美容のスペシャリストが教えるキレイ

ほうれい線はマッサージで引き上げる!頭からたるみ解消!プロに聞く

本日のキレイの先生

松森 りか 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「ほうれい線」です。

美容整骨サロン 痛みの少ない小顔美調整 Salon de Trois Soleil の松森 りか 先生にインタビューさせていただきました。

ほうれい線は、いちばん気になりやすい老け顔のサインです。

ただ、ひとえにほうれい線といっても、いくつかのタイプがあって、乾燥シワから起こるものや、筋肉のたるみから起こるものがあるといいます。

例えば、筋肉のたるみから起こるほうれい線には、マッサージで頭の筋肉をほぐしてあげることがおすすめだそうです。

今回は、ほうれい線を消す方法を、松本先生に教えていただきました。

目次

ほうれい線の原因
・ほうれい線が出始める年齢は?
・ほうれい線には3つのタイプがある
・生活習慣で原因になること

ほうれい線を消す方法
・乾燥シワから起こるほうれい線には保湿を
・筋肉のたるみから起こるほうれい線にはマッサージ
・生活習慣で心がけたいこと

まとめ

本日のキレイの先生

美容整骨サロン 痛みの少ない小顔美調整 Salon de Trois Soleil

松森 りか 先生

「キレイの先生」編集部

ほうれい線の原因

松森先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「ほうれい線」です。

ほうれい線があると、見た目の印象も変わってきますよね。

そうですね、実年齢よりも上にみられやすくなりますし、疲れているようにみえたりもします。

(参考:美容セラピストに聞く老け顔について

先生のサロンのお客様にも、ほうれい線を気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、いらっしゃいますよ。

ほうれい線もそうですが、お顔全体のたるみでお悩みの方は多いです。

ほうれい線が出始める年齢は?

ほうれい線は、年が行くほど出やすくなると思いますが、何歳くらいから出始めますか?

そうですね…何歳とは、はっきりとは言いづらいところはあります…。

若い20でも、ほうれい線の出ている子もいますし…。

え、20代からですか!?

はい、ただ、若い子は、ほうれい線よりもフェイスラインのほうが気になりやすいので、ご本人はあまり気にされていなかったりもしますが。

年齢的には、40になってくると、ほうれい線が目立ってくるようになる印象があります。

そのくらいの年齢になると、お顔全体にたるみが出てきて、その中でも、目元のたるみなどと合わせて、ほうれい線は目立ちやすいです。

(参考:エステティシャンに聞く目元のたるみについて

そうすると、ほうれい線は20代で出る人もいますが、本格的な悩みとしては、40代以降に増えてくるような感じでしょうか?

そうですね、ほうれい線でお悩みなのは、特に40~50の方に多いように思えます。

ほうれい線には3つのタイプがある

ほうれい線は、何から起こっているんでしょうか?

お肌のたるみから来ているんですか?

ほうれい線には、いくつかのタイプがあります。

ひとつは、お肌が乾燥すると、お肌の表面に浅いシワが出来ると思いますが、それがほうれい線につながるケースです。

(参考:エステティシャンに聞く乾燥小じわについて

それから、筋肉のたるみによる深いシワが、ほうれい線につながるケースもあります。

皮膚は筋肉に付いていますが、例えば20代と40代では、筋肉の状態も変わってきます。

年をとるにつれて筋肉も衰えて、たるんできます。

そうすると、皮膚もその筋肉に引っ張られて、溝のような深いシワになっていきます。

年齢が上がるにつれてほうれい線が深くなるのは、そのためです。

後は、お顔の歪みからも、ほうれい線は起こります。

顔の歪みが、ほうれい線になるんですか…?

はい、皮膚は筋肉に付いていて、その筋肉は骨に付いています。

例えば、頬骨(きょうこつ)が前に出っ張ると、筋肉も前に押し出されてしまいますので、それで、ほうれい線の影が出来る場合もあります。

ですので、左右の頬骨の出っ張り具合によって、左右でほうれい線の深さが違ったりもします。

そうした骨の歪みから、筋肉の緊張やねじれが起こって、ほうれい線にもつながっていきます。

ほうれい線は、その歪みから来るタイプが、シワがいちばん深いです。

たしかに、骨は、筋肉や皮膚の土台ですから、そこが歪むと、たるみの原因にもなってきますよね。

はい、骨の歪みからほうれい線が出来るというのは、エステの業界でも、まだ珍しい考え方かもしれませんね。

ほうれい線のタイプ

1. 乾燥シワから起こるタイプ
2. 筋肉のたるみから起こるタイプ
3. 顔の歪みから起こるタイプ

生活習慣で原因になること

日々の生活習慣で、ほうれい線の原因になることはありますか?

ひとつは、猫背です。

生活の中では、どうしても前に傾(かたむ)く動作が多いので、避けるのが難しい側面もあるのですが。

私も猫背がひどくて、姿勢が悪いです…(苦笑)。

でも、どうして猫背がほうれい線につながるんですか?

猫背で、お顔が前に出ていると、頬骨が前に出る原因にもなるんですね。

先程のお話では、頬骨の出っ張りがほうれい線につながるとのことでしたね。

はい、ですので、現代社会では、スマホデスクワークの影響も大きいです。

スマホをみるときは、顔が下がって、猫背の姿勢になりやすいですもんね…。

はい、そうした習慣からも、ほうれい線につながってしまいますよね。

特に、20代でほうれい線の出ている子は、首と頭が前に出ているような「ストレートネック」になっている子も多いですよ。

20代でほうれい線が出るのは、お肌や筋肉の衰えというよりも、そうした生活習慣による歪みが大きいんですね…。

はい、ですので、猫背の状態から、姿勢をピシッとリセットする習慣を持つようにすると、ほうれい線の予防にもなりますよ。

ほうれい線を消す方法

ほうれい線を消すには、どうすればいいでしょうか?

いちばんは、歪みを矯正することが、根本的な改善になります。

ただ、それをご自分で行うのは難しいです。

歪みの矯正となると、先生のようなプロの方にみていただく必要がありますよね。

はい、ですので、今回は、根本的な歪みというよりも、お肌や筋肉にアプローチしていく方法をご紹介します。

乾燥シワから起こるほうれい線には保湿を

お肌の乾燥から来ている浅いシワのほうれい線でしたら、しっかり保湿していただくことで、徐々にそのシワは薄くなっていきますよ。

(参考:エステティシャンに聞く乾燥小じわの対策方法

スキンケアでしっかり保湿するには、どうしたらいいでしょうか?

例えば、保湿マスクなどのパックもいいですよ。

(参考:美容セラピストに聞くローションパック

ほうれい線を重点的にケアしたいということでしたら、コットンに化粧水をなじませて、コットンパックをするだけでも変わってきますよ。

(参考:エステティシャンに聞くコットンパックのやり方

それから、スキンケア化粧品は、ご自分のお肌に合ったものを選ぶことも大事です。

例えば、「この化粧品が流行っている」、「この化粧品の口コミがいい」と、化粧品をお選びになっている方もいらっしゃると思います。

ただ、化粧品は、他の人のお肌には合っても、ご自分の肌には合わない可能性もあります。

ですので、当たり前のことですが、自分の肌に合った化粧品をお選びになっていただきたいです。

サロンでも、肌分析を行って、そのお客様のお肌に合った化粧品をご提案するようにしています。

筋肉のたるみから起こるほうれい線にはマッサージ

はい、筋肉のたるみから来ているほうれい線には、「側頭筋(そくとうきん・こめかみあたりにある筋肉で、咀嚼するときに使う)」や「後頭筋(こうとうきん・耳の後ろあたりにある筋肉)」をマッサージするのも、おすすめです。

(参考:美容セラピストに聞く側頭筋について

ほうれい線を消すには、ほうれい線を直接マッサージするわけじゃないんですか?

はい、すべての筋肉は、ひとつにつながっています。

側頭筋や後頭筋が伸びたままの状態で緊張していると、お顔の小さな筋肉も、それに引っ張られてしまいます。

ですので、ほうれい線を改善するには、そこの頬だけを触るのではなく、それよりも上の場所にある側頭筋や後頭筋を触ったほうが、根本的なアプローチになります。

それは、マッサージでそれらの筋肉をゆるめていくということですか?

はい、そうです。

マッサージは、どうやればいいですか?

側頭筋は、目元から側頭部のほうに斜めにある筋肉です。

マッサージは、耳の上あたりに手の平を置いて、側頭筋に沿って、クルクルと回しながら上げていきます

後頭筋は、首の後ろにある筋肉です。

マッサージは、側頭筋のときと同じように、首の後ろに手の平を置いて、後頭筋に沿って、クルクルと回しながら上げていきます

ほうれい線が出ていると、フェイスラインが下がったり、首にシワが出たりもします。

このマッサージは、お顔全体のリフトアップにもなりますから、ほうれい線は目立ちにくくなりますし、フェイスラインや首のシワもきれいになってきますよ。

(参考:エイジングケア専門家に聞く首のシワについて

マッサージの方法

1. 側頭筋に沿って、手をクルクルと回しながら上げる
2. 後頭筋に沿って、手をクルクルと回しながら上げる

生活習慣で心がけたいこと

他に、ほうれい線を消すのに、やれることはありますか?

姿勢を見直すことです。

先程、猫背がほうれい線の原因にもなるとおっしゃっていましたね。

はい、ビシッと座ったり立ったりするのはなかなか難しいかもしれませんが、1分間くらい、姿勢をリセットするようなイメージを持つのもいいですよ。

そのときは、お腹を凹(へこ)まして胸を張るようにして、目線が正面に行くように意識します。

そういったことも、ほうれい線の改善につながります。

まとめ

ほうれい線は、何から起こっているかによって、対処方法も変わってきます。

乾燥シワから起こっているのであれば、スキンケアできちんと保湿してあげたいです。

筋肉のたるみから起こっているのであれば、マッサージで頭の筋肉からほぐしてあげるのもいいです。

顔の歪みからほうれい線が起こっている場合は、セルフケアでほうれい線を消すのは難しいので、プロの手を借りるのが良さそうです。

ほうれい線が気になる方は、その原因に合わせてアプローチも変えることも大切ですよ。

* 2018年1月15日に公開した『ほうれい線におすすめのマッサージ!美容整骨セラピストの教える方法』を再編集しました。