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シミを薄くするには美白に肌代謝アップも大事!エステ員に聞く方法6つ

本日のキレイの先生

丹野 恵理 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「シミを薄くする方法」です。

茅ヶ崎東海岸南 プライベートサロン CREA の丹野 恵理 先生にインタビューさせていただきました。

シミを薄くするには、美白化粧品を使用することもそうですが、それと同時に、お肌の代謝を上げていくことも大切になるといいます。

そのためには、フェイスマッサージも良いですし、生活習慣から改善していくことも必要です。

丹野先生のサロンは茅ヶ崎にあって、日差しを浴びることの多い環境柄か、シミでお悩みのお客様が多いそうです。

そんな先生に、シミを薄くする方法を教えていただきました。

目次

シミの原因
・シミができるメカニズム
・生活習慣で原因になること

シミを薄くする方法
・スキンケアのポイント
・生活習慣で心がけたいこと

シミにおすすめの美白化粧品

まとめ

シミの原因

丹野先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「シミを薄くする方法」です。

先生のサロンは茅ヶ崎にあって、土地柄、シミでお悩みのお客様も多いとのことでしたね。

はい、そうですね。

茅ヶ崎は、海がすぐ近くで素敵な場所ですもんね(笑)。

シミがあると、見た目の印象も変わってくると思います。

やはり、実際の年齢よりも老けてみえてしまうので、そのあたりは美容上、マイナスですよね。

シミができるメカニズム

そもそも、シミというのは何なんですか?

メラニン色素が肌表面に蓄積している状態です。

シミは、ほとんどの場合は、紫外線によるものです。

紫外線を浴びると、お肌の表面に活性酸素が発生します

たしか、活性酸素は、紫外線からお肌を守るために発生するんですよね?

そうですね、たしかに、活性酸素は、お肌にとっていい側面も一部にはあります。

ただ、活性酸素が増えすぎると、お肌はなかなかいい状態をとどめることができなくなります。

活性酸素が増えすぎると、今度は細胞まで傷つけてしまうという話を聞いたことがあります。

はい、そうすると、お肌の奥のほうにあるメラノサイトという細胞から、「大変だ! お肌を守らなきゃ!」とメラニン色素が生成されます

それが、シミになるんですね…。

はい、メラニンは多少の量であれば、お肌を守ってくれる味方です。

ただ、メラニンが蓄積されてしまうと、シミにつながります。

そこで関係してくるのが、「ターンオーバー」です。

ターンオーバーとは

皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が剥がれ落ち、日々新しく生まれ変わっています。そのサイクルを、「ターンオーバー」といいます。

赤ちゃんや子どもは、メラニンが生成されても、ターンオーバーがきちんと働いているので、メラニンもうまく排出されます。

たしかに、子どものころは、日焼けしてもそれがシミになることはありません。

はい、ただ年をとるにつれて、ターンオーバーの周期も遅くなってきて、メラニンをうまく排出できなくなり、メラニンが蓄積されやすくなります。

そうすると、当然、年を重ねるほど、シミは出来やすくなると思います。

ちなみに、何歳くらいから、シミは出やすくなりますか?

個人差はありますが、30代くらいから増えてくる印象です。

20代は、小さなシミがあってもあまり時間がかからず消えていたという方でも、30代になると、シミが残りやすくなったという方もいらっしゃいますね。

シミのメカニズム

(原因が紫外線の場合)
1. 紫外線を浴びる
2. 紫外線から肌を守るため、活性酸素が発生する
3. 活性酸素が過剰に発生すると、細胞まで傷つけてしまう
4. それを防ぐために、メラノサイトからメラニン色素が生成される
5. ターンオーバーの周期が乱れていると、メラニン色素を排出できずに蓄積されていく
6. それが、シミにつながる

生活習慣で原因になること

先程のお話ですと、シミの原因は、やはり紫外線がいちばん大きいとのことでした。

それ以外に、日々の生活習慣で、シミの原因になることはありますか?

生活習慣の乱れによっても、活性酸素は発生します。

例えば、タバコをたくさん吸う、アルコールをたくさん飲む、腸内環境で悪玉菌が増える、睡眠不足、といったことには気を付けていただきたいです。

それから、ストレスです。

ストレスは、イライラしたりするような感情面のものもありますが、環境面による影響もあります。

例えば、子育てや仕事で忙しすぎたりすることも、そうですね。

それから、身体の冷えなどの肉体的なストレスもあります。

そういったストレスを過剰に抱えることも、活性酸素が発生する原因になります

ちなみに、ターンオーバーの周期が乱れていると、シミも出やすくなるとのことでした。

ターンオーバーは、どんなことで乱れてしまうんですか?

それも、ひとつは、ストレスです。

それに、生活習慣も関係してきますね。

後は、血流が悪くなると、細胞自体の元気がなくなってきて代謝が落ち、ターンオーバーが

乱れやすいです。

シミの原因

紫外線
生活習慣の乱れ(タバコ、アルコール、腸内環境の乱れ、睡眠不足、など)
ストレス
など

シミを薄くする方法

スキンケアのポイント

シミを薄くするには、どうしたらいいですか?

基本的には、蓄積されたメラニンを排出することが必要です。

それには、何が効果的なんですか?

ひとつは、「ビタミンC誘導体」・「プラセンタ」・「アルブチン」・「コウジ酸」などの美白効果のある成分が配合されたスキンケア化粧品をお使いになることです。

そういった成分を補うことで、細胞を元気にして、新陳代謝の促進につながります。

それから、ピーリングも、ひとつの方法です。

ピーリングとは

ピーリングは、酸などで、余分な角質(肌表面の古くなった肌細胞)をほぐして剥がれやすくするお手入れのことをいいます。

ピーリングで、古い角質を取り除くことで、お肌の代謝を上げていくんですね。

はい、当サロンでも、シミでお悩みのお客様には、ソフトなピーリングを1週間~10日のペースで5回くらい繰り返して行います。

その上で、ビタミンC誘導体のイオン導入(電気の力で美容成分を肌奥まで届ける機械)をかけて、美白パックで仕上げるようなトリートメントを行っています。

後は、シミにも、フェイスマッサージはいいですよ。

毛細血管が活性化して血行促進になります。

それによって、栄養が肌細胞まで行き渡ることで代謝も上がり、お肌が元気になって細胞が新たに生産されるようになります。

そうやってターンオーバーを整えることができれば、メラニンの排出にもつながって、シミを薄くすることにもつながりますね。

はい、マッサージは強くやりすぎるは良くないので、適度な力で行うようにしましょう。

シミを薄くする方法

(スキンケアなど)
美白効果のある成分が配合されたスキンケア化粧品を使用する(ビタミンC誘導体、プラセンタ、アルブチン、コウジ酸、など)
ピーリングを行う
フェイスマッサージを行う(血行が良くなることで代謝も上がる)
など

生活習慣で心がけたいこと

シミを薄くするのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

例えば、シミにおすすめの食べ物はありますか?

まずは、バランスの良い食事が大前提です。

その上で、お肌のためにも、良質な「タンパク質」を摂ることは大切ですし、「亜鉛」もお肌には大切な栄養素です。

亜鉛は、レバーやカキに含まれていますが、それらが苦手な方はサプリなどもありますね。

シミには、「ビタミンC」や「ビタミンE」などのビタミン全般もいいですね。

特にビタミンCは、摂取してすぐ排出されやすいので、こまめに摂っていただきたいです。

それに、サケ・イクラ・エビ・カニなどに含まれている「アスタキサンチン」や、トマトなどに含まれている「リコピン」、ニンジンなどに含まれている「カロチン」もいいですね。

イメージ的には、色の濃い野菜がおすすめです。

日々の生活では、代謝が落ちないように、シャワーではなくお風呂に5~10分くらいつかっていただいて、身体を温めて冷やさないようにすることも大切です。

それから、一見シミとは関係ないように思えるかもしれませんが、深呼吸もおすすめです。

体内に酸素が行き渡ることで、細胞も元気になって代謝も上がります。

そうやって身体がいい方向に変わっていくことで、シミ対策にもつながっていきますよ。

後は、睡眠も大切です。

特に、「ゴールデンタイム」と呼ばれる時間(22:00~02:00)には、眠りについていたいです。

それが難しい場合でも、睡眠の質を高めるために、ストレスをためないような生活を心がけていただきたいですね。

シミを薄くする方法

(生活習慣)
バランスの良い食事をする
その上で、肌に必要な栄養を摂る(良質なタンパク質、亜鉛、など)
シミに良い栄養を摂る(ビタミン群、アスタキサンチン、リコピン、カロチン、など)
お風呂などに入って身体を温める(それによって代謝が上がる)
深呼吸
十分な睡眠をとる
など

シミにおすすめの美白化粧品

「キレイの先生」編集部です、ここまでが丹野先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、シミにおすすめの美白化粧品をご紹介します。

ホワイトショット SXS

ポーラの美白スキンケア化粧品ブランド「ホワイトショット」の美白美容液です。
独自の美白研究による「アライブクリア機能」でシミの原因となるメラニンの量を適切に整えてシミの発生を防ぎ、ポーラオリジナルの医薬部外品「ルシノール」がメラニンの生成そのものを抑制します

●内容量:20g
●通常価格:税別12,000円

まとめ

今回のインタビューで挙がった、シミを薄くする方法をまとめます。

1. 美白化粧品を使用する
2. ピーリングを行う
3. フェイスマッサージを行う
4. バランスの良い食事の上で、肌に必要な栄養や美白に良い栄養素を摂る
5. 深呼吸を行う
6. 生活習慣を整える(お風呂に入る、十分な睡眠をとる、など)

シミを薄くするには、美白効果のあるスキンケア化粧品を使用することもそうですが、それと同時に、肌代謝を上げていくことも大事といえそうです。

それには、フェイスマッサージなどは手軽に行えますし、お手入れにピーリングを取り入れるのもおすすめです。

生活習慣から改善していくことも大切ですね。

シミでお悩みの方は、丹野先生のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?

* 2017年11月29日に公開した『シミを薄くするには?スキンケアや食べ物などの11の方法!』を再編集しました。

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