していますよ。

年をとるにつれて、ターンオーバーが遅くなりますので、古い角質がたまりやすくなります。

ターンオーバーとは

皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が剥がれ落ちて、日々新しく生まれ変わっています。そのサイクルを「ターンオーバー」といいます。

(参考:美容セラピストに聞くターンオーバーについて)

それに、年を重ねると、肩がこったり、疲れがなかなか取れなかったりして、身体に不調の出る方も多くなります。

それは、血流が悪くなっていることからも起こりますので、それによって、お顔もくすみやすくなります。

日々の生活習慣で、お肌のくすみの原因になることはありますか?

ひとつは、紫外線対策がきちんとできていないことです。

そうすると、シミも出来やすくなります。

それに、紫外線で、お肌も乾燥しやすくなりそうです。

そうですね、紫外線で日焼けしてしまうと、お肌の水分が蒸発しやすくなりますので、乾燥につながりますし、お肌を硬くしてしまいます。

それによって、お肌がゴワゴワして柔軟性を失う原因にもなりますね。

(参考:美容セラピストに聞く肌のごわつきについて

それから、クレンジング・洗顔で雑になっていて、古い角質をきちんと取り除けていないと、お顔はくすみやすいです。

例えば、クレンジング料や洗顔料の量が少なかったり、洗顔の泡立てが不十分だったりすると、汚れが落ち切れていない場合もあります。

後は、生活習慣の乱れも、お肌のくすみの原因になると思います。

はい、疲れ睡眠不足も、お肌のくすみに関係してきます。

後は、身体の冷えも良くありません。

例えば、お風呂に入らずにシャワーだけで済ましたり、夏場にクーラーをガンガンかけて過ごしたり、足を出すようなお洋服が多かったりすると、そういったことが積もり積もって、身体も冷えやすくなります。

肌のくすみの原因

加齢(ターンオーバーが遅くなり古い角質がたまりやすくなる、血流も悪くなりやすい、など)
紫外線対策が不十分(シミが出来やすくなる、肌が乾燥しやすい、など)
クレンジング・洗顔が雑になっている(クレンジング料などの量が少ない、洗顔の泡立てが不十分、など)
生活習慣の乱れ(疲れ、睡眠不足、など)
身体の冷え(シャワーで済ます、夏場のクーラー、露出の多い洋服、など)
など

肌のくすみを解消する方法

先生のサロンでは、お肌のくすみを解消するのに、どんな施術・ケアが効果的ですか?

いくつかありますが、例えば、デコルテのマッサージを行ってあげることで、血流も良くなりますし、お顔も透明感が出るようになります。

お肌のくすみを解消するには、顔だけケアすればいいわけじゃないんですね(笑)。

はい、お顔だけケアするよりも、ボディのほうからもケアしてあげることで、お顔も透明感が出て明るくなりますよ。

角質ケアを取り入れるのもおすすめ

お肌のくすみを解消するのに、スキンケアでやれることはありますか?

ひとつは、丁寧にお顔を洗うことです。

美肌の基本は、洗顔からです。

クレンジング・洗顔を丁寧に行って、顔の汚れに、余分な角質も落としてあげるということですね。

はい、それから、角質が肌表面にたまっている状態でしたら、角質ケア(余分な角質を取り除くお手入れ)もいいですよ。

(参考:美容セラピストに聞く角質ケアについて

お肌の生まれ変わり…ターンオーバーの周期は、年齢とともに遅くなります。

ですので、特に30歳を越えたら、できれば角質ケアを意識的に取り入れていただきたいです。

角質ケアには、「ピーリング(酸などの成分で角質をほぐして剥がれやすくすること)」や「スクラブ(微細な粒子で角質を剥がし落とすこと)」などの方法があります。

(参考:エステティシャンに聞くピーリングについて

自宅で角質ケアを行うとしたら、何がやりやすいですか?

ピーリングやスクラブもひとつの方法ですが、古い角質を取り除く成分の入っている化粧水を使って、コットンでお肌を拭き取っていただくのもいいですよ。

それでしたら、現在のお手入れにプラスアルファで取り入れやすいですよね。

「拭き取り化粧水」ですね。

(参考:美容セラピストに聞く拭き取り化粧水について

はい、それから、角質を取り除く成分の入っている洗顔料もあるので、そういったもので洗顔を行ってあげるのもいいです。

角質ケアは、毎日行う必要はありません。

例えば、お肌のくすみが気になるときにやるだけでも、お肌は変わってきますよ。

肌のくすみを解消する方法

(角質ケア)
ピーリングやスクラブを行う
角質ケア成分配合の化粧水で拭き取る
角質ケア成分配合の洗顔料で洗顔を行う

洗顔後はすぐに化粧水でたっぷり保湿

お肌のくすみを解消するには、保湿も大事なんですよね?

お肌の乾燥によっても、くすみは起こるとのことでしたから。

はい、洗顔後や、角質ケアを行った後は、すぐに化粧水でたっぷり保湿してあげたいです。

洗顔後のお肌は水分が蒸発しやすい状態といいますから、すぐに化粧水を付けてあげるのが大事といいますね。

はい、そうです。

  • くすみごわつきに美容家がおすすめする洗顔後すぐのミルク!

    キレイの先生 ブースターミルク
    うるおいが肌奥までギュッと引き込まれ、くすみ肌がフワフワ透明に!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

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スキンケアのついでにフェイスマッサージ

先程のお話では、お肌のくすみを解消するのにマッサージも効果的とのことでしたが、それはセルフケアでも同じなんですか?

はい、普段のスキンケアのときに一緒に、オイルやクリームですべりを良くしてから、マッサージを行うのもおすすめですよ。

お肌のくすみの解消には、どんなマッサージをすればいいですか?

マッサージは、(あご)・口の横・鼻の横・目の下・おでこをスタートにして、その5ラインで、まずは、お顔の中心から外側に向かって耳の下のほうに流し、そのまま鎖骨へと流していきます

耳の下は、リンパ節のある場所で滞(とどこお)りやすいので、5ラインのマッサージで毎回通ってあげると、マッサージの効果も高くなりますし気持ちいいですよ。

リンパについて

「リンパ」は、体内の老廃物や不純物を回収して排出する役割があります。リンパには「リンパ節」という器官があって、リンパで運んできた老廃物をろ過しています。リンパ節が滞ると、リンパの流れも悪くなってしまうため、リンパマッサージではリンパ節を流してあげることが大切になります。

(参考:リンパ専門家に聞くリンパマッサージについて

肌のくすみを解消する方法

(マッサージ)
1. 顎・口の横・鼻の横・目の下・おでこがスタート
2. 顔の中心から耳の下のほうに流す
3. そのまま鎖骨へと流す

生活習慣で心がけたいこと

お肌のくすみを取るのに、日々の生活習慣で心がけられることはありますか?

ひとつは、身体が冷えないように気を付けることです。

それには、例えば、毎日入浴したり、適度な運動をしたりすることもいいです。

それから、血流を良くするために、食事も意識していただきたいです。

冷たい飲み物ではなく温かい飲み物を摂ったり、身体を温める性質の食べ物を意識して取り入れたりするといいいですよ。

例えば、温かい飲み物でも、コーヒーよりも紅茶やココアのほうが、身体を温める性質があります。

身体を温める・冷やす性質というと、食べ物の旬の季節で判断することもできそうです。

冬が旬の野菜は、身体を温める作用があるといいますよね?

そうですね、ですので、お買い物のときに、温かい地域の食材よりも寒い地域のものを選ぶようにするのも、ひとつですね。

後は、食べ物では、納豆やキムチなどの発酵食品もおすすめです。

食事は、バランスが大事ですが、そうやって食べ物を意識することで、温かくなりやすい身体に少しずつ変えていくこともできます。

それが、お肌のくすみの解消にもつながるんですね。

はい、そうです。

編集部の選ぶ肌のくすみにおすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、木原先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、編集部の選んだ肌のくすみにおすすめの化粧品をご紹介します。

美容サロン経営者が肌のフワフワ透明感を絶賛

「乾燥スポンジに水分が入るみたいにうるおいが肌奥に引っ張られて、くすみ肌がフワフワ透明に!」

美容サロン経営者がそう話したのが、「キレイの先生 ブースターミルク」です。

ブースターミルクは、洗顔後すぐに付けるミルクで、このサイトに登場した数十名の美容家の先生方に協力いただき開発しました。

その開発協力者のおひとり、サロン結香 の矢澤 ともみ 先生の感想をご紹介します。

ブースターミルクで、肌がフワフワにやわらかくなって、くすみも取れて透明感も出てきました

肌が活発に動き出したような感じというのでしょうか(笑)。

それはブースターミルクで、スキンケアの保湿力がアップするのが大きいですよね。

ブースターミルクのあるなしでは、化粧水を付けたときの保湿感が全然違います(笑)。

ブースターミルクを付けると、その後の化粧水が、乾いたスポンジに水分が入っていくみたいに肌奥までギュッと引っ張られていくことを感じます!

それに、化粧水後しばらくそのままでいても、乾燥をほとんど感じませんでした。

それからもうひとつ驚いたのが、このテクスチャーです。

ミルクの予想を裏切るみずみずしさで(笑)、べたつきもないので使いやすいです!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

商品概要

キレイの先生 ブースターミルク

美容サロン経営者がくすみ・ごわつきにも絶賛した「キレイの先生 ブースターミルク」は、洗顔後の最初に使用するミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌奥まで引き込んで、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がうるおいを抱き込んで放しません。
定期購入のお申込みで初回50%OFFでお試しいただけ、配送回数の制限もありません。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円
●定期初回価格:税別1,490円

まとめ

今回のインタビューで挙がった、お肌のくすみを取る方法をまとめます。

1. 丁寧にクレンジング・洗顔を行う
2. 角質ケア(ピーリング・スクラブ、拭き取り化粧水、角質ケアも一緒に行える洗顔料、など)
3. 洗顔後は、すぐに化粧水でたっぷりと保湿する
4. 顔の中心から耳の下を通って、鎖骨のほうに流すフェイスマッサージ
5. 身体を温める(毎日の入浴、適度な運動、など)
6. 身体を温める食べ物を意識的に摂る(温かい飲み物、寒い地域で採れた野菜、など)
7. 発酵食品(納豆、キムチ、など)

お肌のくすみは、お肌の乾燥や、血流が悪くなっていることからも起こります。

そのため、お肌のくすみを取るには、スキンケアできちんと保湿することはもちろん、マッサージで血流を良くしてあげることも効果的です。

お肌のくすみが気になったときは、木原先生のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?

* 2018年3月1日に公開した『肌のくすみを解消するには?セラピストの教えるくすみを取る方法7つ』を再編集しました。