「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「唇をぷるぷるにする方法」です。
府中エステサロン SUHADA の 永松 麻美 先生にインタビューさせていただきました。
唇は、女性らしさの魅力が表れるパーツのひとつです。
唇がぷるぷるしていると、若々しさも出ます。
メイクで唇をぷるぷるにすることもできますが、唇が乾燥していたりシワがあったりすると、化粧ノリも悪くなってしまいます。
そのため、唇をぷるぷるにするには、日頃のお手入れも大切だといいます。
今回、永松先生には、唇をぷるぷるにするのに、普段のお手入れで心がけたいことを教えていただきました。
目次
唇をぷるぷるにするのに普段のケアが大事な理由
・唇が乾燥しやすいのはどうして?
・唇が乾燥する原因
唇をプルプルにする方法
・リップメイクは専用のメイク落としで優しくオフする
・リップクリームでこまめに保湿する
唇をぷるぷるにするのに普段のケアが大事な理由
永松先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「唇をぷるぷるにする方法」です。
そもそも、ぷるぷるしている唇というのは、どんな唇といえるんですか?
それは、唇がふっくらとしていて、うるおいのある状態です。
唇がカサカサしているよりかは、ぷるぷるなほうが魅力的ですよね…。
そうですね(笑)。
唇がふっくらしてうるおっているほうが、若々しくて活力があるようにみえやすいです。
それに、唇は、男性が性的な魅力を感じるパーツといわれているので、唇で魅力を感じるかどうか、というところもありますよ。
それから、20代の方はあまりピンと来ないかもしれませんが、お姉さん世代になってくると、唇にも年齢が出てきてしまいます。
唇をぷるぷるにするには、もちろん、メイクもひとつの方法だと思います。
はい、それこそ、テレビや雑誌で取り上げられるような「ぷるぷる唇」にするには、リップグロスでしたり、自然界にはないものを付けていかないと、なかなかそういった唇を作るのは難しいです。
唇に何も付けていない状態では、グロスを塗ったように感じにはならないですよね(笑)。
それは、そうですよね(笑)。
ただ、唇のうるおいがなくなって乾燥してきて縦ジワが出来たりすると、口紅やリップグロスもきれいに塗れなくなります。
それに、年をとると、ハリと弾力のクッションの部分がなくなってきて、唇の厚みがなくなって輪郭も不明瞭になりますし、唇の色も変わってきます。
ですので、唇をぷるぷるにするには、メイクだけではなく、そうしたケアも行っていきたいです。
唇をぷるぷるにするには、メイクだけではなく、日々のケアも大切ということですね。
はい、唇をぷるぷるにするには、メイクである程度作り込むことはできます。
ただ、唇にシワがあれば、そこにメイクの色素が入り込んだりして、メイクを落とした後にも、汚れが残って見えてしまう場合もあります。
ですので、唇をぷるぷるにするには、日頃のお手入れも大事になってきますよ。
唇が乾燥しやすいのはどうして?
唇は、とても乾燥しやすい場所ですが、皮膚とは別物なのですか?
唇の構造自体は、皮膚とほぼ一緒です。
ただ、唇には、油を出す皮脂腺(ひしせん)がほとんどないといわれています。
それに、汗をかくところ(汗腺・かんせん)もほとんどないので、皮脂膜(ひしまく)が作られません。
皮脂膜について
皮膚は、毛穴の皮脂膜から油分(皮脂・ひし)が分泌されていて、皮膚の表面で汗などの水分と混ざり合って、天然の保護膜(ひしまく)が作られます。皮脂膜は、皮膚の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激から皮膚を保護したりする役割があります。
唇は、皮脂膜がなければ、乾燥しやすいです。
はい、それに、外からの刺激にも弱いですね。
しかも、唇は、皮膚の表面の層である角質層(皮膚のバリア機能を担っている皮膚表面の層)がとても薄いです。
唇は、皮脂膜もないですし、角質層も薄い…道理で、唇は乾燥しやすいわけですね…。
そうですね、唇は、老化症状の出やすい特徴を持っているといえます。
唇が乾燥しやすい理由
・皮脂腺・汗腺がない(皮脂膜が作られない)
・角質層が薄い
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唇が乾燥する原因
後は、唇が乾燥しやすいのは、食べ物の刺激を受けやすいことも、影響がありそうです。
はい、それもありますが、唇は、胃腸など消化器系の反射区でもあります。
例えば、食べ過ぎた翌日、口周りにニキビが出来たりするのは、唇が、消化器系の影響を受けた症状として出ることもあると思います。
たしかに、お腹の調子が悪いとき、口元に吹き出物が出たりしますよね…。
はい、ですので、食べてすぐに寝てしまったり、消化に悪いものを食べたりして胃腸の調子が悪いと、唇もガサガサになりやすいですよ。
唇をぷるぷるにする方法
リップメイクは専用のメイク落としで優しくオフする
唇をぷるぷるにするには、どうしたらいいですか?
今回は、メイクで唇をぷるぷるにするというよりも、日々のケアについて教えていただきたいと思います。
まずは、口元のメイクは、専用のもので優しく落としていただきたいです。
リップメイクは、顔全体のメイクを落とすクレンジングではなく、専用のリップリムーバーなどを使いたいということですか?
はい、そうですね。
それから、リップメイクを落とすときに、できるだけ刺激を減らしてあげることも大切です。
摩擦は避けたいので、メイクをクレンジングシートで拭き取ったりするのではなく、クレンジング料をコットンに湿らせて、それを唇に当ててメイクになじませて、メイクを取ってあげるなど、リップメイクを落とすときは、ひと手間かけてあげることをおすすめします。
お顔全体のメイクとリップメイクを別々に落としても、唇をガシガシとこすったりして摩擦の刺激があるようでしたら、あまり意味はありません。
唇をぷるぷるにする方法
・リップメイクは、専用のクレンジング料で落とす
・クレンジング料をコットンに湿らせて、唇に当ててメイクになじませて、メイクを落とす(クレンジングシートで拭き取ることは摩擦になるので避ける)
リップクリームでこまめに保湿する
唇には皮脂膜がありませんので、保護するものを、自分で補ってあげることも大事です。
それは、リップクリームを塗るということですか?
はい、唇が乾燥する時間を作らないように、こまめにリップクリームを塗ってあげたいです。
リップクリームは、食べたりしゃべったりする間にも落ちやすいですから。
特に、夜寝ている間は体温が上がって、身体の水分が蒸発しやすい時間帯です。
ですので、寝る前にリップクリームを使ってあげることで、唇の乾燥の予防にもなりますし、翌朝に良い状態を作ることもできますよ。
そうすると、夜のスキンケアのときにも、リップクリームを塗ってあげたほうがいいんですか?
そうですね、それが理想ですが、夜のお手入れを行った後に、飲んだり食べたりする方もいらっしゃると思います。
そうすると、リップクリームが落ちてしまいますので、最低でも、夜寝る前には付けていただきたいです。
それから、サロンのお客様でも時々気になることがあるのですが、スティックタイプで固めのリップクリームをお使いになっていて、力を入れないとなかなか濡れないので、それをゴリゴリと塗るような方もいらっしゃいます。
私自身、ちょっと思い当たる部分があります…。
「きちんと塗らないと…」と、結構力を入れてしまっている気がします…。
そうして、リップクリームを塗るときにこすると、摩擦も強くなりますから、皮膚の表面にダメージを与えてしまったり、色素沈着の原因になったりもします。
そうすると、せっかくリップクリームを塗っているのに逆効果です…。
はい、ですので、リップクリームは、優しく付けていただきたいです。
例えば、指にリップクリームを付けてから、唇にポンポンと乗せてあげると、刺激が少ないですよ。
そういったちょっとした心遣いで、効果も大きく変わってきそうですね。
はい、それに、リップクリーム自体も、うるおい成分が多くて、テクスチャーがゆるめのもののほうが、摩擦は起こりづらいです。
特に唇が荒れている方は、そういったところにも気を付けるといいですよ。
唇をぷるぷるにする方法
・リップクリームをこまめに塗る(特に、夜寝る前には塗りたい)
・指にリップクリームを付けてから、唇にポンポンと乗せる
・リップクリームは、うるおい成分が多くてテクスチャーがゆるめのものを選ぶ
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まとめ
今回のインタビューで挙がった、唇をぷるぷるにする方法をまとめます。
・リップメイクは、専用のクレンジング料で落とす(クレンジング料をコットンに湿らせて、唇に当ててメイクになじませて、メイクを落とす)
・リップクリームをこまめに塗る(指にリップクリームを付けてから唇に乗せる、リップクリームはうるおい成分が多くてテクスチャーのゆるいものがおすすめ)
唇は、皮脂膜もほとんどありませんし、皮膚も薄いため、乾燥しやすいです。
だからこそ、丁寧にメイクを落とすことや、しっかりと保湿してあげたいです。
メイクで唇をぷるぷるにすることもできますが、普段のお手入れで、その土台を作ることも大切ですよ。
* 2017年12月25日に公開した『唇をぷるぷるにするには?美容家の教えるぷるぷる唇の作り方』を再編集しました。